レビュー:戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー C-69 サイバトロン/シティコマンダー ウルトラマグナス(15周年記念復刻版)

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戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー C-69 サイバトロン/シティコマンダー ウルトラマグナス(15周年記念復刻版)

今日は「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」から「C-69 サイバトロン/シティコマンダー ウルトラマグナス(15周年記念復刻版)」をご紹介!



商品名C-69 サイバトロン /シティコマンダー ウルトラマグナス(15周年記念復刻版)
シリーズ戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー
クラス-
メーカータカラ
発売日2000年12月
価格4,980円

ということで、「超ロボット生命体トランスフォーマー」より15周年記念復刻版「ウルトラマグナス」です!「ウルトラマグナス」は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のOVA『スクランブルシティ発動編』や、『トランスフォーマー ザ・ムービー』、そして『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』に登場したサイバトロンのシティコマンダーです。今回紹介するのは2000年にトランスフォーマー15周年を記念して発売された復刻版で、ほぼ1986年に発売されたオリジナル版と同じものとなります。ミッシングリンク版の発売を控え、まずはその原点となるオリジナル版を振り返りたいと思います。それではいってみましょー!

【パッケージ】

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 パッケージ
C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 パッケージ

パッケージ。G1時のパッケージを再現したもので、表面の透明プラスチック部分に15周年記念の復刻であることを表すシールが貼られています。裏面の注意書き部分はオリジナルではテックスペックが書かれていた部分になります。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 シール

シールも付属。今回は貼らずにご紹介します。また、このほかに説明書とキャラクターカードが付属します(残念ながら管理人のものはキャラクターカードはなし)。

【ロボットモード】

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ロボットモード

ロボットモード。鮮やかな水色と赤のコントラストがサイバトロンのNo.2としての唯一無二の存在感を醸し出しています。元々はダイアクロン時に発売された「パワードコンボイ」がベースで、そこからトランスフォーマーのキャラクターとして蘇ったわけですが、当時のサイバトロンの中でもどっしり大きく、その後の『2010』でもしっかり馴染むSF感になっています。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ロボットモード

背面。背中はいわゆる「びんぼっちゃまスタイル」で、中のコアロボットが丸見えですが、今やこれがG1玩具の「ウルトラマグナス」の魅力とも言える部分。合体するロボット玩具のセオリーとかそういうものが全くない時期に作られた意欲的な合体方法であると感じます。

前面&背面。

側面。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ロボットモード

バストアップ。頭部は中の白いロボットの頭部に取り付ける形のもので、目の部分には穴が空いており、中のロボットがうっすら見える形になっています。胸部も奥のロボットのウインドウ部分が見えるようになっているのもカッコイイ。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ロボットモード

武器は銃タイプの「スーパーブラスターガン」。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ロボットモード

両肩の「ミサイル発射装置」はスプリングギミックで赤いミサイルを飛ばすことができます。

【ロボット】

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ロボットモード

中の白い「コンボイ」型のロボット。基本的に色以外は「コンボイ」と同じ作りになっています。アニメではこの中のロボットの存在は描かれていませんが、後年この「白いコンボイ」は「ウルトラマグナス」として玩具化されることも多く、「ウルトラマグナス」の本体とみなされることも多いです。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ロボットモード

背面。

前面&背面。

側面。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ロボットモード

バストアップ。目は赤く、口と額が水色に塗装されています。今見るとなかなか思い切ったカラーリング。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ロボットモード

武器は合体時に持っていた銃を上下逆に持たせたもの。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ロボットモード

合体モード。頭部は出した状態で、腕はビークルモードのように折りたたみ、脚部はつま先を伸ばします。

キャリアー部分を変形させたもの。キャリアーを変形させ、胸部、股間、手のパーツを取り付けます。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ロボットモード

