今日は2019年3月16日に行われた「祝!35周年!お台場決戦「トランスフォーマー 戦え!超ロボット上映会」」の様子をご紹介!
2019年3月16日(土)にユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われた「祝!35周年!お台場決戦「トランスフォーマー 戦え!超ロボット上映会」」に行ってまいりました!今回のこのイベントはロボ特撮研究家であり漫談DJでもあるロボ石丸氏(@robo1954)の主催で、タカラトミーとヒーローXの書籍の出版を手がける株式会社メディアボーイの協力で行われた、トランスフォーマー公式の上映イベントです。イベントの内容はアニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』、『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』の傑作選の上映と、ゲストによるトークステージで構成され、上映中の拍手、歓声、応援が可能なトランスフォーマー初の「応援上映会」です!上映中の雰囲気を伝えるのはなかなか難しいのですが、とても楽しい体験で、トークステージも興味深い話ばかりだったので頑張ってまとめていこうと思います!それではいってみましょー。
【展示&物販】
会場であるユナイテッド・シネマ アクアシティお台場はお台場にある複合施設アクアシティお台場にあるシネコン。上映会は18時30分からのスタートでしたが、その前の17時からタカラトミー、プライム1スタジオ、アルファマックス3社による特別展示と、17時30分からはグッズの物販が行われました。
展示、物販が行われたのはロビーの一角なので、上映会に参加しない人でも見ることができました。
タカラトミーの展示は歴代司令官をメインとした展示に。
ファミコンソフト「コンボイの謎」も。
アルファマックスからはメガアクションシリーズの「オプティマスプライム」と「メガトロン」が展示。でかい!
プライム1スタジオからは日本未発売のジョシュ・ニジー氏デザインの「オプティマスプライム」と「ネメシスプライム」が展示。
物販はヒーローX関連の書籍とTシャツがメイン。今回のイベント限定で最近ではマスターピースのデザインにも深く関わるイラストレーターの大嶋優木氏によるユニクロン35周年記念Tシャツが販売されました。とても好評で、管理人ももちろん購入したのですが、早々に売り切れてしまっていたようです(再生産ありとのこと)。またこのイベントに合わせて再販された「トランスフォーマージェネレーション デラックス ザ・リバース:35周年記念バージョン」も途中挟まれた休憩時間で品切れになっていたようです。
【会場】
上映会が行われたのはユナイテッド・シネマ アクアシティお台場の3番スクリーン。約320人を収容する比較的大きなスクリーンですが、それが今回ほぼ満席というから驚き!
スクリーンの入り口には特別ゲストとして、コンボイ司令官が出迎えてくれていました!とても人気で絶えず一緒に写真を撮る人がいました。搬入がとても大変だったようです…
時間を迎えスクリーンに入場。驚きだったのは女性のお客さんがとても多かったこと。半分は女性と言っても過言ではないほどで、初代アニメのファン層の広さを実感しました。
いよいよ開演時間となり、主催で総合司会のロボ石丸氏からの挨拶と上映に先立っての注意事項の説明がありました。ちなみに今回のイベントはトークステージ時に設けられたフォトセッションを除き撮影、録音は禁止だったので、以下からは管理人のメモと記憶を元に構成しています。つきましては抜けや、管理人による補完も多々あり、実際に話されたそのままのものではないことをご了承下さい…!
【喜多川拓郎さん&難波圭一さんトークステージ】
まずは「喜多川拓郎さん&難波圭一さんトークステージ」からスタート。お二人は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』、『2010』などで様々なキャラクターを演じた大ベテランの声優さんです!
