今日はユナイトウォリアーズから「UW-01 スペリオン」をご紹介!
商品名 | UW-01 スペリオン |
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シリーズ名 | ユナイトウォリアーズ |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2015年 6月27日 |
価格 | ¥15,000(税抜) |
ということで、ユナイトウォリアーズ版「スペリオン」です!念願のクラシックから続くシリーズでのG1スタイルの合体戦士がついに登場です!海外ではジェネレーションズコンバイナーウォーズとして今年初めに発売されたものが、今回日本で「ユナイトウォリアーズ」というシリーズ名で発売されたもので、海外版では「スリング」が「アルファブラボー」というヘリコプターに変形する新しいキャラに置き換わっていました(のちに「クイックスリング」として単体発売されましたが)。それが日本版では「アルファブラボー」ではなく、「スリング」がメンバーとして加えられたエアーボット5体セットでの発売となり、「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」時に登場したオリジナルメンバーでの商品化となりました。また、海外版と比べ、より当時のデザインに近いカラーリングになっているのも特徴です。それではいってみましょー!かなり長いよ!
【パッケージ】
まずはパッケージ。今期5体セットということで結構な箱の大きさになっています。イラストも日本オリジナルの物となっておりなかなかカッコイイ(オーストラリアでもこの仕様で発売されるようだけど)!背面には各メンバーの写真が載っており、さらに「スクランブル合体」というなんとも懐かしいフォントでの表記があるのもいいですね。
箱は上蓋が付いており、開くとこんな感じに。蓋には磁石が埋め込まれており、しっかりと閉じることができるのもポイント。箱に入れた状態でも十分楽しめる仕様となっています。
中はこんな感じ。蓋を開いた時のワクワク感が半端ない!ちなみに管理人は子供のころ「スペリオン」を誕生日だかクリスマスだかに(たぶんクリスマスだったような…)猫の手の玩具(ハンドル握ると猫の手が招き猫の手みたいに曲がるやつ)と一緒に買ってもらった記憶が。昔は発泡スチロールの箱にきれいに並べて入っており、今回それを思い出しました。あのプラスチックの塊だったスペリオンの手が踏むと超痛かったのを覚えています…アンコールシリーズでカモン!
取扱説明書は大型マスターピースのような冊子形式となっています。裏表紙にはちょっとコミカルな感じの(おそらく坂本勇人氏による)イラストが掲載されており、ユナイトウォリアーズがレジェンズシリーズの流れであることが分かります。しかしこの冊子、何故か中とじじゃなくて、平とじになっててちょっと開きにくいのがネック…
【シルバーボルト】
ということで、ここからは各メンバーを個別に紹介していきます!まずはエアーボット部隊のリーダーである「シルバーボルト」から!この「シルバーボルト」のみボイジャークラスとなります。過去ジェネレーションズシリーズでゲーム「Fall Of Cybertron」版の「ブルーティカス」では胴体の「オンスロート」がデラックスクラスだったこともありましたが、今回のユナイトウォリアーズではしっかりボディ部分がボイジャークラスとなっているのがポイント。そして、この「シルバーボルト」はカラーリングが海外版に比べ(残念ながら非所持…)アニメのイメージをとてもよく反映しており、スタイルも悪くなくボイジャークラスらしいボリュームある感じになっています。
背面。ビークルモードの機首部分を盛大に背負っているのが若干気になりますが、かかと部分がしっかりあるので、後ろに倒れることはありません。
3面。直立させると直線的なフォルムが目立ちますね。
バストアップ。頭部はまさにアニメの「シルバーボルト」といった感じで、真面目で人の良さそうな雰囲気が伝わってくるような面持ちです。
武器は2つあり、ひとつは砲身の長い銃タイプのもの。写真を見ると若干反ってしまっているのが分かるのですが、どうやら個体差ではなくみんなこうなってしまっているようです。
背中と腕部分に5mmジョイントがあるので、取り付ける事ができます。
続いてビークルモード。今は懐かしい「コンコルド」っぽい飛行機に変形。もとのスペリオンが発売された1986年、コンコルドは唯一の超音速旅客機ということと、その独特なフォルムで当時憧れの飛行機でしたが、運用コストが非常に高かったのと墜落事故の影響で残念ながら現在は退役しています。今回のビークルモードはあくまでコンコルド風の飛行機となっており、機首部分に小さい翼がついていたり、尾翼が3つになっていたりとアレンジされています。前方のランディングギアは収納可能。
ちなみに、機首部分が折り曲がるギミック付き。これはコンコルドが離着陸時にパイロットの視覚を確保するため機首が下に折れ曲がる「ドループ・ノーズ」を再現したものになります。コンコルドといえばこの見た目のイメージが強いけど、離着陸の時だけなんだね…
武器を機首部分に取付可能。武器が長い分取り付けるとなかなかの全長に。
海外版ジェネレーションズコンバイナーウォーズ「オプティマスプライム」と比較。大きさ的にはオプティマスのほうがありますが、持った感じの重さなどはあまり変わらずで、シルバーボルトのほうが密度感を感じます。
可動は良好。腕部分は「スペリオン」時に脚部になるので、各部クリック関節になっており、保持力抜群。
膝は変形の関係で深く曲げることができ、膝立ちも可能です。太ももと腕は旧玩具っぽくメッキでもよかったなあ。
エアーボット部隊はやっぱり飛んでなんぼ!けど、「ロストエイジ」のときにあったフィギュアスタンド用の穴は今回無いのが残念…
合体モード(胴体)に変形。上下がひっくり返ったような感じなるのが面白いです。「スペリオン」についてはまた後ほど!以上「シルバーボルト」でした!
