今日は「トランスフォーマージェネレーションズ キングダム(海外版)」からリーダークラス「メガトロン(ビースト)」をご紹介!
商品名 | WFC-K10 メガトロン(ビースト) (Megatron[Beast]) |
---|---|
シリーズ名 | ジェネレーションズ キングダム |
クラス | リーダークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2021年1月 |
価格 | $49.99 |
というわけで、キングダム版リーダークラス「メガトロン(ビースト)」です!「メガトロン(ビースト)」は『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』に登場したプレダコン(デストロン)の破壊大帝。2019年にマスターピース化したことでも記憶に新しいですが、ジェネレーションズ系としてリメイクされるのは今回が初。しかもリーダークラスでの発売となります!日本では2021年4月に発売が予定されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。前回の「オプティマスプライマル」で紹介したように、キングダムは中のブリスターが廃止されていて、中の台紙にくくりつけられた状態で入っています。背面のCGはだいぶ製品と色味は異なっています。
イラスト面。もちろんこのメガトロンにも「ゴールデンディスクカード」が1枚付属します。
【ロボットモード】
ロボットモード。『ビーストウォーズ』での見た目を崩すことなく、よりマッシブになりつつも、しっかり「ビーストメガトロン」らしさを再現していて今にも千葉繁さんの声が聞こえてきそう…リーダークラスということもあってボリュームも申し分ないのですが、更に今回のメガトロンですごいのは恐竜モードの表皮部分はすべてPVC(ポリ塩化ビニール)製という驚きの仕様になっていること!これまでのトランスフォーマーでの軟質パーツの扱いとは次元の違った使われ方をしていて、ABSでできたフレームををPVCで覆うような感じの作りになっています。なので、関節やジョイントなどはABSでかっちりしているのに、触り心地はソフビみたいですごく不思議な触り心地。しかもそのおかげもあってずっしり重量感もあって、明らかにこれまでのリーダークラスとはかかっているコストが違うことが分かります。
背面。表面に見える薄紫のパーツはすべてPVCでできているという…!恐竜の皮膚の感じなんかもリアルに再現されていて、見た目と質感がうまくマッチしています。ちなみに5mm穴は表面から見えるところではなく、恐竜の口の中と、足の裏のみになっています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔も『ビーストウォーズ』のイメージそのまま。色がちょっと赤紫っぽすぎるかな?という感じもしますが、悪くない色だと思います。メカニックなボディと恐竜の表皮のギャップも面白い。
こんな感じで、硬いパーツをPVCが覆っています。左の画像で言えば足裏の白い部分(表から見ると爪)はABSですが、それを覆う薄紫部分はPVC。右の写真は背中のパーツの裏側ですが、濃い紫部分のフレームはABSでその外側がPVCのパーツになっています。「軟質パーツって扱いにくいんじゃ…」という声もあると思いますが、基本的に関節部分やジョイント部分は硬いABS製で、あくまで軟質パーツは外側を覆っているだけなので、変形や可動には影響しないようになっています。すごすぎ…!
手持ちの武器などの付属はなし。代わりに両腕に武器になっています。右腕は恐竜の顔で、口の中に5mm穴があるのでエフェクトパーツを取り付けることができます。
左腕は尻尾が変形してハサミ状の武器に。このあたりは原作を忠実に再現しています。
特にギミックはありませんが太ももサイドの「プラズマ・バスター」も再現されています。
【ビーストモード】
ビーストモード。ティラノサウルスに変形。表面に見える部分はほぼPVCで覆われていて、このティラノサウルスモードのさわり心地はまさにソフビ!各部もかなりリアルに造形されていて、特に顔が細かく作り込まれています。ティラノサウルスといえば頻繁に想像図が変わって、かつての少年たちの憧れをぶち壊すようなものもあったりしますが、今回のメガトロンは『ジュラシックパーク』で確立された前傾スタイルも、それより前の直立になったスタイルの両方を再現できるようになっています。
背面。各部ごとに皮ふの表現に違いがしっかり出されていて造形にすごくこだわりを感じます。それがまたPVCの質感と合った感じでとても良い!変形は初代ビーストメガトロン玩具のパターンを強く踏襲されています。上でも言いましたが、表皮のPVCは変形のためのジョイントや可動には一切使われていないので、変形はカッチリできます。
