今日はマスターピースから「MP-43 メガトロン(ビーストウォーズ)」をご紹介!その1はロボットモード編!
商品名 | MP-43 メガトロン(ビーストウォーズ) |
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シリーズ名 | マスターピース |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2019年3月30日 |
価格 | ¥35,000(税抜) |
ということで、マスターピース版「メガトロン(ビーストウォーズ)」です!商品名からも分かる通り、この「メガトロン」は『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』に登場したデストロンのリーダー。声優を担当する千葉繁さんのアドリブや、ストーリーをG1とつなげる重要な役割を持つキャラということで、敵ながら非常に人気が高く、マスターピース化はまさに多くの「ビーストウォーズ」ファンの念願であったと言えると思います。また、今回の目玉として千葉繁さんのトーキングギミックが搭載されており、すべての音声が今回のために撮り下ろされ(ナビ子、ブラックウィドーの声も入っており、それも柚木涼香さんによる新録)、映像作品としてのキャラクターの人気を強く反映した商品になっています。
そんな商品化を強く望まれていたメガトロンですが、「フィギュア王 No.245」の開発者インタビューでは『ビーストウォーズ』のマスターピース第1弾である「MP-32 コンボイ(ビーストウォーズ)」は「メガトロンの大きさから逆算されたもの」とあり、この「ビーストウォーズ」のマスターピースシリーズは、メガトロンありきでの企画だったようです。また、「コンボイ」の売上が好調なおかげで、予想よりも早く発売されたということで、「ビーストウォーズ」のマスターピース玩具の人気が伺えます。
当初、発売予定は2019年1月でしたが、製造の過程で何かがあったのか、2ヶ月遅れての発売となりました。今回は写真の枚数が多くなってしまったので、2回に分けてレビューしていきます!「その1」は「ロボットモード編」!それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。ボックスのサイズは「MP-10 コンボイ Ver.2.0」などと同じ大型のもの。
箱の中はこんな感じ。
紙ものは取扱説明書とキャラクターカード。取扱説明書はB2サイズの紙が折り畳まれたもの。開くとでかくて見にくい…できれば冊子がいいなあ…また、画像にはありませんが正誤表が1枚封入されています。
キャラクターカード。今回のイラストは特撮系などのカードイラストを数多く手がけるマスクド氏によるもの。
【ロボットモード】
ロボットモード。もうビーストウォーズのマスターピースは劇中の再現度をとやかくいうのは野暮なんでは…と思うほど圧倒的で理想的な再現度。造形はもちろんのこと、パーツの色分けや塗装の精度もバッチリ。右腕のリアルな恐竜の顔のインパクトがものすごく、恐竜の皮膚部分のタンポ印刷も圧倒的な密度感を出してくれています。
背面。背中には恐竜の皮部分がかなり細かく折り畳まれて配置されています。
前面&背面。
側面。左右の腕で大きく形状が異なります。
バストアップ。頭部も圧倒的再現度。目はちゃんと真ん中にラインが入って瞳が再現されています。変形は基本的に旧玩具をベースとしているので、胸などは変形にほぼ影響しないこともあって、胸部の造形や色分けも完璧。特に胸部の紫の部分はラメが入った塗装でとてもキレイ。
交換用フェイスは通常がお含め3つが付属。まずは「笑顔」。
もうひとつは「怒り顔」。旧玩具っぽい表情。
交換用フェイスを外すとこんな感じ。管理人のものは脱着が最初めちゃくちゃ硬かったのですが、何度か繰り返えしているうちに普通に脱着できるようになりました。また、頭部には目を光らせるための電池ボックスも仕込まれています(LR44のボタン電池が2個必要)。
電池を入れて後頭部のスイッチを押すと目が光ります。一度押すと約20秒光り続け、その後は自動的に消えます。
上半身。胸部前面は一体成型ではなく、意外と細かくパーツが分割されて高級感のある感じに仕上げられています。肩のウロコ?の造形もすごい。
