今日は「ビーストウォーズII」から「ライオコンボイ(VS-16 史上最大の対決 ライオコンボイ VS ガルバトロン版)」をご紹介!
商品名 | ライオコンボイ(VS-16 史上最大の対決 ライオコンボイ VS ガルバトロン) |
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シリーズ名 | ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 1998年5月 |
価格 | ¥5,800(税抜) |
というわけで『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』から「ライオコンボイ」です!「ライオコンボイ」は言わずと知れた『ビーストウォーズII』の主人公で、ホワイトライオンから変身するサイバトロンの総司令官です。今回紹介するのは「ガルバトロン」とのVSセット「VS-16 史上最大の対決 ライオコンボイ VS ガルバトロン」版で、基本的に単品で発売されていた「C-16 ライオコンボイ」と同じ商品です。「MP-48 ライオコンボイ(ビーストウォーズ)」の発売記念ということで、まずはそのオリジナル版を見ていきたいと思います!それではいってみましょー!
【パッケージ】
今回紹介するのは「VS-16 史上最大の対決 ライオコンボイVSガルバトロン」版ですが、ものとしては単品で発売された「C-16 ライオコンボイ」と全く同じものです。「ガルバトロン」についてはまた別の機会に…!ちなみに、ビーストウォーズ玩具のパッケージにはアニメのタイトルの表記はなくて、G1でもそうだったように「ビーストウォーズ」という大きなくくりでシリーズナンバーも初代『ビーストウォーズ』から続いたものになっています。
キャラクターカード。カードの絵柄は『ビーストウォーズ』第1作のようなCGですが、実際のアニメはCGが使われないセル画アニメなのは知っての通り。当初はCGでやりたかったようですが、当時の日本では難しかったみたいです。
【ロボットモード】
ロボットモード。右肩にライオンの顔を配置したアシンメトリーなデザインがかっこよく、カラーリングも赤白ベースにゴールドととてもヒロイックな見た目になっています。クラスは当時の「ウルトラクラス」相当となり、リーダーとボイジャーの中間くらいの位置づけですが、実際の大きさは最近のリーダークラスくらいあります。発売されたのは1998年と20年以上前ということで、スタイルは少し時代を感じますが、今見ても十分カッコイイ。ちなみに海外では2000年にハスブロのネットショップ限定で発売されたのみで、日本と海外ではだいぶ認知度の違うキャラと言えるかも知れません。
背面。背中もキレイにまとまっています。ちなみに中古ショップやヤフオクなどでよく白い成型色部分が黄色に焼けたライオコンボイを見かけますが、管理人のライオコンボイも中古で入手したのですが、比較的変色は免れている方なんじゃないかな…?これからも暗所で保管してあげないと…
前面&背面。
側面。
バストアップ。かなりコンボイチックなデザインですが、目が大きいからかどことなく可愛らしく感じます。胸部もアシンメトリーなデザインで、左胸のサイバトロンマークはメッキ処理が施されています。
左胸を開けると、中にはエネルゴンマトリクスが。蓋の裏にはシークレットエンブレムが貼られています。いいよね、シークレットエンブレム。
右肩にミサイルをスプリングで発射できる「ライオミサイル」。
取り外して手に持たせることも可能。
腕のたてがみもスイッチを押すことで手前に展開します。そこにもミサイルを装着し、スプリングギミックで飛ばすことができます。
「ライオンクロー」。前腕の裏側にあるライオンの腕を手前に移動し爪を出します。爪にもスプリングが仕込まれていて、収納時に爪の先端をつまむとロックが外れカシャッと展開します。
右肩のたてがみを広げ、上部の赤いスイッチを押すとたてがみが回転し「ライオンタイフーン」を再現できます。
【ビーストモード】
ビーストモード。ホワイトライオンに変形。顔はワールドワイドで展開されていたビーストウォーズ系のものと違って瞳のある日本のキャラらしい表情になっています。たてがみも金色に塗装されているのがキレイ。白と金色でまとまった姿がすごくカッコイイ。
背面。しっぽも長くシュッと伸びてるのがいいですね。しっぽは今なら軟質パーツになりそうですが、このライオコンボイのものはしっかり硬いです。
前面&背面。
側面。