【ファイアーボルト】
続いて「ファイアーボルト」(海外名は「ファイアーフライト」)。手足となる4体はすべてデラックスクラス。全体的に結構小ぶりなので、単体で見るとちょっとボリューム不足を感じてしまい、海外版の単品で購入するとどうしても割高感を感じてしまうものでしたが、セットの中の一つとしてみれば十分なボリューム。ここから4体はパッと行きます!
3面。結構肉抜きが目立ちますが、合体時の重さを考えたことなのかも…?
バストアップ。「ファイアーボルト」はアニメでは普通に口がありましたが、今回は旧玩具に合わせてマスク形態となっています。
もう一つは「スペリオン」で手足となるパーツを変形させた二連砲。写真ではちょっとわかりにくいのですが、「ファイアーボルト」で使われている白いパーツと、武器は白いパーツの色味は若干違っており、武器のほうはオフホワイトっぽい感じになっています。
翼の裏側に5mmジョイントがあり、武器を取り付けることが可能。
ビークルモード。G1時は「F-4 ファントムII」に変形していましたが、今回はハリアーっぽい形状にに。先端はゴムパーツが使用されています。また、前方のランディングギアは収納可能。
可動はそこそこ。足首の可動はないのでポーズによっては接地があまりうまく行きません。
狙ってかどうか分かりませんが、太もも部分の裏側にフィギュアスタンドにちょうどいい穴が開いてるのでそれを活用して。
合体モード。左が「腕部形態」で、右が「脚部形態」となります。以上「ファイアーボルト」でした!
【スリング】
続いて「スリング」!この「スリング」は海外版でははじめ「アルファブラボー」というヘリコプターに変形するキャラに変更されていましたが、日本版で「ファイアーボルト」の頭部替えで今回のセットに含まれることが決まり、念願のオリジナルメンバーでの発売となりました(後に海外でもネット販売限定で「クイックスリンガー」として発売されています)。ということで、モノ自体は「ファイアーボルト」と同じとなります。
3面。
バストアップ。当時のデザイナーさんは何故にこんなカラーリングにしてしまったのか…他のキャラは普通なだけに異彩を放ちます。けど、色が変なだけで結構カッコイイ面構えなんだよね…
こちらも同じ。写真では見えないですが、親指になる関節部分のパーツの色は違ったりします(後述)。
ビークルモード。「ハリアー」っぽい飛行機に変形。もともとのスリングが「ハリアー」に変形していたので、実は「ファイアーボルト」よりもこの「スリング」のほうが元の設定に忠実な感じ。
武器を付けて。一応、ロボット時もそうなのですが「ファイアーボルト」とは左右逆に取り付けるようになって説明書には書かれています。
ちなみに「スリング」も「ファイアーボルト」と同じなので、内ももにジョイント穴に使用できる穴があります。
そのうち非正規パーツで胸につけれるクラシックカーのグリル部分が作られたりして…
合体モード。左が「腕部形態」で右が「脚部形態」。以上、「スリング」でした!
