
今日は「トランスフォーマー スタジオシリーズ(海外版)」から「116 バンブルビー(『バンブルビー』版)」をご紹介!
商品名 | 116 バンブルビー(Bumblebee) |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2025年6月 |
価格 | $24.99 |
ということで、スタジオシリーズ版デラックスクラス「バンブルビー」です!この「バンブルビー」は2018年に公開された映画『バンブルビー』に登場したフォルクスワーゲン タイプ1(ビートル)に変形する姿を再現したもので、スタジオシリーズでビートルに変形する「バンブルビー」としては2度目の登場となります。玩具としては2018年に発売された「SS-16 バンブルビー」のパーシャルで、主にビークルモードの外装パーツが流用されています。2025年7月現在、日本での発売予定はありません。それではいってみましょー!
【パッケージ】


パッケージ。今回の「バンブルビー」はまだ2025年バージョンのパッケージではなくそれ以前のパッケージで、発売時期がちょっとずれていますが「ダブルパンチ」や「ハチェット」と同じWaveになります。

台紙兼ディスプレイスタンドは「SS-16 バンブルビー」と同じチャーリーのガレージ。
【ロボットモード】

ロボットモード。これぞ求めていた『バンブルビー』の「バンブルビー」!劇中通りの丸みのあるフォルムと、どっしりした足元のスタイルを忠実に再現されています。またカラーリングもしっかり要点を押さえたものになっているし、顔の再現度もとても高い!2018年に発売された「SS-16」の方は、映画の公開前に発売されたこともあってか、デザインこそ再現されていますが、スタイルやシルエットがだいぶ異なっていたのですが、今回はそれがしっかり克服されて、映画に出てきた姿がしっかり反映されたものになっています。「SS-16」との共通部分は主にビークルモードのパーツに集中していて、ロボットモードはかなり大きな範囲でリデコされています。

背面。背中のウインドウの羽は横に広がった形ではありますが、若干ではありますが畳むことが可能(後述)。


前面&背面。


側面。

バストアップ。頭部も新規造形。これまでで一番再現度が高く、丸みがあってとても可愛らしい!頭の触覚?部分も立体的に造形されており、顔の塗装もとても自然に見えます。額のオートボットマークもしっかりプリントで再現されています。マスクのオンオフギミックはなし。

背中の羽部分は根本から可動するようになっており、ある程度ではありますが劇中のように羽がない姿を再現できます。


特に畳み方は指定はされておらず、管理人も色々試してみたのですが、オーソドックスなのは左のように根本から下に回転させて背中のボンネットの下に少し差し込むやり方。前後の厚みは軽減されますが、前から見た時に羽のシルエットが目立ちます。管理人のおすすめは右の後ろに折りたたむ方法で、若干後ろに迫り出す形にはなりますが、前から見た時に羽のシルエットが出ません。

武器。まずはブラスター。右腕に取り付けることができます。見た目も忠実に造形されています。

もう一つはブレード。こちらもようやく劇中と同じ形状のものに!

武器は2つをまとめて背中に取り付けておくことができます。
【ビークルモード】

ビークルモード。フォルクスワーゲンタイプ1、通称ビートルに変形。フォルクスワーゲンのライセンスを取得していることもあり、再現度はバッチリ。というのもビークルモードの外装部分の多くが「SS-16」からの流用になっていて、ビークルモードの見た目はほぼ「SS-16」と同じ。カラーリングは少し淡くなって、プレミアムフィニッシュに近い色味になっています。

ビークルモード。多くは「SS-16」の流用ではありますが、意外と細かく新規パーツも使用されていて、フロントのフェンダー部分や、後部のサイドウインドウ部分は新しく作られたものになっています(なにげにリアウインドウのある後部ルーフも新規っぽい?)。変形は「SS-16」と共通する部分もありつつ、ロボット部分はほとんど新規造形なこともあり、特に足回りの変形は大きく変わっています。ビークルモードにするときのガワの合わせも比較的簡単になったのも良い。


前面&背面。


側面。

底面。頭部はしっかり底面に配置されるようになっています。底面部分をみると変形が大きく変わっているのが分かると思います。

武器はまとめてリアのバンパー部分に取り付け可能。
【比較】

2018年に発売されたスタジオシリーズ「SS-16 バンブルビー」と。こうして並べてみるとほとんど別物になっているのが分かると思います。「SS-16」はスタイルもそれまでの実写版映画の姿をベースにしたようなシュッとしたシルエットで、劇中の見た目とは結構印象が違っていました。

ビークルモードでも。ビークルモードは大部分のパーツが流用されていることもあり見た目はほとんど同じ。

スタジオシリーズ版「オフロードバンブルビー」と。「オフロードバンブルビー」はかなり劇中のスタイルに近くなりましたが、今回のものの方がより劇中のスタイルに近くなっているのが分かると思います。

