今日はミッシングリンクから「C-03 バンブル」をご紹介!
商品名 | C-03 バンブル |
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シリーズ名 | ミッシングリンク |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2024年11月30日 |
価格 | 5,400円(税抜) |
ということで、ミッシングリンクシリーズから「バンブル」です!「ミッシングリンク」はトランスフォーマー40周年を記念した「もし過去発売されたG1玩具がフルポーザブル仕様だったら?」をイメージして作られた「仮想復刻版」シリーズ。この「バンブル」は1984年に発売された「バンブル」の形状を元として、完全新規造形で可動が追加されたものとなります。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。当時この「バンブル」は初期版の箱型パッケージ(シリーズナンバー「11」)と、その後発売されたブリスター型パッケージ(シリーズナンバー「C-56」)が存在しますが、今回のミッシングリンクは初期版の箱型パッケージをベースとしたものになってます。イラストは吉岡英嗣氏によって新たに描き起こされたもの。背面には紹介テキストとスペックチャートが載っていますが、当時の箱型パッケージのほうにはスペックチャートはなく(ブリスター型の方にはあり)、また下半分には変形方法が描かれていました(今回は説明書が付属)。また今回の「バンブル」はフォルクスワーゲンのライセンスを取得したものになっており、それを表すシールが貼られています。
箱を開けたフラップ部分には当時のロボットポイントをイメージしたマークが。
箱の中はこんな感じ。当時の玩具同様発泡スチロールでできた内箱にロボットモードで収納されています。左下の方には武器が突き刺さる感じで収納されています。発泡スチロールの内箱のサイドは薄く壊れやすいので注意。
キャラクターカード。吉岡英嗣氏描き起こしの当時の雰囲気を再現したイラストが素晴らしい。おそらく当時の玩具にはカードはなかったんじゃないかな?
お好みで貼れるシールも付属。「1」と「3」のシールは当時のパッケージイラストに描かれていたものを再現できるもので、今回のパッケージでもそれが描かれています。ちなみに今回スペックチャートを見るための赤いフィルムは付属しておらず、「C-01」(もしくは「C-02」)のものを使ってね、と説明書に書かれています。
【ロボットモード】
ロボットモード。当時の玩具は腕を前後に振ることしかできませんでしたが、今回のミッシングリンク版はこんなにも自然な姿で立たせることができる!大きさは当時のG1玩具と全く同じですが、近年のトランスフォーマーの可動箇所をベースとした可動が仕込まれています。可動以外はほぼ当時の見た目を再現しており、腕に配置されたタイヤはシリコン製で、各部のメッキパーツもちゃんと再現。また、今回新規で銃「レーザーガン」が付属しています。
背面。デザインこそG1玩具と同じですが、各部に可動が仕込まれたことでかなりのピンが打ち込まれているのがわかります。素材的なところでは、G1玩具では背中のプレートが金属製でしたが、今回はプラスチックに置き換わっています。代わりに腕と足の一部が金属パーツになっています(後述)。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部もG1玩具そのまま。ちなみに復刻版ではアニメ顔を再現したものもありますが、今回はG1時に発売されたもののデザインになっています。
赤丸部分が金属パーツ部分。背中のプレートがプラスチックになって軽くなった分を補ってくれる役割も果たしているようにも思います。
武器「レーザーガン」。今回のミッシングリンク用に新たに作られたものですが、形状は当時の玩具にもついていても全く違和感のないレトロな見た目になっています。前面メッキ塗装になっているのもそれを際立たせています。
武器は左足の内側に取り付けておくことができます。取り付けたまま変形も可能。
当時の玩具は胴体部分にシークレットエンブレムが貼られていましたが、今回は右足の裏側に貼られています。
【ビークルモード】
ビークルモード。いわゆるチョロQタイプの「フォルクスワーゲン・タイプ1(通称ビートル)」に変形。今回はフォルクスワーゲンの正式ライセンスを取得したものになっています。見た目は当時のG1玩具そのままで、ビークルモードではG1玩具との区別は難しい。大きく違うといえば、ルーフ部分のシークレットエンブレムがプリントに置き換わっているのと、G1玩具では後輪のタイヤ部分に「DUNLOP」と表記されていましたが、今回はそれは再現されていないことくらい。ライセンス周りはフォルクスワーゲンといい当時許可を得たものだったのかも気になるところ(他のトランスフォーマーたちも)。今になって「昔似てるの作ちゃってたんですけど、許可もらえますか〜?」って言ってライセンスもらってるのかな…?
