
今日は「トランスフォーマーレガシー エヴォリューション(国内版)」から 「TL-52 ストロングアーム」をご紹介!
商品名 | TL-52 ストロングアーム |
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シリーズ名 | トランスフォーマー レガシー エヴォリューション |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2024年1月27日 |
価格 | 3,500円(税抜) |
ということで、レガシー エヴォリューション版デラックスクラス「ストロングアーム」です!2015年に放送された『トランスフォーマー アドベンチャー(海外名:Transformers: Robots In Disguise)』に登場したオートボットの保安員「ストロングアーム」を再現したもの。ジェネレーションズ系では初のリメイクとなり、玩具としてはレガシー版「エリータ-1」のパーシャルとなっています。海外ではデラックスクラスWave4「Robots In Disguise 2015 Universe Strongarm」として発売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】


パッケージ。

イラスト面。
【ロボットモード】

ロボットモード。確かに「ストロングアーム」と言われればそうなんだけれど、『アドベンチャー』での見た目とはだいぶ印象が違っています。劇中では名前の如く女性キャラながらマッシブな体型が特徴だったと思うのですが、「エリータ-1」のパーシャルということもあってか、頭部も大きいのでだいぶ華奢な印象に。新規パーツは結構多く、その部分とカラーリングで確かに「ストロングアーム」に近づけられているんですが、リメイクとしては中途半端な感じなのは否めません。

背面。背中側も新規パーツがだいぶ部分を占めますが、アニメの中は特徴的だった背中のウインドウの羽が小ぶりな感じになってしまったなのが寂しい。


前面&背面。


側面。

バストアップ。顔の造形は悪くなく、塗装もかなり細かいのですが、唇の塗装がはみ出し気味なのと、やっぱり鼻があることで「なんか違う…」と感じてしまいます。アニメイテッドユニバースやプライムユニバースでも同様ではあるんですが、顔は原作準拠のほうがしっくり来るんじゃないかなあ。

武器。銃タイプのものが1つ。アニメの中で使っていた小型の銃の形状が再現されています。

武器は各部の5mmジョイント部分に取り付けて置けます。
【ビークルモード】

ビークルモード。4DWタイプのパトロールカーに変形。アニメの中ではSUVっぽい大きめのビークルで、今回のレガシー ユナイテッド版も形状こそ再現されていますが、元々の型が小さいこともあってだいぶ迫力不足に感じます。『アドベンチャー』のオートボットキャラは水色の差し色が印象的でしたがそういうものもなく、ヘッドライトも黒く塗りつぶされていて少し地味な印象なのももったいない(グリル部分とかは丁寧ぬ塗り分けされてるから余計に)。

背面。リア部分をみると「エリータ-1」のリデコであることがよく分かります。変形は「エリータ-1」と大まかなパターンは同じですが、新規の背中部分の変形は結構違った形になっていて、その差を楽しめます。


前面&背面。


側面。

武器はリア部分の5mm穴などに取り付け可能。一応これが今回のエヴォフュージョンギミックとなっています。

側面にある5mm穴にも接続可能。
【比較】

2015年のアニメ放送時に発売されたウォーリアークラス「ストロングアーム」(国内版)と。当時の玩具はアニメ再現度高めで、玩具としても今遊んでも十分通用楽しいです。

ビークルモードでも。

パーシャルであるレガシー版「エリータ-1」と。「ストロングアーム」は上半身がほぼ新規パーツになっています。下半身はヒザ下の内側のパネルが違っています。

ビークルモードでも。ビークルモードではほぼ別物になっています。
【可動・アクション】

可動は良好。「エリータ-1」とは肩の作りが少し違っていて、肩からビークルの前輪部分のパーツが生えるような形になっているので、そこだけ少し触り心地が違いますが、肩のパーツはある程度避けれるように作られているのでそこまで可動に影響はありません。以下、写真続きまーす。


玩具としては決して悪くないんだけど、「ストロングアーム」として見えるとちょっと物足りなさを感じさるを得ない…『アドベンチャー』からは「バンブルビー」とか「サイドスワイプ」も出て欲しいけど(コアクラスで「フィクシット」もほしい)、この「ストロングアーム」に合わせる感じだとどうなるんだろう?いろんなユニバースからキャラが出るのは嬉しいんだけど、めったにリメイクされないキャラがちょっと無理なリデコだったりするのは寂しい…



