今日は「マスターピースムービーシリーズ」から「MPM-8 メガトロン」(海外版)をご紹介!
商品名 | MPM-8 メガトロン(Megatron) |
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シリーズ名 | マスターピースムービーシリーズ |
クラス | – |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2019年7月 |
価格 | $159.99 |
ということで、マスターピースムービーシリーズ版「メガトロン」です!メガトロンは実写映画では作品ごと毎回姿が違うのが特徴ですが、今回のメガトロンは2007年に公開された実写映画第1弾『トランスフォーマー 』に登場した姿でのマスターピース化となります。第1作目のメガトロンは通常ラインの玩具としては『トランスフォーマー 』公開時にリーダークラスと、ボイジャークラス(フローズンメガトロン)のみが発売されており(あとは「ベーシック」シリーズくらいかな?)、新しく作り直されるのは12年ぶりとなります。今年の1月に上海で「MPM-9 オートボット ジャズ」と同時に発表され、その「MPM-9 オートボット ジャズ」と組み合わせることで、いわゆる「オォゥ…ジャアズ…」のシーンを再現することもできます。今回紹介するのは海外版ですが、日本でももうすぐ同じ仕様で発売されます。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。箱は高さと横幅は「MP-10 コンボイ」など大型のマスターピースと同じですが、厚さはその2/3ほどで若干コンパクト。
箱の中はこんな感じ。ロボットモードでぎっしりと詰まっています。
【ロボットモード】
ロボットモード。まずはその大きさに驚き!通常のマスターピース同様、マスターピースムービーシリーズもロボットモードでのスケールが大体統一されていることを考えれば納得の大きさなのですが、更に加えて実写版メガトロン特有の有機的なディテールで覆われた全身のインパクトがものすごい!実物を触る前はこの見た目なのでちょっといじりにくそう…と思ったのですが、実際はそんなことなく触りやすいのも驚き。また、ムービーマスターピースの特徴でもある金属パーツも大胆に使用されているので重さもかなりあって、持ったときのずっしり感もいい感じ。
背面。背中にはビークルモードの翼が細かく折りたたまれていて、そこそこのボリュームがありますが、足に金属パーツが使われていることと、かかとがしっかり伸びているので、後ろに倒れることはありません。また、付属の武器などもすべて取り付けることもでききます。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部も劇中のデザインを忠実に再現していて、細かい立体感もすごい。胸部もいくつものパーツが組み合わさったような複雑な形状ですが、意外と構成しているパーツ数は少なく、それが遊びやすさにもつながっているように思います。
一応集光ギミックがあるのですが、強めの光を当てないとしっかり光ってくれません。けど、光らせるとすごいカッコイイ…
口は開閉可能。また、首は手前に引き出すことができます。
上半身。胸部にもクリアパーツが使われていて、どことなく第1作目時に発売されたリーダークラスっぽい面影を感じます。劇中では特にここが赤いというわけではないのですが、全身を構成するカラーがシルバーとゴールドのみなので、ここが赤く差し色にしてて単調にならないような効果を狙っているのかも知れません。
胸のプレートを取り外して中に付属の「オールスパークキューブ」を取り付けることができます。
キューブの大きさはこんな感じ。「MPM-3 バンブルビー」にちょうどよく持たせることができるので、劇中のシーンを再現して遊ぶことができます。
独特な形状な手は大きく3つに別れてそれぞれ可動し、うち2つは途中の関節からも可動することができます。ただ、関節はけっこう緩め。
背中。背中の翼は折りたたまれてしっかり固定されています。
下半身。足の爪先部分はまるまる金属パーツになっていて、大きな本体をしっかり支えてくれています。1点だけ、個体差かもしれませんが、スネを固定するジョイントが緩め(特に右足)で、かつ本体が大きく重たい分外れやすいです。なので、ちょっと軸を太らせてかっちり固定できるようにしました。
下半身背面。太ももの背面の形状は複雑ですが、パーツの構成自体はシンプル。お尻にはフィギュアスタンド用のありますが、かなり重たいのでこの穴で支えるのは難しいと思います…
続いて武器。手を外してその間に付属のチェーンパーツを取り付ることでチェーンメイスを再現することでできます。チェーン部分は軟質パーツでできています。
もう一つの付属の武器「ブラスター」。劇中でも市街戦で使用していました。
両手の手のパーツをはずして展開したブラスターを取り付けることでフュージョンカノン砲を再現することができます。
チェーンとブラスターは背中に取り付けることができます。
