今日は「トランスフォーマーコラボレーティブ トップガン × トランスフォーマー」から「マーヴェリック(MAVERICK)」をご紹介!
商品名 | マーヴェリック(MAVERICK) |
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シリーズ名 | トランスフォーマーコラボレーティブ |
クラス | – |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2020年10月 |
価格 | $49.99(Hasbro Pulse限定) |
ということで、映画『トップガン』と「トランスフォーマー」とのクロスオーバー玩具「マーヴェリック」です!『ゴーストバスターズ』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に続く映画公開35周年を記念したコラボレーションとなり、『トップガン』に登場する「F-14 トムキャット」がトランスフォーマーとなった姿で、名前もトム・クルーズ演じるピート・ミッチェルのコールサイン「マーヴェリック」の名を冠されています。玩具としては完全新規となり、大きさ的にはヴォイジャークラス相当となっています(価格はなぜかリーダークラス相当…)。本来ならば『トップガン』の35年ぶりの新作『トップガン マーヴェリック』の公開に合わせて発売されるものだったようですが、新型コロナウイルスの影響で公開が延期に延期を重ね、2021年7月になってしまっており、一足先に玩具のみがHasbro Pulse限定で発売になります(アメリカでの発売は2020年11月)。今のところ日本での発売は未定です。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。 過去2つのコラボレーティブシリーズはG1のパッケージをオマージュしたものでしたが、今回は『トップガン』のイメージが優先されたデザイン。空母をイメージしたパッケージで、今にも飛び立とうとするF-14を表しています。裏面は逆に着艦する写真で表と裏でストーリーを感じるものになっています。ドッグタグには『トップガン』の公開日と、『トップガン マーヴェリック』が本来公開されるはずだった日付が描かれています(この日付も一回延期されたもの)。また、背面にはF-14の製造メーカーであるノースロップ・グラマン社のライセンスを現す表記があります。
斜めから。ちょっとわかりにくいですが、奥側のブリスターに付属品が収められています(糊付けされているので1回開けるともとに戻せません…)。
【ロボットモード】
ロボットモード。「F-14 トムキャット」の意匠を最大限に活かしたデザインで、これまでのコラボレーティブシリーズとはだいぶ趣きが異なります。また、白いボディに頭部だけが青いというトランスフォーマーとしても結構珍しい見た目で、実写でもない、G1系でもない独特なスタイルになっています。これはこれでとてもかっこいいのですが、ちょっと透け感のある成型色が若干チープさを感じさせてしまうのが残念。
背面。ジェット機から変形しました!と言わんばかりのパーツ配置が潔くカッコイイ。太ももの裏は肉抜きがありますが、中にはちゃんと造形が施されていて、その辺にトランスフォーマー開発チームのマインドを感じます。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部は『トップガン』でトム・クルーズ演じる「マーヴェリック」がかぶっていたヘルメットをベースにデザインされたもの。設定は特に公開はされていませんが、Hasbro Pulseの商品名は「Maverick Robot」になっているので、マーヴェリックと名はついているものの、どうやら本人ということではなさそうです。
少し横から。側面もしっかりプリントで模様が再現されています。口もマスクタイプで、かつ目もバイザーなので、ロボット生命体っぽくないのも他とは違うと感じる原因なのかもしれません。
続いて武器。まずはショットガンタイプの銃。ビークルモードでの増槽(追加燃料タンク)が変形したもの。
ミサイルは背中に取り付けてあります。ちょっと接続部分が緩め。
バレーボール。『トップガン』でのビーチバレーのシーンをイメージしたもの。唐突にトム・クルーズたちが若い肉体美を惜しげなく晒すという、いきなりイメージビデオが始まったかのようなシーン。実を言えば管理人的にはあまり印象にないシーンだったので、今回のバレーボールの付属で『トップガン』的にはすごく大事なシーンということを知りました…
バレーボールを持つ用の手も左右分付属。手のひらに3mm突起があります。手の取り付けは結構硬めでやりにくい。
【ビークルモード】
ビークルモード。「F-14 トムキャット」に変形。製造メーカーであるノースロップ・グラマン社の正式ライセンスを受けたものということもあって、再現度はかなり高い。ジェット機に変形するトランスフォーマートイでありがちな機体の厚さもなく、劇中のイメージに近いフォルムになっています。前面にウェザリングが施されていますが、これはすべてプリントで再現されています。ここでも気になるのはボディにの成型色で、ちょっと軽い感じになっちゃってます。せめてこの透け感がなければ…
背面。ただ再現度としてはかなり高く、ビークルモード再現のほうが優先度的に高く、それに合わせたロボットのデザインになっているように思います。変形は意外としっかりしていて、難易度は決して低くなく、そこそこ変形しがいのあるものになっています。この辺も過去2つのコラボレーティブシリーズとは違うところで、トランスフォーマーに馴染みがない『トップガン』ファンが触ると結構難しく感じてしまうかも…(説明書もちょっと間違ってるし…)
前面&背面。
側面。
増槽とミサイルは底面に取り付けます。底面の再現度も結構高いです。
F-14トムキャットの特徴でもある可変翼の再現もバッチリ。最大でここまで開きます。「トムキャット」の名前はこの可変の翼が猫の耳の動きににてるからとかなんとか。
コックピット部分も細かく造形されています。キャノピーはクリアパーツで開閉は不可。コックピットには「MAVERICK」と「GOOSE」の文字が。グース…
機首のランディングギアは収納可能。また、これはギミックかどうか微妙なところですが、機首部分のカメラも出し入れができます。『トップガン』を見直したところ、劇中に登場するF-14は基本的にカメラはついているようでした。
尾翼部分にもプリントが施されていたり、翼の先に細かくペイントがされていたり、なにげに手が込んでいます。成型色が良ければもっと映えたんじゃないかな…!?
