今日は「トランスフォーマーシージ(国内版)」から「SG-42 スピニスター」をご紹介!
商品名 | SG-42 スピニスター |
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シリーズ名 | トランスフォーマーシージ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2020年1月23日 |
価格 | ¥3,500(税抜) |
というわけで、シージ版デラックスクラス「スピニスター」です!「スピニスター」はG1時はUK版マーベルコミックに登場した(映像作品には未登場)ディセプティコンのターゲットマスターです。当時日本では玩具も発売されておらず、ここ最近の玩具としてもBotConやTransformers Collector’s Club限定で発売されていた程度で(あとは彼自身が武器になってたり…)、完全新規のリメイクとしては初登場となります。ちなみに、シージが展開される前の商品化ファン投票で惜しくも選ばれなかったのですが(選ばれたのはミラージュVSインパクター)、ハスブロによほどのスピニスター好きがいるのか、ファン投票関係なく通常ラインで発売されることになりました。海外ではWave5「WFC-S48 Spinister」として発売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。
イラスト面。アースライズと比べてみると、やっぱりシージは躍動感あふれる激しいイラストになっています。
ちなみに、説明書がディセプティコンではなくオートボットになってしまっています(色も)…
【ロボットモード】
ロボットモード。背中のヘリコプターのローターも相まって、デラックスクラスのなかでも大きくスタイルもカッコイイ!さらにこの独特な当時のカラーリングが今見るとすごくクールで、膝下がクリアパーツなのも面白いです。あとは、ビークルモードがヘリコプターなのですが、両足にキャノピーが見えるけどどう変形しちゃうの!?というワクワク感もあって、発売前は早く変形したくて仕方ありませんでした。シージ特有のウェザリングは前腕部分と、太もも部分に施されています。
背面。背中はスッキリまとまっています。背中のローターはこの角度で固定できるようになっていて、仕組みはシンプルだけどなるほどと思えるような作りになっています。あと、足回りとかしっかり背面も埋まっているのもいいですね。
前面&背面。
側面。
バストアップ。縦に潰れたコンボイみたいな顔ですが、なかなかレトロ感出れていい感じ。マスクだけ水色なのも結構なインパクトでカッコイイ。
続いて武器。ターゲットマスターではなく、それを模した通常の武器が付属、まずは「NFM デュアルフュージョンキャノン」。
もうひとつは「スピンブラストパーティクルビームキャノン」。
武器は重ねて持たせたりも可能。ちなみにシージではバトルマスターとして本来の2人を揃えることができます(後述)。
【ビークルモード】
ビークルモード。ヘリコプターに変形。シージはセイバートロン星(惑星サイバトロン)での物語なので、これはセイバートロン星での姿となりますが、G1時のモチーフである軍用ヘリ「アパッチ」を彷彿とさせるデザインになっています。
背面。前後でガラッと色が変わる感じも面白い。テール部分もしっかり後ろに伸びていてボリューム感もあります。変形は上でも言った両足にデザインされたキャノピーがどうなるかなど含めて、パーツの移動が面白い変形になっています。シージらしいカッチリ変形なのもいい感じ。
前面&背面。
側面。
底面にはフィギュアスタンド用の穴が来るようになっています(ロボットモード共通)。また、ランディングギアは前方に1個のみで、倒しておくこともできます。ちなみに、両足のキャノピーの片方は底面後部に配置されています。
ローターは軽い力でくるくる回ってくれます。もちろんテールローターも回りますが、両方回しての撮影は失敗に終わりました…
【比較】
何と比較しようか迷ったのですが、スピニスターの大きさが分かるものとしてディセプティコンのデラックスクラスの「インパクター」、「バリケード」と。シージのデラックスクラスは大きくなると肉抜きもま目立ってくるのですが、今回のスピにスターはそれもほとんど感じません。
ビークルモードでも。スピニスターはビークルモードでも大きく広がった感じがいいですね。こんなことならタイタンズリターン版の「クウェイク」買っとけばよかったなあ。
ボイジャークラス「メガトロン」と。さすがにボイジャークラスよりは小さい感じ。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動はシージの中でもかなり優秀な可動範囲になっています!変形のおかげで肘は二重関節だし、足首も縦横両方に動くので接地性も抜群。手首も動くしかなり優秀!以下写真続きまーす。
立ち膝も余裕でOK。
デザインは膝下以外は箱っぽさが強くオーソドックスだけど、その分可動や変形が凝っているのでグリグリ遊べます。
お尻にフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って、足首を立てにも動かせるのでジャンプの躍動感もこの通り!
本来のターゲットマスターパートナーである「シュルート(旧名:ヘアスプリッター)」(写真左側)と「シンジ」(写真右側)。「シンジ」は「SG-43 シンジ」として単品で発売されていますが、「シュルート」は「ディセプティコン ファントムストライクスコードロン」に入っているバトルマスターなので入手難易度は高め。
ロボットモードでも。重要なバトルマスターたちは限定版にしれっと入ってくるから恐ろしい…
以上、「トランスフォーマーシージ(国内版)」から「SG-42 スピニスター」でしたー!シージの新規造形でのデラックスクラスとしては最後の登場となった「スピニスター」ですが、シージのトリにふさわしい素晴らしい出来になっています!こうして完全新規で作られたことも嬉しいのですが、変形、可動とも申し分なく、また昔はこのビビットなカラーリングはいかにも海外っぽい感じでしたが、今見るとすごくクールでカッコイイ!ちなみにホビージャパン2020年7月号によるとこの「スピニスター」を開発したのはタカラトミーの若手デザイナーの廣瀬旬哉氏とのこと。シージではボイジャークラス「スプラング」や、スタジオシリーズ版ボイジャークラス「センチネルプライム」など、ここ最近評価の高いトランスフォーマーを手掛けており、トランスフォーマーの未来を担う今後要チェックのデザイナーさんです!ということで、アースライズが始まってしまってちょっと遅くなってしまいましたが、すごく良いものなのでどうしてもレビューしたいと思っていたもので、また、スピニスターというキャラを知らずともそのキャラを好きになってしまうような逸品になっていると思います!オススメ!
縦潰れコンボイから有望デザイナー紹介までこなしちゃうとは…こりゃスピニスターでテンション上がってますな?