喜多川 拓郎(きたがわ たくろう、1949年12月12日 – )は、日本の俳優、声優、ナレーター。東京都出身。
1985年
戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー(クリフ、リジェ、インフェルノ、ワーパス、グリムロック)1986年
戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー(アストロトレイン他)
戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010(グリムロック、ワーパス、アストロトレイン他)1989年
https://ja.wikipedia.org/wiki/喜多川拓郎
トランスフォーマー ザ・ムービー(クリフ、グリムロック、アストロトレイン)
難波 圭一(なんば けいいち、1957年8月26日 – )は、日本の声優、俳優、ナレーター。藤賀事務所所属。ケッケコーポレーション代表。山口県岩国市出身。血液型はAB型。
トランスフォーマーシリーズ
戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー(チップ、通信員ブロードキャスト、航空兵ダージ、他多数)
トランスフォーマー ザ・ムービー(通信員ブロードキャスト、建築兵スクラッパー、採掘兵スカベンジャー、クインテッサ星人5、シャークトロン3)
戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010(通信員ブロードキャスト、航空兵ダージ、アニマトロン参謀ラムページ、プリマクロン)1987年
トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ(ツインキャスト(ブロードキャスト)、ホワイトレオ、ポリス)1988年
トランスフォーマー 超神マスターフォース(ワイルダー / 指揮官ワイルダー)1989年
https://ja.wikipedia.org/wiki/難波圭一
戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV(レオザック/ライオカイザー)
トークイベントの司会進行はトランスフォーマーファンの間ではおなじみ、トランスフォーマーDJこと声優の泰勇気氏。今回ゲストが大ベテランの声優お二方ということで、泰さんも少々緊張している様子でした。泰さんの呼び込みで喜多川拓郎さんと難波圭一さんが登場。喜多川さんは大柄な体格ですがとても穏やかな雰囲気で、普通の話し方からはトランスフォーマーで演じたキャラクターのイメーシにあまり結びつかないような感じ(強いて言えば頭の良くなったグリムロック?)。一方、難波さんは明るくひょうきんな感じがにじみ出ており、常に冗談を交えて話すので、ブロードキャストやチップの快活さが地声からも感じられ、ステージイベントも終始笑いに包まれ和やかに進行していきました。トークタイムは大体30分程度で、以下話された内容の一部をご紹介します。
・喜多川さんは当時のことはなんとなく覚えられていて、一方難波さんは「何も覚えていない」とは言いつつ、話しているうちに徐々に思い出してきたような感じ。「皆さんのほうが知ってる」、「(皆さん)色々教えてください」。
・これまでなにか「トランスフォーマー」関連のイベントなどご出演したことはありますか?という質問にはお二人とも全く無いとのこと。
・当時の現場の雰囲気は?という質問に対して、「男ばかりでむさ苦しかった」、「古くて狭いスタジオだった」、「本番になると音が入るから空調を止めていた」、「臭くて剣道場みたい。先輩たちは芝居も臭かったけど(笑)」。
・難波さん「ほとんど忘れてるけど、当時声が高かったから女性が現場にいなかったからキャーとかやってた。ギャラは安かったけど」。
・当時新人で先輩たちは怖くなかったか?という質問に対して、喜多川さん「厳しくはなかった。みんな大変だったから」。難波さん「みんな優しかった。怖かったことも忘れたのかも(笑)」、「みんなで飲みに行った」。喜多川さん「みんなで車を出して旅行に行った。玄田(哲章)さんが車買ったばかりで怖かった」。玄田さんは「僕の車はエンジンブレーキがついてないんだよ」と言っててそんなのどこに売ってるんだよ、と大笑いしていた。
・難波さん「ホイルジャック役の阪さんはカタカナが苦手で全部漢字に直してた」。
・デストロンの声にはエフェクトがかかっていたがどうやっていたか?という質問に対して、喜多川さん「その場で紙コップを口につけてやってた」、「台本を片手に持ってるから、紙コップにゴムをつけて耳にかけていた」。難波さん「数なくてすぐに違う役をやらないといけないから先輩のを使いまわしていた」(会場どよめく)。喜多川さん「グリムロックはセリフが短かったから使いまわしはなかった。オレ頭悪い、しか言ってないから(笑)」、「マスク顔で(口を合わせなくてよくて)楽だった」。
・「トランスフォーマー観てました」とか言われることありますか?という質問に対し、喜多川さん「グリムロック宛でファンレターを何度かもらったことがあってびっくりした」。難波さん「海外のファンからファンレターをもらったことがあって嬉しかった」。
