【シールドライガーモード】

続いて「シールドライガーモード」。サイズは通常のゾイドのスケールと比較すると少々小さめのようですが、玩具としてのゾイドらしさをしっかり再現しており、ここから変形するとは思えないようなまとまりになっています。今回の「SHIELD-D-PRIME」は1987年に発売された「シールドライガー」としての形状やカラーリングをかなり強く踏襲したものになっていて、今にも動き出しそうな雰囲気が漂います。質感も全体的に整形色メインで、これもゾイド玩具っぽさを強調してくれています。ゾイドの特徴であるキャップはゴムパーツではなく、造形のみの再現となっています。

背面。長く伸びる尻尾もしっかり再現。変形は「シールドライガー」を立たせたような形ではありますが、しっかりステップ数があり、ちゃんと手応えあるものになっています。とは言っても、ゾイドやダイアクロンから入った人でもわかりやすい変形で、オーソドックスながらかっちり変形することができます。


前面&背面。


側面。
ロボットモード同様、「シールドライガー」の口は電動ギミックで開閉します。どちらかといえば「シールドライガー」モード用で本領を発揮するギミックなわけですが、この電動ギミックを取り入れることがゾイドのブランドを使う条件だったことが『トランスフォーマージェネレーションズ2025』の大西裕弥氏のインタビューで語られています。

スイッチは右前脚を持ち上げたところにあり、「口の開閉アクション&LEDの点灯」と「LEDの点灯のみ(ディスプレイモード)」を切り替えることができます。

背中部分のカバーをドライバーで外した中に、単4電池を2本入れる必要があります。

ディスプレイモード。明滅などはなし。


コックピット部分は開閉可能で、中には付属のダイアクロン隊員を搭乗させることができます。クリアパーツのキャノピー、そしてダイアクロン隊員の脚部を固定するコンソールの2段階構造になっています。


背中に取り付けてある「ボレットコア」にもダイアクロン隊員を乗せることが可能。こちらもキャノピーとコンソールが別々になっています。ダイアクロン隊員や「ボレットコア」についてはまた後ほど詳しくみていきます。

頭部のたてがみに当たる部分は「シールドジェネレーター」という設定になっており、展開することができます。

「オプティマスプライムモード」でメインの武器となる「FZイオンブラスター」は背中のサイドにある5mm穴に取り付けます。

尻尾部分には「2連装FZビーム」。こちらも5mmジョイントで接続されています。

ボディの下部に「3連衝撃砲」が取り付けられています。

背中のキャノン砲「SDP2連装ビームキャノン」を展開することが可能。元の「シールドライガー」の背中に配置されたビーム砲をイメージしたものと思われます。

腹部サイドのパーツを展開することで、「展開式ミサイルポッド」になります。こちらは左右同じく展開することができます。これも「シールドライガー」のギミックを再現したもの。

ちなみに、「シールドライガー」モードで全ての武装を取り外すとこんな感じ。


お尻部分にはダイアクロン用のバイク「ロードヴァイパー」が収納されており、スロープを引き出すような形で発進状態にすることができます。ただ、「ロードヴァイパー」はジョイントで接続されているため、そこは手で取り外す必要があります。「ロードヴァイパー」についてはまた後ほど。

TFパワーベースに接続するためのシールドライガーモード用専用のアダプターが付属しています。
【ダイアクロン隊員】


今回の「SHIELD-D-PRIME」には2体のダイアクロン隊員が付属。「ダイアクロン隊員/Ver.2.0【A】」は上半身が赤、下半身が青。造形としては現在展開されているダイアクロンシリーズに付属するものと同様で、頭部はバイザー仕様になったもの。管理人は今回初めて「Ver.2.0」を触ったのですが、とんでもない小ささなのにしっかりエッジの立った造形で、しかも可動もすごいので驚きました。


「ダイアクロン隊員/Ver.2.0【B】」。こちらは上半身が青、下半身が赤になっています。造形はAと同じ。

ダイアクロン隊員用のバイクである「ロードヴァイパー」。前輪部分を前に引き出すことで走行モードとなります。小さいながらにかなり細かく造形されていて、塗装も綺麗。タイヤは回転するので転がし走行が可能です。

