今日はマスターピースから「MP-46 ブラックウィドー (ビーストウォーズ)」をご紹介ッシャ!
商品名 | MP-46 ブラックウィドー (ビーストウォーズ) |
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シリーズ名 | マスターピース |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2019年11月23日 |
価格 | ¥15,000(税抜) |
ということで、マスターピース版「ブラックウィドー」です!『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』に登場した蜘蛛から変形するデストロンとなり、唯一の女性キャラです(アメリカ版だとエアラザーも女性だけど…)。「ビーストウォーズ」としては5人目のマスターピース化となり、デストロンとしては2019年3月に発売された「MP-43 メガトロン(ビーストウォーズ)」に続いて2人目となります。それではいってみましょー!
【2019/12/2追記】
蜘蛛モードの変形のコツと、テレもちゃ版との比較を掲載しました。
【パッケージ】
パッケージ。「MP-34 チータス (ビーストウォーズ)」や「MP-39 サンストリーカー」などのカーロボット系と同じ大きさ。それよりもちょっとだけ大きい箱になっていました…
箱の中はこんな感じ。「TFパワーベース」と「バイザー」は袋に入ってブリスターの裏側にテープで固定された状態でパッケージングされています。
キャラクターカード。今回のイラストレーターは不明。おそらくマスクドさんではないかとは思うのですが…もし分かる方いたら教えて下さい…!
【ロボットモード】
ロボットモード。ロボットモードの見た目は非の打ち所がなく、劇中の姿をしっかり再現してくれています。また、より女性的なラインになるようにスタイルが今風に若干アレンジされているのもいいですね。サイズや質感的にもSHフィギュアーツのような触り心地で、トランスフォーマーであることを忘れてしまうほど。ほぼ全面塗装が施されているので見た目はとてもリッチです。
背面。背中もしっかり再現。ロボットモードだけを見るとどう変形するのか全く想像がつきません。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部も忠実に再現。若干シャープな印象にアレンジされてるかな?
フェイスパーツは通常顔の他に「笑顔」(左)と、「叫び顔」(右)が付属しており、差し替えで表情を変えられます。笑顔はちょっとニヤリとしているだけで、あまり通常顔と変わりない感じ。
上半身。とにかく目を引くのは金色に輝く胸。かつてこれほどまで女性らしい体型を再現したトランスフォーマーはあっただろうか…腹部の腹筋も艶めかしい。
手はハサミ状。付け根だけでなく、それぞれの爪にも関節が設けられています。ただ、先端が尖っているので破損には要注意。
上半身背面。劇中同様に模様が配置されています。
下半身。スラリと伸びた足もセクシー。
下半身背面。
続いて武器。「アンカー・ショット」。蜘蛛モードの腹部の一部を取り外して変形させて、「アンカーミサイル」を取り付けます。ミサイル発射ギミックはありません。
「アンカーミサイル」 を外して。
説明書にはありませんが、一応背中に取り付けることができます。
個別の武器ではありませんが、腕から伸びる蜘蛛の曲げて脚を前に向けると「ネオラウンド・マシンガン」に。蜘蛛の足は付け根のボールジョイントの他に、1箇所だけ関節が可動するようになっています。関節はクリックつきなのでかっちり固定できます。
「バイザー」。第26話「平和を守るために…」でタランスの 頭の中に侵入するときに使ったバイザーです。取り付けは正面からはめ込むのと破損が怖いので、首側から入れて上に上げて位置を調整するのが良いと思います。また、バイザーから伸びるケーブルは予備が付属しています。相変わらずピンポイントなシーンの付属物…もう1回つけるかどうかはマスターピース版「タランス」にこのケーブルの先端をさせる部分があるかどうか…
【ビーストモード】
ビーストモード。ジョロウグモに変身。蜘蛛がダメな人は一切受け付けないであろうなんとも言えない妙にリアルな大きさで(ジョロウグモはもちろんもっと小さいけれど)、この状態で知らない人が見たらギョッとすること間違いなし。ただ、 腹部にロボットモードの脚が丸見えで ロボットモードに比べると劇中再現度という点ではちょっと雑な感じ。
背面。頑張ってなんとか腹部を黒いパーツで覆おうとする努力は感じますが、やっぱりロボットモードの大きさ的に無理が生じているように思います。それだけではなく、変形自体も驚きや感心する部分はこれと言ってなく、また特にロボットモードの腕の変形が絶妙な角度を求められ、かつかっちり固定できないのでいい感じに変形させるにはだいぶ慣れが必要。また、蜘蛛の足が外れやすく(おそらく破損防止でそうなっているんだと思いますが)、そういう事もあって小さい割に変形にはやけに時間がかかってしまいます…
前面&背面。
側面。
底面にアンカーミサイルを取り付けることができます。
蜘蛛の首と口の牙?は可動します。
「アンカーミサイル」の他に、紐付きの「ポイズンアンカー」が付属。紐の先端についた小さいパーツと本体を接続でき、持ち上げると蜘蛛の糸でぶら下がっている感じを再現できます。ただ、糸出るのそこ?というのと、小さいパーツを取り付けるのが、外れて「アンカー・ショット」になる部分なので、そこに取り付けて紐を持って宙に浮かせるのはいくらブラックウィドーが軽いからと言って躊躇します…
