今日は「トランスフォーマーアンコール」から「ゴッドファイヤーコンボイ」をご紹介!「ゴッドマグナス&ゴッドファイヤーコンボイ」編!
商品名 | ゴッドファイヤーコンボイ |
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シリーズ名 | トランスフォーマーアンコール |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2018年3月31日 |
価格 | ¥30,000(税抜) |
というわけでアンコール版「ゴッドファイヤーコンボイ」のレビューその2です!その2は「ゴッドマグナス」と「ゴッドファイヤーコンボイ」について紹介していきます!「その1」から少し日が開いてしまいましたが、なんとその間にタカラトミーからこの「ゴッドファイヤーコンボイ」についてお詫びと回収のお知らせがアナウンスされました…それによると、修理対応などではなく、回収、返金対応という、ある意味最悪の結果となってしまいました。
Source:「TFアンコール ゴッドファイヤーコンボイ」 お詫び及び回収のお知らせ/トランスフォーマーオフィシャルサイト
http://tf.takaratomy.co.jp/news/gfc_product_info.html
タカラトミーの公式サイトにあるこれまでのお知らせを見ても返金対応というのは非常に珍しく、非常に深刻な問題としてタカラトミーが受け止めたこととなります。各ショップの在庫も回収となっているようで、購入もできない状態となっており、このまま発売中止となるのか、改修版が後に出回ることになるのかも分かりません。そんな中レビューするのもどうかと考えたのですが、元々の玩具自体は素晴らしく、実際遊んでみて復刻された事自体は間違いではなかったと強く思ったのでしっかりレビューをしようと思います。それではいってみましょー!
「その1 スーパーファイヤーコンボイ編」は以下からどうぞ!
【ゴッドマグナス】
まずは「ゴッドマグナス」から。「ファイヤーコンボイ」と合体することが主な役割のため、胴体が極端に短く、また、膝下が極端に長い特殊な体型。カラーリングは白と青でまとめられており、また色自体も当時の玩具よりもよりアニメの見た目に近い感じに変更されています。また、背中の翼など含めとてもヒロイックで、デザイン的にはとてもカッコイイです。
背面。背中のバックパックは単4電池2個入った電池が入ったELユニット。それが後ろに突き出ていて、さらに足の形状が特殊なため内側に支える部分が少なく、後ろに傾きがちです。
前面&背面。
側面。後ろに少し傾いているのが分かります。
バストアップ。頭部のデザインは日本のヒーローロボットらしいデザイン。額のサイバトロンマークが縦に潰れているのが珍しい感じですね。胸部を含めた胴体はかなりスカスカな感じではありますが、この辺りは合体する関係で致し方なし。
バックパックの下側にスイッチがあり、押すと音声が流れます。当時の声優である松山鷹志さんの新規収録ボイスで、「ファイヤーコンボイ」同様当時のイメージのままの声で演じてくれています。ボタンで変わる音声は以下の13種類。
・人にものを聞くときは、自分から名乗るものだぜ。
・ハンドマイン!(炸裂音)
・お前たちに教えてやるぜ、ちょっとはできるサイバトロンもいるってことをな!
・ゴッドマグナスキーック!(炸裂音)
・フッフッフ、仲間だど?オレがお前達を倒すのに、仲間の力が必要だとでもいうのか?
・トランスフォーム!
・それで総攻撃か。花火大会かと思ったぜ。
・ゴッドタックル!(炸裂音)
・そこまでデストロンガーのやりたい放題にさせてたまるか!
・ゴッドアターック!(炸裂音)
・エネルゴンマトリクスが輝いてるぜ。
・合体だ!ただし勘違いするな、スピードブレーカーに頼まれたからだ!
武器は「ブルーボルト」。変形して「ゴッドマグナス」に接続し、スイッチを押すと固有の音声が流れます。しかし、今回の「ゴッドファイヤーコンボイ」の最大とも言える不具合がここにあり、お詫びでも書かれているようにレーザーモードとバルカンモードで流れる音声が逆になっています。まず、写真は「レーザーモード」ですが、音声では「ゴッドバルカン!(炸裂音)」と言います…
「バルカンモード」。音声は「ゴッドレーザー!(炸裂音)」と言います。これを自分で直そうとすると、分解してコードの付け替えをしなくてはならず、ハンダ付けなどが必要となるようです…では、どうしようもないのか、と言えばそうでもなく、「ブルーボルト」とゴッドマグナスをつなぐストック部分を銃本体とつながるヒンジ部分から交換してしまうか(ただ、交換した後、片方はゆるくなり、もう片方はきつくなって、さらに受け側が白化する恐れがあります…)、もしくは砲の先端部分がネジをはずせば取れるので、レーザーとバルカン部分を交換してしまえば形と音声は合うようになります。ただ、それだとアニメとはやっぱり逆になってしまうので、根本的な解決にはなりません…
両方のストックを接続して「レーザー&バルカンモード」に。音声は「ゴッド!(炸裂音)」。ストックを両方接続するのでこれについては特に音声の問題はありません。また、「ブルーボルト」にはミサイルギミックがあり、どの状態でも2つのミサイルを飛ばすことができます。
【ビークルモード】
