今日は「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」から「01 サイバトロン /総司令官 コンボイ(15周年記念復刻版)」をご紹介!サイバトロン戦士!トランスフォーム!!
商品名 | 01 サイバトロン /総司令官 コンボイ(15周年記念復刻版) |
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シリーズ名 | 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー |
クラス | – |
メーカー | タカラ |
発売時期 | 2000年6月 |
価格 | ¥4,980(税抜) |
というわけで、「超ロボット生命体トランスフォーマー」より「01 サイバトロン /総司令官 コンボイ」です!今回紹介するのは2000年に発売された「トランスフォーマー15周年記念復刻版」で、1985年に発売されたオリジナル版から若干改良や変更が加えられたものとなります。ちなみに、この他にも、コンボイ玩具は数々のバリエーションが存在しますが、管理人の手元にあるのはこの15周年記念版のみなので今回はこちらをご紹介します(子供の頃に買ってもらった当時品はもちろん紛失…)。今年「トランスフォーマー」は35周年という節目を迎えており、この「コンボイ」もクラウドファンディングの「コンボイトロフィー」や、タカラトミーモール限定「35周年記念 コンボイ&オプティマスプライムセット」の発売が控えているということで(コンボイトロフィーはまだ発売されるかはわからないけど…)、改めてこの「トランスフォーマー」の始まりであり伝説でもある初代コンボイを紹介したいと思います!それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。燦然と輝く「01」のナンバー。基本的に85年に発売されたものとレイアウトは同じようですが、写真は新たに撮り直されたものになっています(おそらく注意文の部分などは当時品とは違うように思われます)。また、ブリスター部分には15周年記念のシールが貼られています。
キャラクターカード。キャラクターカードは『2010』から封入されはじめたもので、初代アニメ分はそれまで存在していませんでした。なので、コンボイのカードとしてはこれが初なのではないかと思います。
【ロボットモード】
ロボットモード。当時管理人を含め世界中の子どもたちが熱中した玩具で、良いとか悪いとかそういう次元を超えた存在感!このコンボイを今までなかなか紹介できなかったのは、そういう畏れ多さみたいなものもあったり。今のトランスフォーマーたちと比べればスタイルや可動はもちろん劣っていて、いわゆる「昔の玩具」になってしまうのですが、この大きさでプラスチックと金属パーツ、メッキ、ゴム、が使われ、そして関節に金属パーツやバネ仕込まれていたりと、プロダクトとしてのリッチ感はとても高く、また金属パーツのおかげで持ったときのずっしり感もあります。シールは胴体と肩のシルバーの部分だけは元から貼ってあるのですが、その他の部分は自分で貼る必要があります。ちなみに、両肩に貼るサイバトロンマークのシールもあるのですが、リベットが造形されている関係でちゃんと貼ることができないので貼っていません。
背面。背中はさすがにちょっと寂しい感じですが、何気に足の内側には造形があることに今頃気づいたり。
前面&背面。手はちょっと長め。
側面。
バストアップ。頭部は若干横に潰れたような感じで、可愛らしさもあり。目は黄色で、アニメの青とは違うのも玩具ならではの特徴です。胸部はウインドウ周りは金属パーツ。ちなみに、この15周年復刻の際、金属パーツの金型が紛失していて見つからず、新規に作り直されたそうです。
武器は「コンボイガン」。拳はコンボイガンを持てるようにオリジナルからフチが延長されたものになっています。ちなみに、コンボイガンもバリエーションが存在し、これは「後期版」と呼ばれるもの。
【ビークルモード】
ビークルモード。トレーラートラックに変形。モチーフはフレイトライナーCOEと言われていますが、あくまでモチーフで、特にライセンスを所得したものではありません。ビークルモードは各部の素材の違いもあって今見てもなかなかのリアルさ。もちろん転がし走行が可能で、タイヤがゴムなので転がしたときの感覚が気持ちいいです。
背面。扉部分は細かく造形されているのに比べ、リアバンパー付近は結構シンプルで、こだわる部分と抜きの部分の差が顕著。トレーラーのサイドの模様はシールですが、これは最初から貼られています。また、トレーラーのタイヤももちろんゴム系の素材です。
トラック部分のみで。
コンテナは後部の出っ張り部分に乗せるだけのような感じで、固定はできません。変形は今もコンボイ系トイに綿々と受け継がれるパーツ配置が出来上がっており、トランスフォーマーファンであれば誰でも簡単に変形させることができると思います。ちなみに、拳パーツは余剰になるのですが、これがまた子どもの頃はよくなくしたもので、果たして世界中にどれだけの「手なしコンボイ」が生まれたことか…
前面&背面。
側面。
ボディの金属パーツは前方に開くことができます。中にはシートが2つあり、ダイアクロン時代は人形をのせるようになっていました。ここに拳を収納する人も多いようですね。
ルーフ部分にはシークレットエンブレムが。
「偵察用バギー」。劇中では「ローラー」としておなじみですが、玩具ではその名前では呼ばれていません。後の上部に穴が開いていて、コンボイガンを取り付けることができます。
コンテナの中にはスペースがあるので、他のカーロボットたちを収納できます。
コンテナの底にはアウトリガーがあり、サイドに広げることでコンテナだけで地面に平行に自立できます。