左腕のしっぽは取り外し可能で、指もフレキシブルに動いてくれます。親指と人差指は独立して動き、残りの2本はまとめて動きます。
肩は大きく上に挙げることができます。その際、肩のシルバーのパーツは干渉しないように逃げてくれるようになっています。
腕を前に出せるように肩が前に動かすこともできます。肩周りはあまり変形に影響しない部分だからか、その分アクションフィギュアばりの可動ができるようになっています。
背中。折り畳まれたガワはかなり分割されているのが分かります。まとまった形状はちゃんと劇中の形に似せられています。
腰は回転のほかに前屈することができます。クリック関節になっているので保持力も十分。ただ、腰の回転のほうはちょっとゆるいかも。
脚部。写真ではちょっと分かりにくいですが、股関節部分に金属パーツが使われています。太もものサイドアーマーには設定上は「プラズマ・バスター」という名前で、旧玩具でもミサイル発射ギミックが搭載されていましたが、今回は造形のみでの再現。
実はひとつ気になっていることがあって、海外の購入者の報告で股間の紫のパーツがクラックしているのをみました。ここのパーツはラメが入っている影響でマーブル状になって、そのマーブルの境目から割れてしまったようでした。普通に遊んでいればおそらく大丈夫だとは思うのですが、無理な力がかからないようちょっと注意しておいたほうがいいかもしれません。
下半身背面。かかと部分は金属パーツになっています。
【軽装モード】
今回のメガトロンは各部のアーマーを取り外して「軽装モード」にすることができます。まずは左腕のティラノテールをはずして「思索モード」。
さらに太もものサイドアーマー、背中のバックアーマーをはずすと「入浴モード」に。
さらに肩アーマーを外すと「休憩モード」になります。
今回これだけパーツの取り外しができます。各部の接続はしっかりしてるので、変形途中で外れちゃうようなことはありません。
【付属物】
続いて付属物。まずは「レーザー・バスター」(のエフェクトパーツ)。ティラノフェイスの口を開けて、喉の奥に装着します。
手持ちの武器「ハンティングライフル」。持てるのはもちろん左手のみ。グリップ部分に突起があって、手のひらに固定して握らせます。けど、固定はちょっとゆるいかも。アニメでは第19話「よみがえれビーストパワー!」でのみ使用した武器。
ハンティングライフルにもエフェクトパーツを取り付けることができます。
「歯ブラシ」。第24話「やつらが来る!」でティラノフェイスの歯を磨いていたシーンを再現できます。
「MP-41 ダイノボット(ビーストウォーズ)」に付属した「TFパワーベース」用のアダプターパーツが3つ付属しています。
ロボットモードディスプレイ用。お尻部分のアーマーを覆うような形で固定できます。
ロボットモードの「持ち上げ」用のアダプター。メガトロンを持ち上げるシーンを再現するためのもの。使っての写真は「その2」で。
ビーストモード用のアダプター。早くTFパワーベースを単品販売してほしいなあ。
【トーキングギミック】
続いてトーキングギミックについて。ティラノフェイスの後頭部を開けるとメインスイッチがあります。電池ボックスは口の中の上あご部分にあり、ここにもLR44ボタン電池2個が必要です。つまり、目を光らせる用と音声用で合計4つ電池を用意する必要があります。
メインスイッチをONにして、頭頂部のサウンドスイッチを押すと音声が流れます。「ビーストモード用」、「ロボットモード用」、「攻撃音」の3つのモードがあり、サウンドスイッチを長押しすることで変身音が流れて、モードを切り替えることができます。流れる音声は以下の通りで、見ていただいて分かる通り、かなりの数、そして1つのセリフが長い!音声はランダムで再生されます(たぶん)。
【ビーストモード用】
・ほう、正義の味方にしては味な真似をするじゃないか。ハハハハハ、なかなかやるな子猫ちゃん。おかげで…肩こりが直ったよ。だが、残念ながら俺様を怒らせてしまった。デストロン、変身!
・ガァー!ダイノボット!君の頭には脳みそは入っていないと思っていたが、意外だねえ。
・メガトロン!変身!ガァーーッ!
・ホップ、ステップ、ジャーンプ!見事なジャンプだ!10.0!
・グワーハッハッハッハー!度胸だけじゃリーダーは務まらないんだよ。頭が良くて、かっこよくて、ズル賢くないと。なあ、そうだろ?
