今日は「トランスフォーマースタジオシリーズ」(国内版)から「SS-04 ラチェット」をご紹介!
商品名 | SS-04 ラチェット |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2018年4月21日 |
価格 | ¥2,800(税抜) |
ということで、スタジオシリーズ版「ラチェット」です!この「ラチェット」は2007年に公開された実写映画第1弾「トランスフォーマー」に登場した姿での立体化となり、デラックスクラスとしては「N.E.S.T」シリーズ版、「ダークサイド・ムーン」版が発売されており、今回のスタジオシリーズは何気に3度目のデラックスクラスとなります。それではいってみましょー。
台紙兼ディスプレイスタンドは「SS-06 スタースクリーム」と同じラストバトルが行われた市街のイラスト。
ロボットモード。情報が公開されたときは「ダークサイド・ムーン」版と同じように思えたのですが、実際はすべて新規に作り起こされています。スタイルは劇中の雰囲気をよく再現しており、造形もとても細かく作り込まれています。ただ、若干塗装が少ないのでせっかくのその造形が活かせていないのがもったいない感じ。
背面。今回、最大の難点が背中に配置されたルーフラック。劇中再現が優先された作りなのに、何故ここだけがこんな中途半端な作りなのか…「ダークサイド・ムーン」版のように半分に分割すればそれで済んだような気がするんだけどなあ。
前面&背面。やはり背中のラックがなんとも…
側面。
頭部。顔の造形はかなり劇中に近いのですが、首の襟部分と一体化していることによって、頭部全体の形状がなんとなくイメージと違った見え方をしてしまいます。本来は襟部分はグレー(シルバー)なので、ここが塗装されていたら全然印象が違うはず。
武器はノコギリ。劇中でブロウルと戦った時に使ったもの。腕の側面に5mm穴があるのでそこに取り付けます。また、手に持たせることもできます。
ビークルモード。「ハマーH2レスキュー車」に変形。ハマーは結構大きな車ですが、デラックスクラスなのでハマーの迫力を出し切れていないのが寂しい。ですが、造形は劇中のデザインを細かく再現しています。ちなみに管理人のものは後部のサイドのプレートのジョイントがゆるく、プレートをしっかり固定することができなかったので、ジョイント部分を瞬間接着剤で太らせて固定できるようにしました。
背面。横面のプリントも実車では結構カラフルなのですが、今回は赤1色で少しさびしい感じ。
前面&背面。
側面。
武器のノコギリは上部のタイヤ部分と、側面に取付可能。ただ、ノコギリの5mmジョイントが結構長めなので、上部のタイヤ部分に取り付けると少し浮いた感じになってしまいます。
一番最初のデラックスクラスのラチェットである「N.E.S.T」版と。大きさはほぼ同じですが、「N.E.S.T」版の方が細身な感じ。「N.E.S.T」版が作られたのは「リベンジ」後に発売されたもので、非常に贅沢な作りで、さらに再現度も非常に高く個人的にラチェットトイの中では一番気に入っています。
ビークルモード。ビークルモードの大きさは「N.E.S.T」版の方が少し大きい。ただ「N.E.S.T」版は後部の作りが実物とは異なり、アレンジされているのでそのおかげもあってボリュームを出せています。
「ダークサイド・ムーン」時に発売された「DA06 ラチェット」のリカラー版である、ムービー ザ ベスト版「MB-06 ラチェット」と。大きさは若干スタジオシリーズ版のほうが大きい。変形パターンはほぼこの2体は同じで、何故ここから作り直したか謎なくらい。
ビークルモード。ビークルモードの大きさはほぼ同じ。「MB-06 ラチェット」はガラス部分がクリアパーツですが、今回のスタジオシリーズ版は不透明で塗装のみ。(今回のものもクリアパーツでした…コメントでのご指摘ありがとうございます!)また、側面のプリントもムービー ザ ベスト版のほうが再現度が高いです。
2007年の実写映画第1弾公開時に発売されたボイジャークラスの「MA-02 ラチェット」と。管理人的にはこのラチェットのイメージがとても強くて、「ラチェット=でかい」というのがどうしてもある…
スタジオシリーズのオートボットメンバーと。バンブルビーと同じデラックスクラスですが、かなり大きさに差がある感じ。ここにジャズとアイアンハイドが加わるのが楽しみ。
ビークルモードでも。ビークルモードではスケール感はバラバラな感じ。
可動は腰が回らないくらいでなかなか良好。腕は肘が二重関節だし、足も膝を大きく曲げられ、足首も角度を付けられます。以下、写真続きまーす。
立ち膝も余裕ですが、その場合、背中のラックを含めたパーツを後ろに逃してあげる必要があります。背中のラックは真っ二つにして改造してしまうのもいいかもなあ…
お尻にフィギュアスタンド用の穴がありますが、これも背中のパーツを逃して上げる必要があります。
以上、「トランスフォーマースタジオシリーズ」(国内版)から「SS-04 ラチェット」でしたー!劇中のイメージにもかなり近く、遊びやすいので悪いものではないのですが、あまりにも「ダークサイド・ムーン」版と似ている部分が多く、その割にすべてのパーツが新規造形なので「何故今これを出したの!?」というのが正直な感想。特に日本では昨年「ムービー ザ ベスト」シリーズで「MB-06 ラチェット」が出たばかりで、それを持っている人はよりその感想が強くなると思います。確かにスタジオシリーズで第1作目のオートボットを揃えるにはラチェットは必須ですが、せっかくに新規造形がもったいなく感じてしまう。もしかすると背中のラックの処理がもっと目立たないような処理になっていれば、また少し違った評価になったのかも…?と言いつつも、可動も優秀で、変形も劇中同様の胸部回転もあるし、決して悪い訳ではないので、ラチェット好きの方は是非手にとってみて下さい。
SS第一弾はこれだけスルーした
MBラチェットが良すぎてどうしても優先度下がる