今日は「ターボチェンジ」シリーズから「TC-09 バトルコマンドオプティマスプライム」をご紹介!
商品名 | TC-09 バトルコマンドオプティマスプライム |
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シリーズ名 | ターボチェンジ |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2018年4月21日 |
価格 | ¥5,800(税抜) |
ということで、ターボチェンジャーシリーズから「バトルコマンドオプティマスプライム」です!この「バトルコマンドオプティマスプライム」はかつて「トランスフォーマー/ロストエイジ」公開時に簡易変形シリーズであるロストエイジシリーズ「LA01バトルコマンドオプティマスプライム」として発売されたもので、そこから一部仕様を変更したもの。元から日本オリジナルの商品となっており、これまで海外では発売されていないものとなります。変更された仕様の最大の箇所は、以前のものはライト&サウンドギミックの音声がオプティマスプライム(コンボイ司令官)の声優である玄田哲章氏ではなく別の人になっていたのですが、なんと今回は玄田氏による完全新規ボイスが収録されたこと!その他にも新規造形のシールドが付属し、さらに意外と細かいところでも仕様変更が施されています(詳しくは以下レビューで)。それではいってみましょー。
パッケージ。箱の大きさは結構大きく、リーダークラスの箱よりもさらに大きい感じ。以前のものは中身が見える形でのパッケージでしたが、今回はブラインドタイプとなっています。
ロボットモード。まずはコンテナと合体した「ウイングモード」。玩具オリジナルの形態となり、「ダークサイド・ムーン」で登場したジェットウイングモードのような形態。オプティマス自体は大体ボイジャークラス程度の大きさで、それに大きな翼が生えたような形になっており、なかなか迫力があります。
背面。コンテナが展開された感じがよく判ります。5mm穴も大量にあり、たくさんの武器を取り付けられるようになっています。
コンテナ部分をはずして「オプティマスプライム」単体で。ロボットモードの造形は非常に良くできており、変形する「ロストエイジ」以降のオプティマスプライムとしては圧倒的な再現度となります(前からの角度限定だけど…)。今回手に取って驚いたのが前腕が新規造形の「騎士モード」になっていること。まさか本体側の造形の変形があるとは思っていなかったので、これは嬉しいサプライズ。新規の「ベクターシールド」もディテールいっぱいでカッコイイイです。残念なのは「LA01バトルコマンドオプティマスプライム」では再現されていた肩や足のファイアーパターンの塗装がオミットされていること。新規造形の腕部分はしっかり塗装されているのに何故…
背面。背面はかなり大胆なパーツ配置になっています。これはバトルコマンドの名に由来するギミックの為のもの。小型のターボチェンジシリーズを乗せることができる「コマンドデッキ」も仕様変更に伴い造形が変わっています(詳しくは後述)。
前面&背面。前腕は新規造形になりましたが、足は古いデザインのまま…
側面。
バストアップ。頭部の造形はとても細かく作り込まれており、さらに塗装の塗り分けも細かくカッコイイ。変形がかなり大胆なガワ変形なおかげでボディなどの造形も変形に左右されないしっかりしたものになっています。
首の後のボタンを押すとライト&サウンドギミックが発動します。音声は玄田哲章氏による完全新規録り下ろし!もうこれだけのために買ったと言っても過言ではありません!流れる音声は数多く用意されており、さらにそれが組み合わされて流れるので相当数のパターンとなります。キャラクターの名前を呼ぶことがあるのですが、劇中では一切関わりなかったキャラとかも呼んででくれるので面白い。ライトは目の部分は音声が流れている間は光りっぱなしで、胸は音声時は両胸が同時に点滅、その他の攻撃音などのSE時は左右が交互に点滅します。ただ、ライトが赤いので、今見ると「ネメシスプライム」にしか見えません…
・君を待っていた。
・時は来た。故郷へ帰ろう。
・我がサイバトロン星を救わねば。
・ヒーローは我々の中にいる…
・私は二度とお前たちを裏切ることはない。
・爆発音
・銃を撃つ音①
・銃を撃つ音②
・剣で戦う音
組み合わせで流れる音声(一部は単体で流れることもあり)
・(オートボットのキャラ名)+援護してくれ。
・(オートボットのキャラ名)+作戦を開始せよ。
・(オートボットのキャラ名)+共に戦おう。
・(ディセプティコンのキャラ名)+攻撃音
・(ディセプティコンのキャラ名)+お前など取るに足らん。
・(ディセプティコンのキャラ名)+私が誰か忘れたか。
・(ディセプティコンのキャラ名)+オートボット、かかれ!