【ロボットモード用】
・くそう、温泉旅行の射的大会では優勝したんだがな。まあいいか。
・そっかー、私のかわいいクローンはやられたのかあ。かわいそうに、最高の下僕だったのに…貴様と違ってな。
・やっと戻ったか、待ってたザンス!
・(ブラックウィドー)メガトロンたま、応答して。デストロン軍全員、今すぐタランスの地下研究室に来て。もうすぐパーティーの始まりよ!
・嵐がやって来る。すべてを飲み込みなぎ倒すほど大きくて凄まじい嵐がな。今まで俺様はこの星のエネルゴンを独り占めにし、憎きサイバトロンをズタボロに叩きのめすことしか考えていなかったが…アーハハハハハ!(むせる)だが、もうそんなことはどうでもよい。遂に俺様は手に入れたのだ!最強のパワーを!この手に収める方法をな!
・(メガトロンいびき)温泉…卵…(ナビ子)起きなさい、メガのすけー!ちょっと変なもの見つけちゃったの。メガちゃんだけに教えてあ・げ・る!(メガトロン)教えてちょ!
・まあ、そう焦るな。お楽しみはこれからだ。サイドガンをぶちかましてやれ!
・この状況で、新春シャンソン歌手の新春シャンソンショーって言ってみな!
・(「WAR WAR! STOP IT」イントロ)グワーッハハハハ~!俺様は破壊大帝メガトロンだ!ビーストウォーズの始まりだぞー!
・貴様らに勝ち目はない。もう一回言うよー!勝ち目はない。
・ガーッハッハッハッハー!悪者は意味もなく笑いながら登場するのだ。アーッハッハッハッー!
・エネルゴンパワーの影響だ。全員ビーストモードに戻れ!
・ワスピーターのうすら提灯はどこに行ったんだ!
・テンション高いねえ、気に入った!
・ヌハハハハ、ガーハッハッハッハー、ワーハッハッ(むせる)
・スタースクリームにブラックウィードーめ。この俺様を裏切りやがって。覚悟しておけ!けちょんけちょんに切り刻んで、脇の下に挟んでやる!
・俺様は破壊大帝メガトロンだ!カーッ、ペッ!普段口から強力な光線を吐くもんだから痰が絡んでしょうがない。みんなも外から帰ってきたらちゃーんとうがいをしなくっちゃあ、俺様みたいになっちゃうよ。いかん!いい人になってしまった…
・なーんだあ、そうかあ、と、大喜びしてお前を信用するほど私は馬鹿じゃない。忠誠の証拠を見せてもらわんとな。
・とうとうビーストの本能が目覚めおったわ。イライラしちゃってもう、爆発寸前だ。ようし、ビースト狩りだ!てめえら!歌でも歌え!アーッハハハハ!
・(メガトロン)たわけ!あれは最初から月ではなかったのだ。ナビ子ちゃん、画像を拡大してちょ。(ナビ子)大きく、大きく、大きくなあれ。
・(メガトロン)ナビこちゃん、サイバトロン基地を。(ナビ子)追跡できません、だってシールドがフルパワーなんだもん。(メガトロン)ええい!ウンチ。
・さあて、ナビ子ちゃん!ここが例の星なのか?(ナビ子)ナビ子わかんな〜い!
・手柄を立てたものには褒美をやる。それが我が社のモットーだ。
・チーちゃんたら、まじなんだもん。
・いやあ、人助けで死ぬんだから本望だろう?だが残念ながら助かるのわ我々だけだ。サイバトロンは一人も助からない。これで貴様との戦いも終わりだ。コンボイ、お前の負けだ。アーッハッハッハ!(爆発音)
ということで、「その1」はここまで!「その2」はビーストモード、比較、可動・アクション編です!近日公開!もうしばらくお待ち下さい!
レビューお疲れ様です!part2でももちろんコメントさせていただきます!本当に劇中から飛び出してきた見た目です!当時品も非常に出来はいいですけどね。しっぽはずさなくても銃は持てるので、アクションするときは常に銃持たせてフル装備にして遊んでます。プラズマバスターは確か劇中だと1回しか使われてない印象ですね。