今日は「トランスフォーマージェネレーションズ スタジオシリーズ 86シリーズ」から「スカージ」をご紹介!
商品名 | 86-05 スカージ(Scouge) |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ(86シリーズ) |
クラス | ボイジャークラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2021年1月 |
価格 | $29.99 |
ということで、スタジオシリーズ86シリーズからボイジャークラス「スカージ」です!スカージは『トランスフォーマー ザ・ムービー』に登場したキャラで、「スウィープス」と呼ばれる「ガルバトロン」の親衛隊のリーダー。『トランスフォーマー2010』、『ザ☆ヘッドマスターズ』でも登場し、同型が複数存在します。これまでもジェネレーションズ系ではジェネレーションズ(日本ではユナイテッド)、タイタンズリターン(日本ではレジェンズ)で発売されていますが、これまではデラックスクラスでしか出ておらず、ボイジャークラスになるのは今回が初。日本でも2021年5月に「SS-62 スカージ」として発売が予定されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。
台紙兼ディスプレイスタンドはユニクロンによって「サンダークラッカー」と「シャープネル」と「キックバック」がスウィープスになるシーン。最近Netflixの『ウォーフォーサイバトロン:アースライズ』でもなんか見たぞ!
【ロボットモード】
ロボットモード。車や兵器から変形していた初代アニメの直線的なデザインとは打って変わって、有機的なラインが印象的なスカージですが、それをかなり忠実に再現しています。また、そのロボットモードの形状再現が最優先になっている印象で、明らかにウォーフォーサイバトロン系とは異なる雰囲気があり、それは触り心地でも大きく感じます。
背面。背中のコウモリのような羽はビークルモードのガワ部分で形作られています。大きいこともあって若干重めで少し後ろに傾きがちですが、かかとがちゃんとあるので後ろに倒れることはありません。また、太もももの裏側が特徴的で、おそらく肉抜きを極力肉抜きと思わせない様な工夫なのではないかと思います。
前面&背面。
側面。ちょっと写真ではわかりにくいのですが、肩とくるぶしあたりにある5mm穴は中がピンクに塗装されています。
バストアップ。ヒゲのある特徴的な顔もしっかり再現されています。しかしなぜこんな髭面になったのやら…ヒゲがある割には『2010』では結構情けない感じもあるし、面白いキャラだと思います。あと、今回エリが再現されているのが良い!
武器は手持ちの銃「レーザーブラスター」が1つ。
エフェクトパーツが付属しており、それを取り付けることもできます。うねった様な形状が面白い。
左手だけが開いた形状で造形されています。爪が特徴的なスカージなので、それを強調したような感じなのかな…?武器も持てるようになっています。
【ビークルモード】
ビークルモード。ホバークラフト型UFOに変形。形状は劇中のイメージそのままで、適度に追加されたモールドもかっこいい。他の『2010』のキャラたち同様、フューチャー感溢れる感じの流線的な感じをしっかり再現しています。
背面。リア部分には足の裏が配置されているのですが、足裏には5mmジョイントがありエフェクトパーツやウェポナイズをすることができる様になっています。変形はロボットモードの背中の翼で全身を覆う様な、結構なガワ変形ではありますが、これはG1当時からのイメージをしっかり踏襲したものだし、手順もある程度あるので決してつまらない変形ではないと思います。また、この両モードの見た目の再現を優先した変形が「スタジオシリーズ」っぽいところでもあると思います。
前面&背面。
側面。
サイドには武器を、上部から出た頭部(と両サイドのエンジン?)部分にはエフェクトパーツを取り付けることができます。
さらにもう一つの形態として、ビークルモードで頭を出した形態も再現することができます。ただ隠された頭を出すだけじゃなくて、頭部周りを全体的に上に上げる様な感じのちゃんとした変形になっています。何気にこのモードはこれまでのジェネレーションズ系のリメイクでも再現されていて、スカージのアイデンティティとも言える部分かもしれません。
後ろから見るとこんな感じ。
【比較】
2010年に海外でジェネレーションズとして発売された「スカージ」と(写真は国内で発売されたユナイテッド版)。要所要所は抑えつつも、白い部分が多くて少しイメージと違っていた印象ですが、作りとしては結構リッチな感じで遊びがいがあります。
ビークルモードでも。ジェネレーションズ版は全翼機に変形します。この頃はあまりG1再現にはベクトルが向いていなくて、当時の時代に合うリアル寄りなビークルが選ばれていた印象。
2016年にタイタンズリターン(写真は国内のレジェンズ版「LG26 スカージ」)で発売されたものと。タイタンズリターン版もかなりG1のイメージを踏襲していますが、どちらかといえばG1トイ寄りな感じ。
ビークルモードでも。
同じ86シリーズの「ホットロッド」と。同じWaveで同じボイジャークラスですがこの大きさの違い!かといって小さいホットロッドが物足りないというわけではなく、パワーのかける部分が違っていて、今後はこういうのがもっと増えていくのかなーと期待。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動は動く箇所こそ多いものの、可動域としては少しもったいなさを感じる部分も。特に足回りは妙に硬かったり、干渉する部分もあっていまいち動かしにくいです。変形は背中の翼で覆う感じなので、変形と可動はリンクしてないから変形的な制約があってみたいな感じもしないので、可動にもうちょっとこだわってくれたら嬉しかったかな。以下、写真続きまーす。
股間パーツと太ももパーツが干渉しがちで、太もも側が塗装されているので擦れがちょっと心配。あと、足首も動いてくれるんですが、ここももうちょっと角度が出てくれれば…!
左手が開いた感じになっているのが結構良い感じで、ポーズに表情がついてくれます。
お尻にフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って。
ビークルモードでもその穴を使うことができます。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ スタジオシリーズ 86シリーズ」から「スカージ」でしたー!まず、スカージがボイジャークラスで出てくれたのが嬉しい!また、アニメベースの特徴的なデザインがしっかり再現されていて、まさにイメージする「スカージ」と言った感じでみんなが欲しかったものになっているんじゃないかと思います。ただ、見た目は抜群だけど変形や可動はあくまで「スタジオシリーズ」と割り切った方が良くて、ウォーフォーサイバトロン系とは違うものと思って遊ぶことをお勧めします(もちろん一緒に遊ぶ分には全然問題ありません!)。ちなみに管理人は国内版でさらに2体予約してるので、台紙にもなってる『ザ・ムービー』のシーンを再現するのが今から楽しみです!
レビューお疲れ様です!レジェンズ版もなかなかいいと思いましたが、今回のスカージはまさにアニメで見たあのスカージです!サイクロナスはキングダムで出ることはすでにアナウンスされてますが、それとの組み合わせが今から楽しみです!そういえば、スタスクの幽霊はナスにもスカージにも取りついてましたが、元ジェットロンということもあって、スタスクには相性がいいんでしょうかね?