【スカイダイブ】
続いて「スカイダイブ」です!「ファイアーボルト」、「スリング」と比べるとがっしりした体型になっています。また、カラーリングもブラックがベースとなっており、ぐっとしまった感じがしますね。
背面。翼のミサイルなど細かく塗り分けされているのがいいですね。
3面。肩幅が広いのが特徴で、肩部分の変形も他のメンバーとはちょっと違います。
バストアップ。結構アニメの雰囲気を踏襲した感じの表情でカッコイイですね。
もうひとつは手足となる武器。「ファイアーボルト」型とはちょっと先端部分のデザインが異なります。
続いてビークルモード。「F-16」っぽい戦闘機に変形。ロボットモードではブラックメインでしたが、ビークルモードではグレーがメインになっていて、尾翼のブルーとミサイルの金色がよく映えます。ちなみにランディングギアのギミックはありません。
可動は上で紹介した2つとだいたい同じ。ただ、足元が比較的どっしりしている感じで立たせやすいかも。
「スカイダイブ」には一切ジョイント穴らしいものはなし…おしり部分に穴は開いているのですが、径が大きくスタンドが固定できません…
合体モード。左が「脚部形態」で右が「腕部形態」。以上、「スカイダイブ」でした!
【エアーライダー】
いよいよ最後のメンバー「エアーライダー」です!「エアーライダー」は「スカイダイブ」と似たような作りとなっており、手足ががっしりとした作りとなっています。個人的には一番この「スカイダイブ」がお気に入り!
背面。ロボットモード前面の白いイメージと異なり、黒いパーツで構成されています。
3面。「スカイダイブ」とのガワのデザイン以外の違いとしては、肩の構造と、背中のウイングが縦に可動するかどうかくらいかな?
バストアップ。メンバーの中でも一番のイケメン!右肩にある小さなサイバトロンマークが若干無理矢理感ありますが、キレイにプリントされています。
手足に変形する武器も同じですが、これも親指部分の関節の色が異なります。
「エアーライダー」は翼部分が可動するので、翼に武器をつけて肩側に持ってくることもできます。
ビークルモード。「F-15」っぽい戦闘機に変形。ロボットモードとは一変、シャープなデザインと黒いボディがカッコイイですね。
「スカイダイブ」同様、ビークルモード時上部にも武器を取り付けることができます。
デラックス組で唯一腕にも5mmジョイントの穴が開いています。
合体モード。左が「脚部形態」で右が「腕部形態」。以上、「エアーライダー」でした!
【エアーボット部隊集合】
やっと5人の紹介が終わったところで、エアーボット部隊全員集合!「シルバーボルト」のみボイジャーなので大きいですが、それ以外はどれも似た大きさ&フォルムなのが分かります。
アルファートリンの命と引き換えに生まれた5人。しかし、一気にこの5人がそろうとは…というか、合体戦士がこんなちゃんとした形で出るとは…
ビークルモードでも。おそらく実機は大きさバラバラかと思いますが、そこはご愛嬌。実写ムービー版で飛行機が合体するのとか見てみたいなあ。5体全員飛んでるようにした写真も撮りたかったのですが、スタンドが2個しかなく断念。
手足パーツとなる武器の比較。親指となる部分の関節パーツの色が異なってるのが分かります。装備するキャラの関節パーツの色に対応しているようなしていないような感じ…
【スペリオン】
ということで、5体合体して「スペリオン」の完成!でかい!カッコイイ!!まさに待ち望んだ形での「スペリオン」になっており、存在感も抜群。5体が合体していながらスタイルも悪くなく、非常に満足度の高い仕上がりとなっています。
背面。背中は「シルバーボルト」ままなので、思いなどもなく、かかと部分が後ろに長いので、バランスよく立たせることができます。
3面。手足がほぼ同じパーツを使用しているので、拳が大きく足がちょっと小さい感じはありますが、しっかり立てるので個人的にはそれほど気にならないかな?あとは若干股間部分が心もとない感じはありますが、クリック関節なので勝手に動くなどはありません。
バストアップ。まごうことなき「スペリオン」!バイザー部分はクリアパーツではなく、塗装となっています。アンテナ部分は軟質パーツでできており、破損しにくいようになっています。
