今日はマスターピースから「MP-20 ホイルジャック」をご紹介!
商品名 | MP-20 ホイルジャック |
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シリーズ名 | マスターピース |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
価格 | ¥6,500(税抜) |
ということで、待ちに待ったマスターピース版「ホイルジャック」です!「MP-10 コンボイ Ver.2.0」をベースとしたロボットモードでのスケール統一シリーズもはやくも10作目!いよいよホイルジャック先生の登場となりました!カーロボットとしてはランボルギーニ型、フェアレディZ型がしばらく続いていましたが、ようやく新しい型として、ランチア・ストラトス ターボ型の投入となり、今回もランチアから正式ライセンスを取得し、「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」での姿をロボット、ビークルともにしっかり再現しています。このホイルジャックは決してかっこいいキャラクターではないですが、劇中での登場回数も多く、サイバトロン戦士の中の頭脳として様々な発明品を作成し勝利を(たまにピンチも)導いてきました。ホイルジャックがようやくトランスフォーマー玩具の最高峰シリーズであるマスターピース化ということで、みんなの期待感も非常に高かったように思います!果たしてどんな出来になっているのか!?それではいってみましょー!
【パッケージ&内容物】
まずはパッケージ。いつものカーロボット型マスターピースと同じ箱の大きさとなり、背面の説明などもいつも通りのスタイル。パッケージ表面には大きく「ランチア」のロゴマークが配置されており、また写真には無いですが底面には正式ライセンスであることを表すシールが貼られています。
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紙ものはいつも通り取扱説明書、キャラクターカード、アンケートの3つ。そして今回サイドミラーが2対付属。形状的に破損しやすいからか自分で取り付ける必要があります。ちゃんとスペアが付いているのもよい!テックスペックは意外と全体的に高く、マッドサイエンティストなだけではなく、戦士としても非常に優秀なのが伺えます。
【ロボットモード】
ロボットモード。どこをどう見てもホイルジャック!かっこいいとかそういう感想よりも、こうしてマスターピースで完璧なホイルジャックが出たことがまず嬉しいですね!劇中の姿のようにガニ股立ちがしやすいように作られており、ホイルジャックのイメージそのままを再現することが出来ます。ちなみに今回この「MP-20 ホイルジャック」の開発を担当したのは、おなじみ蓮井章悟氏。これまでの「MP-10 コンボイVer.2.0」から続くランボルギーニ型、フェアレディZ型と似た触り心地となっており、安心して遊ぶことが出来ます。
背面。これまでのカーロボット系とくらべても非常にすっきりした印象。ホイルジャックの特徴とも言える背中のウイングは旧玩具同様クリアパーツで再現されています。
3面。触ってみると、無駄がどこにもない作りになっており、ビークルからロボットに変形する際にボリュームダウンしないようにする工夫が感じられます。
バストアップ。顔はデザイン的には全くかっこよくはないけど完璧と言える再現度。目もキレイにメタリックブルーで塗装されています。ちなみにアニメの中では話すときに口の開け閉めが見えず話してるのが変わりにくいからか、耳?の出っ張りが明滅していました。
そして今回隠し要素として、マスクの中身が再現されています!!この顔のデザインが果たして設定がそこかに存在するのか、それとも今回のオリジナルなのかはちょっとわからないのですが、髭が生えたその顔は往年の戦士的な風格を感じます。ちなみにこれは頭の後ろのネジを外す必要があり、またマスク自体が取り外しにくいので分解は自己責任でお願いします!
