今日は「トランスフォーマーコラボレーティブ X-MEN × トランスフォーマー」から「アルティメット Xスパンス(ULTIMATE X-Spanse)」をご紹介!
商品名 | アルティメット Xスパンス(ULTIMATE X-Spanse) |
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シリーズ名 | トランスフォーマーコラボレーティブ |
クラス | リーダークラス相当 |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2021年2月 |
価格 | $64.99 |
ということで、トランスフォーマーコラボレーティブ「アルティメット Xスパンス」です!この「アルティメット Xスパンス」はマーベルコミック版『X-MEN』とトランスフォーマーのコラボ玩具となり、『X-MEN』に登場する「ブラックバード(X-JET)」がロボットモードに変形します。ロボットモードは今回新たにデザインされたもので、玩具としては同じく「ブラックバード」に変形するスタジオシリーズ版リーダークラス「ジェットファイヤー」のパーツが一部流用されたものとなってます。海外ではターゲット、ゲームストップ、Hasbro Pulse限定で発売となり、2021年3月14日現在日本での発売は予定されていません。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。パッケージは90年代にトイビズから発売された(日本ではタカラが販売)玩具のパッケージをイメージしたデザインで、色使いやフォントなどちょっとレトロ感のある雰囲気がいい感じ。
【ロボットモード】
ロボットモード。まず想像より結構大きい!スタジオシリーズ版「ジェットファイヤー」の一部パーツを流用しているということもあって、ある程度大きいと思っていたのですが、ここ最近のリーダークラス比べるととても大きくてびっくり。デザインはボディや顔のバイザーなど「サイクロップス」を強く彷彿とさせるものとなっていますが、エフェクトパーツは「ウルヴァリン」の爪のようなものがあったりとあくまで「X-MEN」のロボットということなのかもしれません。あとはトランスフォーマーっぽいさも結構強く、パーツ分割などかなり細かい感じで、しっかり2つの世界観をミックスした感じでとてもカッコイイ。
背面。背面をみるとスタジオシリーズ版「ジェットファイヤー」のパーツが流用されているのが分かりやすいです。ただ、これまでのコラボレイティブの「エクトトロン」や「ギガワット」のような感じではなく、「ブラックバード」の意匠部分だけを借りてきたような感じで、ロボットモードで言えばほとんどジェットファイヤーっぽさはありません。
前面&背面。すみません、左足の両サイドのプレートのロックがはずれてしまっています…
側面。
バストアップ。ボディだけを見ればほぼ「サイクロップス」のトランスフォマー化みたいな印象。頭部もサイクロップスの最大の特徴であるバイザーが再現されていて、胸、ベルトのデザインもサイクロップス感強し。ただ胸の黄色い部分はサイクロップスはYの字のような感じですが、XスパンスはデカデカとXの字になっていて、「X-MENたちのロボ」という感じがします。
バイザーは上に上げることができ、下には目が造形されています。中の顔も結構トランスフォーマー感強くて、色的にも「ダイアトラス」っぽさを感じたり。
手持ちの武器などはなく、手の甲が武器になっていて、そこにエフェクトパーツを取り付けます。まずはブレードっぽい形状のもの。なにかモチーフがあるのかな?
