今日は「トランスフォーマージェネレーションズ キングダム(海外版)」から「ダイノボット」をご紹介!
商品名 | WFC-K18 ダイノボット(Dinobot) |
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シリーズ名 | ジェネレーションズ キングダム |
クラス | ボイジャークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2021年2月 |
価格 | $29.99 |
ということで、キングダム版ボイジャークラス「ダイノボット」です!「ダイノボット」は『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』に登場した元デストロン(プレダコン)だったサイバトロン(マクシマル)の戦士。これまでユニバース(日本では変形ヘンケイ)でデラックスクラス、さらに最近ではマスターピース版が出たことも記憶に新しいですが、今回はジェネレーションズのボイジャークラスでの立体化となります。日本でも2021年6月に発売が予定されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。恐竜モードのインパクトが強いイラスト!そういえばキングダムではパッケージにシリーズナンバーを表記しないようになっていて、取扱説明書にのみ書かれている感じです。シリーズナンバーはパッケージ上部に記載がありました。コメントでのご指摘ありがとうございます!
イラスト面。
キングダムシリーズにはデラックスクラス以上にゴールデンディスクカードが付属するのですが、全4種類の中にダイノボットのものも存在します(ランダムなのでダイノボットにダイノボットのカードが入っているとは限りません)。シールになっているのでめくるとキングダムとは別の運命が描かれています。ちなみに今回のダイノボットは「プレダコン」という設定になっています。
【ロボットモード】
ロボットモード。驚くほどアニメ『ビーストウォーズ』の見た目をしっかり再現していて、画面で見ると2018年に発売されたマスターピース版と一瞬見間違えてしまうほど!頭大きめのスタイルや、各部のデザインもかなり劇中に忠実に作られています。ビースト部分とロボット部分の質感の対比も面白く、まさに恐竜からロボットに変身した感じが出ています。ボイジャークラスなので大きさも結構あって存在感もすごい!
背面。背中はしっぽの付け根部分を背負った感じで、『ビーストウォーズ』放送当時の旧玩具っぽさを感じさせてくれます。腕周りは少々肉抜き感があります。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔がもうアニメそのまま!キングダムのビーストウォーズ系キャラの中でも群を抜いた再現度。カラーリングもしっかりしているし、めちゃくちゃかっこいい!目は塗装で再現されています。胸部の恐竜の顔もサイド部分はダミーで目が再現されていて、ここからもアニメの見た目が重視されたことが分かります。
武器。まずは剣。オリジナルでは「ダイノ・サーベル」という名前がついていました。若干鍔部分が小さい感じがするけど長さは十分。
盾。恐竜モードのしっぽが半分に割れたもの。こちらは「サイバー・シールド」という名前でした。中は塗装されておらず、成型色のまま。
シールドに剣を取り付けて定番の形にすることも可能。シールドの回転ギミックはありません。
手のひら部分に5mm穴が空いていて、そこに武器を取り付けます。手は恐竜の足をそのまま使っているので結構大きめ。
【ビーストモード】
ビーストモード。ヴェロキラプトルに変身。こちらはアニメ劇中の見た目ではなく、実際の恐竜に寄せられた見た目になっています。これはキングダムのビーストウォーズ系のキャラ全体の方針のようで、表皮などとてもリアルな造形で『ジュラシックパーク』で見たような手を垂らしたポーズが印象的。若干見えちゃってる部分はありますが、ある意味旧玩具っぽさも感じされてくれます。
