今日は「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー(海外版)」から「トランスメタルII メガトロン」をご紹介!
商品名 | トランスメタルII メガトロン (Transmetal II Megatron) |
---|---|
シリーズ名 | ジェネレーションズ レガシー |
クラス | リーダークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2022年10月 |
価格 | $55.99 |
ということで、レガシー版リーダークラス「トランスメタルII メガトロン」です!「トランスメタルスII メガトロン」は『ビーストウォーズメタルス超生命体トランスフォーマー』に登場した「メタルスドラゴンメガトロン」のことで、『メタルス』での「メガトロン」の最終形態となります。ジェネレーションズ系でのリメイクとしてはBotCon 2016限定で「ギガトロン」のリカラーで発売されたことがありましたが、完全新規では初のリメイクとなります。日本では2023年3月に「TL-21 メガトロン」として発売されます。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。パッケージではエンブレムが『トランスフォーマープライム ビーストハンターズ』に登場したプレダコンのものが使われているのですが、中に入っている説明書では『ビーストウォーズ』のプレダコン(デストロン)マークになっていてどっちが正しいか分かりません(玩具そのものにはエンブレムはなし)。
イラスト面。
【ロボットモード】
ロボットモード。『メタルス』のアニメの雰囲気を再現しつつ、小顔で頭身が高くめちゃくちゃスタイルが良くなっています。「ドラゴン」という空想の生き物をモチーフとしてることもあって、デザイン、色ともものすごくラスボス感溢れる見た目で本当にカッコイイ!リーダークラスということでボリュームもしっかりあるし、背中の半透明の羽や胸の目のようなクリスタル部分もファンタジー感が溢れています。
背面。背中の翼は5枚の羽が重なっていてとてもリッチ。頭から伸びるドラゴンの尻尾も迫力があります。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔は歯を食いしばったような表情で、また頭部のバイザー?もクリアパーツでできているので、『メタルス』版の玩具のオマージュを感じます。
額のクリアパーツは頭頂部と繋がっていて、旧玩具でミサイルが発射した部分が集光ギミックで光るようになっています。目もクリアパーツでつながっていますが、紫色で塗装されているのでうっすら周囲が光るのみ。
武器。ドラゴンが吹く炎のエフェクトを棍棒のような感じで持てます。QRコードから見れる情報では名称は「ファイヤーブレス」となっています。
左腕のドラゴンの口の中に5mm穴があるので、そこに取り付けることもできます。ちなみに『最後の騎士王』版リーダークラス「メガトロン」に付属した炎と似ていますが、大きさも形状も別物です。
後頭部から伸びるドラゴンの尻尾もフレキシブルに動きます。
【ビーストモード】
ビーストモード。ドラゴンに変身。真っ赤なドラゴンで大きく広がる炎のような翼が迫力あってとてもカッコイイ!こちらもアニメの雰囲気を再現しつつ、スタイルがよくなり、各部の鱗のディテールも細かく作り込まれています。あとはトランスフォーマーメインで集めている身としてはこんなかっこいいスタイルのドラゴンのフィギュアはあまり見たことがないのですごく新鮮だし、ドラゴンは結構人間っぽい感じも強くなりがちなんですが、ちゃんと ロボットモードからシルエットも大きく変わっていて、まさに「変身」した感じになっています。
背面。大きく広がった翼がすごくいい!翼のパーツは弾性のあるプラスチックでできているので普通に遊んでいるぶんには破損するようなことはありません。変形はメタルス版を彷彿とさせつつも、よりシンプルで遊びやすいものになっています。ロボットモードの胸の造形がちゃんとドラゴンモードの爪を使う感じもいいし、ドラゴンモードの胸部〜腹部をまるっとガワにして下側から配置する潔さもとても面白いと思います。ちなみに今回の開発を担当したのは数多くのビーストウォーズ玩具を手掛けた江島多規男氏。もしかしてメタルス版も手掛けていたりもするんだろうか…?
