今日は「トランスフォーマーレジェンズ」から「LG42 ゴッドボンバー」をご紹介!
商品名 | LG42 ゴッドボンバー |
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シリーズ名 | トランスフォーマーレジェンズ |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2017年5月27日 |
価格 | ¥7,000(税抜) |
ということで、レジェンズ版「ゴッドボンバー」です!「ゴッドボンバー」は「トランスフォーマー 超神マスターフォース」に登場したキャラクターとなり、「スーパージンライ」のパワーアップのためにつくられたロボットとなります。2016年末に「LG35 スーパージンライ」が発売され、「スーパージンライといえば、ゴッドジンライにならないと!」という必然的な声に応えるべく、完全新規でしかも日本オリジナルで発売されれことになった非常に珍しいパターンの玩具となります。実はこの「ゴッドボンバー」は発売早々写真をとり、加工も済ませあとはレビューを書くのみ!というところまで進めていたのですが、発売から1週間後の「東京おもちゃショー2017」で、「スーパージンライ」と「ゴッドボンバー」にヘッドマスター「ミネルバ」と「キャブ」が付いた「LGEX ゴッドジンライ」がタカラトミーモール限定で発売されることが発表され、恥ずかしながらそこで一気にレビューをする気力を失ってしましました…発売から半年が過ぎようとしているところで、かつ「LGEX ゴッドジンライ」が発送間近ということで、ここでレビューをしておかないと今後日の目を見ることがなさそうだったので、こんなタイミングでのレビューとなります!それではいってみましょー!
パッケージ。海外では未発売なのでいわゆる「クラス」としては分類されていませんが、大きさ、価格からも「リーダークラス」相当となり箱のサイズも大きいです。
ロボットモード。単体のみの写真からはあまり分かりませんが、リーダークラス相当の大きさがあってなかなかの迫力!四肢が大きいこともあってフォルムとしてはどっしりとした感じになっています。全体の雰囲気としてはかなりあっさりめなG1寄りなデザインとなっており、ここ最近のジェネレーションズのデザインの方向性とは若干異なる感じになっています。とはいえ、当時の玩具は装甲パーツを組み合わせただけのような感じだったので、こうして可動するロボットフィギュアとしてゴッドボンバーが遊べるのはなかなか感慨深いです。
背面。翼が結構後ろまでせり出す感じですが後ろへ倒れたりなどはありません。ただ、翼部分は特にクリックやジョイントもないので位置が定まわない感じ。腕周りが後ろから見ると寂しい感じがするけど、この辺は合体することを考えると仕方ない部分だと思います。
前面&背面。
左面&右面。横から見ると胴体が大分薄い感じ。
バストアップ。頭部はアニメの雰囲気がよく出ているように思います。表情も凛々しくてなかなかかっこいい。胸部の大きなサイバトロンマークもいいですね。ただ、やっぱりデザインが若干のっぺりしていて、近年のジェネレーションズに慣れてしまっていると少し物足りなさを感じてしまいます。
ヘッドマスター。レジェンズシリーズではヘッドマスター=本人なので、名前は「ゴッドボンバー」。特に今回モチーフはないようで、レジェンズオリジナルのデザインになっています。バイザー目&マスクなのも変にキャラ付けを強くしないという意図なのかな?
頭部モード。他のリーダークラスと同じくフェイス部分とヘルメット部分は別のタイプなので、これだけで他のボイジャーやデラックスに付けるのには向いていません。
続いて武器。まずは肩の「ゴッドキャノン」。先端のミサイル部分は取り外しはできますが、スプリングギミックなどはありません。結構重く、肩との接続のヒンジも保持力が弱いので、角度をつけるとすぐに下に下がってしまうのがなかなかのストレス…
ゴッドキャノンのミサイル部分と、下部の刃をとりはずし、組み合わせることで刀になります。刀は「V(ビクトリー)」でゴッドジンライが使っていた武器。
さらにゴッドキャノンの中にヘッドマスターを収納することができます。このままフタを閉じることも可能。
そして今回驚いたのは膝下のパーツの接続が「ユナイトウォリアーズ(コンバイナーウォーズ)」シリーズのジョイントになっていること!これにより、ユナイトウォリアーズの玩具たちと組み合わせて遊ぶことができます。画像は付属のコミックでの組み合わせ(頭は「ナイトビート」、右足は「トリックダイア」、左足は「カースアルマダスラスト」)。
もちろんゴッドボンバーの足を他のユナイトウォリアーズの胴体に取り付けもできます。あんまりかっこよくはないけども…
続いてビークルモード。コンテナに変形。コンテナらしく四角い感じがかわいいです。変形はG1玩具とは異なり、ロボットからビークル(その逆も)への変形は差し替え無しでできます。ただ、最終的にはバラしてジンライに装着するパーツとなるため、どうしても変形途中でバラけてしまうことに…また、そもそも接続も頼りない部分があり、もうすこしがっちり固定できる感じだと嬉しかったな。
前面&背面。
側面。
中央のゴッドキャノンと、腕に当たる部分にある砲は角度をつけられます。ただ、このゴッドキャノンの接続が貧弱で動かしているとよく外れます…
コックピット部分には3人のヘッドマスターを搭乗させることが可能。サイドのミサイルポッドの造形が良いですね。
バンパー?部分には「ゴッドジンライ」のビークルモードと接続するジョイントパーツが。接続については後述します。
つづいて基地モード。タイタンズリターンのリーダークラスはどれも基地モードがあったので、それに倣う形でこのゴッドボンバーも基地になります。変形する際はロボットモードで膝下に当たる部分を一度取り外す必要があります。
背面。写真はありませんが、地面に接しているパネル部分はほかのタイタンズリターン系リーダークラスや、「LG31 フォートレスマキシマス」などと接続することができます。
基地モードはいたるところにヘッドマスターを搭乗させたり、立たせたりする箇所が設けてあります。
中には「置いただけ」みたいな箇所もありますが、説明書にもちゃんと書かれています。
「LG35 スーパージンライ」と。なかなかいいサイズ感!等身は結構違うけどこうしてこの2体が揃うとは…
クラシック版「オプティマスプライム」と。ボイジャーと比べてもこの大きさ!等身が低いのがさらに大きく感じさせるのかも…
可動は決して悪くは無いのですが、分割する影響で結構クセがあり、またこれも合体の影響だと思うのですが、太もも部分や肩周りなどやけに固く作られていたりで、ポーズを付けるのに苦労します。また、肩を回すと翼がついてきてしまうのも難点…良い部分としては、足首に横ロールの可動があり、お陰で接地性はよいです。以下写真続きまーす。
膝部分は変形の関係で二重関節となっており、正座させることもできます。
背中の翼を広げて飛行モードのような感じにも。ちなみに、フィギュアスタンド用の穴はありません。
ということで、「ゴッドボンバー」に関してはここまで。続いて「ゴッドジンライ」です!