・『2010』になって新しい声優さんが入ってきて、現場はなにか変わりましたか?という質問に対して。お二人とも「別に全然」。「何かしら他の現場で会ってたから」。「声優さんの数もいまより少なかったからみんな知っていた」。難波さん「堀内賢雄とは毎日会ってた。夢にも出てきた」。
・その後、紙コップを使って当時のアテレコの雰囲気を再現するコーナーに。喜多川さん「底に針で穴を開けたり、完全に開けたりしていろいろ試してた」。お二人が穴を開けたりして色々セリフを試すと、本当に当時の雰囲気が出て会場一同興奮。
・泰さんから読んでほしいセリフをまとめた紙を渡され実演コーナーに。喜多川さんは「グリムロック」、難波さんは「ブロードキャスト」のセリフを読むことに。喜多川さんは紙コップを使ってグリムロックを演じたのですが、それまでの優しい話し声から一転、低く力強いあのグリムロックに!また、難波さんはあれだけ当時のことを忘れたと言いながら、いざセリフを読み出すとそこにはブロードキャストが!!お二人の演技には鳥肌が立ち感動しました!もちろん会場も大きな拍手と大歓声に包まれました。
その後、フォトセッションコーナーに。喜多川さんはパワーオブザプライム版「グリムロック」を、難波さんはレジェンズ版「ブロードキャスト」を持っての撮影タイムとなりました。
喜多川さんはこのイベントのことを終了後Twitterでもつぶやいてくれています。
トランスフォーマー!上映会に参加させていただきました。皆さんの情熱に感激しました。ありがとうございます。 pic.twitter.com/wAVumoUOUo
— 喜多川拓郎 (@Kitaginga) 2019年3月16日
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』上映
喜多川拓郎さん、難波圭一さんのトークステージが終わるといよいよ上映会の開始。まずは『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』からスタート。上映エピソードの第6話「SOS!サイバトロン」 、第22話「二人のコンボイ」 、第53話「スタースクリーム軍団」 の3つ。このうち第22話「二人のコンボイ」はロボ石丸氏のTwitterの投票で決定したもの。
【求む!拡散!投票!!】3/16『祝!35周年!お台場大決戦 #トランスフォーマー 戦え!超ロボット上映会』上映エピソード第3弾は以下4択アンケートより選抜、回答期限は本日23:00です。奮ってご参加を!前売好評発売中!↓↓https://t.co/KdCVdi35UZ#トランスフォーマー上映会 #TF上映会 #応援上映
— ロボ石丸 (@robo1954) 2019年2月16日
そして上映される順番は事前に明かされず、上映が始まって初めてお客さんたちが知る方式が採られました。ということで、上映された順番は以下の通り。
・第22話「二人のコンボイ」
接触すると、電気回路を持つ機械を爆発させてしまう危険な鉱物コロニウム・クリスタルを発見したメガトロンは、コンボイのクローン・ロボットを送り込み、サイバトロンを欺いてクリスタルの谷に誘い出そうとする。
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』DVDボックス1 解説ブックレットより
・第6話「SOS!サイバトロン」
兵器工場を襲撃したデストロンに一人で挑んだコンボイがチップ達をかばって重症を負ってしまった。コンボイの命を救うのに必要なコズミトロンを確保するため、チップとバンブル達はセイバートロン星へと赴くが…
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』DVDボックス1 解説ブックレットより
・第53話「スタースクリーム軍団」
今日も今日とてメガトロンの命をつけ狙うスタースクリームに、ついにメガトロンの堪忍袋の緒が切れた!ガダルカナル島に追放されるスタースクリームだったが、彼はこの島に残されていた第二次世界大戦中の兵器の残骸を利用して私設部隊コンバットロンを作り出し、メガトロンに復讐することを企む。セイバートロン星に帰還したスタースクリームはデストロンの刑務所から5体の政治犯のパーソナルコンポーネントを盗み出した…
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』DVDボックス2 解説ブックレットより
オープニングでは毎回手拍子が起こり、またコンボイが崖から転げ落ちるシーンでは笑いが起こりました。各エピソードごとの細かな説明は今回は割愛しますが、これまで管理人も何度もDVDを見返しているはずなのですが、大きな画面で見るからこそ初めて気づくことが多く驚きました。また、管理人は応援上映というものは初体験だったのですが、こんなにも笑えて興奮するものとは思ってもいませんでした。家で観るときはなんでもなく思えていたシーンが、大画面でかつ発声OKという状況で見ることによってものすごく面白く感じ、管理人は終始涙を流しながら笑ってしまっていました。キャラクターの一挙手一投足だったり、台詞回しだったり、当時のアニメだからこその唐突さや間の使い方すべてが楽しい!また、大画面で見るトランスフォーマーたちは本当にそこにいるようで、かっこよくて愛おしく感じました。そして、このアニメであったからこそ、今もこうしてトランスフォーマーはたくさんの人たちに愛され、管理人は玩具で遊び続けているのだなあ、としみじみ感じました。
