今日は「トランスフォーマー サイバーバース(海外版)」からスマッシュチェンジャーズ「オプティマスプライム」をご紹介!
商品名 | オプティマスプライム(Optimus Primse) |
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シリーズ名 | サイバーバース スマッシュチェンジャーズ |
クラス | – |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2022年9月 |
価格 | $31.49 |
ということで、サイバーバース(正確には「バンブルビーサイバーバースアドベンチャー」)版スマッシュチェンジャーズ「オプティマスプライム」です!トップの画像を見て「サイバーバースちゃうやろ!」と思った方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、このオプティマスはれっきとしたサイバーバースシリーズ!詳しいことはわかりませんが、2022年夏に公開が予定されていた『トランスフォーマー/ビースト覚醒(Transformers:Rise of The Beast)』の玩具として発売が予定されていたものが、公開が延期になったことによりサイバーバースに無理やり組み込まれたというのがもっぱらの見方となっている商品で、どう見ても見た目は『バンブルビー』に登場した「オプティマスプライム」の姿がベースになっています。「スマッシュチェンジャーズ」はボタンを押すなどの動作でビークルモードから2〜3ステップでロボットモードに変形する玩具です。2022年10月現在日本での発売予定はありません。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。パッケージは直近のサイバーバース玩具シリーズ「ダイノボットユナイト」と同じフォーマット。イラストと中身のギャップがすごい!
何も変えずにアニメシーズン4の「ダイノボットユナイト」シリーズだよ!と言い切って出すのはある意味すごい。
【ロボットモード】
ロボットモード。見た目は映画『バンブルビー』に登場した「オプティマスプライム」から胸部がアレンジされたもの。「スマッシュチェンジャーズ」という性質上、可動はごく限られていて棒立ちではあるのですが、各部のディテールはかなり細かく作り込まれていて見ごたえがあります。持ったときのボリューム感も意外とずっしりしていて、ギミックのためのパーツが詰め込まれているのがわかります。
背面。背中はだいぶ豪快なパーツ配置で簡易変形であるのが分かると思います。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部の作り込みはマスターピース並。胸部は『バンブルビー』版のデザインとは違っていていますが、実際の『ビースト覚醒』の見た目と合わせられているかは今のところわかりません。腹部や腕の造形もすごい。
【ビークルモード】
ビークルモード。装甲車に変形。『ビースト覚醒』のオプティマスのビークルモードはすでに公開されていているのですが、その姿とは異なる玩具オリジナルの形状になっています。どことなくプライム版「ビーストハンターズ」の「オプティマスプライム」を彷彿とさせる感じ。タイヤは8輪ありますが、実際に動くのは一番前と一番後ろのタイヤのみで真ん中部分は宙に浮いていて回転しません(そもそも回転できないようになっています)。
背面。リア部分には頑丈そうな扉が造形されています。上面にあるタイヤは塗装で再現されています。また、タイヤ部分には5mm穴が空いているので、ほかのトランスフォーマーから武器を借りて取り付けることもできます。
前面&背面。
側面。
そして変形。ビークルモードからロボットモードになる際に3段階で「スマッシュチェンジ」します。
①まずはルーフ部分のボタンを押すと、後ろから2番目の後輪部分が跳ね上がります。
②さらに同じボタンを深く押すと、両腕が展開します。
③①で展開した後輪部分を押さえて少し力を入れてぐっと下に押し込む(もしくは足底をどんと地面に叩きつける)と体が起き上がってロボットモードの完成。
ちなみに①と②は同時に行うこともできて、強く押し込み切ると同時に展開します。ただ、①と②は同じボタンで別々の部分がそれぞれ変形するのがすごいと感じていて、①は軽く押しただけで展開して、②はより深く押すことで別々のロックがはずれるような仕組みなのですが、最初はどうやって実現しているのか不思議で仕方なかったです。まず①でタイヤがパシャっと気持ちよく開くので、そこで指を一度はずしてしまう心理的な効果も使って2段階の変形になっていることにとても感心しました(意図的なものでなくても)。
ロボットモードからビークルモードに戻すときは逆のステップを手動で戻します。まずは左のような感じで足を地面につけたままボディを倒して後部リアのジョイントで固定します。その後右のように頭を閉じます。
次に左の写真のように左右の腕を肩の後部のプレートを開きながら移動してジョイントで固定、最後に右のように後ろから2番目の後輪部分を閉じて完成。すべてバネの力で反発するので最初はコツがいりますが、各部カッチリ固定できるので暴発もあまりない感じで変形できると思います。
【比較】
スタジオシリーズ版ボイジャークラス「オプティマスプライム」と。ボイジャークラスと並んでこの大きさなので、だいたいリーダークラス相当のサイズ感。開発時期の差だと思いますが、ディテールの細かさや顔の再現度はスタジオシリーズよりも高く感じます。
ビークルモードでも。ちなみに、『ビースト覚醒』のビークルモードは『バンブルビー』版にカンガルーバーのようなものがついた形が正式なもの。途中でスキャンし直すというのもワンチャンあるかもしれない。
【可動・アクション】
可動はスマッシュチェンジの影響で首と肘が動くのみ。アクションフィギュアではなく、変形を楽しむ玩具なのでこの辺は致し方なし。けど、造形は本当に素晴らしく、完全にサイバーバースであることを無視してしまいますが映画を見てこの玩具を買ってもらった子供たちは嬉しいんじゃないかな?と思います。
首は左右に90度触れます。
手には5mm穴が空いているのでスタジオシリーズの武器をもたせることも可能(持っているものは上で紹介したスタジオシリーズ版のもの)。これまでの簡易変形ものは武器をつける穴はないものが多かったのですが、トランスフォーマー全体で武器を付け替えられるのはすごく良い試みだと思います。そうすることで、ただの入門編の玩具で終わらず、ちゃんとその後もほかのトランスフォーマーたちと混ぜて遊んでもらえるようになるんじゃないかな?
ビークルモードでも。
以上、「トランスフォーマー サイバーバース(海外版)」からスマッシュチェンジャーズ「オプティマスプライム」でしたー!きっと『トランスフォーマー/ビースト覚醒』が予定通り公開されていれば、海外ではこのスマッシュチェンジャーズが切り込み隊長として大きく展開されることになったんじゃないかと予想します。だとすれば、このスマッシュチェンジギミックは素晴らしく、トランスフォーマー入門玩具としてとても最適な玩具になったと思います。変形は一見単純に見えますが、これまでの1ステップチェンジャーやサイバーバースシリーズで培われてきた自動変形の知見がふんだんに詰め込まれていて、全身にスプリングが仕込まれながら丈夫に作られています。通常のジェネレーションズ、スタジオシリーズ、マスターピースなどとはまた違う技術の粋を感感じるし、意図的かどうかは分かりませんが、パーツ配置やスプリングの戻り具合なんかが初代コンボイ玩具に似ているのも個人的に感動しました。完全にレビューがサイバーバースであることを忘れている感じになってしまいましたが、一発変形系の玩具が好きならば是非体験してほしい逸品だと思います!
2022年10月10日時点でAmazon.comで5,020円+送料で購入可能です(円安が辛い…)。
コロナと円安がなければ国内でももっと安価で手に入ったのかな…
出来がいいだけに色々と悔しいですね