【2019/12/2追記】
蜘蛛モードへの変形ですが、腕も実はかっちりするのでは…?という形に行き着きました。まず、手の小さい方の爪の先端を大きい爪の中間のヒンジ部分にある穴に刺し、大きい爪の先端はパンツの外側にかかるような形になるとかなりしっかり収まります。もしかするとパッケージを開けたときにはこうなっていたのかも…?説明書で戻す工程まで載せろとは言わないけど、戻すときのポイントみたいなフォローがあると良かったなあ。
【TFパワーベース】
続いて付属品の「TFパワーベース」。台座は「MP-41 ダイノボット」に付属したものと同じで、アームはかつてタカラトミーモールでも発売された「ディスプレイスタンド」のものが使われています。蜘蛛の巣部分は4枚のパーツを組み合わせたもの。蜘蛛の巣同士を接続するジョイント部分が硬く、クリアパーツなのできつく感じた場合ははめ込みすぎない方が良いと思います(白化しちゃうおそれあり)。
ロボットモード。腰部分にフィギュアスタンド用の穴があるのでそこに接続します。
蜘蛛モードでも。蜘蛛モードは「アンカーミサイル」をつけて、更にそこに付属の専用のアタッチメントを付ける必要があります。蜘蛛モードはなかなか雰囲気出ますね。
【比較】
【2019/12/2追記】
テレもちゃ版「TM-06 ブラックウィドー」と。元は「タランス」ということもありますが、だいぶアニメの見た目とはギャップがあります。
蜘蛛モードでも。オリジナル版は蜘蛛っぽさも少々薄め。これがここまで進化するのは素直に感動しますね。
まずはレジェンズ 版「LG17 ブラックウィドー」と。もともとアニメイテッドの「ブラックアラクニア」ですが、リデコでここまで寄せてくるのは流石。
ビーストモードでも。レジェンズ版はビーストモードはアニメイテッド感強め。
マスターピース「MP-43 メガトロン(ビーストウォーズ)」と。アニメを見ているとここまで身長差は感じないですが、今回はより体型の差もあってブラックウィドーが小さく感じます。
ビーストモードでも。次に商品化されるデストロンのメンバーは誰かなあ?あと「タランス」はさすがにこのブラックウィドーのりデコってわけにはいかなそう。
発売済みのサイバトロンメンバーと。左が「MP-34 チータス (ビーストウォーズ)」、真ん中が「MP-32 コンボイ (ビーストウォーズ)」、右が「MP-41 ダイノボット (ビーストウォーズ)」。
ビーストモードでも。
【可動・アクション】
可動範囲はさすがマスターピースと言った感じで文句なし。膝は二重関節かと思いきやそうではなく、けど関節の軸の位置が工夫されていて深く曲げることができます。ただ、足回りが若干硬めに作られているので、最初は気をつけながら動かしたほうが良いかもしれません。以下写真続きまーす。
もちろん立ち膝も可能。
足首も横の可動があるので大きく足を広げてもしっかり接地できます。また、ちょっとわかりにくいですが、足の付根の関節は一段引き出せるようになっています。
「ネオラウンド・マシンガン」 モードで。蜘蛛の足は結構扱いがめんどくさいけど、小さいボディから広がる脚は結構カッコイイ。
劇中では格闘技も数多く繰り出していましたが、それもしっかり再現できます。
TFパワーベースを使って。何回も言うけど、早くTFパワーベースだけで商品化してほしい…
蜘蛛モードでも。脚だけで本体を支えられるようになっています。
以上、 マスターピースから「MP-46 ブラックウィドー (ビーストウォーズ)」 でしたー!ロボットモードのスタイルや塗装の豪華さ、SHフィギュアーツやfigmaのようななアクションフィギュアチックな可動は素晴らしい出来に仕上がっています。一方、ビーストモードは頑張ってはいるものの、ロボットモードの完璧さに比べると若干雑にまとめられてしまっている印象。「ビーストウォーズ」では他のシリーズに比べてビーストモードでの印象も大事だと思うのですが、これまでのマスターピース化されたメンバーがしっかりしているだけに残念。また、変形も大きさが影響してか面白さや驚きがなく、特に蜘蛛モードにする際は位置が定まりにくい部分が多いので大きさの割にとてもストレスがたまります…
管理人の思うトランスフォーマーの魅力はロボットモードとビークル(ビースト)モードの中間にある変形も重要な要素で、その3つが連続して成り立つものだと思うのですが、最近のマスターピースはそれぞれがぶつ切りに分断されてしまっているように思えてなりません… 変形すること自体がすごいことをやってるのはもちろん分かります。けど、 各モードの見た目は傑作でも(今回のブラックウィドーはビーストモードも半端だけど…)、変形がただの作業で面白くなければそれは「トランスフォーマーのマスターピース」にはなれないように思います…
ロボットモードの見た目は本当にすごいから、アニメ見ながらポーズつけるのも楽しいし、メガトロンと並べて音声流してニヤニヤしちゃうし、 こうやって劇中通りの見た目のキャラが徐々に揃っていくのも嬉しいのは間違いないんだけど、そこをモチベーションにしてマスターピースを集めていくのは管理人個人としてはいずれは辛くなるんじゃないかなあ…
ついに来ました、ビーストヒロインのナビ子・・・ならぬ、アラク姉さん。
当時のCGアニメさながらのロボットモードが眩しいっす、ビーストのお腹周りは、まあ努力賞ってことで、少し位はみ出したほうが私は好きよ。(唐突な性癖語り)