胴体と手足の合体はユナイトウォリアーズ共通の「合体ジョイント」で取り付けます。胴体側の受けの黄色いパーツの中にはスプリングが仕込まれており、手足のジョイントを差し込むとスプリングの戻りで固定されますが、それほど力は強くないので、引き抜けばすぐ外れます。また、手足側のジョイントの関節となる部分もスプリングとギアが仕込まれており、手足の可動はしっかり保持できるようになっています。
武器は「シルバーボルト」の2つの武器を合わせたもので、G1「スペリオン」の武器とほぼ同形状となっています。2つのパーツを組み合わせただけで、特にギミックなどはありません。
ちなみにグリップ部分には破損防止の金属の棒が仕込まれています。
「アドベンチャー」版レジェンドクラスの「パワーグライド」を武器モードにして持たせることが可能。海外では両方ジェネレーションズシリーズだからいいけど、日本ではなんで別シリーズで発売したんだ…しかもよりによって「アドベンチャー」…
クラシック版「オプティマスプライム」と比較。ボイジャー2つ分くらいの高さな感じ。
可動は十分各部が動いてくれます。足も長いので膝立ちも普通にできます。以下、写真続きまーす。
「スカイダイブ」と「エアーライダー」の武器は太もも部分にとりつけるとちょうどいい感じに。
G1で足パーツは飛行機部分が後ろに来る感じだったものをなんちゃって再現。膝が逆には曲がらないのであくまでフンイキ出す用形態。
以上、ユナイトウォリアーズから「UW-01 スペリオン」でしたー!とにかくひとつの商品としてみると、トンデモなく満足度の高いものとなっています!実は管理人は海外版のコンバイナーウォーズはほとんど購入しておらず、このユナイトウォリアーズ版を心待ちにしていた事もあり、今回が初めての合体体験だった、というのもの大きいと思います。ボイジャー1体とデラックス4体というボリュームもそうですが、各エアーボット部隊のメンバーは海外では単品で発売されるくらいなので、それぞれしっかり作りこまれているし、変形や合体も非常にやりやすくて楽しい!パッケージも日本オリジナルの開けたあとも箱で収納がし易い形となっており、コレクターにも十分配慮した作りとなっているのも良いです。小さい頃に「スペリオン」を買ってもらった時の嬉しかったことや、散々遊び倒したことを思い出す、そんな商品になっています。今後、さらにユナイトウォリアーズでは「UW-02 メナゾール」、「UW-03 ガーディアン」(タカラトミーモール限定)、そして「UW-04 デバスター」が控えているわけですが、このワクワクがまだ続くかと思うと嬉しくなります(レビューはめちゃめちゃ大変だけど)。価格もこのボリュームであれば十分満足できるものかと思いますので、是非この「スペリオン」はたくさんのひとに触ってほしい玩具です!オススメ!
UW-01 スペリオンのレビューお疲れ様です!
海外で先行中のジェネレーションズの中、まさかの”合体戦士が現代技術でリメイクされる”と聞いた時は(そんなまさか…FoCの再来だろ…?)とか考えてましたが、実際に発売されてから絶賛の嵐という僕としては予想だにしてなかった結果を生み出したシリーズの第一弾ですね!
単体として見れば(ビークルモードの裏面がイマイチ…)と思われがちですが、トランスフォーマーの裏面を見ることはタブー!そんなに気にしてはいけません!逆にロボットモードは正統派リメイクで素晴らしいですね!ファイアーボルトはアニメでは口ありでしたが、他のメンバーと差を付けるためにマスクにしたのでしょうか。個人的にはカッコいいのでアリです!(我が家ではファイアフライトと呼んでいます)
合体時の形態はまさしくスペリオン!と言わんばかりで感動的です…。デラックスが腕になるには少々大きめかもしれませんが許容範囲!やはり気になってしまうのが、合体時に使う拳&足先パーツですか…。足だと小さくて、拳だと大きいという少しネックな感じですね。非正規情報なのでスルー推奨ですが、パーフェクトエフェクト製の合体パーツの方がバランスが保てていいかもしれません。あくまでも個人的な意見ですが…。
今回から合体戦士or兵士たちがどんどん(というわけでもなく…)国内で発売されるそうですが、海外で発売された新メンバーたちは国内発売されるとしたらどうなるのでしょうか…?ボイジャークラスで新規キャラを作り起こすとは考えにくいですし…。まぁ置いといて、今後の国内展開に大いに期待です!噂によると国内版マスカレードのメンバーが発売されるというのがありますが、そちらもどうなるのか気になるところです。
(長文失礼しました)