前面&背面。
側面。
口は大きく開閉することが可能。ただ、口の広角部分は途中までしか作られていないので、あまり大きく開きすぎるとこんな感じでちょっと不自然になっちゃいます。
首は左右にふることもできます。首のサイドのパネルの根本はスプリングが仕込まれているので、左右に振ったときに自動的に隙間を埋めてくれるような感じになっています。
尻尾も根本と中間に関節で動かすことができます。
【比較】
『ビーストウォーズ』放送当時に発売された「メガトロン」と。なにげに大きさはだいぶ似た感じ。パーツ配置などもほぼ同じで、初代玩具の完成度の高さを実感します。
ビーストモードでも。このあたりは時代の違いを感じますね。
ジェネレーションズではありませんが、日本ではユナイテッドとして発売されたデラックスクラス「UN31 ビーストメガトロン」と。オプティマスプライマル同様、海外では10周年時に発売されたものでギャラクシーフォースシリーズのフォーマットで作られたものでアレンジも強め。
ビーストモードでも。アレンジこそ強いですが、変形パターンはこれも結構似ています。
マスターピース版「MP-43 メガトロン(ビーストウォーズ)」と。マスターピースはアニメ準拠ということもあって、アニメの再現度としては圧倒的ですが、玩具としてみると今回のキングダム版は変形しやすいし、PVCの表皮の表現がすごくリッチ感あります。
ビーストモードでも。マスターピース版はティラノサウルスモードでの可動はだいぶ限られるのですが、キングダム版はロボットモード同等にビーストモードでも動かして遊べます。
キングダム版ボイジャークラス「オプティマスプライマル」と。大きさはクラスの違いもあって結構違いますが、顔の大きさなどは似た感じなので違和感なく並べることができます。同時にこんないい感じのビーストコンボイとビーストメガトロンが揃うなんて…!
ビーストモードでも。
【可動・アクション】
可動も他のウォーフォーサイバトロン系玩具と同じような箇所が動いてくれます。足首も動くし、重さがあるのでどっしりポーズをつけることができます。これは個体差かもしれませんが、若干足の付根の可動が緩めなので、管理人はきつくなるよう調整しています。以下、写真続きまーす。
ふとももの裏とかは結構ガッツリ肉抜きされているのは少し目立っちゃうかも…?
このPVCで全身を覆うのはすごく気に入っているんですが、ひとつ気になるとすれば経年でどうなるか。この辺は時間が経ってみないと分からないところですが、PVCに含まれる可塑剤がABSを侵食することは他のトランスフォーマーでもよくあることなので、注意が必要かもしれません。しまうときはこのメガトロン単体だけにして、あまり密封しないほうが良いかも。
ティラノサウルスモードでの可動もとてもよい!太もも部分のカバー部分の可動方法が今まで見たことないような感じになっているのも面白いし、G1よりもビーストモードがストーリー上でもよく出てくることもあって、ビーストモードでグリグリ動いてくれるのは楽しいです。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ キングダム(海外版)」からリーダークラス「メガトロン(ビースト)」でしたー!ジェネレーションズでの初リメイクですが、ロボットモードの「ビーストメガトロン」らしさは期待以上のもので、オプティマスプライマルと並べたときの満足感がすごい!管理人は『ビーストウォーズ』世代ではないし、当時トランスフォーマーからも離れていてもこれだけ嬉しい気持ちになるんだから、直撃世代のファンだったら尚更なんじゃないかと思います。ティラノサウルスモードもよく動くし、なにより恐竜の表皮部分がすべてPVCパーツで覆われているのが本当にスゴイ!これまでのトランスフォーマーでよくある安全や破損を考慮して使われるのではなく、質感や触り心地を求めて素材を変えるというチャレンジになっていて、なぜこれをもっと押し出さないのか不思議なほど。コレクター目線で見えれば確かに経年でこの素材がどうなるかは気になるところだけど、マスターピースとは違ったリッチ感があるので是非実物を触って驚いてほしいです!
マスターピースのビーストメガトロンはアニメ再現はものすごく良いし、千葉繁さんによる音声ギミックも最高なのですが、トランスフォームが、ヒンジが多くてパーツが薄くて白化しそうなところもあるし、複雑で気軽に遊ぶにはハードルが高いし、ビーストモードでのガワを合わせるのも大変でした。今回のキングダムのビーストメガトロンは、そこを見事にクリアしてくれるメガトロンなんじゃないかな〜?と思ってます。
予約済みなので楽しみにしながら気長に待ちます(*´∀`)