今日は「トランスフォーマーコラボレーティブ ユニバーサル/モンスターズ ドラキュラ × トランスフォーマー」から「ドラキュラス(DRACULUS)」をご紹介!
商品名 | ドラキュラス(Draculus) |
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シリーズ名 | トランスフォーマーコラボレーティブ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | Hasbro |
発売時期 | 2021年11月 |
価格 | $31.99(Target限定) |
ということで、トランスフォーマーコラボレーティブシリーズから「ドラキュラス」です!この「ドラキュラス」は1931年に公開されたユニバーサル・モンスターズ(1920年代から50年代にかけてユニバーサル・スタジオが製作したホラー・スリラー・SF映画の通称)の『ドラキュラ(邦題:魔人ドラキュラ)』とトランスフォーマーとのコラボレーションで、そこに登場する「ドラキュラ伯爵」をトランスフォーマー化したもの。玩具としてはタイタンズリターンで発売された「マインドワイプ」(日本ではレジェンズ版「ワイプ」)のリデコとなります。アメリカではTarget限定で発売されたもので、2022年1月現在日本での発売予定はありません。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。パッケージは『魔人ドラキュラ』のVHSビデオテープのパッケージをオマージュしたもの。最近ハスブロではビデオテープがブームなのか、この他にも「パワーレンジャー」トイでビデオイメージのパッケージがあったりします。
横から引き出す形で中身を取り出します。ストッパーが付いていてこれ以上は出ないようになっているので、無理やり引っ張り出すと箱が壊れてしまう可能性があります。取り出す方法はパッケージの上面のケースと箱の隙間にストッパーがあるので、薄い定規か何かを差し込んで箱側を少し下げる感じにして引き出すととストッパーが効かず取り出すことができます。
裏側はビデオテープのデザインになっています。とは言え実際のビデオテープの大きさではなく、太さはVHS2本分くらいあります。今の若い人はVHSを知らない可能性もあるのね…
【ロボットモード】
ロボットモード。布製のマントがとても特徴的!本体部分のリデコ箇所は頭部、胸部、そして前腕部分で、モノクロ映画をイメージしたカラーリングになっていてカッコイイ。パッと見は元の「マインドワイプ」感はかなり薄めで、上手く「ドラキュラ伯爵」感を出していると思います。ちなみに「マインドワイプ」はヘッドマスターギミックがありましたが、この「ドラキュラス」ではオミットされています。
背面。布マントのおかげでトランスフォーマーらしからぬシルエットになっています。
前面&背面。マントを外すとかなり印象が違って見えますね。
側面。
バストアップ。顔は『魔人ドラキュラ』に登場する「ドラキュラ伯爵」をイメージしたデザインになっています。と言っても、ロボット感は結構強く残っていて、胸部のタキシードも直線的なラインでアレンジされ、あくまで「トランスフォーマー」として見ることができます。
背中の布マントは開くとこんな感じ。パッケージには折りたたまれて封入されています。
ロボットモードでは背中の杭のような突起部分に引っ掛けて固定します。
武器はリデコ元の「マインドワイプ」と同じものが付属。血をイメージしてか先端が赤くグラデーションがかっています。
シールド。こちらも「マインドワイプ」と同じもの。
【ビーストモード】
ビーストモード。コウモリに変形。ビーストモードはほぼ「マインドワイプ」と同じ見た目で、そこにマントを取り付けた感じですが、ロボットモードの黒と白のカラーリングから、黒と赤のカラーリングにが変わるのが面白い。『魔人ドラキュラ』でも「ドラキュラ伯爵」はちゃんとコウモリに変身して血を吸うために女の子の部屋に忍び込みます(直接的な変身シーンはなし)。ちなみに、伯爵はオオカミにも変身できるような描写があります。
背面。マントはつけたまま変形可能で、翼に引っ掛ける形になっています。変形は基本的に「マインドワイプ」と同じような感じですが、ヘッドマスターギミックがなくなった影響で若干頭部周りの変形が変更になっています。軟質パーツの使用箇所も変わらずなので経年劣化が心配…
前面&背面。
側面。
口は開閉可能。
腹部が開くのも「マインドワイプ」から変わらずですが、中にヘッドマスターが乗れる隙間はなくなっています。
【比較】
リデコ元の「マインドワイプ」の日本版であるレジェンズ版「LG34 ワイプ」と。頭部、胴体、前腕の造形がかなり違っているのが分かります。
ビーストモードでも。
【可動・アクション】
可動は「マインドワイプ」同様で、ここ最近のウォーフォーサイバトロン系と比べると足首が動かなかったり、腰が動かなかったりするので、新しい製品としてみるとちょっと物足りなさを感じます。ただ、布マントが真新しくマントを使ったいろいろなポーズを試したくなる楽しさがあります。ちなみに個体差だと思いますが管理人のものは右肩がとても外れやすかったです…以下、写真続きまーす。
マントを外すとかなり印象が違って見えます。しかしなぜ『魔人ドラキュラ』とトランスフォーマーをかけあわせようと思ったのか…ユニバーサルならもっとトランスフォーマー向きのものが色々あるような!?
『魔人ドラキュラ』は1931年の映画ということで、モノクロで今の映像に慣れてしまっていると見にくい部分もありますが、他でもない「吸血鬼=ドラキュラ」という名前を定着させた作品ということで、ホラー映画の教科書のひとつとして観てみるのも良いと思います。
お尻にフィギュアスタンド用に穴があるのでそれを使って。ちなみに『魔人ドラキュラ』の中での「ドラキュラ伯爵」はそこまで動きはアクティブな感じではなく、スーッと現れて、スーッと消えていくようなちょっと怪しげな存在になっています。
以上、「トランスフォーマーコラボレーティブ ユニバーサル/モンスターズ ドラキュラ × トランスフォーマー」から「ドラキュラス」でしたー!ここ近年のトランスフォーマーと映画のコラボレーションの中でもかなり異色なモチーフではありますが、なんにでもリデコで対応できてしまうトランスフォーマーの懐の広さを感じる玩具になっています。元々の「マインドワイプ」が軟質パーツ多様のトランスフォーマーで、それはこの「ドラキュラス」でも変わらず、正直遊びにくい部分はあるのですが、大きな布マントの存在感は抜群だし、「ドラキュラ伯爵」に似せつつもメカニックなアレンジの新規造形部分はなかなかかっこいいです。「ユニバーサル・モンスターズ」は『魔人ドラキュラ』以外にもたくさんあるし、『魔人ドラキュラ』もどうやらリメイクされるようなので今後のコラボレーションにも期待です。
レビューお待ちしてました。
人型からコウモリに変身するドラキュラ、こう捉えてみると、G1アニメのシースプレー主役回で人魚に変身する異星人について、メガトロン様が「こいつらもトランスフォーマーの一種か」と評していたのを思い出します。
ジュラシックパークコラボのビークルもそうでしたが、やや作りが前の世代に近い手触りだと、WFCシリーズを始めとする最近のTFおもちゃの作りがいかに近年トップクラスに高められてるのか、実感させられますね。