【タカラトミー幸日佐志さん&ホビーライター島田康治さんトークステージ】
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』3エピソードの上映後、休憩を20分はさみ、続いて「タカラトミー幸日佐志氏&ホビーライター島田康治氏トークステージ」が行われました。タカラトミーの幸日佐志氏は数々のトランスフォーマー玩具を手がけるデザイナーさんで、過去には「ライオコンボイ」や「ビッグコンボイ」、マスターピース版「スターセイバー」などをご担当されています。一方の島田康治さんはこれまで数々のトランスフォーマー関連書籍の編集を担当してきたライターさんで、「トランスフォーマージェネレーション」や「フィギュア王」などで「島田康治(TARKUS)」の名前を見かけている方も多いのではないでしょうか。
せっかくの機会なので、ざっくりと単行本やらメイン特集やら、主な過去仕事(TF関連)をまとめてみました。余白部分は少しだけ一般にも頒布されたコンテンツブックを入れる予定。ギャラクシーフォースはブックレットを半分パートくらい担当しました。ジャケ絵ラフを描くお仕事は大変愉しかったですw pic.twitter.com/Hrhfqo4iBu
— 島田康治 (@Koji_Shimada) 2019年3月15日
ということで、このステージに関しても管理人の記憶とメモを元にまとめていきます!このステージも泰勇気さんの司会で進行していきました。
・まずは幸さん自己紹介から。玩具の開発から、シリーズの企画や、イベント対応や、クリスマスシーズンは売り場応援で一般のお店でお手伝いまでするとか。
・続いて島田さんの自己紹介。20年トランスフォーマーの出版物を手がけており、今回復刊されたメディアボーイ刊「トランスフォーマージェネレーションデラックス」や開催中のパルコのイベントの図録なども手がけています。
・幸さん「「トランスフォーマージェネレーションデラックス」はトランスフォーマーチームに配属されると支給される」。
・幸さん「「トランスフォーマージェネレーションデラックス」の続きほしいですよね?」(管理人大きく拍手)。島田さん「再販の売れ行き次第では…」。
・島田さん「「トランスフォーマージェネレーションデラックス」に掲載されいるデザイン画の実際の試作の写真が発売中の「フュギュア王No.253」に載っている」。幸さん「未公開の資料はまだまだあるから機会があればみんなに見てもらいたい」。
・島田さん「当時試作をしまうのに使われている靴箱を今回のパルコのイベントで公開しいって言ったらダメって言われた」。幸さん「当時の上司が試作をしまうのにちょうどいいから靴屋から大量にもらってきていた」。泰さん「だから靴に変形するトランスフォーマー出たんですね」。
・島田さん「前半のトークイベントで出た「玄田さんの車にエンジンブレーキがついていない」話を本人に確認したことがある。本人はわざと冗談で言ったが、堀内賢雄さんが言いふらしたらしい」。
・幸さんと島田さんのトランスフォーマーとの出会い。幸さんは高校生で「セイバートロン星が地球と衝突する回(「破滅の日」)でコンボイとメガトロンのやり取りを見て衝撃を受けて「毎回見なきゃ!」と思ったらすぐ終わった(笑)」。島田さん「なぜか最初からビデオで録画して見ていた」。
・幸さん「(上記のようなこともあり)入社して『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』を見たかったが社内にも全てはなく、自分が見たかったからトランスフォーマー10周年のときにLDボックスを出したいと企画を出した」。いま出ているDVD(BD)もマスターにはLD時にマスタリングしたものが使用されているので、今回こうして上映会が開けるのも幸さんのおかげ!当時LDボックスの作業をほぼ幸さんが担当していた(通販の発送の手続きまで!)ので、「何をやってるんだ」と先輩に怒られたそう(その後別部署に引き継がれた)。
・幸さんが初めて買ったトランスフォーマーの玩具は「スーパージンライ」。「ジンライの胸の表と裏が入れ替わるのを見て、設計者の思考の柔軟さに驚き、そこで玩具を作る仕事に就くことを考えるようになった。ただ、アマチュア時代で好き放題作るのとは違い辛いことも多い」。
・幸さん「当時タカラ内ではキャラクターは使い捨てで、勇者が始まってトランスフォーマーは出てくることはなかった。古い資料を捨てろと言われたが、どこかで復活すると思って、自分の足元に隠しておいた」(開場拍手)。「その後、2人のトランスフォーマー大好きな奴入ってきたので(おそらく小林弘典氏と蓮井章悟氏)、その資料は渡すことができた」。
以上で幸さん、島田さんのトークステージは終了。その後、その貴重な資料の一環として過去のCM集が上映されることに。このCM集はDVD-SET2やブルーレイにも収録されているものと同じものでした。アメリカ人の少年の顔が変形してロボットの顔になったりするところでは笑いが起きたり、また「コンボイが死んだ!キャンペーン」のCMでは「コーンボイ!コーンボイ!」で手拍子が起きたりしていました。