頭のてっぺんのボタンを押すと口が開きます。ちゃんと頭側とあご側の両方が動き、また、口の中の歯と舌が別パーツになっているので、ただ口を開けただけではなく、歯をむき出しにしたようなリアルな表情になります。
ミサイルを展開。上部の2門のミサイルは中央後ろのたてがみを押し込むとカシャッと展開します。左右のたてがみはロボットモード同様、スイッチを押すとそれぞれスプリングで展開します。
4つともミサイルを装着可能。ちなみにミサイルは紛失を想定してか6本付属しています。
たてがみもロボットモード同様回転させることができます。ただ、前足をぶつからないように移動させてあげる必要があります。
【比較】
『ビーストウォーズ』版「コンボイ」(写真はレジェンズ版「LG02 コンボイ」)と。ライオコンボイは日本オリジナルということで、ビーストコンボイと比べるとかなり日本人好みのヒロイックな見た目になっていますね。
ビーストモードでも。日本は一番強い動物といえばライオンを思い浮かべますが、アメリカでは強さ知性を併せ持ったゴリラが人気というのはよく聞くお話。実際、アメコミや映画でもゴリラが活躍する多いです。一方、ライオンが人気がないかと言えばそういうわけではないようです。
『ビーストウォーズネオ』の「ビッグコンボイ」(写真はアンコール版「ビッグコンボイ」)と。『ビーストウォーズII』の放送枠を引き継ぐ続く形で放送された『ネオ』ですが、玩具の方はたった1年でスタイルがいきなり進化しているのが面白いですね。ちなみにどちらも開発を担当したのはタカラトミーの幸日佐志氏。
ビークルモードでも。この頃はビーストモードではあまり動かず、形状の再現にパラメーターが振られている印象。
【可動・アクション】
可動はG2から続くフルポーザブルな作りが継承され、可動箇所はかなり多くグリグリ動いてくれます。動かしていると肩周りが外れやすかったりはするのですが、1998年時点で可動と変形をここまで両立させているのはスゴイ。以下、写真続きまーす。
立ち膝もなんとなく可能。
右肩にライオンの顔があるのであまり右向きのポーズがないのはご愛嬌…
他のサイバトロンのメンバーも細々集めているので、機会があれば紹介したい!(ダイバーがなかなか手に入らない…)
以上、「ビーストウォーズII」から「ライオコンボイ(VS-16 史上最大の対決 ライオコンボイ VS ガルバトロン版)」でしたー!マスターピース版が発売される前に是非オリジナル版を紹介したいと思っていたので、ギリギリ間に合いました(え?間に合ってない?)。日本主導で作られたトランスフォーマーということで、日本の子どもたちがカッコイイ!と思えるモチーフ、デザインになっていて、それは映像になったときも最大限に発揮されていると思います。見た目の他にもスプリングを使ったギミックががいろんな所に仕込まれていたり、可動範囲も広く作りもとてもリッチ。この「ライオコンボイ」は歴代トランスフォーマー玩具の中でも「とても売れた」と言われており、それも納得なかっこよさとプレイバリューだと思います。当時子どもたちはきっと興奮しただろうなあ…
この「ライオコンボイ」が発売された1998年は、アクションフィギュアと言えばアメコミや映画などのキャラクターがブリスターに入ったものがメインで(『スポーン』ブームがだいぶ落ち着いた頃かな?)、トランスフォーマーはまだまだ「子どものおもちゃ」でした。けど、ライオコンボイに限ったことではありませんが、実はこんなアクションフィギュア顔負けの可動と変形を兼ね揃えたものが出続けていたことは本当にすごいことだと思うし、それを知らず過ごしてきたのが悔しいくらい!今遊んでも20年前の古さはそれほど感じないし、作りがリッチなので楽しく遊べます。ということで、これでマスターピース「MP-48 ライオコンボイ(ビーストウォーズ)」への準備もこれで万端です!
ちなみに、このライオコンボイを開発した幸日佐志氏の当時の開発秘話は2019年8月に行われた「祝!35周年!秋葉原決戦「トランスフォーマー 戦え!超ロボット音波祭2019」」のレポートにまとめていますので、是非ご覧ください!
レビューありがとうございます。
日本だとゴリラ=力任せなキャラなイメージだと思ったけど海外ではインテリキャラなのね、初めて知りました。
ブラックカラーのライオコンボイしか持ってませんが、ゴリラコンボイに負けず劣らずの豊富なギミック、それでいてアクション玩具としても現行のシリーズに見劣りしない素晴らしい出来だと思います。
変形も、後のビッグコンボイ程、難しく無いうえ、変形後の動物玩具としても面白く、何より頑丈だから低年齢向けとしても傑作ですよね。
唯一の欠点は顔がイマイチなくらいか。
だとしても色褪せない素晴らしい逸品だと言えます。