オートボットで呼ばれるメンバー
・バンブルビー
・ホットロッド
・ドリフト
・コグマン
・ハウンド
・グリムロック
・スラッグ
ディセプティコンで呼ばれるメンバー
・メガトロン
・スタースクリーム
・バリケード
電源スイッチオン時
・君を待っていた。共に戦おう。
変形時(左肩移動時)
・変形音(いつものギコガコではなく、劇中をイメージした金属がぶつかり合うような音)
さらに、背中の「コマンドデッキ」に他のターボチェンジシリーズを乗せることができます(もちろん他に何を乗せても構いませんが)。以前の「LA01バトルコマンドオプティマスプライム」では乗せるキャラの足の裏についている磁石に反応して音声が流れる形でしたが、今回は乗せるパネル自体がスイッチになっており、乗せるとライト&サウンドギミックが発動します。また、前回は乗せるキャラの足に仕込まれた磁石の位置でオートボットかディセプティコンかも判別していましたが今回はそれもありません。流れる音声は以下の通りで、「キュピーン」のようなSEの後に続いてボイスが流れます。「ウイングモード」時も音声は変化ありません。
・援護してくれ。
・さあよこせ!
・全速前進!
・防御を固めろ。
・偵察を開始せよ。
・地球人に犠牲を出してはいけない。
・作戦を開始せよ。
・攻撃開始!
・振り落とされるなよ!
・共に戦おう。
・仲間を集めるんだ。
・この星を守るんだ!
続いて武器「テメノスソード」。「AD31 アーマーナイトオプティマスプライム」の時に作られたものと形状は同じですが、大きさが異なり、新たに盾やコンテナに接続するための突起が追加されています。元々リーダー用のものなので、迫力は十分。
(コメントでのご指摘ありがとうございます!)
「ベクターシールド」。今回のオプティマスのために新規造形で作成されました。「トランスフォーマー/最後の騎士王」でも登場しており、形状もかなり忠実に再現されています。
ベクターシールドは左右のパーツが分離し、組み替えることでアックスモードに変形することができます。かっこいいんだけれども、差し替えでの変形となり、盾、アックスともパーツの保持力がイマイチなのが難点。
ベクターシールドにテメノスソードを組み合わせたものを背中に取り付けることも可能。普通剣が内側のような気もするけど、まあ取り付けられるだけよしとしよう。
続いて銃タイプの武器。2丁付属し、おそらく「クアッドバレル」と思われます。
もう1種類銃タイプのもの。こちらも2丁付属。上の銃とあわせて「LA01バトルコマンドオプティマスプライム」に付属したものですが、それ以外の剣(ロストエイジでケイドが使っていたものと「ジャッジメントソード」)は付属しません。
ビークルモード。まずはコンテナを付けて「バトルキャリアーモード」。ウェスタンスタートラック製「ウェスタンスター4900」カスタム仕様に変形。ウイング部分は変形してコンテナになります。形などは非常によくできているのですが、今回ひとつ残念なことは、ファイヤーパターンの塗装が以前のものに比べ、塗料が変わったのか赤が黒ずんでしまっていること。せっかくのファイアーパターンが目立ちにくくなっています。それ以外は再現度も高いのでかっこよく、コンテナは短いですが武装を装着できるのでボリュームがあっていい感じです。
背面。今回新しく追加されたテメノスソードとベクターシールドどちらも取り付けられます。
前面&背面。
側面。
コマンドデッキはロボットモードと同じく動作します(ロボットモード時と同じ)。また、ルーフ部分の上にスイッチがあり、そこを押すと音声が流れるのですが、それはビークルモード専用の音声が用意されています。ビークルモード時に流れる音声は以下で、クラクションが流れる頻度が高い感じ。「トランスフォーム!」の掛け声は完全にコンボイ司令官です。
・トランスフォーム!