背面。実物はかなり小さいのですが、それを感じさせない造形の細かさと塗装の精度の高さがすごい。

付属のダイアクロン隊員を乗せるとこんな感じ。ハンドルはないので、ハンドルがあるスペースに手を入れておくような形になります。

続いて「SHIELD-D-PRIME」用の「ボレットコア<CRP type>」。上で紹介してきたように、「オプティマスプライム」モードの首の後ろ、「シールドライガー」モードでは背中に取り付けることができます。


背面と底面には、他のダイアクロン玩具に付属する「ボレットコア」同様のジョイントが用意されています。これによって他のダイアクロン玩具のボレットモジュールと付け替えて遊ぶことができます。

ダイアクロン隊員の足裏には磁石が埋め込まれており、それに対応したシール状のスチールシートが付属します。


「シールドライガー」モードでは頭部の耳に当たる部分や、前足の肩、背中の青いプレート部分、そして電池パックの蓋部分に貼り付けます。

「オプティマスプライム」モードでは頭部のサイド部分に貼り付けます。


こんな感じでスチールシート部分にダイアクロン隊員を立たせることができます。
【ビームキャノンジェット】

「ボレットコア」をまさにコアにして、背中と尻尾パーツ、武器などを組み合わせることで「ビームキャノンジェット」にすることができます。これはダイアクロン隊員用の高速飛行マシン。

後ろから。尻尾を使った作りが面白い。

「ビームキャノンジェット」をTFパワーベースに接続するための専用アダプターも用意されています。

「オプティマスプライム」モードでは、腕のサイドの5mm穴に接続することで武器として使うことも可能。
【比較】

MPG版「MPG-17 オプティマスプライム Style Gen.」と。スケール感は似た感じで、トランスフォーマーではマスターピースシリーズと絡めて遊ぶことができそう。ちなみに、この2体の開発者は同じで、タカラトミーの大西裕弥氏が担当しています。大西裕弥氏はこれまでもコラボ系のトランスフォーマーを数多く手掛けており、またサイバーバース版の「バトルコール オプティマスプライム」や、コラボレーティブ版「エージェントナイト」など電気ギミックを使ったものも数多く手掛けています。今回の「SHIELD-D-PRIME」はその経験が大いに活きたものになっていると感じます。

ビークルモードでも。

ミッシングリンク版「C-01 コンボイ」と。本当ならば、ゾイドやダイアクロン玩具とも並べられれば良かったのですが、管理人はトランスフォーマーにほぼ全振りなこともあって、残念ながら並べられるものはなし…最近ではゾイドの「デスザウラー」を我慢できず買ったくらいで、ダイアクロンは買ったら終わりと思って自分を戒め購入しないようにしています…ただ「ウルトラザウルス」は買っちゃうかもなあ。
【可動・アクション】

可動も悪くなく、各部クリック関節で保持力も高いです。欠点というほどではありませんが、腰は回りますが、あまり深くは回せず、また肩が「シールドライガー」モードの前足と同じ関節を使うため、前後の可動はありません。以下、写真続きまーす。


肩膝立ちもしっかり決まります。股関節の前後の可動がクランクのように軸がズレた方式が取られているため、脚を大きく前に出すことができます。前とサイドのスカート部分も可動します。

足首もしっかり動くので設置性も高いです。

設定としては、ダイアクロン隊員が宇宙の調査中に降り立った惑星が「ゾイド」の世界で、そこで「シールドライガー」に惚れ込んだ隊員が地球で作ったのが、プロモーション動画にも登場した「白いシールドライガー」で、さらにそれを「オプティマスプライム」がスキャンした姿がこの「SHIELD-D-PRIME」となります。なので、ゾイド世界の「シールドライガー」そのものをスキャンしたというわけではありません。ただ、どれも同じ世界線に存在するというのは夢があって楽しくなりますね。


上半身にボリュームがある感じもかっこよく、いわゆる「コンボイ」らしさをあまり感じないのもポイントですが、そんな中で肩の赤いプレートとオートボットマークが「コンボイ」であることを控えめながら主張しているようにも感じます。

今回の

「ビームキャノンジェット」を武器にして。


「シールドライガー」でも前後の足がしっかり可動します。通常のゾイドではポーズ付けはあまりできませんが、今回は電動ギミックがありつつ、可動もあるというのが特別感があるように思います。

