今日は「トランスフォーマー プレミアムフィニッシュ」から「PF SS-01 バンブルビー」をご紹介!
商品名 | PF SS-01 バンブルビー |
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シリーズ名 | トランスフォーマー プレミアムフィニッシュ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2021年10月30日 |
価格 | 3,800円(税抜) |
ということで、プレミアムフィニッシュ版「バンブルビー」です!「プレミアムフィニッシュ」シリーズはタカラトミーオリジナルの企画商品となり、スタジオシリーズ、WFCシリーズから人気キャラがチョイスされ、公式の文言を借りると「日本独自のカラーリング/ウェザリング塗装で仕上げることでハリウッド実写映画やNETFLIXのCGアニメ作品により近づけた新シリーズ」となります。この「バンブルビー」は映画『バンブルビー』公開時期に発売されたスタジオシリーズ「SS-16 バンブルビー」のリカラーで、日本オリジナルの商品となりますが、海外でもHasbro Pulseで販売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。中身の見えないボックスタイプで、写真ではちょっと見えにくいですが表面上部の「PREMIUM FINISH」部分が箔押し印刷になってちょっと豪華な感じのパッケージになっています。箱の大きさはスタジオシリーズのデラックスクラスと同じ。
箱の中はブリスターはなく、中箱にくくりつけられた感じになっています。
【ロボットモード】
ロボットモード。新製品プレビューでも言ったのですが、管理人は事前に公開された画像などからてっきり全面に塗装が施された重塗装版かと思っていたのですが、実際は成型色メイン&追加塗装で、想像とはだいぶ違ったものになっていました…特にこの「バンブルビー」は宣材写真のつや消し塗装がとてもいい感じに見えていたので、実際の商品とのギャップに面食らいました…ただ、仕様が思っていたものと違ってはいましたが、この型自体は悪くないし、実際塗装箇所が増えて劇中の雰囲気と近くなっているのは間違いありません。
背面。背中の羽はおそらくコンセプトアート段階では存在していたもので(劇中でも一瞬出るシーンがありますが)、これはタカラトミー、ハスブロ以外が発売するフィギュアやスタチューでも再現されています。今回はあくまでリカラーシリーズである以上形状については言いませんが、いつか「Ver.2」として羽のない変形するバンブルビーが出てくれるといいなあ。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部は塗装箇所も増え、元の造形がしっかりしている分かなり劇中の雰囲気に近くなっているように思います。目の周りが黒っぽくなっているのが効果的で、怖く見えがちな顔をちゃんと可愛い感じにしてくれています。ただ、額のオートボットマークの印刷がなくなってしまっているのがちょっと残念。
パーツを取り替えてマスクオン状態。こちらも塗装箇所が増えています。
武器。右手のブラスター。通常の腕の肘関節以下が外れるようになっていて、取り替えて装着します。
ブレード。左右どちらの腕にも取り付け可能。劇中に登場するブレードは形状が違っています。
ブレード、ブラスター、マスクは背中に取り付けておくことができます。マスクの取り付け方法は今見てもなかなかに無理矢理感ある…
【ビークルモード】
ビークルモード。フォルクスワーゲンタイプ1、通称ビートルに変形。劇中のカラーリングに寄せて黄色というよりはクリーム色のワーゲンになっています。ただ映画と見比べてもここまではクリーム色ではないような…しかもとても光沢ある感じなので、商品説明にある「忠実に映像に沿ったカラーや質感」とはちょっと遠いかな…また、宣材写真であったバンパーの中央のラインの塗装や、フォルクスワーゲンのエンブレムの塗装もないし、サイドミラーの色も黄色だしで、買う前に期待したイメージとは全然違います。ちなみに写真では成型色と塗装箇所で結構違って色が出てしまっていますが、実際はもうちょっと馴染んだ感じになっています。
背面。ビークルモードではまったくウェザリングがないのも残念。このバンブルビーこそウェザリングあってなんぼな気がするのに…それと、ホイールも塗装が良かったなあ。
変形は個体差かもしれませんが、両足をあわせるジョイントや、サイドのウインドウを固定するジョイントがゆるくなっているようで、もともと最後のガワの合わせが難しいものがさらに強まってしまっています…特にロボットモード→ビークルモードの変形難易度がすごく上がっている印象でした…逆にそこを調整してしまえばぐっと遊びやすくなります。あと、このバンブルビーは変形手順が大事なので、最初はちゃんと説明書を見て変形することをおすすめします。
