今日は「祝!放送記念日!池袋決戦「映画版ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」劇場上映 」の模様をご紹介!「その1」は「上映会&展示編」!
2023年10月1日(日)に池袋にある「新文芸坐」にて「祝!放送記念日!池袋決戦「映画版ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」劇場上映 」が開催されました!
これまで「祝!35周年!お台場決戦「トランスフォーマー 戦え!超ロボット上映会」」や「祝!35周年!秋葉原決戦「トランスフォーマー 戦え!超ロボット音波祭2019」」を開催してきたアニメ特撮上映系イベンターにしてトランスフォーマーファンのロボ石丸氏(@robo1954)主催のイベントとなり、1998年に公開された『ビーストウォーズ 激突!ビースト戦士』、『ビーストウォーズII ライオコンボイ危機一髪』、『ビーストウォーズ メタルス』、そして1999年に公開された『ビーストウォーズ コンボイ大変身!』の上映に加え、玩具レビュアーのヲタファさんと、声優の郷田ほづみさん、泰勇気さん、そしてサプライズゲストとして音響監督の岩浪美和さんを迎えたトークステージが行われました。
管理人も参加してまいりましたので「その1 上映会&展示編」と「その2 トークステージ編」の2回に分けてじっくりレポートしたいと思います!今回は取材の許可もいただきまして、トークステージ時の様子も写真を交え詳細にお伝えできればと思いますので、是非最後までお楽しみください!それではいってみましょー!
「その2 トークステージ編」は以下からどうぞ!
【新文芸坐】
会場は池袋にある新文芸坐。新文芸坐は文芸坐を元とした歴史ある映画館で、スクリーンは1つしかないいわゆるミニシアターとなります。管理人は初めて訪れたのですが、名前から昔ながらの映画館をイメージしていましたが、2022年4月に大幅リニューアルされたということでとてもキレイな映画館で驚きました!
映画館は3階にあり、そこへ向かうエレベーター横には1週間分の上映スケジュールが張り出されていました。この日の午後は今回の上映会のため貸切となっていました。
【上映会】
開始時間となり、いよいよイベントスタート!まずは主催者ロボ石丸さんによる挨拶から始まりました。2019年にあったお台場の上映会のあと、もっと早くに『ビーストウォーズ』の上映会をやりたかったそうですが、コロナ禍となり上映会をやれる時期を待っていたとのこと。そして10月1日が初代『ビーストウォーズ』の放送日であるということに気づき、それに合わせてなんとか実現できないかと考え、今回無事開催できたということでした。さらに偶然にもこの日は新アニメ『アーススパーク』の放送日で、とてもおめでたい日になったと言う言葉に会場からは大きな拍手が湧いていました。また、今回の上映会のチケットは2日でソールドアウトになったとのこと。その後、イベントの流れと諸注意があり、いよいよ上映会の開始となりました!
まずは『超生命体トランスフォーマー CG版ビーストウォーズ 激突!ビースト戦士』からスタート。1998年12月19日に公開されたもので、上映時間は33分。いつものアニメのように「WAR WAR! STOP IT」が始まり、観客席からは手拍子が。なかなか観る機会がない作品ということもあってかその後は皆さん集中して観ているようで、声出しは意外と静か。ときおりは『ビーストウォーズ』名物のアドリブに笑いや、歌が流れるときには手拍子があるくらいでしたが、「みんなで観ている」という感じがあり終始とても良い雰囲気の時間が流れていました。映画の内容は『ビーストウォーズ』の後半のお話をまとめた総集編となりますが、いろんなお話をつぎはぎしてストーリーを作り上げたような感じで、「こんな話しあったっけ?」と思ってしまうほど。怒涛の展開で最終回の「コンボイ」がエイリアンマシンとともに大爆発するところまでのお話でした。
2本目は『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズII ライオコンボイ危機一髪』。『激突!ビースト戦士』と同時上映されたもので上映時間は47分。こちらは映画用に作られた完全オリジナルストーリーで、タイトルにある通り「ライオコジュニア」を中心にお話が進んでいきます。『ビーストウォーズII』放送中の公開だったということもあってか、振り返りなどは一切なくいきなりお話がスタート。前半は「ライオジュニア」の身勝手さや、サイバトロンメンバーの「ライオジュニア」へのあたりの強さに結構イライラしましたが(笑)、だからこそ後半の成長が際立ったし、「マグナボス」がより逞しく見えました!作画のクオリティも高く、当時のOVAアニメのようなリアルな表現もあってとても見応えがあったし、おそらくすべての変形シーンがバンクではなく映画用に作られているのも感動しました。あとはやっぱりセル絵で動いて喋る「コンボイ」は新鮮だったし、管理人的にはレジェンズのコミックで見て謎の存在だった「マジンザラック」のことも「こいつだったのか〜」とようやく知れました(笑)そしてエンディングでは当時のキャラクターコンテストのイラストと、入賞者した子どもたちの住んでる県と本名がズラ〜っと流れるという、時代のおおらかさを感じるものになっていました(このあとの『コンボイ大変身!』でもそうでした)。
