今日は「トランスフォーマー カーロボット」から「C-004 スピードブレイカー」をご紹介!
商品名 | C-004 スピードブレイカー |
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シリーズ名 | トランスフォーマー カーロボット |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2000年 |
価格 | 1,800円(税抜)/ |
ということで、カーロボット版「スピードブレイカー」です!「スピードブレイカー」は日本で2000年に放送された『トランスフォーマー カーロボット』に登場したサイバトロンの爆走銃士で、カーロボ三兄弟の三男となります。この玩具は2000年に発売されたもので、海外では『Transformers Robots in Dosguise』シリーズ「Side Burn」として発売されています。それではいってみましょー!
【キャラクターカード】
キャラクターカード。箱はないのでまずはキャラクターカードから。テックスペックはなかなか高め。海外版の「サイドバーン」とは一部数値が異なっているようです。
【ロボットモード】
ロボットモード。『カーロボット』が放送されたのは2000年。玩具的にはビーストウォーズで培った複雑な変形を受け継いだものが多く、この「スピードブレイカー」は特にその影響が顕著な作りになっています。アシンメトリーな見た目が特徴的で、粒子粗めのブルーメタリックの塗装がキレイ。メッキパーツやクリアパーツ、タイヤはゴム製とマテリアルの違いが楽しい贅沢な作りになっています。
背面。背中にはボンネット〜ドア部分をガワとして背負っています。ボールジョイントで接続されているので定位置がいまいち分からないけど、角度を変えてマントのようにしたりもできます。
前面&背面。
側面。
バストアップ。顔はちょっと目が大きいかな?という印象だけど、細かく造形&塗装されてるし、頭部はクリアパーツを使って左目のバイザーや、右側頭部の中身が透けて見えるようになっています。
武器。まずは「エグゾーストボウガン」。リアバンパー部分を取り外したもので、スプリングギミックでミサイルを発射できます。
エグゾーストボーガンは右肩のアーマー部分に取り付けておくことができます。
もうひとつは「ドラグナイフ」持つ部分を変えることでハンドガンモードにすることもできます。
後ラグナイフは腰部分に取り付けておくことができます。
【ビークルモード】
ビークルモード。スポーツカーに変形。ちなみに海外版では「ダッジ・バイパー」としてクライスラー社のライセンスを取得して発売されています。ブルーメタリックのボディにファイアーパターンが美しく、ウインドウ、ライトはクリアで、さらにメッキのホイールにゴム製のタイヤとビークルモードの豪華さがすごい。ちなみにボディは全てクリアパーツでできているところに全面塗装になっています。そのおかげもあってかフロントライトは裏からの造形が透ける形でリアルなライトを再現しています。
背面。リアライトもベースがクリアなのでしっかり表現されています。変形はなかなか難易度高め。見た目だけでなく変形も左右バラバラで、さらにいろんなところにガワが分散された複雑なものになっています。ただ、この変形思想はその後のバイナルテックやマスターピース、さらには今のトランスフォーマーの流れにも続いているように思います。
前面&背面。
側面。
ミサイルはマフラーとして取り付けることができます。
エグゾーストボウガン部分を取り外すとこんな感じ。
ドアの開閉も可能。
【比較】
Transformers Collector’s Clubの2011年会員特典「サイドバーン」と。TFCC版はクラシックス(変形ヘンケイ)版「ホットロッド」のリカラー。こうして比べて見るとなかなか無理のあるリカラーだけど、、管理人が初めてTFCCに入会してもらったものなのでかなり思い入れがあったり。この頃は海外通販とかすごいドキドキだったなあ。
ビークルモードでも。「ホットロッド」と共通してるのはファイヤーパターンとエンジンだけで全然似てないけど、このくらい無理やりなリデコ、リカラーがこの頃のTFCCやBotCon玩具の魅力だったりもします。
【可動・アクション】
可動は最近のトランスフォーマーと比べても遜色のない可動箇所&範囲。今は当たり前になった腕のロールが入っていたり、腰も回ります。ただガワを避けながらポーズをつけないといけないので、当時の子どもたちは変形の難しさも相まってなかなか苦戦したのではないかと思います。あと、もう24年も前の玩具なので、ボールジョイントがだいぶ緩くなってしまっているのでメンテナンスしておかないと…!以下、写真続きまーす。
膝も二重関節なので片膝立ちも綺麗に決まります。
この「スピードブレイカー」を手掛けたのはタカラトミーの小林弘典氏。その後バイナルテック、マスターピースなど様々なトランスフォーマーを手掛け、近年ではミッシングリンクを担当されています(明確に名前は公表されていませんが、インタビューでイニシャルで登場していまいます)。
エグゾーストボウガンは後部にもジョイントがあるので剣のように持たせることも可能。
以上、「トランスフォーマー カーロボット」から「C-004 スピードブレイカー」でしたー!アニメタイトルの『カーロボット』の名を体で表すようなビークルモードのリッチさと、ビーストウォーズ培われたガワ変形を取り入れた超絶変形&アクションフィギュア顔負けの可動が際立つ伝説的な玩具であると感じます。サイズに加え触り心地も今のジェネレーションズやスタジオシリーズに通じるものがあり、2000年の時点でこれができていることに驚きだし、『カーロボット』玩具の中でも現在のトランスフォーマーに多大な影響を与えている玩具だと思います。当時は管理人はトランスフォーマーから離れていたこともあって、のちになって細々と集めているのですが(カーロボ3兄弟も二男がまだいない…)、こういう驚きに満ちた玩具と今になって出会えるのもトランスフォーマーの魅力だな、と常々感じます!
当時、もっていなくて、どれだけかんがえてもら分からなかった変形はやはり難しいのですね!
私はワイルドライドとマッハアラートもってましたが、確かにパイプ類がメッキだし、タイヤはゴムだし、手に取った時子供ながらに衝撃的だったのを覚えています。
特に、マッハアラートは変形の都合もあってきちんとシザースドアが開閉するのはたまげたなぁ