コンテナを展開。中は基地になっています。両サイドの床のカラフルな部分はシールですが、はじめから貼ってある状態。それ以外の壁のシールと、中央床の「GO!」のシールなどは自分で貼ります。
背面。コンボイガンを取り付ける場所が用意されています。この基地にもダイアクロン人形を乗せるための部分が用意されています。
「司令コックピット」にはミサイルをスプリング発射できます。また、コックピット部分は開閉可能で、レーダーとアームも動かすことができます。
ミサイルはランナーに4つついた状態で封入されています(今回のレビューで切り取りました…!)。また。「エネルギー補給パイプ」も付属しています。ちなみに、チューブ部分はゴムでできていますが、元々入っていたものは劣化してポキポキ折れてしまったので、別のもので代用しています(イヤホンかなにかのコードだったような…)。
説明書には4つのフォーメーションにできることが紹介されています。まずはフォーメーション-1「サイバトロン移動基地」。トラックにトレーラーを開いた状態で接続し、司令コックピットを前方に向けた状態。
コンテナをしめてフォーメーション-2「移動攻撃態勢」。
バギーを発射できるギミックがフォーメーション-3「スーパーダッシュ機構」と名付けられています。左の写真の矢印部分がスイッチになっていて、押すと、名前にたがわずめちゃくちゃ勢いよく飛び出していきます。
展開したコンテナを立ててフォーメーション-4「サイバトロン用整備ドッグ」に。この4つのフォーメーションは今もマスターピースで代々引き継がれています。
【比較】
最新のコンボイ型である、ジェネレーションズ シージ版ボイジャークラス「オプティマスプライム」と。35年のトランスフォーマーの歴史がこの2体の間には凝縮されていて、変形玩具だからこその技術や知識の積み重ねをこの手で感じることができるというのはトランスフォーマーファンの特権だと思います。
ビークルでも。「War for Cybertron」トリロジーの舞台が地球になったら、地球モードのオプティマスが出ちゃったりするのかな…?
スタジオシリーズ「SS-30 オプティマスプライム」と。こうしてみると、『バンブルビー』版「コンボイ」が如何にG1デザインに近いか実感できます。
ビークルモードでも。今年は特にコンボイ(オプティマス)がたくさん発売される年で、もうすぐマスターピース「MP-44 コンボイ Ver.3」も発売されます。
【可動・アクション】
可動は見た通りで、ある程度の部分は動きますが今のフィギュア的な可動はしません。関節にはバネや金属パーツが仕込まれているのですが、それは可動のためではなく、バネの力でビークルモードを固定したり、ロボットモードでの見た目をよくするような感じで使われており、ジョイントがなくてもある程度かっちり固定されるようになっています。この辺りの機構だけでも見所があって、それこそ「More than meets the eye」という言葉がぴったりだし、むしろこのコンボイの玩具からその言葉が生まれたのではないかと思ってしまうほど。
バネが特に活きている部分は股関節で、ビークルモードからロボットモードにすると、バネの力で足が少し開きます。ある意味自動変形のような感じになっていて、子どもの頃はなんとも思わなかったけど、こうしてみるとよく考えられてるなあ、と感動します。以下、写真続きまーす。
膝も動きますが、太ももが前に出せないので立たせるのはちょっと大変。
コンテナを使った基地遊びもこのコンボイだけで十分楽しめるし、シールのプリントが想像力をかき立ててくれます。
以上、「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」から「01 サイバトロン /総司令官 コンボイ(15周年記念復刻版)」でしたー!気持ち的にはついにレビューしてしまった…という感じで、正直まだまだ語り足りてないし、むしろ自分なんかが語り切れる玩具ではないので、とても複雑な心境だったりします。一方、ようやく「トランスフォーマー」を語る上では外せないコンボイをこのブログのアーカイブに残せたという思いもあり、ある意味肩の荷がおりました(笑)こうして写真を撮って思うのは、やっぱりすごくカッコイイ!あとは子どものころのことが思い出されてノスタルジックな気分になります。きっとどんな人にもそういう思い出深い玩具があると思うのですが、管理人はそれがこのコンボイを始めとしたトランスフォーマーで、しかもそれがコンテンツとして今も現在進行系で続いているというのはすごいことだと思うし、開発者の絶え間ない努力で進化を続けてくれているからこそ、こんな年になってもブログを続けているんだと思います…!
見ていただいて分かるように、これは35年(ダイアクロン時代を入れればもう少し)前の玩具です。なので、当時の思い出補正などない場合や、今のトランスフォーマーの感覚を求めてしまうと物足りなさや古臭さを感じるのは確かです。ただ、上でも言ったように80年代だからこそできた贅沢な作り方をされているし、35年続くコンテンツをまさに牽引した始祖たる威風堂々としたオーラのようなものを感じることができると思います。35周年という節目に復刻が決まっており(トレーラーは付きませんが)、さらにゴールドバージョンのトロフィーのクラウドファンディングもスタートしています。きっと、この「コンボイ」を触ったことのない若い世代の方や、当時は触れずに実写映画などで『トランスフォーマー』に始めて触れた人も多いと思うので、今回の記事を見てもし気になったら是非手にとって、トランスフォーマーコレクションのひとつに加えて、家にコンボイがいる喜びを感じてもらえると嬉しいです!
More than meets the eyesじゃなくてMore than meets the eye ですよ