【武器・付属品】
続いて武器。まずは手持ちの「レーザーガン」。小型の銃となっており、これ自体にはギミックはありませんが、グリップ部分には突起があり、それを手のひらのくぼみに固定できるのでしっかり持つことが出来ます。
肩に装着する「ショルダーキャノン」。左右どちらの肩にも取り付けることができます。
弾となる「マグネット弾」は分離可能。スプリングなどは仕込まれていないので取り外すことができるだけです。このマグネット弾自体が全塗装されてるので、出し入れのとき気を使う…
今回、Amazon限定で「ヒプノチップ対抗装置」が付属。これは「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」第63話「破滅の日 Part3」でホイルジャックが発明した、人間をデストロンの奴隷にする装置「ヒプノチップ」を無効化する装置。
劇中での「ヒプノチップ対抗装置」仕様シーン。妨害電波を出し、人間の耳の後ろ?についたヒプノチップを破壊します。ちなみに「破滅の日」は「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」の中でも唯一3話続きの壮大な物語となっており、「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」のベースとなった話でもあります。
持たせるとこんな感じ。ぶっちゃけ持たせる事ができるだけで、ビークルモードなどでは余剰になります。
【変形】
このブログではなぜかマスターピースは変形過程を紹介するという謎の掟があるので(そう思ってるのは管理人だけ)、今回もご紹介!説明書ではビークル→変形で紹介されていますが、ここではロボット→ビークルの順で解説します。
①腕を90度上げ、拳を回転させ小さなプレートを拳側に移動させます。
②腕部分を回転させ、リアウイングを90度回転させます。リアウイングは薄いパーツなので注意。
③背中のフード部分を外し、クリアパーツのウイングを下側に移動します。クリアのウイング部分は固めかつ、タイヤ部分に引っかかる場合もあるのでここも注意して変形しましょう。
④背中部分を上に移動し、腕を閉じて合わせます。
⑤車体後部を左右起こし、フードを閉じます。また、底面のマフラーの付いたパネルを起こし、ジョイントで固定します。
⑥前面胸部部分のパネルを開き、頭を収納します。そのあとパネルをまた閉じます。
⑦脚部背面のパネルを開きます。
⑧開いたパネルを上部に移動し、さらにそのパネルについたパネルを下側に倒します。
⑪フロント部分とリア部分を移動させます。Z字関節みたいな感じですね。
⑫ノーズ部分を縮めてビークルモードの完成!
ビークルモード
ということでビークルモード!ビークルモードは「ランチア・ストラトス ターボ」に変形。70年代のスーパーカーブームの立役者の1台でもあり、今見てもボディのラインが独特で全く古さを感じさせません。改めて考えるとホイルジャックらしからぬビークルモードだなとは思いつつも、設定ではかなりのドライビングテクニックも持っているようで、そう考えると若き日のホイルジャックを想像してみるのも楽しいですね。
背面。赤と緑のラインが特徴的で、これは車体にもロゴのプリントがあるスポンサーのアリタリア航空のカラーとなります。ちなみに今回この赤と緑のライン以外のホワイト部分は塗装ではなく成型色のままとなっており、これまでのカーロボット組はビークルモードで表に来る部分は全塗装だっただけに、統一されなかったのはちょっと残念。ルーフ〜フード部分は白い部分も塗装となっており、それがきれいな分なおさらそう感じてしまいます。
前で紹介した通り、サイドミラー部分は別パーツとなっており、自分で取り付ける必要があります。
3面。横面の後輪タイヤ前部がすごい複雑な形状なのにしっかりプリントしてあるのはすごい!タイヤの大きさも前輪と後輪で作り分けられています。
「ランチア・ストラトス」はもともと世界ラリー選手権で優勝するために作られた車ではありますが、今回ホイルジャックが変形する「ランチア・ストラトス ターボ」はグループ5と呼ばれるサーキットでの耐久レースを目的として作られた車種となります。なのでノーズ部分はフロントスポイラーがこんな形だし、タイヤもつるつるの溝のない形で再現されています。
武器のレーザーガンは底面に取り付け、マフラーっぽく組み立てることが出来ます。
ショルダーキャノン&マグネット弾はルーフ部分に取付可能。取り付ける部分はスプリングが仕込まれており、武器を外すと自動的に穴が閉じます。
【比較】
「MP10 コンボイVer.2.0」と。今展開中のマスターピースはこのコンボイとロボットでの頭身を合わせたものとなっているので、まさに劇中のサイズ感とピッタリ!心持ちコンボイも嬉しそうな感じがしないでもない。
ビークルでも。ちなみにコンボイのタイヤが割れるというのをよく見ますが、管理人のコンボイはまだ平気っぽい。
そしてもう一つ「コンボイのコンテナに収納できる」というのもポイントとなっており、もちろんホイルジャックもしっかり収まります。
他のサイバトロン戦士も含めて。ロボットモードでの身長はみんな大体同じ。というかこれまでイケメン系の奴らしかいなかったから、そこにホイルジャックが加わったことで一気に群像感が増した感じがしますね!