もうひとつは「ウルヴァリン」の爪のような形状のもの。
【ビークルモード】
ビークルモード。『X-MEN』ではおなじみの乗り物「ブラックバード(X-JET)」に変形。実写映画ではそのまま黒い「ブラックバード」が出てきたりもしますが、今回はコミックやアニメに登場した青い「X-JET」が再現されています。しっかり現実の「ブラックバード」の製造元であるロッキード・マーチン社のライセンスが取得されていて、機首部分た翼の形状など結構アレンジが効いたデザインですが、そこは『X-MEN』の為せる技なのかもしれません。
背面。ビークルモードはかなりスタジオシリーズ版「ジェットファイヤー」の意匠を多く残した感じになっています。ただ、変形パターンは全く違うし、ガワ以外は別物なので、「ジェットファイヤー」を持っているからと言ってすんなりロボットモードに変形できる訳ではないのが面白い。ステップ数も多く、結構凝った変形になっていて、これまでのコラボレーティブの中でも難易度は高め。今回の『X-MEN』とのコラボは映画版ではなく、コミック、アニメのほうになっていることもあって、ある程度トランスフォーマーの変形に慣れ親しんだ人が多いから、難しい変形でも大丈夫だ!という判断だったのかも?唯一の難点はサイドの翼が取れやすいこと。そもそもかなりゆるく、プラプラするくらいで、ロボットモード時も遊んでると外れたりします。
前面&背面。機種の操縦席部分はクリアパーツが使用されています。
側面。
底面。ランディングギアはこんな感じで収納可能。
ランディングギアは造形のみで転がし走行はできません。
2つのエフェクトパーツは底面に取り付けておくことができます。
【ウルヴァリン&セイバートゥース】
今回のXスパンスにはミニフィギュアが2つ付属します。まずは「ウルヴァリン」。サイズはかなり小さいですがしっかり塗り分けされて、ちゃんとウルヴァリンになっています。
もう一つ「セイバートゥース」。こちらは結構塗り分け少なめ。
ウルヴァリン、セイバートゥースの腰に取り付けるエフェクトパーツも付属。パワーが溢れ出してる感を表現してるのかな…?
説明書ではここに載せろ、と指示がありますが、ペグがあるわけではなくバランスがかなり難しい…
X-JETと比較するとこんな感じ。
【比較】
一部パーツが使用されているスタジオシリーズ版リーダークラス「ジェットファイヤー」と。見て分かるようにロボットモードでは全く別物。頭の上のプレートと背中の羽根がかろうじて共通なのが分かるくらい。
一方、ビークルモードになると結構な箇所が共通になっているのが分かります。スタジオシリーズ版「ジェットファイヤー」のレビューは以下からどうぞ!
大きさ比較ということで、アースライズ版リーダークラス「オプティマスプライム」と。海外でもこの「Xスパンス」は65ドルと少し高めの値段設定で、コラボだからというのもあるとは思いますが、ボリューム的にも通常のリーダークラスよりコストがかかっているようにも感じます。
【可動・アクション】
可動は動いてほしいところはしっかり動いてくれる感じ。膝が変形の影響で二重関節だったり、肩周りもよく動いてくれます。また腰は回せる他に、若干ですが左右に傾かせることができたりして、アクションフィギュア的な動きを取り入れている感じがします。以下、写真続きまーす。
バイザーを外すとサイクロップスみたいにオプティックブラストが出せるのかは不明…
この「Xスパンス」がどういう設定なのかあまり詳細はないので分かりませんが、あくまでロボット生命体でミュータントの究極の味方ということになっているので、特に誰かが操縦しているとかではありません。
ミュータントたちの戦いの中でどこまで巨大ロボットが活躍できるのか!?『ゴーストバスターズ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ではコミックがあったけど、さすがにマーベルコミック側にトランスフォーマーを出すわけにはいかないのかな?
以上、「トランスフォーマーコラボレーティブ X-MEN × トランスフォーマー」から「アルティメット Xスパンス(ULTIMATE X-Spanse)」でしたー!スタジオシリーズ版「ジェットファイヤー」のパーツを一部使用はしつつも、これまでのコラボレーティブシリーズとはまったくベクトルの違うリデコ方法になっているのが面白い!おかげでビークルモードは「ジェットファイヤー」のビークルモードのリアルさを活かして「X-JET」がしっかり再現されています。ロボットモードは予想以上に大きく迫力があってかっこいいし、X-MENとトランスフォーマーのいいところをしっかりミックスしたデザインもいい感じ(むしろ少し他のコラボよりもトランスフォーマー感強めにも感じます)。おまけのミニフィギュアも小さいながらに細かく造形されていて、管理人自身は『X-MEN』についてはそこまで詳しい訳ではないけどとても楽しめました!日本で発売されるかどうかは分からないけど、気になる方は是非手に取ってみてください!
剣状のエフェクトパーツはサイロックのサイブレードをイメージしてるんじゃないかと思います。