今日は「トランスフォーマー ビーストウォーズビンテージ(海外版)」から「スコルポノック」をご紹介!オラオラ!!
商品名 | スコルポノック(Scorponock) |
---|---|
シリーズ名 | ビーストウォーズビンテージ |
クラス | メガクラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2021年12月 |
価格 | $???(Walmart限定?) |
ということで「ビーストウォーズビンテージ」から「スコルポノック」です!「ビーストウォーズビンテージ」はウォルマート限定で発売されている初代「ビーストウォーズ」玩具を復刻するシリーズで、日本では一部がタカラトミーモール限定で発売されています。この「スコルポノック」は日本では「スコルポス」の名前でおなじみで、デストロンの砂漠戦闘指揮官となります。今回の玩具は元々1996年に発売されたハスブロ版「スコルポノック」の復刻ですが、一部成型色が変更になっています。ちなみに2021年12月現在ハスブロからは公式発表はされておらず(なのでWalmart限定かも今のところ不明です…)、今回紹介するものはアジア流通版となります。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。1996年にアメリカで発売されたケナー版のパッケージを忠実に再現。違いとしては当時のものは英語のみの表記ですが、ビンテージ版は5言語表記になっていたり、表面の小さい写真が新しいものに変わったりしています。
【ロボットモード】
ロボットモード。巨大なハサミと背中から伸びるしっぽのフォルムがカッコイイ!当時品と比べるとボディの黒い部分が濃いシルバーに変更になっているのが大きな特徴。管理人は『ビーストウォーズ』放送時はトランスフォーマーから離れていたので、今まさにビーストウォーズ系の玩具を時間をかけながら集めているところで、ずっとこの「スコルポノック(スコルポス)」を入手できずにいました。というのもスコルポスの当時の玩具はしっぽの付け根が壊れやすかったり、サイバービーやミサイルを紛失しやすく、なかなか完璧な状態での入手難易度が高かったのです。そんな中ビンテージ版が出るということで、今回ようやく念願のスコルポスを手に入れることができました!
背面。当時玩具で壊れやすかった尻尾の付け根ですが、ビンテージ版は触った限りすぐに壊れそうな感じはしませんが、根本の可動が硬いので、根本を持って動かすなどはしたほうがいいかもしれません。もしかして成型色が変わったのも強度を上げるためとかなのかな?もしくは内部の作りが壊れにくいように手を入れられているのかも?
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部は結構アニメの感じと似ています。ずっとザクとかダースベイダーみたいな排気口みたいな口かと思ってたんですが、叫んでる口だったのね…
頭部のカバーを閉めてミュータントヘッドモードに。すごいデザインだ…!
背中のしっぽのレバーを前に倒すと、尻尾が前にせり出すギミックが。結構力がいる感じで、当時の玩具はこのギミックを発動することで破損するような感じだったのかな?
左手にはミサイル発射ギミックが。上部の爪を開くとスイッチが押され、ここ最近の玩具ではありえないほどの威力でミサイルが発射されます。ミサイルは2本付属しています。
右手のレバーを押すとハサミの一部が発射され、自動で「サイバー・ビー」に変形します。ちなみにスコルポスと接続するサイバービーのスプリングが強いのと、レバーの保持力が弱く、スコルポスにサイバー・ビーを取り付けるのにかなり苦労します(暴発しやすい)。どうやら旧玩具でもそうだったという話を聞くので、その辺りは特に改修などは入っていないようです。ちなみに上の写真では暴発を防ぐためレバー部分にトランスフォーマーの梱包でよく使われている透明な輪ゴムを噛ませています。
「サイバー・ビー」。胴体に接続している頭、尻尾、両羽のすべてにスプリングが仕込まれていて、発射した衝撃でカシャッと開くようになっています。
【ビーストモード】
ビーストモード。サソリに変身。実際のサソリと比べるとそこまでリアルに作られているわけではなく、結構独特なフォルムになっています。ハサミの形状からサソリというよりはロブスターにも見えなくもない…ただ『ビーストウォーズジェネレーション』(ホビージャパン刊)に掲載されている開発画稿を見ると、デザイン上ではハサミもちゃんとサソリの形状になっていたので、玩具化に至る途中で変更が入ったようです。安全面とか強度の問題だったのかな?
背面。大きくごつい尻尾がカッコイイ。変形はシンプルですが、これまで触ったことがなかったので、ロボットモードの足がサソリの顔になるなど結構驚きな部分もあり、きっと当時もそれまで乗り物からの変形がほとんどだった中では衝撃的な変形だったんじゃないかな、と想像します。
前面&背面。
側面。
頭部。顔の感じなどはアニメの雰囲気に結構似てる感じ。
ビークルモードでも尻尾のギミックを発動する事ができます。
【比較】
キングダム版デラックスクラス「スコルポノック」と。キングダム版はアニメの雰囲気はすごく出てるんだけど、やぱり大きさはもう少し欲しかったな、とこのビンテージ版を見ると思ってしまう…
ビーストモードでも。キングダム版はリアルなサソリを再現しています。
1996年に発売された「メガトロン」と(当時品)。日本語版だとあまり触れられませんが、スコルポスは副司令官で、メガトロンからは「バカだから裏切らない」と思われており、その知能の低さから他のメンバーからもバカにされているという…
ビーストモードでも。管理人は2007年にトランスフォーマーに復帰した後、「ビーストウォーズ」玩具も細々と集めていますが、サイバトロンは集まったけど、デストロンはまだ数体足りていない状態…そんななか入手困難だったこのスコルポスが復刻されたのは本当に嬉しい!
【可動・アクション】
可動はなかなか良好。G2で導入されたフリーポーザブルは「ビーストウォーズ」で更に磨きがかかり、アクションフィギュアとしても十分動いてくれます。足の付根はボールジョイントで、さらに太もものロールも入っているのも驚き。ただ、上でも書いたように右手の「サイバー・ビー」がよく暴発するのできっと当時の子供達もイライラしたことだろうと思います…以下、写真続きまーす。
ミサイルギミックは本当に強力。撮影中思いっきり飛んでいってそれはそれは探しました…
「サイバー・ビー」は『ビーストウォーズ』のエピソードの中でも印象的なアイテム。どうやら当初の予定ではちゃんとサソリに変形する予定だったことが『ビーストウォーズジェネレーション』に掲載されているスケッチで分かります。
ミュータントヘッドで。レトロなモンスターチックな顔がたまらない…こちらも『ビーストウォーズジェネレーション』に掲載されている江島多規男氏(このスコルポス含め膨大なビーストウォーズ玩具を手掛けたタカラトミーの現役デザイナーさん)のインタビューによれば、当時はこっちがメインの顔で、あとで「実はこのキャラでした」と明かすギミックだったようです。
以上、「ビーストウォーズビンテージ(海外版)」から「スコルポノック」でしたー!当時の復刻玩具なので、良し悪しはすでに多くの方がご存知かと思いますが、アンバランスなフォルムと有機的なラインがなんともかっこよく、しっぽや両腕のギミックなど盛々なプレイバリューが詰め込まれていて、今遊んでも遜色のない玩具だと感じました。「サイバー・ビー」の暴発には悩まされますが、個人的にずいぶん長く探し続けていたこともあってすごく満足しています!どこまでこのビンテージシリーズが続いてくれるかは分かりませんが、今遊んでも十分通用する玩具がたくさんあるのでこれからも色々出てくれると嬉しいなあ。
劇中再現度はともかく、単純なプロポーションで言えばこっちの方がキングダム版よりいい気がしますね
というか、キングダム版が明らかにあれこれ皺寄せ食らいまくった感じなので…