・私はオプティマスプライム。
コンテナ「バトルキャリアー」。以前のものからサイドの塗装が変更されており、どことなく青いラインがG1コンボイっぽい感じになっています。ただ、以前のものはサイドのプレートはシルバーの塗装だったのですが、今回は成型色ままになっています。
背面。変形の構造は「ゴッドマグナス」を彷彿とさせます。
コンテナのフラップを倒して、中に他のターボチェンジシリーズを収納可能。上部にも乗せることができます。デラックスクラスは大きさ無理な感じ。
続いて「バトル基地モード」。後部のコンテナを展開して基地モードになります。後部には他のターボチェンジシリーズを乗せたりして楽しめます。
2014年に発売されたロストエイジシリーズ「LA01バトルコマンド オプティマスプライム」と。気持ち今回のもののほうがブルーが濃くなったような感じですが、パッと見はほとんど差がありません。ただ、今回は肩、脚部の塗装がなくなってしまっているのは残念な部分。
造形的に異なるのはまずは腕。今回のものは「ロストエイジ」の後半でパワーアップした姿である騎士モードに変更されています。
コマンドデッキもギミックの仕様の変更に伴い変更されています。
ビークルモード。こちらは塗装箇所の変更はありませんが、今回のものはファイアーパターンが目立ちにくくなっているのが分かると思います。
コンテナ。以前のものは結構細かく塗装が施されていましたが、今回はシンプルな感じに。
可動は背中の背負い物や、脚部のボリューム的に大分制限される感じではありますが、腕周りはよく動くし、意外と安定はいい感じです。以下、写真続きまーす。
ポーズを付けて音声を流すととってもカッコイイ…!ただ、やっぱり赤いライトは悪いやつに見える…
ウイングモードでも。コンテナ部分は結構軽く、またオプティマス自体の安定もあるので、この状態でも結構ポーズを付けることができます。
以上、「ターボチェンジ」シリーズから「TC-09 バトルコマンドオプティマスプライム」でしたー!物自体はほぼ2014年に発売された「LA01バトルコマンド オプティマスプライム」と同じで、簡易変形で大分大胆なパーツ配置ながらなかなかカッコイイ玩具です。コンテナを含めたギミックも豊富ですが、なによりも今回新たに玄田哲章氏によるボイスが追加されているのが最大の魅力!「MB-11 ムービー10thアニバーサリー オプティマスプライム」ともまた違う音声が楽しめます。その他にも新しい部分として新規の盾がありますが、こちらは造形はいいのですが、組み換えギミックのせいで脆いのが難点。それとオプティマスの塗装が減っているのも非常に残念。仕様をバージョンアップして出し直すんだから、その辺りもちゃんとしてほしかったなあ。あとはこのターボチェンジシリーズ全体に言えることですが、何故このタイミングで発売されたのかはとても謎です。低年齢向けのものがない状況だからだとは思いますが、3月にムービー ザ ベストでもオプティマスは2体出たし(うち1体は喋るし)、スタジオシリーズでラインナップがギュウギュウな時期に出す必要はあったんだろうか…?それともスタジオシリーズがすぐなくなるから、そのかわりに棚を埋めておくためとか…?といらない推測をしてしまいます…とは言え、モノとしては造形もかっこよく、玄田ボイスで喋るオプティマスというだけで十分楽しめるのは間違いないので、その辺りが気になる方は手にとってみても良いと思います。
レビューお疲れ様です。
テノメスソードは新規造形です。リーダーの物より短いです。ただし、持ち手の装飾が大きいので、ボイジャーオプには持たせることはできませんね。
シールドはこのサイズで銃口の穴が開いているのに驚きました!