今日は新シリーズ「鋼鉄機神(アダマスマキナ)」から 「AMT-01 ロディマス」をご紹介!
商品名 | AMT-01 ロディマス |
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シリーズ名 | 鋼鉄機神(アダマスマキナ) |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 202x年x月x日 |
価格 | 28,000円(税抜) |
ということで、新シリーズ「鋼鉄機神(アダマスマキナ)」から「ロディマス」です!「アダマスマキナ」はタカラトミーのハイターゲットホビーブランドT-SPARKのカテゴリーのひとつ。『タカラトミーロボット・メカコンテンツのカッコよさを新たな解釈を交え、合金モデルとして表現』したシリーズで、今回紹介する「AMT-01 ロディマス」はその第1弾となります。この「ロディマス」はかつてフレイムトイズが「鉄機巧(KUROKARAKURI)」として発売された「ロディマスプライム」の見た目をベースに変形機構を加えたもので、IDW『More Than Meets The Eye』の姿を再現したものとなります。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。箱の大きさは意外と小ぶりで、ここ最近のリーダークラスの箱よりちょっと小さいくらいのサイズ。マスターピース同様のサラサラした質感で、「鋼鉄機神(アダマスマキナ)」のロゴ部分は銀の箔押し加工になっています。ちなみに最近のタカラトミーの15歳以上向けの玩具には「大人向け商品です。玩具ではありません。」という表記がありますが、じゃあ、これはなんなんだ!?大人でも遊ぶものなんだから玩具でしょ!遊びは文化でしょ!ということで、当ブログでは変わらず玩具と呼びます…!
箱の中はこんな感じ。
【ロボットモード】
ロボットモード。新製品プレビューでも書きましたが、もう本当にただただカッコイイ…フレイムトイズから発売された「ロディマスプライム」の外連味のあるアレンジを忠実に再現していて、スタイルもすごくいい。ほぼ全塗装で、一見全部金属でできてるんじゃないかと見間違うような重厚感のある質感でかつてない豪華さを感じます。実際金属パーツも多用されており、それによって玩具自体の重量もだいぶずっしりとしたものになっています。管理人が「ロディマス」好きなことをのぞいても、変形するトランスフォーマーとは思えない圧倒的な存在感が素晴らしい!
背面。「ロディマス」の特徴のひとつでもある背中のウイングも大きく作られていて迫力があります。背面も各部しっかり作り込まれていて、目立つ肉抜きなどもありません。
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前面&背面。
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側面。
バストアップ。頭部はIDW版コミックの見た目を再現。エッジのたったシャープなデザインですごくイケメン。頭部の塗り分けもとても細かく施されています。
上半身。肩などの真っ赤な部分はスーパーカーのような光沢のある質感がカッコイイ。
上半身では肩の中と、胸部パーツを接続しているパーツ(写真では見えません)が金属製。肩部分はメッキ塗装が施されています。
手は開閉可能で、人差し指〜小指までがまとめて動きます。
背中のウイングは根元から動かすことが可能、お好みで角度をつけてもかっこいいです。
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左の写真の赤い丸部分を引き出すことで可動域が増え、上半身を前に倒すことができるようになります。
下半身。膝やエグゾーストパイプの質感がまるで金属。実際に金属が使われているのは太ももの外装部分と、股関節、膝、足首のヒンジパーツ。
下半身背面。股関節、膝、足首の金属製パーツはブラックメッキで塗装されていて存在感抜群。お尻部分には5mm穴があり、テンセグベースなどのスタンドと接続することができます。
トランスフォーマー博やT-SPARK ZONEなどで展示されていたクリア状態の試作品を見るとどこに金属パーツが使われているのかがよくわかります。写真はトランスフォーマー博の展示より。
【武器・付属物】
続いて武器。まずは「フォトンレーザーα」。武器も細かく塗り分けされています。
もうひとつ「フォトンレーザーβ」。
フォトンレーザーαとフォトンレーザーβを合体して「フォトン・エミリネーター」に。αは先端を伸ばす&グリップのガード部分を展開、βはウイングを閉じてストック部分を伸ばします。
武器のグリップ部分はこれまでにない接続方法になっていて、グリップの凹部分を手のひらの凸部分に接続し、手を握らせることでガッチリ武器を持たせることができます。
「ソウブレード」。『ザ・ムービー』で「ロディマス」が使っていた武器を再現したもので、手を外した部分に取り付けます。刃の部分は回転します。
右手にも取り付け可能。刃の部分はシルバーのパーツを開くことで外すことができ、刃の向きを入れ替えることができます。細かいけどこういうこだわりはすごくいい!