【ゴッドジンライ】
まずは「ゴッドボンバー」をバラします。パーツのバラけ方としてはG1トイにかなり近く、G1トイではボディが前と背中で別れていましたが、それが一緒になったくらい。
いざ合体!「ゴッドジンライ」の完成!リーダー2体分ということで、まずはその大きさに驚きます。そして、こうしてちゃんとした形で「ゴッドボンバー」がリメイクされたことに感動。ただ、やはりというかバランスは若干悪く、各部が重くなったりしたことでガシガシ動かすと色んな所が外れたり、ポーズが取りにくかったりはあります。
背面。背中はいろいろしわ寄せを感じますが、ゴチャゴチャした感じもまた悪くない。
前面&背面。スタイルも悪くなく、ちゃんと合体してパワーアップした感じが出ています。
左面&右面。
各部の接続部分を見ていきましょう。まずは胴体。上からかぶせるような感じで固定します。各部にジョイントが設けてあるので外れやすいとかはありません。ただ、背中部分の収まりが若干悪く、写真には映っていないのですが(↑背面の画像参照)「ゴッドボンバー」の頭のパーツが取れやすい…外しておいた方が精神衛生上よいです…
腕部分。スーパージンライの腕を伸ばしてそこにゴッドボンバーの腕パーツを巻きつけるような感じです。これもしっかり固定できます。
脚部。こちらも接続は問題ないのですが、そもそものスーパージンライの足首が独特な作りで、この大きな体を支えるのには結構な不安があります。実際にこの部分でかなりぐらつきます。
剣もちゃんと持てます。ただ、ゴッドジンライの大きさにしてはちょっとボリューム不足は否めません。
続いてビークルモードで連結。かなりの長さになります。うーん、かっこいい!
接続はゴッドボンバーのジョイント部分をスーパージンライ側の隙間に挿すだけ…隙間はいわゆる合わせの部分なのでちょっと開くとすぐ外れてしまうのが難点。ゴッドボンバー側の赤いジョイントパーツの可動は固めなので、繋げてカーブして走らせたりするとすぐ取れてしまいます…ここはもう少しちゃんと接続できるようにして欲しかった。
大きさとしてはユナイトウォリアーズの合体した姿と似たような大きさ。
可動はほぼスーパージンライとほぼ同じ。以下写真つづきまーす。
以上、「トランスフォーマーレジェンズ」から「LG42 ゴッドボンバー」&「ゴッドジンライ」でしたー!まずスーパージンライとゴッドボンバーがちゃんと合体して「ゴッドジンライ」になるのがなによりも素晴らしい。当たり前のことを書いているようですが、その当たり前をちゃんとやってくれることがとても重要なことでした。ゴッドボンバー単体で見ると、スーパージンライができてからの設計となったことと、ハスブロが噛んでいない(世界基準の丈夫さがない)こともあり、各パーツに分割することからの脆さや遊びにくさは間違いなくあり、決して手放しで良いとは言えません。けど、そんな中でも分割せずに変形できたり、単体でしっかりアニメのイメージを再現してたりと、きっと設けたミッションをすべてクリアするための苦労は相当のものだったのではないかと思います。しかし!ゴッドボンバーの不満も合体した「ゴッドジンライ」を見ると吹き飛んでしまいます。もちろん合体後も立たせせにくかったり。ポーズが取りにくかったりも確かにあるのですが、ある意味和製トランスフォーマーを代表するキャラだったりもするので、それがこうしてリメイクされたことは純粋に嬉しいですし、実物の迫力やかっこよさは間違いありません!あと、これは完全に個人的な思い入れになりますが、子供の頃欲しくてたまらなくてデパートで盛大に駄々をコネたけれど買ってもらえなかった(代わりにブローニングを買ってもらった…)キャラクターがこうして手に入ったことに喜びを感じます。惜しいのはやっぱり「LGEX スーパージンライ」の存在。ミネルバとキャブが手に入るのは嬉しいけど、ゴッドボンバーが発売されて1週間で発表というのはどう考えても良い判断だったとは思えません。まあ、喉元すぎればなんとやらで、今はそれが届くのを心待ちにしているので勝手なものだなあと思いますが…ということで、前述の通り決して遊びやすいものではないので、みんなにオススメできるものではないのですが、この迫力は機会があれば是非味わってほしいです!