今日は「Transformers:Cyberverse(トランスフォーマーサイバーバース)」からアルティメットクラス「メガトロン」をご紹介!
商品名 | メガトロン(Megatron) |
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シリーズ名 | Transformers:Cyberverse |
クラス | アルティメットクラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2018年6月 |
価格 | $29.99) |
ということで、「サイバーバース」版アルティメットクラス「メガトロン」です!前回紹介した「オプティマスプライム」と同時に発売されたアルティメットクラスのひとつとなり、クラスが定まった「サイバーバース」シリーズのなかでは一番大きなサイズの玩具です。アニメ『Transformers Cyberverse』は記憶喪失になった「バンブルビー」が過去の記憶を取り戻していくというお話ですが、バンブルビーが思い出す記憶の中ではセイバートロン星がディセプティコンとオートボットに分かれる前の話も語られており、その中でメガトロンはバンブルビーの憧れの存在として描かれていたりもします。それではいってみましょー。
パッケージ。アルティメットクラスの「オプティマスプライム」と同じ大きさで、厚みがそれほどない箱になっています。
ロボットモード。各部の直線的なフォルムが特徴的で、また「サイバーバース」のキャラクターの中でも強くG1の雰囲気を押し出したデザインになっています。肉抜きもほとんど目立たず、非常にボリュームがあってかっこいいのですが、なんとこのメガトロンは首が回りません…ついでに言えば肘も曲がらず…同クラスの「オプティマスプライム」が可動がしっかりしていただけにそこは残念。
背面。背中側も肉抜きはなく、がっしりとした作りになっています。マッシブでかっこいい。
前面&背面。融合カノン砲は右腕にがっちり固定されています。また、手には5mm穴がありますが、持たせられる武器は付属しません。
側面。
バストアップ。頭部は劇中のデザインにしっかり合わせて作られていてカッコイイ。ボディは成型色ままで、頭部だけシルバーで塗装されていますが、特に違和感はありません。胴体はとてもG1メガトロンチックなデザインになっています。
武器は右手の融合カノン砲。左右の腕を組み合わせて、左腕のボタンを押すとガシャッと融合カノン砲の先端部分が開きます(フュージョンメガショット)。
開ききった状態。中はエネルギーが満ちたような感じで紫に塗装されています。ちなみに、写真は分かりやすいように見えないところで固定していますが、実際はこの状態では固定できないので注意。
ビークルモード。戦車に変形。かっちりと箱型にまとまって豆戦車のようなちょっとかわいい感じに。ただ、リーダークラス相当の大きさなので迫力はあります。キャタピラはもちろん動きませんが、底面に車輪がついているので転がし走行ができます。
背面。背面もきっちりまとまりのある感じに。変形は各パーツががっしりしているし、合わせの各ジョイントが大きいので気持ちよく変形させることができます。
前面&背面。
側面。
ビークルモードでも同様に主砲が展開するギミックを発動させることができます。融合キャノン砲がそのまま主砲になるだけなのでロボットモードと特に動きに変化はありません。
今回、特に説明書などに記載がないのですが、ビークルモード→ロボットモードの変形では最後に左側の写真のように胴体を真っ直ぐ伸ばすと頭部がカシャッと飛び出すギミックがあります。
「最後」というのが肝で、このアルティメットクラスは変形最後の手順でギミックが発動する、というのがコンセプトになっているようです。今回のメガトロンで言えば、ビークルモード→ロボットモードの頭部の飛び出し、ロボットモード→ビークルモードでは腕の変形からの主砲の展開、前回紹介したオプティマスでは両モードで最後の変形手順を行う流れで胸のマトリクスの発動、となります。
前回のオプティマスのレビューで「変形時にギミックが暴発する」ということを書いたのですが、この「最後の変形手順でギミックが発動する」ということが触れられていれば、かなり印象が違ったものになります。この「サイバーバース」の玩具に関してはどれも遊び方の説明や提案が不足しており、せっかく搭載ギミックがうまく伝わっていないように感じます…せっかくよく考えられたギミックがもったいない。
ということで、同じアルティメットクラス「オプティマスプライム」と。意外と最上クラスで同時にオプティマスとメガトロンが揃うことは珍しいような?どちらもG1チックなデザインで、かつ大きくてかっこいいのでなかなかの満足感。
ビークルモードでも。
大きいG1っぽいメガトロンということで、レジェンズ版「LG13 メガトロン」と。G1デザイン回帰がここ最近とても活発な感じで、それについてはいろいろ思うところがあるけど、またそれは別の機会にでも…
ビークルモードでも。もうメガトロンといえば戦車ですね。
可動はなかなか厳しめ。最初に書いたように首が回らず、また肘が曲がりません。どちらも対象年齢やギミックを考えれば「動かないようにしたほうが安全」なのは理解できるのですが、オプティマスが結構動いてくれるだけにせめて首だけでも動いてほしかった…ただ、その分普通に立ったときや、融合カノン砲ギミックを発動する際にかっこよく立てるようボディが横から見るとS字になるようになっていたりの工夫が見られます。以下写真続きまーす。
アニメは日本ではなかなか視聴しにくい状況だけど、内容はシリアスな部分も多いし、時間の前後が激しいから子どもにはちょっとむずかしいところもあるんじゃないかな?と思ったり。メガトロンがディセプティコンを立ち上げるところは初代アニメや、IDWの「メガトロンオリジン」の要素を取り入れた流れになってるし、残忍な部分はあるけど、理性的でもあってメガトロンらしいメガトロンになっていてかっこいいです。
以上、「Transformers:Cyberverse(トランスフォーマーサイバーバース)」からアルティメットクラス「メガトロン」でしたー!ロボットモード、ビークルモードともがっちりした作りでとても遊びやすい玩具に仕上がっています。ギミックや変形も同クラスのオプティマスとはまたちがったシンプルで堅実になっていて、触りごこちはだいぶ違ったものになっていて楽しい。残念なのはやっぱり可動で、動かない理由は十分に理解できるものの、せめて首だけでも動いてほしかったです。あとは上でも書きましたが、遊び方や楽しみ方が公式からはあまり提示されないように思え、ものはすごくよく考えて作られているのにそれが伝わっていないのは残念です。特にこれを買った子どもたちがせっかく設計者たちが楽しめるよう詰め込んだものに気づかないというのは寂しい。今の所日本での展開は望み薄な雰囲気ですが、もし導入された際はその辺りがしっかり伝わるような展開になると嬉しいです。
G1はやっぱりいいですね。
そういえば実写1作目にもメガトロンが両手で融合カノン砲を作るシーンがありましたね。