これまで発売されたカーロボット系の2車種と。左が「MP-12 ランボル」、右が「MP-17 プロール」。残念ながら管理人はスーパーカーブームを体験していないのですが、きっと見る人が見たらたまらないんだろうなあ…
他のG1ホイルジャックっぽい形のホイルジャックと。左がプライムRID版「ホイルジャック」、真ん中がユナイテッド版「UN19 ホイルジャック」。右がムービーアドバンスド版イオン限定「ホイルジャック」。どれもキャラ的に一筋縄ではいかない感じが漂いますが、どれも玩具としてはとてもよいものたちです。ちなみに初代玩具は非常にレアで、これまで日本ではコレクションやアンコールでも発売されたことがありません…
ビークルでも。どのホイルジャックも赤と緑のアタリアカラーが特徴ですね。
【可動・アクション】
可動はこれまでのカーロボット系マスターピース同様非常に優秀。ホイルジャックの特徴でもあるガニ股にもし易いような可動範囲となっており、あの複雑な変形をした上でアクションフィギュアとしてみても全く遜色のない可動をするというのは純粋に驚きだし、作った蓮井さんを尊敬します。以下写真続きまーす。
「ヒプノチップ対抗装置」はあんまり使い勝手は良くないかな?ちなみに来年3月に発売される同じランチア・ストラトス ターボから変形する「MP-23 エグゾースト」にはホイルジャックが発明した動くものを凍結する「イモビライザー」が付属します。どうなの!?
「MP-10 コンボイVer.2.0」付属のスパイクと。スパークプラグとかカーリーとかも欲しくなるなあ。
トイザらス限定「グリムロック」と。グリムロックはちょっと高かったけど、ホイルジャックと並べたくて買ったと言っても過言ではない…!思った以上になかなかいいサイズ!
以上、マスターピースから「MP-20 ホイルジャック」でしたー!正直「いい!」の一言で片付けられてしまうくらい完璧なホイルジャック玩具です!これまでのランボルギーニ型、フェアレディZ型同様ロボットモード、ビークルモードともかっちりした危なげもない作りで、遊ぶ分にはなんのストレスもなく、変形もマスターピースにふさわしい難易度でそれがまた楽しい!最初は若干固い部分がありますが、何度か変形するうちにスムーズになっていきます。あとはなんといっても「ホイルジャックがマスターピースで出た!」というのが一番大きいと思います。これまで難しいと噂され続けてきたランチアのライセンスを取得したのもすごいですが、今の御時世「マッドサイエンティスト」なんて設定で(オカリンとかいるけど…)、しかも決してかっこよくはないマスク面のオッサンロボットがこうして完璧な形で製品化されるのは奇跡とも言えるのではないでしょうか。それもひとえに「MP-10 コンボイ Ver.2.0」から比類なきクオリティを維持し、みんなが本当に欲しいものを作り続けた蓮井氏の思いと、それに応えたトランスフォーマーファンの力ではないかと思います。兎にも角にも、ホイルジャックファンでなくても変形玩具として今の最高峰を体験できる良玩具です!オススメ!!
ビークルもロボットもそっくりそのままでかっこいい!これぞマスターピースって感じですね。
バンブルも出るし、これでメインのキャラはあと誰だろう・・・と思ったらマイスターがまだですね。ぜひ発売して欲しいですね。あとはデストロンの充実ですかね。