キャリアーを変形させたものの内側にある2つの突起に、白いロボットのライト部分(手のパーツを取り付ける部分)を固定して合体させます。シンプルな合体方法ですが、内側のサイドの溝に白いロボットのホイール部分にフィットするようになっているので、しっかりと固定されるようになっています。

【ビークルモード】

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ビークルモード

ビークルモード。トレーラーキャリアーに変形。白いキャブがカラフルなキャリーを牽引する姿が玩具的でもあり、SF的でもある、改めてみるととても不思議でカッコイイカラーリング。タイヤはすべてゴム製で軽やかに転がし走行が可能。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ビークルモード

背面。キャリーの変形はシンプルではありますが、後部のサイドの白いL字型のパネルの使い方は今見ても目からウロコのパーツの使い方で、変形玩具初期だからこその工夫みたいなものを感じることができます。あと、キャリー上部の荷台部分(ロボット時の腕部分)の伸縮する時のカチカチ感がとても気持ちいい。

前面&背面。

側面。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ビークルモード

ミサイル発射装置はキャリーの先端部分にのみ取り付け可能。アニメやその後の玩具の影響でキャリーのサイドにあるイメージが強いですが、G1版の玩具ではこの場所にしか取り付けることができません。

キャブ部分。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ビークルモード

キャブ部分とキャリーは「コンボイ」と同様の接続方式で、軽く乗せるだけのもの。キャブ部分はこのくらい角度をつけることができます。

キャリーには他のトランスフォーマーを載せることが可能。カーロボットサイズであれば、上下合わせて4台載せることができます。上部の荷台は後部サイドの白いパーツを起こすことでロックが外れ下げることができます。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ビークルモード

キャリーの上部を上に傾けることで「発射カタパルトモード」にすることができます。パッケージでは「シルバーボルト」が乗っていました(「スペリオン」復刻してほしい…もしくはミッシングリンク化)。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ビークルモード

ロボットモードの胸部パーツと頭部を組み合わせることでミニビークルにすることができます。ただ、これはダイアクロン時にあったギミックの名残で、ダイアクロン時にはベース部分に車輪がついていましたが、「ウルトラマグナス」ではオミットされています。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 ビークルモード

ベース部分にはダイアクロン隊員(写真はミッシングリンク版「サンストリーカー」付属の作業員)を載せる事ができます。

【司令基地モード】

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 司令基地

キャリー部分を変形させて、「司令基地モード」。車庫モードのような感じの見た目で、ダイアクロン隊員を胸部パーツ部分に乗せることをイメージしての司令基地なのかも?

ミサイル部分は角度をつけることができます。

【整備基地モード】

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 整備基地モード

続いて「整備基地モード」。「コンボイ」のトレーラーを立てたものと同様の感じで、腕のアームで整備するようなイメージ。

ダイアクロン時にはこのほかにもいろんなモードがあったようですが、今回は説明書に書かれているもののみのご紹介。

【比較】

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 比較

同じく15周年記念復刻版「01 コンボイ」と。「ウルトラマグナス」はダイアクロン時は「パワードコンボイ」という名前で発売されていただけあって、まさに『コンボイ』をパワーアップした姿ですが、トランスフォーマーの世界ではお互いのキャラがとても立っているので、「ウルトラマグナス」の方が圧倒的に大きいにもかかわらず、「コンボイ」の方が強そうに見える不思議。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 比較

中のロボットとも。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 比較

ビークルモードでも。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 比較

スタジオシリーズ86版「ウルトラマグナス」と。86シリーズはアニメ再現で中の人がいないタイプ。また、カラーリングもこうして比べると旧玩具の方は青ではなく水色で、だいぶイメージが異なります。この「ウルトラマグナス」の存在は玩具を原作としたトランスフォーマーとしては珍しい存在だと思います。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 比較

