今日は「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「 SS-92 アーシー」をご紹介!
商品名 | SS-92 アーシー |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2022年10月29日 |
価格 |
ということで、スタジオシリーズ版デラックスクラス「アーシー」です!この「アーシー」は1986年に北米で公開された『トランスフォーマー ザ・ムービー』に登場したオートボット(サイバトロン)の女性戦士で、その後『2010』、『ザ⭐︎ヘッドマスターズ』などにも登場するウーマンサイバトロンを代表するキャラのひとりでもあります。玩具としては2015年発売されたスリリング30(日本ではレジェンズ)で発売された「アーシー」のパーシャルとなっています。海外では2022年に「86-16 Arcee」として発売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。
台紙兼ディスプレイスタンドの背景は地球のサイバトロン基地。
【ロボットモード】
ロボットモード。上半身をメインにスリリング30版「アーシー」のパーツが流用されています。近年数々のパーシャルはあれど、こんなに昔の玩具の金型を流用したものってかなり珍しいんじゃないかな?それだけスリリング30版の「アーシー」としての再現度がずば抜けていたということでもありますが、下半身がまるっと新規になっていてセクシーさは抑えめになっています。全体的な色味は劇中に合わせて淡めのカラーリングになっていて可愛い。
背面。背中の上半分もスリリング30版のものが流用されています。


前面&背面。


側面。
バストアップ。頭部もスリリング30版と同じ…と思ったら、大きさが微妙に違っています。けど、よく比べてみないとわからないほど造形はほとんど変わっていません。目のクリアパーツは廃止され、白いパーツに塗装が施されています。
武器は銃タイプのものが1つ付属。これもスリリング30版からの流用。ちなみにスリリング30版の手は銃を奥まで差し込めないタイプでしたが、今回のものはその後に発売されたSDCC2015限定の「黒いアーシー」の奥まで差し込めるタイプの手が採用されています。
武器は太もも部分に取り付け可能。
【ビークルモード】
ビークルモード。劇中のデザインをイメージした曲線的なフューチャーカーに変形。ビークルモードも前半分がスリリング30版の流用、そして後ろ半分は新規という形になっています。後ろ半分はより劇中のデザインに合わせた形になり、印象的なフォルムと、女性キャラらしいやわらかなラインが両立されています。
背面。変形はスリリング30版を継承している部分もありつつ、全体的に大きく変わっています。特に新規になっているロボットモードの下半身やビークルモードの後ろ半分は全く違っていて、よりガワ感強めの変形に変わっていますが、その分劇中再現度はアップしています。


前面&背面。


側面。管理人のものは右サイドのパネルパーツのはまりがあまり良くなく、綺麗にツライチになりません…Xでサイドのパネルをうまく閉じるコツを教えていただき写真を差し替えました!
底面。武器は底部分に取り付け可能。
運転席部分も新規造形。ウインドウはクリアパーツですが、クリアパーツが使われてるのはここだけで、スリリング30版に付属していた大きな武器などはオミットされています。
【比較】
レジェンズ版「LG10 アーシー」と。一見ほとんど同じに見えますが、下半身がまるっと変わっているのと、頭部の大きさが変わったことで、少し等身が低く感じるようになりました。また、レジェンズ版の艶かしさは抑えられ、スタジオシリーズ版はよりロボットっぽい見た目になったように感じます。
ビークルモードでも。レジェンズ版は太もも部分が後輪周りを形作っていましたが、スタジオシリーズ版ではガワで形作るような感じに変わっています。
アースライズ版「アーシー」と。体型がすごく似ていて、今回のスタジオシリーズ版は近年のジェネレーションズの頭身感に合わせられたものであることがわかります。
ビークルモードでも。
スタジオシリーズ版リーダークラス「スプリンガー(スプラング)」と。恋人同士の2人ですが、淡い色味がすごくお似合いな感じを醸し出しています。せっかく『スプラング』をレビューしたので、今頃のレビューになっちゃったけど、ちゃんと紹介できてよかった。
【可動・アクション】
可動はスリリング30版から進化していて、特に下半身周りが新規になったことで、腰も回るし足首の横の可動も新たに追加されました。腕周りはそのままですが、この細さでちゃんと二の腕のロールもあるし、肘を深く曲げることができます。以下、写真続きまーす。
背中の背負いものは結構大きいですが、踵が後ろに長く伸びているので意外と安定感は良いです。
近年はもう当たり前のパーシャルだけど、ここまで昔の玩具をベースにしたパーシャルは珍しい。スリリング30版のピンクのパーツの金型が流用されているんだと思いますが、それ以外は白い全部新規で、変形に関わる部分にも手が入っています。これからも昔の金型を流用するものが増えてきたりするのかな…?と言いつつ、この「アーシー」以降は特に現れていないからレアケースなのかも。
レジェンズ版同様お姉さん座りもできます。ちなみに「アーシー」といえばミッシングリンク版が予定されていますがそれもどんな感じになるのか楽しみ!
お尻部分にしギュアスタンド用の穴が用意されています。変形の関係で腹部から上半身を前に倒せるようになっているのもいい感じ。ただ、若干腹部の接続が弱く、遊んでいると腹部がバラけがち
以上、「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「 SS-92 アーシー」でしたー!2015年に発売されたスリリング30(レジェンズ)版「 アーシー」のパーシャルではありますが、現行の86シリーズに馴染むスタイルに落とし込まれており、しっかり『ザ・ムービー』当時の「アーシー」のイメージを再現してくれています(レジェンズ版が今見ても圧倒的な完成度と可愛さを誇るのは変わらないけど)。腰や足首の可動も追加され、見た目以上にリデコ箇所がちゃんと作り込まれていて、変形パターンも変わっているのでスリリング30版との差も楽しめます。ここ10年で様々な「アーシー」玩具が増えましたが、それらの経験が積み重なったとても遊びやすい「アーシー」になっていると思います!
このアーシー、しまってしばらく触ってないなぁと思ってレビュー見てたらめちゃくちゃ触りたくなってきた!
スプラングも買ってから並べたいなと思っていたから今日帰ったら取り出そう。
こう言う事があるから、手放さずに持っておきたいけど場所が圧迫されていく〜