今日は「トランスフォーマージェネレーションズ スタジオシリーズ 86シリーズ(海外版)」から「パーセプター」をご紹介!
商品名 | 86-11 パーセプター(Percepter) |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ(86シリーズ) |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2022年1月 |
価格 | $22.99 |
ということで、スタジオシリーズ版デラックスクラス「パーセプター」です!「パーセプター」は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』から登場したオートボット(サイバトロン)の科学者で、『ザ・ムービー』では地球のサイバトロン基地にいたことからそのままロディマスたちと行動をともにし、その後『2010』でもレギュラーで活躍するという、サイバトロンの中でも珍しい立ち位置のキャラです。これまでもユナイテッド、レジェンズと玩具化には恵まれており、ジェネレーションズ系としては3度目のリメイクとなります。日本でも「SS-75 パーセプター」として2022年4月に発売が予定されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。2022年からスタジオシリーズデラックスクラスの箱のサイズが一回り小さくなっています。また、中のブリスターも廃止され中身はすべて紙製になっています。
それ以前との箱の大きさの差はこんな感じ、奥行きは変わらずですが、縦と横が1cmくらいずつ小さくなっています。
前回紹介した『バンブルビー』版「サウンドウェーブ」同様、玩具自体がくくりつけてある台紙とは別にディスプレイスタンドとして使える台紙が用意されています。場所は「ブラー」と同じ地球のサイバトロン基地。
【ロボットモード】
ロボットモード。これまでの「パーセプター」のリメイクはIDWのコミックの影響もあってか、G1のイメージとは少し異なってかっこよさが押し出されていましたが、今回はしっかり『ザ・ムービー』に登場した姿が再現されています。「パーセプター」のアイデンティティである肩のキャノン砲は大きく存在感があり、また優しげな顔がパーセプターらしく、直線的なボディラインもレトロで良い。塗装でない部分はつや消しっぽい処理になっているのもいい感じです。
背面。今回残念な部分のひとつがこの背中。変形時に頭を後ろに倒してボディにしまい込むわけですが、ロボットモードではその部分が特に塞がれずそのままになっています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部はアニメの非戦闘員っぽい優しい顔をよく再現してくれています。胸部分はクリアパーツになっていて、サイバトロンマークは中のボディにプリントされています。
武器は手持ちの銃。アニメで銃使ってるの見たことないような…?
もうひとつは肩のキャノン砲。ピン打ちで左肩に固定されているので取り外しはできませんが、上向きに角度をつけられます。
方の武器の接眼レンズ、対物レンズ(めちゃくちゃ懐かしい呼び名…)部分はクリアパーツになっていますが、今感じで曇っていてレンズで物を見られるようにはなっていません。
【ビークルモード】
ビーストモード。ビークルと言うか「デバイスモード」というべきかもしれませんが「顕微鏡」に変形します。見た目はアニメに忠実で、つまるところG1トイともかなり似た作りになっているとも言えます。元々「パーセプター」はダイアクロン時代に「顕微鏡ロボ ミクロスコープ」として発売されたもので(いわゆる「マグニフィカス」カラーの黒いもの)、当時の玩具には実際に15倍率で見える顕微鏡としても使えましたが、今回は上で紹介した通りレンズが曇っているので覗いたりはできません。レジェンズ版ではレンズで見ることができていて、今回もちょっと期待していたので少し残念。また、ダイヤル部分も回りません。
背面。背中に頭を収納したのがそのまま見える感じがやっぱりちょっと悲しく、なにかしら蓋が欲しかった…!変形は見たとおりG1トイともかなり似た感じで、サクサク変形できます。
前面&背面。
側面。
武器はロボットモードの肩部分に5mm穴があるのでそこに取りけてレバーのような感じにします。
鏡筒部分は角度をつけることができます。ロボットモード同様、この写真よりも上にも向けることも可能。『ザ・ムービー』では望遠鏡のような役割を果たしていました。
【タンクモード】
ダイアクロン版の玩具のようにタンクモードにすることも可能。説明書にもちゃんと変形方法が記載されています。ただ、底面に車輪などはついていないので転がし走行はできません。
背面。顕微鏡モードからは脚部の向きを変えて固定するだけでタンクモードに変形できます。
前面&背面。
側面。
武器は砲塔部分のサイドに取り付け可能。
86シリーズリーダークラス「グリムロック」に付属する「ウィーリー」がちょうどよく?乗れます。
【比較】
2011年に発売されたユナイテッド版「UN-15 パーセプター」と(海外では「Reveal the Shield」シリーズ)。この当時はG1スタイルは保ちつつも、アレンジ多めでビークルモードも時代に合わせたものになっていました。
ビークルモードでも。ユナイテッドのビークルモードは後輪がキャタピラのSUVチックな車に変形します。これはこれでとてもカッコイイ。
レジェンズ版「LG56 パーセプター」と(海外ではタイタンズリターンシリーズとして発売)。レジェンズ版もとてもG1チックではありますが、頭がヘッドマスターで、あとIDWコミックの細身でスナイパー的なイメージが強いデザインでした。
顕微鏡モードで。変形パターンはかなり似ています。あと、レジェンズ版はちゃんとレンズが生きていて中が覗けるようになってたり、対物レンズ部分は伸縮できたりします。
レジェンズ版も説明書には記載はないですがタンクモードに変形可能(コミックでは変形していました)。こちらもほとんど同じような変形パターンですが、レジェンズ版はG1同様脚部が延長できるようになっていて、車輪もついて転がし走行ができるようになっています。
スタジオシリーズの『2010』組と。パーセプターは初代アニメから出てるけど、色合いもあってか『2010』組の仲間のような不思議な存在…
【可動・アクション】
可動はとても良好。スタジオシリーズ「レックガー」に似たサクサクした関節の動きが気持ちいいです。けど、この大きさで肩の関節がボールジョイントになっているのが最近では珍しく、2022年のWave1はいろいろコスト面での苦労を感じます。以下、写真続きまーす。
膝も深くまがるので立ち膝もしっかり決まります。
太ももに変形用の関節があるのですが、遊んでると曲がりやすいです。一応ロックはかかっていますが、もうちょっときつめでも良かったかな。
お尻にフィギュアスタンド用の穴が用意されています。
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ スタジオシリーズ 86シリーズ(海外版)」から「パーセプター」でしたー!「スタジオシリーズ」ということで、見た目はすごくアニメの雰囲気を再現していて、これまでのリメイクではなかったパーセプターの優しい感じがちゃんと出てるのがとてもよい!体のラインはシンプルな直線型ですが、適度なモールドで間延びしないようになっています。一方、背中の大穴や、肩のボールジョイント、せっかくタンクモードがあるのに転がし走行用の車輪がないなど、これまでのものと比べると明らかにコスト面の厳しさみを感じてしまうのも事実(顕微鏡のレンズがないのも残念)。これは同時に発売されているスタジオシリーズWave1全般に言えることではあります。ただ、その限られたものの中で最大限の工夫も感じることができ、取捨選択しながらしっかりG1のパーセプターを再現してくれているとも思うし、実際の触り心地も決して悪くなくとても気に入っています!
更新お疲れ様です。
ユナイテッド版との比較のところで
2011年に発売されたユナイテッド版「UN-15 パーセプター」と(海外では「Transformers」シリーズ)
と書かれておられますが、「Reveal The Shield」では無いでしょうか?