【ビークルモード】
続いてビークルモード。「エイリアンジェット」に変形。翼と機首部分が大きく広がり、ロボットモードよりもさらに大きさを実感できます。エイリアンジェットということで実在のものではないのですが、実際の映像と見比べてみるとかなり忠実に形状を再現しているのが分かります。翼の立体感がすごくカッコイイ。
背面。ビークルモードも複雑な形状ですが、各部かっちりと固定されています。変形は最初説明書を見ながら変形すると難しいように感じますが、複雑なのは形状だけで、パーツそのものの構成は結構シンプルなので、一度変形させてしまうと次はすんなり変形できてしまうような絶妙な難易度になっています。大きい分最終的なジョイントの合わせなどは慣れるまでちょっと苦労するかもですが、作り自体は丈夫で、精度もしっかりしているので、これまでのいくつかのマスターピースムービーシリーズであったストレスのようなものは少なくとも管理人自身は感じてないし、楽しい変形になっていると思います。
前面&背面。
側面。
チェーンは後部のサイドに、ブラスターは後部に取り付けることができます。
ルーフ?部分には大胆に金属パーツが使われています。ゴールド部分は塗装ですが、その他の部分は無垢なので、経年でより味が出てくるんじゃないかな?逆にサビには注意かも。
底面には一応スタンド用の穴が用意されています。ビークルモード同様重たいのでこれを使って浮いた状態を再現するとかは難しいです。
【比較】
2007年『トランスフォーマー』公開時に発売されたリーダークラス「MD-07 メガトロン」と。この12年でトランスフォーマーがどれだけ進化したかひと目で分かる…!「MD-07 メガトロン」はそもそもちょっと遊びにくい感じもあるのですが、造形はなかなかにかっこよく、オートモーフも楽しくて結構好きです(プレミアム版も欲しい…)。
ビークルモードでも。なにげに「MD-07 メガトロン」のビークルの再現度もなかなかに高い。というか、撮影ブースにこんな大きなもの2つも入らず悪戦苦闘…
マスターピースムービーシリーズ版「MPM-4 オプティマスプライム」と。実際の大きさはオプティマスが8.5m、メガトロンは11mということなので、スケール感はいい感じに再現されていると思います。
ビークルモードでも。
他のメガトロントイと比較。まずは『リベンジ』での姿を再現したスタジオシリーズ版ボイジャークラス「バトルダメージ メガトロン」と。今回のマスターピース版の大きさが際立つ…
スタジオシリーズ版リーダークラス「メガトロン(『ダークサイド・ムーン』版)」と。『リベンジ』版、『ダークサイド・ムーン』版のマスターピースも将来的に出てくれたら嬉しいなあ…
一応『最後の騎士王』版リーダークラス「メガトロン(ムービーザベスト版)」と。これもマスターピースで見てみたい…
【可動・アクション】
可動はマスターピースということもあってとても優秀!腕、脚はクリック関節になっているのでかっちり固定されるし、腰も回ります。また、足が金属パーツが使われていて重量があることと、足首の関節に絶妙に遊びが入っているのが功をなして、大きいボディもしっかり支えることができます。手の指も大きく動くし、首を前に出せるのでポーズに表情もつけやすいです。以下写真続きまーす。
ブラスターを装備して。
足首の横の可動もちゃんとあるので大きく足を開くことができ、フュージョンカノン砲をかっこよく構えることができます。
劇中では大きく腰を回転して発射していました。残念ながら片膝で立つことはできないのですが、なんとなくそのシーンをイメージして。うーん、カッコイイ…!
チェーンメイスを装備して。
以上、「マスターピースムービーシリーズ」から「MPM-8 メガトロン」(海外版)でしたー!大きさと形状の複雑さから、一体どんな感じに仕上がるのか心配していたのですが、実物はそんな心配はどこへやら!見た目に反してとても遊びやすい玩具になっています。さすがに対象年齢が8歳というのは厳しいとは思うものの、複雑なのは造形のみで、作り自体は極力シンプルな構造になっていて、変に難しい変形をさせないのがとても好印象。その上で、両モードの再現度も高く、各部かっちり固定できる変形なので出来上がったときの気持ちよさもあります。
実写版10周年以降のマスターピースムービーシリーズのサイズの大きなものは残念ながら評価が芳しくないものも多く、それは主に品質からくるものが多かったのですが、今回のメガトロンはできるだけそこに影響を受けないような作りになっているようにも感じます。もちろん劇中再現度も恐ろしく高いし、大きさもあって迫力もあってなによりカッコイイ!今後「MPM-9 オートボット ジャズ」と絡めて遊ぶのもとても楽しみになります(ジャズは可哀想だけど…)!なので、品質を含めたクオリティを心配している人はきっと多いと思うのですが、少なくとも海外版ではほとんどそういうことはなく、むしろ複雑な見た目に反した遊びやすさに驚くことができるんじゃないかと思います。オススメ!
ビークルモードがビーストモードになってまっせ!