「コミュニケーター」。いわゆる通信機で、コミックの中で使用していたものを再現したもの。手のひらのジョイントと固定できてガッチリにぎせることができます。
ソウブレードは背中に、コミュニケーターはお尻部部分に取り付けておくことができます。
【ビークルモード】
ビークルモード。サイバトロン星のSFスポーツカーに変形。コミックに登場した姿とは少し異なり、今回のアダマスマキナオリジナルのビークルモードではありますが、コミックのデザインの要素はしっかり踏襲しており、特徴的な内側についた前輪や、フロント部分のパーツ構成などもちゃんと再現されています。なによりもともと変形を想定していなかったであろうアレンジされまくったデザインのロボットモードをちゃんと変形させてビークルモードになるというのが驚きで、しかもロボットモードの意匠をしっかり活かしたデザインがめちゃくちゃカッコイイ!メインの赤い部分の光沢のある塗装は高級スーパーカーみたいでカッコイイし、そこについた無骨なエグゾーストパイプのギャップもいい感じ。
背面。アイデンティティとも言える大きな黄色のウイングが真紅のボディに映えます。変形も難易度は決して低いわけではないですが、各部の意匠を活かした納得感のある変形で、ストーリーを感じる楽しい変形になっています。変形の見どころも多く、前輪のタイヤを分割して収納しちゃうアイディアや太ももの作り方など、初めて変形させたときは本当にワクワクしました。後輪も脚部に収納されるようになっていて、ロボットモードではタイヤが全く見えなくなるのもこだわりを感じます。一部股間パーツが細いのだけ注意しなくてはいけませんが、各部のジョイントの接続もカッチリしているのでガシガシ動かして変形できます。
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前面&背面。
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側面。
底面。こうしてみるとほかの「ロディマス」たちと似たパーツ配置になっているのが分かります。
フォトンレーザーは両サイド部分に取り付け可能。
ソウブレードとコミュニケーターもルーフ部分に取り付けておくことができます。もちろんフォトンレーザーと同時に取り付けることも可能です。
前輪は分割すると書きましたが、ビークルモードではしっかり転がし走行ができるようになっています。
リア部分はメッキ塗装されたロボットモードの足首の金属パーツが大きく見えるのもカッコイイ!
【比較】
スタジオシリーズ86版「ホットロッド」と。今回の「ロディマス」はIDW版ベースのデザインなのでだいぶG1とは異なります。そもそもIDW版の「ロディマス」が変形玩具として初なので、個人的にはそれだけでも嬉しい。
ビークルモードでも。
キングダム版「ロディマスプライム」と。キングダム版の「ロディマスプライム」はボイジャークラス程度のサイズ感ですが、それと比べても結構大きく作られています。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動も良好。デザインのベースとなったフレイムトイズ版「ロディマスプライム」はかなり可動にもこだわって作られたものでとんでもない可動をするのですが、今回のアダマスマキナ版は変形するということもあり同等ではありませんが、それでもかなりしっかりした可動箇所、可動域が確保されています。股関節の前後の可動のみクリック関節になっていて、それ以外は通常のクリックのない関節ですが渋みのある感じで、また下半身に多く金属パーツが使われていることもあり、安定感もありしっかりポーズが決まります。以下、写真続きまーす。
片膝立ちも可能。膝、足首の金属製の関節はメッキ塗装されているのでポーズによってそれがキラリと見えるようになるのもカッコイイ。
背中のウイングを動かすことで肩のアーマーをうしろに動かすことができます。
どんなポーズもかっこよく決まるので写真が多くなる!