TFパワーベースを使って。ちなみに、管理人は子供のころゾイドも結構集めていて、一番覚えているのは誕生日に「ウルトラザウルス」を買ってもらったことで、それはもうめちゃくちゃ嬉しかった。他にも印象に残っているのは「アイアンコング」とか「サーベルタイガー」とか「デスザウラー」(帝国軍のゾイドが好きだったのかも?)で、残念ながら「シールドライガー」は所持していませんでした。当時管理人はゾイドのストーリーなどは全然知らず、電動で動く玩具としてのかっこよさや、組み立ての楽しさだけで選んでいたように思います。というか、大人になってからゾイドはごくたまにしか触れてこなかったこともあって、この「SHIELD-D-PRIME」で昔のゾイドのことを調べていたらどんどん記憶の扉が開いてきてやばい!

他のダイアクロン玩具と組み合わせて遊ぶのも絶対楽しい。今回の「SHIELD-D-PRIME」はある意味お祭りのようなものですが、これに敵対するデストロン&ワイルダー&帝国軍みたいなコラボもいつかは見れるかも!?

以上、「SYNERGENEX(シナジネクス)」から 「SHIELD-D-PRIME(シールドDプライム)」でしたー!タカラとトミーが合併した時から多くの人が想像していたであろう、「トランスフォーマー」と「ゾイド」、さらに華麗に復活した「ダイアクロン」とのコラボがようやく現実となりました!逆にいえば、これまで簡単にはコラボをせずに、それぞれを安売りせずに守り育ててきたということでもあると思います。その結果、独自の発展と成長をしたことで、タカラトミーのハイエイジトイのブランドの柱が強固なものとなり、T-SPARKという一大ブランドを立ち上げられるほどになり、満を持してこの「SHIELD-D-PRIME」が生まれたのではないかと思います。
玩具としてもそれぞれのブランドらしい遊びが詰め込まれていて、「トランスフォーマー」の変形、ゾイドの「電動ギミック」、「ダイアクロン」の隊員を軸にした遊びが喧嘩せずに融合しているのが本当に素晴らしい。可動も最新のトランスフォーマーと比較しても遜色なく、作りも整形色をベースとしつつも、細かい塗装が施された玩具としてとても遊びやすいものになっています。ゾイドファン、ダイアクロンファンから見たらどういう感想になるのかは気になるところですが、少なくともトランスフォーマーファン目線では「しっかりトランスフォーマーである」と感じると同時に、それぞれのブランドらしさをしっかり再現できているように思います。若干価格が高いのがネックではありますが、電動ギミック含めさまざまな遊びが体験できるし、クオリティも十分満足できるもので、管理人的には本当に買って良かったと感じます。3つのブランドのどれか1つだけでも好きであれば絶対楽しめると思うし、普段遊ばないブランドの楽しさにも触れることができるので、たくさんのタカラトミー玩具ファンに手に取って欲しいです。オススメ!
【ピックアップレビュー】


この記事へのコメント
使用された単四電池がゾイドらしからぬシナモンのかわいいデザインで笑いました
私にとっては
思い出のゾイドでもあり
いつものオプティマスでもあり
久しぶりのダイアクロンでもある
この企画とても気に入りました
沼の入り口として適度な難易度と優れた遊びやすさの玩具ですね
管理人さんの単4電池、めっちゃかわいいっすねw
思わず癒されました
他のキャラがゾイドになったら…を想像させられて楽しい!
でも全くキャラが思いつかない…
長編レビューお疲れ様です。
シールドライガーかっこいいですね!
コラボ商品とはいえ、電動で動くタイプのトランスフォーマーは久々に見た気がします。
ビークルモードはちゃんとゾイドしてるし、
ロボットはモードはスタイリッシュ。
とにかくかっこいいです。
個人の妄想ですが、エヴァンゲリオンプライムはこちらのトイをベースにしても成立しちゃいそうですね。
その場合、コラボが渋滞してカオスになっちゃいますが…。
他企業とのコラボアイテムってなんだか惹かれるものがありますよね!
次はゴジュラスから変形するグリムロックでオナシャス!
専用ブリスターを用意していながら未使用スペースのせいで、パッケージが無駄にデカい理由が謎。あと、ダイアクロンの対峙勢力は「ワルダー」ね?