今日は「トランスフォーマージェネレーションズ(国内版)」から、「TG-20ラットバット」をご紹介!
商品名 | TG-20 ラットバット |
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シリーズ名 | トランスフォーマージェネレーションズ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2013年6月29日 |
価格 | 2,980円(税抜) |
ということで、ジェネレーションズ(国内版)「ラットバット」です!「ラットバット」と言えば、「コウモリに変形するカセットロン」として認知されていますが、今回はIDWコミックで描かれた「カセットロンに姿を変える前の姿」が立体化。カセットロンになる前はサイバトロンとデストロンの戦いが始まる以前の世界の上院議員として描かれており、主にIDWコミックでの設定を反映したものとなっています。玩具としては昨年ユナイテッド(海外ではジェネレーションズ)として発売された「UN21 ディセプティコンスカージ」の頭部替え&リカラーとなり、更には日本限定での発売となっています。それではいってみましょー。
【パッケージ】
パッケージ。今回驚きだったのが、日本独自の商品でありながらパッケージのイラストがしっかり新規で描き起されていること。これはなかなか嬉しいですね。テックスペック的には、地位は高いですが勇気が2ということで、典型的な政治家キャラみたいな設定になっています。
管理人のつたないTF知識で知る限り、ラットバットがロボットとして登場するのはIDWコミックの『Megatron Origin』。エネルゴン鉱山の鉱員であった「メガトロン」が如何にして「破壊大帝メガトロン」となり、ディセプティコンができたのかというお話なのですが、そこに上院議員としての「ラットバット」が登場します。
「メガトロン」が地下世界で力をつけてきたのを自分の地位を高めるチャンスともくろむ「ラットバット」。今回の「ラットバット」は『Megatron Origin』でのデザインがかなり踏襲されていることが分かります。
サウンドウェーブに裏切られ、スパーク?をカセットに移植されてしまうという壮絶な転生を遂げます…『Megatron Origin』はこの他にも、ならず者だった奴らが続々と「メガトロン」のもとに集結してきたり、「オプティマスプライム」の先代である「センチネルプライム」の活躍が見れたりと1冊の中に見所満載なので、気になる方は是非!
【ロボットモード】
ロボットモード。元が「スカージ」だとは微塵も感じさせないかっこよさ!色も紫にゴールドの差し色と言う、なんとも下品(褒め言葉)なカラーリングもステキ。タカラトミーの幸氏のTwitterによれば、スカージ開発当初からこのラットバットにする案があったようで、それを聞くと納得なキャラ再現度ですね。
背中の翼もカセットロンのラットバットを彷彿とさせるようなデザインに。翼の中がからっぽなので、重くはなく後ろに傾くことはありません。
3面。元は2年近く前に発売された玩具なので、今のジェネレーションズシリーズとかに比べると大分触り心地が違います。
バストアップ。頭部のデザインはどことなくカセットロンの「ラットバット」を彷彿とさせます。顔面や、ヘルメット部分の金色の塗装も細かく仕上げられておりとてもいい感じ。
武器はレーザーライフル(左)とツインブラスター(右)の2つが付属。
2つの銃を合体して、1つの銃にすることができます。
銃は背中の翼の中に収納することが可能。
【ビークルモード】
ビークルモード。全翼機に変形。色が色だけにあまりリアリティがない感じになっているけど、「ラットバット」=コウモリというイメージには合っていて面白い。
背面。
ランディングギアも展開可能。そういえば最近のトランスフォーマーはあんまりランディングギアへのこだわりがなくなってきている気がする…
もうひとつなんちゃってコウモリモード。これはタカラトミーの幸氏のTwitterで紹介されていたものを参考に変形させてみたもの。ある意味オフィシャルな変形と言ってもいいかもしれない…
【比較】
「UN21 ディセプティコンスカージ」と。頭部と色が変わっただけですが、ぱっと見同じボディとは思えないくらい印象が違います。
頭部の形状が大きく違うのが分かると思います。
横面。
背面。この翼は「スカージ」のためではなく、「ラットバット」になったときのためのものだったのか…!
ビークルでも。ツライチなのでガワ変形っぽく見えますが、全くそうではないのがすごい。
背面。
ジェネレーションズ「TG13 サウンドウェーブ」と。なかなかいいサイズ比。
【可動・アクション】
可動はそこそこ。まあ、上院議員だけあってキャラ的にはあまりアクティブなキャラではないっぽいけどね。以下写真続きまーす。
空飛ぶ感じで。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ(国内版)」から、「TG-20 ラットバット」でしたー。キャラのチョイスがなんともマニアックで、キャラクター的にもどちらかというと海外で発売されそうな仕様ですが、それが日本オリジナル商品として出るのは面白い。モノ自体は「スカージ」と同じですが変形がすばらしく、各部の塗装も非常に丁寧。「スカージ」タイプを触ったことがない方は是非触っていただきたい逸品です。今後もこういうマニアックな商品化は大歓迎ですが、その元ネタをもっと日本でも知ることができたら楽しいだろうなあ。
最初は「ラットバットが人型とか無えよw」なんて思ってましたが、レビューを読み進めるに従いスカージの方がリデコ品のような気がしてきました。