前面&背面。
側面。
底面。武器やマスクは底面に取り付けておくことができます。
【比較】
リカラー元であるスタジオシリーズ版デラックスクラス「バンブルビー」(画像は海外版)と。こうして比べるとプレミアムフィニッシュ塗装箇所はかなり増えていることが分かり、特に内部のフレームと外装の差がしっかり出ているのがいい感じ。
ビークルモードでも。ビークルモードもフロントライト、フロントウインドウのフレームや、サイドのステップ部分の塗装が増えています。
【可動・アクション】
可動は元々のスタジオシリーズ版から変わらず良好。特に足首がよく動いてくれるのでどっしり構えたポーズを取らせやすいです。塗装も内側までちゃんと塗装されているのがいいですね。以下、写真続きまーす。
体育座りも可能。足の裏もしっかり塗装されています。
元のスタジオシリーズ版が出たのもなにげにもう3年も前。『ビースト覚醒』でも「バンブルビー」はカマロになって続投なのでどんな玩具が出るかとても楽しみ。
重塗装ではなかったけど、しっかり塗り分けはされているので決して悪いものではないし、むしろこれはこれでありなかっこよさなのは確か。
お尻にフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って。
以上、「トランスフォーマー プレミアムフィニッシュ」から「PF SS-01 バンブルビー」でしたー!スタジオシリーズ版からは明らかに塗装箇所が増え、元になった玩具も決して悪くないのですが、ともかく管理人は「プレミアムフィニッシュ」というワードと、発売前の公式画像や文言に惑わされ、勝手にそれを見て楽しみにしすぎてしまいました…実際のプレミアムフィニッシュシリーズはコアファン向けの重塗装シリーズではなく、ある意味再販に近い、これまで買い逃してきた人へのリーチも目的としたかつての「ムービー ザ ベスト」のような立ち位置でした。なので玩具としては扱いやすい成型色メインの作りで、そういう目で改めて見るとカラーバリエーションの一つとしては十分アリだと思えます。ただ、売り方というか、せめて発売直前に公式Twitterに載せる画像は製品に近いものにしてほしいし、リカラー前から価格が1,000円上がって「プレミアムフィニッシュ(高級仕上げ)」なんていう塗装を思わせる名前を掲げているのであるのであれば、「写真と商品は異なる場合があります」では納得しにくい部分が多かったのも事実です…
この記事へのコメント
レビューありがとうございます。
主さんと同意見でプレミアムフィニッシュの謳い文句でもっと金属感や重厚感が増した重塗装されるものかと思っていましたが…期待しすぎたというか…
再販の簡略化か、塗装や製造にかかった費用のためか箱に窓がなくて塗装具合が見れないのもまた…ねぇ
主さんの言うムービーザベストが本当にしっくりきます。トランスフォーマー触ってる人間だと一番わかりやすい言葉です。
レビューありがとうございます!
確かに重塗装=全塗装って勘違いしても仕方ない宣材写真ではありますよね…
自分はオプティマスだけ買いましたけど、「あれ?全身のドライブラシは? あれ⁇塗装剥離状態のプリント違くね⁇」とは思いました。
全体の雰囲気、そして実際のモデルに近づけようって試みが良いだけに実に勿体ない…
ただ全塗装にすると、塗膜の厚さ及びプラ劣化で破損率が増えそう、かつ更なる高額化になりそうなので悩ましいところではあります。
≫ せめて発売直前に公式Twitterに載せる画像は製品に近いものにしてほしい
ホントここはタカトミさんには改めて欲しいです。
プラの形成色は今までのTFにない、風化した感じが非常にいい感じなので、個人的には再販の意味も合わせて続けて欲しいとは思ってますが、流石に宣材写真と商品と違いが大きいのは是正して欲しいところではありますね。
ラチェットだけ予約したのは正解だったかもしれぬ
できればスティンガーとリベンジ、ダークサイドメガトロンがほしかったけども
プレムアムフィニッシュはまだ発表されてませんがSSアイアンハイドが来るのを楽しみにしてます。笑
なぜ3年前の型を流用したこんなにも中途半端な仕様の商品に販売のゴーサインが出てしまうのかが理解し難いです。
タカラトミーの商品企画に対しては疑問を抱くことがあります。
なにげにロボットモードの胴体?股間?部分も宣材と違って無塗装なんですよね。
ただ、塗装箇所は結構効果的で雰囲気は上がってると感じました。
外箱はリッチ感あるのに内箱がスカスカで貧相なのも微妙ですね…
プラ削減が声高に叫ばれる時勢でのブリスター廃止は理解できますが、
紙製でもいいのでもう少し内箱に気を使ってほしいものです
>ビークルモードではまったくウェザリングがないのも残念。このバンブルビーこそウェザリングあってなんぼな気がするのに…
一時期ごり押ししてたウェザリングはどこへやら
ウェザリングいらないとの意見を鵜呑みにしたんでしょうか?