「エリータ-1」同様、フィギュアスタンド用の穴はありませんが、背中の裏側に5mm穴があるのでテンセグベースの5mmジョイントのスタンドを利用できます。

以上、「トランスフォーマーレガシー エヴォリューション(国内版)」から 「TL-52 ストロングアーム」でしたー!ものとしては「エリータ-1」からの大幅なリデコで、元との差がしっかり感じられるし、変形や可動も悪くありません。一方「ストロングアーム」のリメイクとしてみると、「エリータ-1」型をベースにしている影響で原作のイメージからだいぶ離れたフォルムになってしまったのは残念。もちろんジェネレーションズラインとしてリデザインされているのは理解していますが、それでもやっぱりあのアニメでのたくましい女性キャラ感はもう少し再現してほしかったと感じます。これは「ストロングアーム」に限った話ではなく、ここ最近のレガシーはパーシャルや頭部リデコでそのキャラと言い張ることが少し多くなっているように感じます。もちろん中には上手いリデコもあるし、コストを掛けられない事情があるんだろうけど、この流れが強くなりすぎてしまうのは歓迎できない…けど、レガシー ユナイテッドではこの「ストロングアーム」がまた組み込まれてたりもしていて、実は海外では人気だったりするのかな…?うーん、わからん!
この記事へのコメント
最近の新作発表が軒並みリデコリカラー祭りなので、マイナーキャラが出てくれて嬉しい一方、新規じゃないのか…っていう寂しさはありますね。
ストロングアームも新造箇所は多いものの、まさにストロングな特徴を落としてしまったことは惜しいです。
好きなキャラがリデコで済まされるのは悲しいですよねー。
ストロングアームは大好きなキャラだったので買いましたけど、後ろの羽根はもう少し何とかしてほしかったですね。
あとこの型は足首のクリック間隔が大きくて立たせにくいのが難点…
時系列的にはエリータワンのパーシャルとはいえ、そのエリータワンは劇中に似ておらず、一方でミネルバとストロングアームの発売が予想されるデザインではあった。だからエリータワンのパーシャルに無理があったというよりは、ミネルバとパーシャル関係で出すことに無理があったというのが正しいかな?
個人的には見た目よりもエリータワンの遊びやすさが損なわれてるのが残念な印象。でも珍しい新米婦警キャラとして遊べるのでなんだかんだ楽しい。
個人的にはプライム版のリメイクではなくあくまで「ジェネレーションズ世界の姿」と解釈しているので、顔の印象は今回のようにジェネレーションズ系に寄せてある方が好みかも。
ただ体型のクセに関しては元ネタの味・魅力として残してほしい気持ちもあって、そういう意味では没個性な体格になってしまったストロングアームや過去に出たレガシーバルクヘッドには物足りなさを感じるのも本音。
10年ひと昔と言えど、TFのおもちゃ史においてアドベンチャーの当時品はまだまだ新しい設計(かつ肉厚で高クオリティ)なので、改めて今のレガシーにラインナップする必要があったのかな?と思ってしまいました。
先日レビューされていたTL-68ウインドブレードのように、アニメ放映当時の玩具が低価格帯のものしかなく、そこから大幅に進化させてくれるならリメイクの意義は大いにあるのですが……
ストロングアームに関しては旧玩具の出来が元々すごいので余計に厳しい目で見てしまいますね。
レガシーは最初の方は方向性が定まってなかったのか、マルチバースから来たというよりIDWでよくあったG1ユニバースに逆輸入された姿みたいなイメージが多かった感ありますね
というかそれだったらまだ違和感減りそうだけどダメなんだろうか
瞳孔のような造形ないしプリントがないのもなぁ…
発表時から思ってたんですが
ギャグマンガ日和のグラ郎に似てる
なんか… 太ったなと…(苦笑)
ストロングアームは細身の女性ロボがゴツいアーマーを装着したようなスタイルが特徴的だったんですが、今回のリデザインは外装に引っ張られた感があります。
もしかしてエネルゴン版ストロングアームのイメージも混ぜてるんだろうか?
ストロング感が足りないのは確かですが……だいぶ思い出補正と当時品補正かかっていませんか?
アニメと当時品の写真を見てみると、当時品TAV03はむしろ太すぎる感じで、当時品アーマー版TAV52はややすっきりして近くなってる感じ、レガシー版も案外遠くないと思います。
羽根や鼻等は気になりますけどね。
>>9 の方が仰るようにレガシー版も、白装甲に対して黒部分をもう少し細くする等メリハリ体形であれば、さらに良くなる気もしますが。
>>10から連投失礼します。
「原作」=「アニメ」のことだと思ってコメントしましたが、もしかしたら「原作」=「当時玩具」の可能性もありましたね……そう思うとだいぶ離れた印象ですよね。
ちなみにアニメ絵と見比べてびっくりしたのが、肩にフロントライトやボンネットは全く無くて、紺色のタイヤカウルだけだったという事実。
どの玩具でもフロントライトまであったから、てっきりそういう特徴だと思いましたが。
最推しキャラなのでオートボットシールなしの立体化というだけで100点あげたくなるのですがやはり白目なしの鼻ありは辛い…
背中の羽や肩など造形やパーツ配置は拘ってくれているだけに顔にも拘って欲しかった…!