前面&背面。
側面。
ドラゴンの口は開閉可能。首は6箇所のボールジョイントでフレキシブルに可動します。こうしてみると西洋ファンタジーの「ドラゴン」だけではなく、アジアの「龍」のデザインも入ったデザインになっているんですね。
口の中に5mm穴があり、炎のエフェクトパーツを取り付けされます。この穴の角度とエフェクトパーツの形状が絶妙で、喉の奥から勢いよく炎を出しているように見えてすごくかっこいいです。
翼は最大でここまで開くことが可能。一番上のグラデーションのついた羽を展開すると残りの4枚の羽も連動して開くギミックもあってすごくいい感じ。ちなみに羽を畳む際勢いよく戻すと下の羽に引っかかってしまうことがあるのでゆっくり戻すことをおすすめします。
【比較】
『メタルス』放送時に発売された「D-47 メタルスドラゴンメガトロン」と。身長は同じくらいですが、頭身が全く違っています。劇中の雰囲気と比べると造形的なところは今回のレガシー版が細かいところまで再現していますが、メタルス版もメッキや軟質パーツを多用した玩具然としたスタイルがなんともいえずカッコイイ。こっちもそのうちレビューできたらいいな。
ビーストモードでも。メタルス版は首の軟質パーツに癖がついて明後日の方向を見ているのはご愛嬌…変形パターンは似つつも、メタルス版で複雑だった腹部の変形を今回はシンプルにまとめているのは簡略化というよりはアップデートのように感じます。
残念ながら今回のレガシー版はビークルモードはなし。
キングダム版リーダークラス「メガトロン(ビースト)」と。身長は今回のレガシー版のほうが少し大きい。この2体間をつなぐ「メタルスメガトロン」も出てほしかったけど、この2体が揃ってしまった今、しばらくはないような気もする…
ビーストモードでも。
パワー・オブ・ザ・プライム版「オプティマルオプティマス」と。大きさはオプティマルのほうが頭1つぶん大きい感じ。このPOTP版もかなり素晴らしい出来なので、しばらくはリメイクはなさそうな感じがします。
ビーストモードでも。ビーストモードではなかなかいいサイズ感。ちなみにオプティマルもビークルモードはオミットされています。
【可動・アクション】
可動も良好。どっしりとした足&渋めな関節でしっかり体を支えられるし、なんと言ってもドラゴンの首としっぽがフレキシブルに動いてくれるのでポーズの幅も広がります。以下、写真続きまーす。
高頭身がちょっと「メタルス」とイメージ違う感じもあるけれど、奥浩哉の漫画にでてきそうな強敵感も醸し出されていてとてもカッコイイ…両足のヒザ下のデザインが違うのもちゃんと再現されています。
アニメではほんの数話の活躍にとどまっていますが、それまでの『ビーストウォーズ』になかった空想の動物の「ドラゴン」をモチーフにしたというのと、玩具のインパクトもあって強烈に記憶に残っている人も多いハズ。
飛行している姿がよく似合うけれど、残念ながらロボットモード、ビーストモードともフィギュアスタンド用に穴はないです。写真では太ももの裏の5mm穴にテンセグベースのアームを接続しています。
ドラゴンモードでも。ドラゴンモードでもとても良く動いてくれるし、首やしっぽの可動はドラゴンモードで真価を発揮します。
最近は『ゲーム・オブ・スローンズ』とかのリアルなドラゴン(言っててなんか変だけど…)が流行りのような感じもしますが、こういう少し人間っぽさも入った「龍神」のようなドラゴンもやっぱりカッコイイ。成型色はほぼ赤ではありますが、造形もすごいし、微妙な質感の差だったり、塗装だったりで見飽きません。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ レガシー(海外版)」から「トランスメタルII メガトロン」でしたー!とにかくロボットモード、ビーストモードどちらもとてもかっこいい!ドラゴンから変形するロボットという少年心をくすぐりまくる見た目で、ある意味トランスフォーマーらしからぬ有機的なデザインラインが突き抜けたかっこよさに繋がっていると思います。変形もメタルス版を彷彿とさせつつ、適度な難易度で変形しやすいし、高頭身を活かしたロボットモードの可動や、ドラゴンモードでの首としっぽをグリグリ動かしながらポーズをつけるのもとても楽しいです。まさに「ラスボス」という言葉がピッタリで、レガシー1年目の最後を飾るにふさわしい逸品だと思います。日本でも2023年3月に発売予定なので予約した方は是非楽しみにしてほしいです!オススメ!
めちゃくちゃカッコいいですね!
旧玩具からの進化が、、、と思ったけど、そちらはそちらで全然負けずにかっこいい!
改めて傑作玩具だったんだと実感しました