いや、同時発売のシージオプのPF版はちゃんとウェザリングあるし……あれなんで?
正直我々消費者を完全に舐めきってるとしか言えない内容で、心底ガッカリ…
プレミアムフィニッシュは予約段階から情報追ってると「腑に落ちない」部分が目立ちますね…
炎上というほどではないですが公式ツイッターの写真と製品のギャップはそれなりに指摘されているので、せめて今後はツイッターでは他のシリーズ同様に製品に近いサンプルをアップして欲しいですね…
ハッキリ言って塗装見本をわざわざ撮り下ろししてもらう価値は全く持ってない…(笑)
サイバトロン星とジープのバンビのパーシャルでワーゲンに変形するのが出たら嬉しいです。プラスチック不足とかで試作品もキツそうだけど。
カラーリングは言われ尽くしたけど構造が繊細過ぎましたね。プロット段階でも劇中の変形の仕方を再現しようとしてサイズ的にも無理がいっぱいあったように思えます。
触った感じも同じトランスフォーマーのシージでも別物すぎて、もしかしたら開発チームが違うのかな〜みたいなのを考えてしまいました。
次はB-127のマスクオフ仕様がリデコで出るようですね…。
これ、色んな部署の意思疎通がとにかく出来てないまま、なだれ込みで発売されちゃったんだろうなーと思ってます。
完全な名前負けと無駄に気合いの入ったパッケージから、企画者はもっと良いものを出したかったのかな?と思えますので、、、
タカラトミーよ、しっかり社内擦り合わせしてくれ!
仕事の基本やぞ!
プレミアムフィニッシュ
「日本独自のカラーリング/ウェザリング塗装で仕上げることでハリウッド実写映画やNETFLIXのCGアニメ作品により近づけた新シリーズ」
これが公式の文言ですよね?
どこにも重塗装およびフル塗装してるよ~なんて書いていませんけど……
商品の『仕様が思ってたのと違う』とか『期待しすぎた』といってますけど
みなさんには申し訳ないが、写真を見ただけの『思い込み』でしかない……
勘違いしてほしくないんですが、擁護してるわけじゃありません
わざわざ『プレミアム』と銘打ってまで、1000円ほど値上がりした商品の仕様とは思えない
塗装箇所が増えたとはいえ基本的には成形色メインで、少なくともこのバンブルビーにはウェザリングが効果的に使われていない
実質的には『成形色が変わった+α』程度の商品で、個人的にはムービーザベストよりも下の商品という印象ですね(MBのハウンドやジャズなんかを見てしまうとね)
何から何まで中途半端で、正直これが『タカラトミーのTFに対する力の入れ具合』なんだろうな……と思いました
ただ、あくまで第1弾なので今後の商品がシリーズの価値を決定づけるのかなとも……
>>14さん
それが公式Twitterでは思いっきり「重塗装」連発なんですよね、、、。
重塗装=フル塗装じゃないというのは承知のうえで、しかし、元の型にはプリントされてるオートボットインシグニアが省かれたり、ビークル外装が塗装と成型色のツギハギで、これを「重塗装」と言われても納得いく人の方が少ないかと思われます。
そして「宣材写真は試作品だから最終仕様とは違いまっせ云々〜」これもマスプロダクトとして当たり前の文言なのですが、その宣材写真が成型色ほぼ無しのフル塗装なので、もはや逃げ口上としか取れないレベルです。
消費者側の思い込みでは片付けられない部分があるかと。
仰るとおり、タカラトミーのTFに対する力の入れ具合が伝わってくる案件です。
Twitterの写真もやる気が感じられないんですよね。
毎度「〇〇の写真を撮ってみました!」の定型コメントのみ、写真も雑なアングル、中の人のテキトー感が伝わってくるというか。
自社製品に対する愛というか、こだわりを伝える使命感みたいなものは無いのかな?と思ってしまいます。
社員のかたがた、ある意味TFたちにご飯食べさせてもらってるようなもんでしょう?だったらしっかり愛される商品にしようよって。
うーん、毒はいてスミマセン。しかし
書いててPFバンブルビーはじめTFたちが可哀想になってきました、、、
>>これが公式の文言ですよね?