背面。リアのプレート部分はG1玩具同様シールになっています。変形も基本的にG1玩具と同じ手順ですが、可動が追加されているのでその分調整しながらの変形になっています。とはいえサクッと一瞬で変形できるし、関節が工夫されていて、ビークルモードがよりかちっと変形できるようになっています。
前面&背面。
側面。
底面。コピーライトの刻印にはフォルクスワーゲンの表記も。
【比較】
G1玩具版「バンブル」(キーチェーン版)と。形状は同じですが、ミッシングリンク版は細い手足に関節が細かく仕込まれているのが分かると思います。
ビークルモードでも。ビークルモードではほぼ見分けがつかない!ちなみに黄色いプラスチック部分の質感が若干違っていて、ミッシングリンクのほうがしっかりとしたものになっています(透けがない感じ)。ただ、もしかするとキーチェーン版がG1玩具版と違っている可能性もあるので、もしG1玩具版と比較された方がいれば教えていただけると嬉しいです!
スタジオシリーズ86版「バンブルビー」と。顔が違うのでミッシングリンク版がやけに凛々しく見える…
ビークルモードでも。
ミッシングリンク版「C-01 コンボイ」と。どちらもG1玩具へのリスペクトを多大に感じる作りで、今後のミッシングリンクシリーズにも期待が高まります!
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動はミッシングリンクはそこが売りになっていることもあり、小さいながらしっかり動いてくれます。腰は元々ないので仕方ないとして、腕、脚部はかなり細かく関節が追加されていて、肩を前後に動かせたり、足首もしっかり可動します。小さいので強度を心配していたのですが、上で書いた通り一部金属パーツになっていたり、関節の動き方もカクカク段階的に動く箇所が多く保持力も高いです。以下、写真続きまーす。
足の面積も大きいので接地性も高いです。あと細い腕にもロールがあるのも驚き。ロール部分以外はネジ、ピン留めになっていて作りはとてもリッチなのも実物を触って初めて気づくところ。
顔がマスク顔なので、アニメの「バンブル」とイメージが違って、ポーズもしっかり決まるからすごくかっこよく見えてくる!「C-02 コンボイ(アニメエディション)」みたいな感じでアニメ顔のほうも出てくれたら嬉しい。
他のミニボットたちは作り的にミッシングリンク化は厳しそうなキャラも多いけど、じっくり時間かけて色々出てくれたら嬉しいなあ。
背中のプレートにフィギュアスタンド用の穴が用意されています。
以上、ミッシングリンクから「C-03 バンブル」でしたー!「コンボイ」同様、パッと見G1玩具そのままのところに、最新の玩具と同等の可動が仕込まれていて、まさに「仮想復刻版」の名に相応しく、見た目の懐かしさと驚きを兼ね揃えたものになっています。元々がチョロGサイズで手足も細いのでどんな感じになるのか少し心配していたのですが、金属パーツを使用したり、関節も緩くなりにくそうなしっかり考えられた作りになっていて安心して遊べました。新規の武器もこの姿に馴染むレトロな雰囲気でこだわりを感じるし、全体的にG1玩具へのリスペクトを感じる作りになっています。ネックと言えば値段くらいで、このサイズでボイジャークラス相当の値段がするのはやはり割高感を感じてしまうのは確か。とはいえパッケージを含め、当時のノスタルジーと最新の遊び心地を同時に感じられる素敵な玩具になっていると思います!
レビューお疲れ様です!
ミッシリバンブルはねぇ!足のスライドギミックが無限に触ってられますよねぇ!