今日は「トランスフォーマージェネレーションズ スタジオシリーズ 86シリーズ(海外版)」から「アイアンハイド」をご紹介!
商品名 | 86-17 アイアンハイド(Ironhide) |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ(86シリーズ) |
クラス | ボイジャークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2022年 |
価格 | $33.99 |
ということで、スタジオシリーズ版ボイジャークラス「アイアンハイド」です!「アイアンハイド」は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』から登場したオートボット(サイバトロン)の警備員。警備員とは言いますが、実質「コンボイ」率いるサイバトロンの古株であり副官のような立場のキャラクターです。これまでも何度かジェネレーションズ系ではリメイクされていますが、今回はスタジオシリーズの86シリーズということで『トランスフォーマー ザ・ムービー』に登場した姿で、しかもボイジャークラスでの立体化となります。日本では2023年2月に「SS-97 アイアンハイド」として発売されます。それではいってみましょー!
【パッケージ
パッケージ。イラストがシンプルなタッチだけどカッコイイ!
台紙兼ディスプレイスタンドはオートボットの宇宙船の中。『トランスフォーマー ザ・ムービー』の冒頭、この場所で「アイアンハイド」は命を落とします…
【ロボットモード】
ロボットモード。かつてなく劇中の姿に似せて作られていて、デザイン、スタイルともまさに「アイアンハイド」!体型はどっしりめで、拳も大きく作られています。ボイジャークラスではありますが、大きさ的にはデラックスクラスよりちょっと大きいくらいで、普段のボイジャークラスよりは小ぶりな印象。その分パーツ数は多く密度感高く作られています。また、各部のディテールもプラスされていますが、適度な感じで良いです。
背面。背中のパーツがちょっと収まりが悪いというか、かっちり固定できないのがちょっとだけ気になるかな?あと意外と肉抜きを感じる部分はあって、この辺はもしかすると気になる人もいるかもしれません。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔もこれまでのジェネレーションズ系の中では一番アニメの見た目に似てるし、凛々しい表情がカッコイイ!
武器は銃タイプのもの(レーザーピストル)が2丁付属。
武器は背中と膝下の後ろ側に取り付け可能。ちなみに今回の「アイアンハイド」には足裏含めてどこにも5mm穴がなく(手は5mm穴ですが)、武器は専用の四角型のジョイントで接続します。
【ビークルモード】
ビークルモード。ワゴン車に変形。G1では日産の「チェリーバネット」に変形していましたが、今回のスタジオシリーズでは似た感じにアレンジされた玩具オリジナルのデザインになっています。すごくG1アイアンハイドっぽい見た目のビークルですが、一個残念なのはサイドにオレンジ(黄色?)のラインがないこと。『ザ・ムービー』でも一瞬ビークルモードに変形するのですが、その時もちゃんとラインは描かれていたのでそこは再現してほしかった…!
背面。サイドのウインドウはちゃんとクリアパーツでできていますが、リア部分は塗装などもなくちょっと寂しい感じ。変形はボイジャークラスだけあってステップ数も多く、また変形パターンとしてはこれまでのどの「アイアンハイド」トイとも似ていない印象。強いて言えば上半身がシージ(アースライズ)版の変形と似ていますが、足の変形などはパネルを多用したものでパタパタ楽しい。また足首の変形の際、軸に通ったパーツの位置の移動を意識せず自動に行えるのがなにげにすごいと感じました。ちなみに今回開発を担当したのはレジェンド國弘高史氏。
前面&背面。
側面。
武器はルーフ部分に取り付け可能。
また、後部底面にも取り付けておくことができます。
【比較】
2020年に発売されたアースライズ版デラックスクラス「アイアンハイド」と。アースライズ版がかなりG1テイストの強いリメイクだったので、まさかこんな短期間でまた出るとは…!アースライズ版はシージ版のパーシャルではありますが完成度はとても高いです。
ビークルモードでも。アースライズ版も結構リアルな昭和のワゴン車みたいな見た目。こう見ると、今回のスタジオシリーズ版はアニメの見た目のちょっと簡略化された感じのビークルモードを再現しているのかも…?
マスターピース版「MP-27 アイアンハイド」と。久々にマスターピース版を出したけどこんなにひょろっとした感じだったっけ…?と感じるほど、今回のスタジオシリーズ版とは体型が異なります。各部のデザインはとても似ているけど、胸の感じはスタジオシリーズ版の方がアニメの見た目をより再現していると思います。
ビークルモードでも。マスターピース版は日産のライセンスを取得しているだけあって再現度はかなり高め。
アースライズ版リーダークラス「オプティマスプライム」と。なかなか良いサイズ感!ただ、ここまでアイアンハイドがアニメっぽい見た目になると、「コンボイ」もスタジオシリーズで『ザ・ムービー』デザインのものが欲しくなってくる…
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動も良好。デラックスサイズですがボイジャークラスということもあってしっかり動いてくれます。手首も回るし、足首の可動もいい感じ。肩はスタジオシリーズ版「レックガー」でも採用されていた中にメカニックが造形されている形になっています。また股間のパーツも太ももの動きに合わせて動かすことができます。以下、写真続きまーす。
スーパーヒーロ着地もかっこよく決まります。
『ザ・ムービー』では無残な死を遂げたアイアンハイド…もう語られつくされたことではあると思いますが、あんな攻撃で死んじゃうほど弱くないと思う…!
「アイアンハイド」が出るということは自動的に「ラチェット」も出るわけで(ラチェットも『ザ・ムービー』では同じ場所で死んでしまいます…)とても楽しみです。
お尻にフィギュアスタンド用の穴が用意されています。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ スタジオシリーズ 86シリーズ(海外版)」から「アイアンハイド」でしたー!まさに理想の「アイアンハイド」で、G1スタイルの「アイアンハイド」のリメイクとしては決定版と呼べるものになっていると思います!クラスアップしたことの恩恵はかなり大きく(若干肉抜きが気になる部分は昨今のコストアップの世知辛さを感じるところではありますが…)、かっちり密度ある感じが遊んでいてとても心地よいです。また変にG1トイオマージュのようなギミックもなくあくまでロボットからワゴン車に変形するアニメの「アイアンハイド」なのもスタジオシリーズならではの魅力になっていると思うし、ジェネレーションズで出せなかったキャラを補完するのではなく、あくまで「スタジオシリーズ」としてアニメの見た目再現優先での再リメイクというもうひとつの道筋を示してくれる玩具だと思います。…と、そんな御託とは関係なく、最高の「アイアンハイド」なのは間違いないので是非手にとってみてほしいし、国内版を予約した人は楽しみに待ってほしいです!オススメ!
正面から見たロボモードと変形構造は確かにすごい!と思うのですが、特に腕の裏側と腿の内側の肉抜きが非常に目立ってしまっていて、小ささも相まってこんなのでボイジャー価格か…と感じてしまいました…