どこにも重塗装およびフル塗装してるよ~なんて書いていませんけど……
確かにそうだけど発売日間近に公式が「PF SS-01 バンブルビーの写真を撮ってみました!」なんてツイートと共に実際に売る物では無く、バリバリ重塗装の試作品を載せるのは悪質やとは思うけどね
あんなん誰だって期待するやん…
>>悪質やとは思うけどね
全くその通りだと思います。
「実際は書かれてはいない」みたいな、企業側の都合ばかりを勝手に忖度して受け取る考え方を、実は特にお客さんの側が“内面化”してしまうのは、全方位的に非常によくない事だと思います。
「どういう印象だったか」という事の方が大事なんですよ。「実際の商品とは異なる場合が〜」という決まり文句は万能の言い訳ではないですから。
『自主規制感覚の内面化』は良い事なしです。トイだけに限らず、あらゆる場面で。
どういう印象だったか、という最も単純な心象を基調に、もっときちんと文句言うべきですよ。誤解であれば誤解が解かれれば良いし、そうでないのならよろしく無かった部分が是正されるべきですから。
最近のセブンイレブンイレブンの上げ底と同じ手口ですね…
ただ、管理人さんの記事で初めて知ったのですが、ハスブロパルスでも売られるとなると、もしかしたら当初は日本独自で本当に重塗装する予定が、ハスブロの横槍でコスト面でちゃぶ台返しされて、結局ハスブロの許容するコスト範囲内の追加変更に制限されたのかも、とも思いました
単なる商品の良し悪しから発展して社内ではこんな経緯だったのだろうみたいな想像始めるのって危険じゃないですかね
又聞きから裏話みたいに伝わることもあるし
>>19さん
それはまあ、中の人がリスク管理するべき問題というか視点のような感じがします。
人の噂も七十五日ですから、我々消費者は2ヶ月したら新しいTFにキャッキャウフフしちゃうので。
メーカー側は七十五日で忘れずに業務改善しないといけないですけど。
久しぶりに来てみれば、どうも勘違いされてるというか……
ちゃんと伝わっていないというか……
タカラトミーを擁護するつもりは無いって明確に描いてるんですけどねぇ……
Twitterでの虚偽は見落としていました……
自分がTwitterをやってないこともあり、商品情報も通販サイトでの写真と商品概要のみなので(公式ホームページもやる気なさそうだったし見なくなりました)
「どういう印象だったか」という事の方が大事
これは本当に危険だと思いますよ
だって、こちら側が勝手に『メーカーの意図した以上の商品』を作り上げてしまうんですから
極端な話…『プレミアムフィニッシュ』というシリーズを『マスターピース』並の商品だと勝手に思った人がいれば、その人の尺度で評価されてしまうわけですよね
それって客観的な評価と言えるんでしょうか?
もちろん今回のバンブルビーが公式Twitterで『印象操作』されてしまっていたことは間違いないですし、ある一定のラインまでは『どういう印象だったか』が大切になってくると思います
少なくとも今回のことでわかったんじゃないですか?
公式Twitterで実物と違うものの写真を載せるし、誇大広告するメーカーだと
そして、タカラトミーのTFに対する熱量も……
全ての商品を肯定し褒めろと言っているわけじゃないんです
あくまでも自分たちで『勝手に』期待値・商品価値を『上げ過ぎない』で欲しい
通常シリーズと比べてどうだったのか、価格に見合った完成度なのか……
品質管理はどうだったかのような『商品に対する評価』をしてほしい
現実に、コメント欄にも『勝手な憶測』でタカラトミーの社風を批評している人がいますよね?