フォトン・エリミネーターは両手で構えることも可能。
前腕のエグゾーストパイプも武器として使うことができます。
腰を突き出して立たせるだけでもカッコイイ…ちなみに、フレイムトイズの「鉄機巧」版は値段も高く、管理人にとっては憧れの存在だったのですが、それをこうして変形トイとして入手できたのが本当に嬉しい!ちなみに1月に行われた展示イベント「T-SPARK ZONE」で会場にいたスタッフの方に聞いた話では、トランスフォーマーのアダマスマキナは「フレイムトイズ」コラボありきなものではなく、次に予定されている「プレダキング」はオリジナルのデザインとのこと。
お尻のフィギュアスタンド用の穴を使って。金属パーツが多く、重たいのでしっかりしたスタンドが必要。説明書でもテンセグベースを使用例として出していますが、T-SPARKブランド全体で使える汎用的なスタンド出てくれたらいいなあ。
ビークルモードでも。今回の「ロディマス」はロボットモードからの逆算でどうかっこいいビークルモードにできるかを考えられているように感じます。なので、変にビークルモードの再現にとらわれない分、かっこよさと遊びやすさを両立できているようにも感じます。
何度も言うようだけど、せっかくIDWコミックのキャラが玩具化されても、今からそのコミックを新たに読む術がない…しかも、それは日本だけじゃなくて海外も同じという。トランスフォーマーのコミックはいまSkyboundが新しいシリーズを展開中で、G1マーベルコミックもSkyboundから新たに発行されるけど、いずれはIDWコミックも復刻されてまた気軽に読める日が来てほしい…!
以上、「鋼鉄機神(アダマスマキナ)」から 「AMT-01 ロディマス」でしたー!何度も言うようですが、とにかくカッコイイ!フレイムトイズ版「鉄機巧」のアレンジの効いたデザインをしっかり再現していて、「アダマスマキナ」の売りである金属パーツの存在感もメッキを使ってアピールしたりと際立ってます。その他の部分の質感のこだわりも素晴らしく、塗装の質も高いので圧倒的な存在感を醸し出しています。しかもこの見た目でちゃんと変形するのも感動的だし、その変形も見どころも多く、しっかりトランスフォーマーらしい触り心地で、まごうことなき「トランスフォーマー玩具」になっています。発売前は見た目からもデリケートな触り心地なのかな?と思っていたのですが、実際触ってみると一部気をつけたほうがいい部分はあるものの、変形、可動ともガシガシ動かして遊べます。
この「ロディマス」を触っていて思ったのは「これぞ、日本オリジナルのトランスフォーマーに求めていたもの!」ということ!存在感のある大きさ、金属パーツや塗装によるマテリアルそのもののリッチさ、そして適度に難易度のある楽しい変形、それらすべてが詰め込まれています。ジェネレーションズやスタジオシリーズと言った玩具としてのトランスフォーマーがあること大前提で、「ハイエイジコレクター向けのトランスフォーマーとはかくあるべき」と思える仕上がりになっていると思います。決して安いものではないのですが、見た目、質感、そして遊び心地を考えると納得感はあるし、今後もこのクオリティのトランスフォーマーが遊べると思うと「アダマスマキナ」シリーズには期待しかありません(次の「プレダキング」はいきなりアクセル全開な感じはあるけど…)。オススメ!
公式は玩具ではないと自称していても、これは良い意味で間違いなく玩具。
「変形できる」と「変形させるのが楽しい」は似ている様で違うんだなと再確認させられた