3本目は『CG版ビーストウォーズメタルス』。ここまでの3本が当時同時公開されてたもので上映時間は23分。日本ではTV放送されなかった『ビーストウォーズメタルス』のエピソードの1つ「Bad Spark」を映画用に編集したものです。映画が公開された頃は日本ではまだ『メタルス』が放送されていなかったので、「コンボイ」の復活や「メタルス化」についての簡単な説明も冒頭にありました。いきなり「クォンタムサージ」とか「マトリクスゾーン」とかのワードが出てきて当時の子供達はきっと「???」だったはず…このお話は「ランページ」が復活するお話が描かれたものですが、TVアニメの『メタルス』で「ランページ」がなんの前触れもなくいきなり登場した謎がようやく解けました…!それと、この回は「ブラックウィドー」と「シルバーボルト」のやり取りが多めで楽しかったデス。
そして最後の4本目は『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!』。これは1999年7月31日に「’99夏東映アニメフェア」として「ミクロマン」と「リカちゃん」の映画と同時上映されたもので上映時間は30分。こちらも日本ではTV放送されなかったエピソード「Cutting Edge」がベースとなっていますが、「コンボイ」が「パワードコンボイ」に進化したことを簡単に説明するために「大きくな〜れ」の回も一部使われています。ちなみに、当時この映画が公開された頃はまだ『メタルス』の放送すら始まっておらず(約2ヶ月後にスタート)、ほとんどの子供たちは(おそらく1つ目の映画を見ていたとしても)「何のこっちゃ」な展開だったんじゃないかと思われます…!「Cutting Edge」のお話としてはそこまで「パワードコンボイ」が活躍する話でもなく、人間を助けるためにすでにサイバトロンに鞍替えした「ブラックウィドー」が結構活躍したり、いきなり「デプスチャージ」が出てきたり(ラットルが「あ、新キャラだ」って言う程度の紹介で終わるという)、当時映画を見たビーストウォーズ好きの子供達がどんな感想を持ったのかとても気になる内容でした。
ちなみに管理人は4作とも今回初めて鑑賞したのですが、上映された映画は全て当時のフィルムを使用しており、当時の子供たちが見たであろうそのままの状態で観ることができたのはすごく嬉しかったし、とても貴重な体験ができたと思います。『メタルス』は全く観たことのないエピソードだったので新作のように楽しめた&「ランページ」登場のミッシングリンクが埋まったのも嬉しかった(笑)あとは劇場の音響設備が良いのか、古い映画ですがすごく音が良く感じたのが印象的でした。
映画の上映が終わると休憩を挟み、次はトークステージのコーナーへ。トークステージの様子については「その2」で詳しく紹介します!
【展示】
ロビーには展示コーナーがあり、上映前や上映会とトークステージの間の休憩時間は多くの人が展示に見入っていました。またこの他にもヒーローXによる書籍の販売もあり、イラストレーターの安國一将さん直筆イラスト入りの『トランスフォーマー クラシックスVOL.5』も販売されていましたが早々に売り切れになったとのこと。以下、今回展示されていたものを簡単に紹介していきます!
あみあみから発売される「もちぼっつ」シリーズ。来年1月に発売される4種に加え、新製品も公開されていました。
2024年1月に発売されるぬいぐるみ「コンボイ」、「バンブル」、「クリフジャンパー」、「コンボイ シャッタードグラスver.」。
ぬいぐるみシリーズ第2弾。「メガトロン シャッタードグラスver.」、「メガトロン」、「スタースクリーム」、「サンダークラッカー」、「スカイワープ」。
「缶バッチコレクション」&「アクリルスタンド」&「クリアファイル」。2024年2月発売。
threezeroの『トランスフォーマー/ビースト覚醒』DLXシリーズ。
「DLX バンブルビー」。2023年12月出荷予定。
「DLX オプティマスプライム」。2023年12月出荷予定。
「DLX オプティマスプライマル」。2024年9月出荷予定。
発売済みの「レゴ オプティマスプライム」。
セイコーから発売されるコラボウォッチ「AUTOBOT」。2024年1月10日まで予約受付中。
コトブキヤ「TRANSFORMERS美少女」シリーズ。
「TRANSFORMERS美少女 コンボイ」。発売済み。
「TRANSFORMERS美少女 バンブル」。発売済み。
「TRANSFORMERS美少女 メガトロン」。発売済み。
「スタースクリーム」、「スカイワープ」、「サンダークラッカー」はパネルのみの展示。
今回上映された映画に関連した玩具も展示されていました。こちらの玩具はヒーローXさん所有のものとのこと。
「ライオコンボイ」。黄ばんでなくてキレイ。
「パワードコンボイ」。こちらは国内版。
「バーニングコンボイ」。1998年に映画の公開に合わせて発売されたもの。
「トリプルダクス」。
「マグナボス」。
当時映画に合わせて発売されたジグソーパズルに付属した「ライオジュニア・ホワイトバージョン」。
同じくジグソーパズルに付属した「ライオジュニア・ブラックバージョン」。
こちらも同じくジグソーパズルに付属した「メタルスラットル スペシャルバージョン」。
「ガルバトロン」。
復刊したコミック版『ビーストウォーズII』と『ビーストウォーズネオ』。当時のボンボンコミックス版も展示されていました。
Robosen「フラッグシップ グリムロック」、「エリートオプティマスプライム」、「バンブルビーパフォーマンス」の実演も行われており、多くの人がその迫力に足を止めていました。
ということで「その1 上映会&展示編」はここまで!「その2 トークイベント編」も引き続きお楽しみください。
このイベント見に行けた皆さんはうらやましいですね。ちなみに全て上映当時に見に行きました。ビーストの上映時には映画館限定でメタルスのおもちゃが(海外版ですが)先行販売されると知って、バイトで貯めた大金を持って行き全種類購入、周りの子供から「あの兄ちゃんスゲー!全部買ってる!」と驚かれたものですw