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』上映
CMの上映が終わるといよいよ最後の『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』上映。その前にロボ石丸氏から当時『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の制作に関わっていたアニメーターで監督の羽原信義さんからのコメントが読み上げられました(当初ゲストとして予定されていた模様)。
『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』からは第17話「クモの巣惑星」と第26話「原始の呼び声」が上映されました。「クモの巣惑星」はロボ石丸氏のTwitterでの投票で決定したもの。
【求む!拡散!投票!!】3/16『祝!35周年!お台場大決戦 #トランスフォーマー 戦え!超ロボット上映会』in お台場!上映第4弾はTF2010以下4話より選抜、回答期限は本日24:00です!奮ってご参加を!前売好評発売中!!↓↓https://t.co/KdCVdi35UZ#トランスフォーマー上映会 #TF上映会 #応援上映
— ロボ石丸 (@robo1954) 2019年2月19日
・第17話「クモの巣惑星」
凶暴すぎるガルバトロンに手を焼いたサイクロナスが、彼を療養惑星トーキュロンに入院させてしまおうというお話。トーキュロン人はガルバトロンに、カウンセリングや積み木など、妙にリアルな治療を施す。……が、いかなる治療も、破壊大帝の破壊衝動を抑える事はできない。冒頭を除くと修正サイバトロンが登場しない異色作。
トランスフォーマー20周年記念トランスフォーマーG1キャラクター大全集(宝島社)より
・第26話「原始の呼び声」
天才プリマクロンの発明品、エネルギーを吸い取り成長するトルネドロンの暴走により、トランスフォーマーをはじめ、全宇宙が絶滅。唯一遺されたダイノボットやアニマトロンなど野獣戦士たちだけが、プリマクロンの知性を打ち破る可能性を持っていた……。頂点を極めた暴走する作画パワーは必見。何もかもがカッコイイ。
トランスフォーマー20周年記念トランスフォーマーG1キャラクター大全集(宝島社)より
『2010』は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』とは色々な意味で地続きな作品ではありますが、ご覧になった方は分かると思いますが、初代アニメとはかなり印象が変わります。「クモの巣惑星」 は投票で選ばれるくらいインパクトの強いエピソードではありますが、なにはともあれメガトロンの頃の理性を失い、狂気に走るガルバトロンが怖い!また「原始の呼び声」はこれまでの作画とは全く趣の異なるメリハリの効いたカッコイイトランスフォーマーが動き回ります。このエピソードに限ってはエピソードの面白さと言うよりは超絶作画を見るために選ばれたもので、大スクリーンで観ることができたのは本当に貴重な体験でした。
そしてこの2エピソードが終わり、18時半からスタートし、終了は22時半を過ぎるという4時間に及ぶ上映会のプログラムはすべて終了。『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』では大いに笑い、『2010』ではガルバトロンの狂気と「原始の呼び声」の圧倒的情報量にやられ、管理人は気づけばぐったりと疲れてしまうほどだったのでした。
ということで、祝!35周年!お台場決戦「トランスフォーマー 戦え!超ロボット上映会」レポートでしたー!管理人は今回応援上映会というものに初めて参加したのですが、まさかここまで楽しいものだとは思っていませんでした!まず、こんな大スクリーン、大音量で『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』、『2010』を見れる機会なんてそうそうあるものではなく、大画面で見るからこそのキャラクターの細かい動きや、当時の製作者のこだわり、ありえない作画ミスをまじまじと見ることができ、作品のそのものの楽しさ、トランスフォーマーたちのかっこよさを再確認することができました。そしてみんなで観ることでの一体感によってそれが増幅され、本当に楽しく5つのエピソードを見ることができました。実はその興奮が冷めないうちにイベントの翌日家で「二人のコンボイ」を見たのですが、確かに面白いんですがそこまで笑ったりするようなことはなく、やはりあの会場だったからこその興奮と面白さだったんだなあ…と少しさびしく思いました。また、同時に行われた喜多川拓郎さんと難波圭一さんのトークステージと幸日佐志さんと島田康治さんのトークステージも興味深い話が山盛りで、トランスフォーマーファンにとってはまさに至福の4時間でした!こんな貴重な機会を作ってくれたロボ石丸氏への感謝と、次回開催への期待を込めてレポートを終わりたいと思います!
デストロンの声にかかってたエフェクト…
てっきり後で編集してたのかと思ったら、まさか紙コップだったとはねぇ。
こりゃ驚いた。