今日は「トランスフォーマーレガシー ユナイテッド(国内版)」から 「TL-77 サイドバーン(RID 2001ユニバース)」をご紹介!
商品名 | TL-77 サイドバーン(RID 2001ユニバース) |
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シリーズ名 | ジェネレーションズ レガシー ユナイテッド |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2024年11月30日 |
価格 | 4,000円(税抜) |
ということで、レガシー ユナイテッド版デラックスクラス「サイドバーン」です!この「サイドバーン」は2000年に放送された『トランスフォーマー カーロボット(Transformers: Robots in Disguise)』に登場したサイバトロンのカーロボ3兄弟の三男で、日本では「スピードブレイカー」の名前でお馴染みです。ジェネレーションズの通常ラインとしては初のリメイクとなり、玩具としてはレガシー エヴォリューション版「シャドウストライカー」の頭部替え&リカラーとなります。海外ではWave3「Robots in Disguise 2001 Universe Autobot Side Burn」として発売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。
イラスト面。
【ロボットモード】
ロボットモード。レガシー エヴォリューション版「シャドウストライカー」から頭部とカラーリングのみ変更された形ですが、形状的に「サイドバーン」ありき、むしろ「シャドウストライカー」がバリエーションであったことが分かります。なのでロボットモードは『カーロボット』の「スピードブレイカー」のデザインを反映したものになっていて、再現度はなかなか高め。なぜこっちを先に出さなかったのかが謎…
背面。背中も「シャドウストライカー」から変わらず。かかとが後ろまで伸びているので安定感もあります。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部も「スピードブレイカー」のデザインを踏襲し、左目のバイザーや頭部の一部はクリアパーツが使用されています。ただ、細身の体に対して少し頭が大きく、また表情もやけにリアルなのでもう少しアニメの雰囲気に寄せてくれてもよかったように思います。
武器。まずは銃とビークルモードのリアバンパー部分を組み合わせたもので、「エグゾーストボウガン」を再現したもの。
リアバンパー部分は脱着可能。銃はグリップが2箇所あり、縦に持たせることで「ドラグナイフ」をイメージした感じにもできます。
リアバンパーはシールドのように前腕部分に取り付けることができます。
銃は背中のパーツの裏側に固定しておくことが可能。
もうひとつはビークルモードのウインドウ〜ルーフ部分がシールドになったもの。逆側の腕に取り付けることもできます。左右どちらの腕につけていてもつけたまま変形が可能です。
【ビークルモード】
ビークルモード。スポーツカーに変形。形状は「シャドウストライカー」から変わらず、地球の車というよりはサイバトロン星の車っぽい雰囲気で、『カーロボット』での「ダッジ・バイパー」っぽさはほとんど感じられません。「スピードブレイカー」と言えば『カーロボット』を代表する「かっこいい車に変形するトランスフォーマー」のイメージだったので、この中途半端なビークルモードになってしまったのは残念。特徴でもあるファイヤーパターンも目立たず、フロント部分に配置されてた股間部分がそこだけ2色に別れているのもなんかかっこ悪い…
背面。リア部分もタイヤが大きくギリギリまで後ろに迫った感じや、トランク?部分に隙間がある感じなどビークルのデザインがあまりかっこよくない…変形は「シャドウストライカー」と同様ですが、『カーロボット』版「スピードブレイカー」の変形を彷彿とさせる部分も多く凝ったものになっているので余計にビークルモードの残念さが際立ちます…
前面&背面。
側面。
ルーフ部分に5mm穴があるので、そこに武器を取り付けておくことができます。
リアバンパー部分を外すとこんな感じ。『カーロボット』版「スピードブレイカー」同様トランスフォーマー玩具としてはある意味タブーとも思える付け替え変形をさせたのであれば、「スピードブレイカー」にもっと寄せたビークルモードだったら納得感があったと思う…
【比較】
レガシー エヴォリューション版「シャドウストライカー」と。そもそも「シャドウストライカー」も『サイバーバース』の「シャドウストライカー」としては物足りないし、出た順番的に「シャドウストライカー」のリデコで「サイドバーン」が出たという見えかたになるので、その残念さが「サイドバーン」まで影響してしまうように感じてしまいます。
ビークルモードでも。ただ、「シャドウストライカー」のレビューでも書いた通り、「シャドウストライカー」がこの「サイドバーン」ベースになったのには理由もあるから、だったらなおのことビークルモードは『カーロボット』準拠でよかったんじゃないかな?とも思う…
2000年に発売された『カーロボット』版「スピードブレイカー」と。こうして見比べてみるとデザインはしっかり継承されていることが分かります。
ビークルモードでも。海外ではクライスラー社のライセンスを取得するくらい気合が入っていたビークルモードだけに、「RID2001ユニバース」を名乗るのであればそこもままとは言わず「カーロボット」としてのかっこよさは再現して欲しかった…
【可動・アクション】
可動は可動箇所、可動域ともとてもよくしっかり動いてくれます。ただ、腕が胴体から生えているのではなく、背中のプレートから前に向かって生えており(キングダム版「ラットトラップ」と同じ)、その影響で直感的に動かしにくいのがちょっとストレスで、見た目にも不自然さというか、異形な感じがしてしまいます。変形の面白さとトレードオフだと思うけど、好き嫌いがはっきり分かれる部分だと思う。以下、写真続きまーす。
ロボットモードは肩の付け根の位置こそ気になるけど、『カーロボット』の「スピードブレイカー」感はよく出てると思います。可動の渋みもいい感じ。
「ワイルドライド」と「マッハアラート」も出て欲しいけど、この「サイドバーン」と並べて違和感のないビークルモードがいいのか、『カーロボット』再現のリアルな地球の車がいいのか悩む…
背中の右のプレートに3mm穴があるので、そこにフィギュアスタンドを接続することができます。
以上、「トランスフォーマーレガシー ユナイテッド(国内版)」から 「TL-77 サイドバーン(RID 2001ユニバース)」でしたー!基本的に「シャドウストライカー」と同様ではありますが、元々「サイドバーン」ありきで作られたようでロボットモードの再現度は悪くなく、変形も『カーロボット』版玩具をどことなく想起させる感じとダイナミックなパーツ移動が面白いです。けど、やっぱり『カーロボット』のアイデンティティでもあるビークルモードがあまりかっこよくないのは残念。来春に届くHasLab版「ゴッドファイヤーコンボイ」が完璧な当時の見た目でリメイクされているから、並べた時にちょっと悲しい気持ちになりそうな予感が既にします…いいところと悪いところがはっきりしていて、玩具としては悪くないけど、『カーロボット』の「スピードブレイカー」のリメイクとしてみると残念な部分が目立ってちゃう…せめて「シャドウストライカー」より先に出てたらもうちょっと印象違ったかも…?
腕の軸の向きそのものは許容できるけど位置がやたら後ろなのが気になる所
ビークルの形よりもおっしゃる通りロボットの顔がいまいちなのが買わない決め手になってしまいましたね…
念願のDXクラスのシャドストとしてもいまいちだし、どうしてまたとない立体化の機会を棒に振ってしまうのか