背面。ピンと後ろに伸びたしっぽも旧玩具っぽさを感じさせてくれます。首の後のシワとか凄くリアルに造形されていてちょっと気持ち悪いくらい。変形は触る前は勝手に「マスターピースの簡略版かなー」くらいに思っていたのですがこれが全く違っていて、良い意味で裏切られました。ロボットの手が恐竜の足になったり、しっぽが武器なったりは旧玩具からの伝統ではありますが、そこを守りつつ、全く別の変形パターンという、これまでのダイノボット玩具の変形を知っている人なら余計に驚きを感じられると思います。
前面&背面。
側面。
口は開閉可能。口の中もしっかり塗装されています。
【比較】
『ビーストウォーズ』アニメ放当時の1997年に発売された「C-4 ダイノボット」と。キングダム版は基本的なパーツ配置を守りつつ、正統な進化を感じさせてくれます。
ビーストモードでも。ティラノサウルスほどではないけど、最近のヴェロキラプトルは羽根が生えたりいろんな見た目が出てきてますが、やっぱり最近の『ジュラシックワールド』でも準主役の扱いだったりして、そのイメージが今回も強く反映されているように感じます。
2009年に発売された変形ヘンケイ版「C-16 ダイノボット」と(海外ではユニバース)。変形ヘンケイ版は敢えて旧玩具からの脱却を図っていて、今回のキングダム版が出たあとも大切にしていきたい逸品。
恐竜モードでも。変形ヘンケイ版はヴェロキラプトルの再現度はちょっと低め。
2018年に発売された「MP-41 ダイノボット(ビーストウォーズ)」と。マスターピースはアニメ再現を目指しているわけですが、こうして並べると今回のキングダムのアニメ再現度の高さがより分かると思います。
ビーストモードでも。マスターピース版はアニメ劇中のちょっとアレンジの効いたヴェロキラプトルに合わせられているので結構印象は違ったり。
すでに海外でキングダムのサイバトロン(マクシマル)のメンバーと。左からデラックスクラス「チーター」、コアクラス「ラットトラップ」、ボイジャークラス「オプティマスプライマル」。まさかジェネレーションズでマクシマルメンバーがこんなにあっさり揃うとは…ライノックスも出るみたいだから、キングダムシリーズだけでメインキャラが揃う…どうしたんだハスブロ!サイズ感もいい感じですね。
ビーストモードでも。
一応、今回のダイノボットはプレダコンということなので、キングダム版「メガトロン(ビースト)」と。
恐竜モードではこの大きさの差。
【可動・アクション】
可動も良好で良く動いてくれます。膝と太ももの可動がちょっと固い感じですが、足首も動くし手首も回転します。剣と盾でポーズ付けも楽しい。以下、写真続きまーす。
一応立ち膝も可能。ただめっちゃ膝が固い。
手の開閉もできるのでポーズに表情がよく付きます。今にも藤原啓治さんの声が聞こえてきそう…
背中のしっぽの付け根パーツにフィギュアスタンド用の穴が用意されています。あと、足裏と膝周りに5mm穴がありますが、やっぱり他のビースト系とおおなじでウェポナイズはあまり想定されていない感じ。
一方、ビーストモードでの可動はイマイチ。腕周りは関節も多くよく動くのですが、首も回らないし、足の付け根は外側にしか動かず、歩行の再現などはうまくできません。ちなみに、足を開いた中はメカっぽい造形が見えたりするのもジェネレーションズらしくていい感じ。
Netflixの『キングダム』での登場も示唆されていますが、一体どんな感じで登場するか楽しみ。あとは声優さんが誰になるかかな…
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ キングダム(海外版)」から「ダイノボット」でしたー!兎にも角にもロボットモードのアニメ再現度に驚き!特に頭部の再現度がすごい。一方、ビーストモードはリアルな恐竜路線で、ロボットのメカっぽさとビーストの生っぽさの融合が面白い。また、変形もこれまでのダイノボットトイとは全く違った変形になっていて、特に胸周りはしっかり恐竜の頭部の意匠を使いながら、ダミーパーツでうまくアニメっぽい形状を再現してくれています。実は管理人はマスターピースがちょっと前に出ていたこともあって、その縮小版くらいの認識でいたのでそこまで期待していなかったのですが、実際に手に取ってみると全くそんなことはない、遊びやすくとてもかっこいい全く新しいダイノボットになっていて一気にお気に入りになりました!
すごい、本当にダイノボットだ…!
まさに当時見てたまんまのデザインで、ファンにとっては理想的なアイテムですね
ネトフリアニメの声優は誰になるんだろうな…藤原啓治さんは唯一無二の声優さんだったし