おまけ。
【バイク】
付属品のバイク。劇中でマーヴェリックが乗るバイクをイメージしたもの。おそらくカワサキの「Ninja」がモチーフになっていると思われますが、形状的に結構違う感じも…?
背面。かなり小さいので可動などはなし。
ロボットモードと。
F-14モードと。ビークルモードと同じスケールなのかな?
【比較】
トランスフォーマーでジェット機といえば「スタースクリーム」!ということで、アースライズ版ボイジャークラス「スタースクリーム」と。背丈としては最近のボイジャークラスと比べると結構大きい感じ。
アースライズ版「スタースクリーム」は「F-15」風の飛行機に変形します。F-14は艦上戦闘機、F-15は制空戦闘機という大きな違いがありますが、どっちがかっこいいか、みたいな感じでよく比較されている気がします。ちなみに2021年6月に発売が予定されている「MP-53 スタースクリーム Ver.2.0」はボーイング社のライセンスを取得した「F-15」になっています。
もういっこスタースクリーム。スタジオシリーズ版ボイジャークラス「スタースクリーム」と。こうしてみると、今回のマーヴェリックはジェネレーションズ系と実写系の中間にいるようなデザインなのかも?
実写版スタースクリームは「F-22 ラプター」に変形。F-22も制空戦闘機。F-15の後継機的な扱いで、現在最強の戦闘機として君臨します。『トランスフォーマー』もそうですが、最近の映画では見る機会も多い気がしますね。
コラボレーティブシリーズの3体。左が『ゴーストバスターズ』とのコラボの「エクトトロン」、中央が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とのコラボ簿「ギガワット」。
ビークルモードでも。スケールはみんなバラバラだけど、80年代を代表する映画のメカたちがトランスフォーマーとして揃っていくのはすごく楽しい。トランスフォーマー35周年と、これらの映画35周年を記念したものなので、そのくくりではもうネタ切れ感があるけれど、映画側のみの周年記念に乗っかるのであればいろんな可能性が今後もあるんじゃないかなーと密かに期待しています。
【可動・アクション】
可動は腰が動かない程度で意外とよく動いてくれます。足首の横の可動もちょっとだけどあるし、肘も90度以上曲がるのでポーズもつけやすい。ただ直線的なシルエットなので、少し単調な感じになってしまうかも。以下、写真続きまーす。
『トップガン』は『ゴーストバスターズ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と比べると大人向けの映画な感じでしたが、昔はよくテレビでやってたから管理人にとっては必修科目的に内容だけは知っている映画でした。ただ、大人になってから観ると印象が全然違って、CGなしで撮られた実物のF-14が飛び回るシーンは迫力がものすごいし、あとはビーチバレーのシーン含めプロモーションビデオみたいなかっこよさが随所に散りばめられていてとにかくカッコイイ。というか、トム・クルーズかっこよすぎ。
背中にフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って。ロボットモードでももちろん可変翼は可動できます。
この姿でバレーボールはなかなかにシュール。
F-14モードでも。このレビューのために写真を撮ってるときとか、何度『デンジャーゾーン』のイントロが流れたことか…テレテテーテーテー
2020年10月現在『トップガン』はNetflixで見れるので、『ウォーフォーサイバトロン』でネトフリ契約して、まだ『トップガン』を観たことない人は是非…!オープニングがめちゃくちゃかっこよくて、そこだけ何度も観てしまう…あ、吹き替えはマーヴェリックの声がひどいので、是非字幕で観てください…ちなみに、過去トム・クルーズの吹き替えは「スタースクリーム」役の鈴置洋孝さんがよくやっていた印象で、鈴置さん版マーヴェリック見たかったなあ、なんて今更ながら思います。
以上、「トランスフォーマーコラボレーティブ トップガン × トランスフォーマー」から「マーヴェリック(MAVERICK)」でしたー!過去2つのコラボレーティブシリーズとはガラッと毛色が変わって、「ロボットアニメとしてのトランスフォーマー」らしさみたいなところは一切排除され、あくまで『トップガン』の世界のなかで完結されているデザインが新鮮。そんな感じで見た目は独特ですが、玩具として見るとそこはちゃんと「トランスフォーマー」になっていて、ジェット機から変形するトランスフォーマーとしては変形手順に新しさもあり、トランスフォーマーファンもしっかり楽しめるものになっていると思います。惜しい点はやっぱり成型色で、透け感のあるアイボリーっぽいカラーは若干チープさを感じるし、ウェザリングプリントもちょっと悪目立ちをしてしまうので、もっと重厚感のあるカラーだったら良かったなあ。あと何故か定価が高く、しかもその価格が若干内容と釣り合ってない感じもするので、「ギガワット」みたいに広くオススメできるものではないかも…ただ、『トップガン』自体は日本でも人気のある作品だと思うので、2021年夏の『トップガン マーヴェリック』公開付近で出てくれたらいいなあ、と淡い期待をしています。
レビューお疲れ様でした。
トムキャットといえば、マクロスのバルキリーやサイバトロンのスカイファイアーが変形してますね。
元のビークルが同じなのに、このモデルがスラッとしてるのに対して、ヘンケイやシージのスカイファイアーがどっしりとしてるのは、面白い対比になってると思います。