ビークルモードでも。

【可動・アクション】

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 比較

可動は腕のみが動き、脚部は動きません。足部分のタイヤは地面に付いているので、ロボットモードでも転がし走行ができなくもない。今だから「全然動かない」なんて言えるけど、この「ウルトラマグナス」の最大の楽しさはキャリーとの合体だし、当時の子供としては腕を前に出して銃を構えられれば十分楽しめたと思います。以下、写真続きまーす。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 比較
C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 比較

「ウルトラマグナス」は『2010』のメインキャラではありますが、個人的には当時『テレビマガジン』を読んでいたこともあって、スクランブルシティの印象も強く、大人になって改めて初代アニメを見て「ウルトラマグナス」が出ていないことに驚いた記憶が。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 比較

ちなみにこの「ウルトラマグナス」は管理人の友人から随分前に譲り受けたもので、いつかちゃんとレビューをしなければと思っていました。ミッシングリンク版の発売が決まって、これは絶好のタイミングと思いようやくレビューできてよかった!

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 比較

中のロボットの可動は「コンボイ」と同じ。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 比較

キャリーを使った基地遊びのバリエーションもたくさん用意されていて、この辺りは元がダイアクロン玩具であることを意識させてくれます。

C-69 ウルトラマグナス15周年記念復刻版 比較

以上、「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」から「C-69 サイバトロン/シティコマンダー ウルトラマグナス(15周年記念復刻版)」でしたー!トランスフォーマー界の永遠のナンバー2である「ウルトラマグナス」ですが、玩具の楽しさは「コンボイ」に引けを取らず、合体ギミックが秀逸。もちろん、今のロボット玩具と比べればあまりにも単純な合体ではありますが、だからこその魅力があるし、ダイアクロン時代の「パワードコンボイ」という名前からもパワーアップ遊びの元祖のような存在だと思います。「コンボイ」をコアロボットとして使った合体であるというのが今遊ぶとすごく不思議な感じもするし、一方アニメでは「中の人」なんていないことになっていて、そういうところもミステリアスさというか、遊ぶ人の想像力を掻き立ててくれる玩具だと思います。そしてミッシングリンクではこれに可動が追加されて動くようになるなんてまさに夢のようですが、このオリジナル版があるからこその驚きだと思うので、今から発売が楽しみでなりません!

この記事へのコメント

  1. なつかしー!持ってたなぁ
    中の人をコンボイに入れ替えて遊んでたりしました

  2. 小学校のころ行かされてた「言葉の学校」に置かれてて凄く遊んだ事を思い出した
    説明書とかなかったからジンライみたいに膝を後ろに曲げて合体させてたようなうろ覚えの記憶が

    TFはMPGゴッドジンライでもう良いかなって思ってたけど、ミッシングリンク買おうかな

  3. マグナスはもともと、ダイアクロン時代のコンボイロボットの後継機的な立ち位置だった事もあって、基地遊び、運搬要素、そして合体要素を追加とあって、まさに当時の集大成ともいえるアイテムだったんですよね…この三大要素を兼ねそろえたウルトラマグナスは実はG1のこれ以外にはなく(合体と運搬はあっても基地遊びが排除される)、そういう意味ではキングダム版もSS86版も「惜しいなぁ…」という感情がどこかにあったのでした。

    ロボ状態でもビークル状態でも、赤コンボイと白コンボイが並ぶのはやっぱり圧巻!ミッシングリンク版もほしくなりますね。

  4. 懐かしいです。
    発売当時の記憶が蘇ります😆
    2026年に発売のミッシングリンク版は購入予定ですがあのボディ、特に脚部が可動するとあって今から楽しみで仕方ありません。

  5. 前から見ると一体どこにコンボイが合体しているのか判らない事にわくわくした幼少期。

    ダイアクロン期のパワードコンボイは憧れでしたが実物を見た事がなかったため、
    ウルトラマグナスで初めて後ろ側の構造を目にして、ちょっとガッカリしたのも良い思い出w

    でもそれもこれも含めて、パワードコンボイであり、ウルトラマグナスなんですよねえ。
    ミッシングリンク資金を今何とか捻出しています。