ビークルモードでも。

スタジオシリーズ版「B-127(バズワージーバンブルビー)」と。こちらは「オフロードバンブルビー」とのパーシャル。頭部の再現度はこのバズワージーバンブルビー版が最高と思っていましたが、今回さらにそれを超えてきたように思います。

ビークルモードでも。ちなみに今回の「バンブルビー」を担当したのは、この「B-127」と「オフロードバンブルビー」を担当した大西裕弥氏。

スタジオシリーズの『バンブルビー』版「オプティマスプライム」と。「オプティマスプライム」も名作ではあるけれど、「バンブルビー」同様公開とほぼ同時に発売されたこともあって、劇中のスタイルとは少し異なっています。もう何度も言うけど、劇中のスタイル再現したサイバトロン星の姿をスタジオシリーズ化してほしいなあ。
【可動・アクション】

可動も決して悪くないのですが、腰の可動がなくなっていたり、腕周りはホールジョイントになっていたりと、全体的にパーツ数が抑えられている印象。また、膝の可動が浅く、劇中で見ることも多かった座りやしゃがみっぽいポーズができないのがちょっと残念。ただ、今回背中の羽根を目立たなくできるので、劇中のコミカルな感じや戦士ではない姿でポーズを取れるのがとても楽しいです。以下、写真続きまーす。


羽がないとコミカルなポーズもとても似合う!

膝の造形を見ると、「本当は動かしたかった」ような作りになっているのが分かります。「ハチェット」もそうですが、このWaveは少し異色というか、通常Waveの作りより作りが少しシンプルな印象で、あくまで想像ですが『ビースト覚醒』版スタジオシリーズの「オプティマスプライム」のようにコストを抑えた形でストア限定で考えられていたものが無理やり組み込まれたのかも?

個人的に羽もそうですが、肩や腕、足回りの黄色の部分がちゃんと色が分けられているのがとても嬉しい。このおかげで再現度がぐっと高くなっているように思います。

この台形型のブレードが再現されたのもとても嬉しい。『ビースト覚醒』版でも付属していましたが、今回はちゃんとブレードが塗装されています。


劇中で見ていた映画『ブレックファスト・クラブ』を見て覚えた拳を振り上げるポーズ。ちなみに『ブレックファスト・クラブ』には『ザ・ムービー』や『2010』で「ロディマス(ホットロッド/ロディマスプライム)」を演じたジャド・ネルソンも出演しています。それもあって使われたのかな…?

おしり部分にフィギュアスタンド用の穴が用意されています。

以上、「トランスフォーマー スタジオシリーズ(海外版)」から「116 バンブルビー」でしたー!かつてスタジオシリーズで発売された「SS-16 バンブルビー」は映画公開前の発売ということで、フォルムやデザインが微妙に劇中と異なっており、あの映画の中の可愛らしくてコミカルな「バンブルビー」を再現しきれずにいたのがとても惜しいと思っていました。そこから約6年が経ち急に出てきたのが今回の「バンブルビー」で、そのスタイルの再現度や、背中の羽が可動するという情報がありとても楽しみにしていました!実物は見てきた通り「SS-16」のパーシャルでありながらも圧倒的な再現度で、背中の羽も流石に劇中のように小さく収まる感じにはなりませんが、少なくともロボットモード時に前から見えない形にまとめられて、映画の中の雰囲気そのままで遊べるのが嬉しい。可動は「SS-16」に劣る部分はありますが、各部のカラーリングの再現度も高く、個人的にとても満足度が高いものになっています。日本で公開された「トランスフォーマー日本上陸40周年記念ストップモーション『WE ARE NOT ALONE』」にも映り込んでいるので、おそらく今後日本でも発売されるのではないかと思いますが、『バンブルビー』版「バンブルビー」が好きな人はきっと気にいると思うので、是非手にとって見てほしいです!
※2025年7月現在アメリカのAmazon.comから購入可能です。
この記事へのコメント
レガシーの最終WAVEといい、日本未発売にならなければいいですが…
ミラージュのようにライセンス関係で遅れているのでしょうかね?
国内発売が遅れるならいっそのことプレミアムフィニッシュで出してほしい!
いつの間にかシルバーの表現に濃いグレーの成型色を使うのが定番になったの何気に革新かも…
どこかでこの商品もバズワージー予定だったのが中止で浮いていたものと読んだ気がしますね
日本版はパッケージ変更跨いじゃったけどどうなるのかな?
うーん可愛い
可愛いのアプデが止まりませんな
(すごくどうでもいい情報ですがロディマスの声優は2010部分では別の人ですね…!他にもザムービーのキャラはちらほら変わってるので映画だけのゲスト声優的な感じだったんだと思います)
次の実写映画は、ライセンスの関係により、日本だけメインラインを発売できません!! 残念!! とかになりかねないよ、マジで
今までは有り得なかった事だから
そういえば国内販売決まってないんですね…
VW…ポルシェ…う〜んどういう背景があるのか気になる