ビークルモード。カーキャリーに変形。ロボットモードの不安定さとは打って変わって、ビークルモードはかなりしっかりした感じ。ボリュームがあって、それを支えるタイヤも10輪あり、しかもすべてメッキのホイールにゴム(正確にはゴムではなくPVC)のタイヤが付いています。また、グリル部分がメッキだったり、ドアがクリアパーツだったり、このあたりはカーモードも重視する「カーロボット」シリーズらしい作りになっています。
背面。キャリアー部分もちゃんと他の車を乗せられるように作られています。ちなみに「ゴッドマグナス」の海外名は「ウルトラマグナス」な訳ですが、カーロボットで新規で作られたものの中でも、この「ゴッドマグナス」はG1の「ウルトラマグナス」のイメージを強く押し出しているように思います(キャラの性格はともかく…)。
前面&背面。グリル部分のメッキがいいですね。
側面。
キャブ部分とキャリアー部分は分離が可能。これはこれでこじんまりした感じがかわいい。
背面。
キャリアー部分には「ブルーボルト」を取付可能。
音声ボタンを押すとランプが光ります。ただ、音声はロボットモードと同じものが流れます。
キャリアーには他のトランスフォーマーを収納可能。フラップ部分を開けて下段に1台。
上段のパネルは下に下げることができ、2台乗せることができます。カーロ3兄弟を乗せることを想定したギミックな訳ですが、管理人は「スピードブレーカー」しか持っておらず…他の2人もそのうち揃えたいな。
【比較】
「スーパーファイヤーコンボイ」と。身長は足が長い分ゴッドマグナスの方が高いです。ちなみに、「ゴッドマグナス」も海外では「スーパーファイヤーコンボイ」と同じく「スーパークラス」として発売されました。
ビークルモードでも。ビークルのサイズは似たような感じに。ただちょっとスケール感は違いますね。
【可動・アクション】
可動は体型が体型だけにかなりクセがあり、あまりかっこいいポーズがとれません。特に足の形状が特殊で、内側に支える部分がほとんど無く、さらに背中が重いので足を少し広げるだけでも後ろに倒れてしまいます。以下写真続きまーす。
「ゴッドレーザー!」(心の声)
「ゴッドバルカン!」(心の声)
劇中のように「ファイヤーコンボイ」と握手することができます。ただ、「ファイヤーコンボイ」側の手の穴が成型不良ではまらない人が多いようです。管理人のものも手の穴の中にバリのようなものがあり、はめにくかったので削って調整しました。
遊び心地はレジェンド版「LG42 ゴッドボンバー」や、「トランスフォーマーGo!」の参乗合体系のメンバーを彷彿とさせます。ロボットモードの体型はかなり癖がありつつもも、とにかく大きいので迫力はあるし、ビークルモードでは他のトランスフォーマーたちを乗せれたりと、きっと当時の当時の子どもたちも悪戦苦闘しながらも、楽しい玩具だったに違いありません!新規音声も劇中の印象的なセリフを網羅していてとてもいい感じなのですが、やはりゴッドバルカンとゴッドレーザーの音声違いがとても残念です…以上、「ゴッドマグナス」でした!
【ゴッドファイヤーコンボイ】
「ゴッドマグナス」の各パーツが分離し、「ファイヤーコンボイ」と合体することで「ゴッドファイヤーコンボイ」に!「ファイヤーコンボイ」よりもさらに一回り大きくなります。赤と白ベースの「ファイヤーコンボイ」と青と白ベースの「ゴッドマグナス」が合体することでさらにヒロイックな雰囲気が増し、これでもかというゴテゴテ感もパワーアップした感じが全面に出ていてカッコイイ!ちなみにこの状態では「スーパーファイヤーコンボイ」になるパーツは余剰となり、「トランスリベア」状態で置いておくことになります。
背面。背中は「ファイヤーコンボイ」のELユニットと、「ゴッドマグナス」のELユニットをどちらも背負う感じになるので、なかなかの重さに。足首が動くので接地は十分なのですが、さすがに後ろ側に傾いてしまいます。
前面&背面。
側面。背中が重いので、後ろにそってしまっているのが分かります。ただ、これはこれで前から見ると、自然に胸を張ってるようにも見えるので、もしかすると計算されたものなのかもしれません。
バストアップ。頭部はゴッドマグナス側に収納されているもので、スーパーファイヤーコンボイがパワーアップしたようなデザインに。スーパーファイヤーコンボイよりも、より「コンボイ顔」になっていてなかなかカッコイイ。耳部分はメッキとなっています。胸部は当時の玩具では全体がメッキだったようですが、今回は劇中の雰囲気に合わせサイバトロンマークだけがメッキとなっており、これはこれで良いアクセントになっていると思います。
合体状態で「ゴッドマグナス」側のスイッチを押すと、目が光り、音声が流れます。音声は合体することで「ゴッドファイヤーコンボイ」のものに切り替わります。もちろんここでの音声も橋本さとし氏、松山鷹志さんによる新規に撮り下ろされたものとなっています。この状態でなる音声は以下4種類。
・ゴッドファイヤーアターック!(炸裂音)
・ゴッドファイヤーキーック!(炸裂音)
・スーパーゴッドソード!(炸裂音)
「ゴッドマグナス」の武器「ブルーボルト」を各モードで装着できます。まずは「バルカンモード」。この状態でボタンを押すと「ゴッドバルカン!(炸裂音)」と音声が流れます。ちなみに、「ゴッドファイヤーコンボイ」状態では音声のミスはありません。
「レーザーモード」。音声は「ゴッドレーザー!(炸裂音)」。
「レーザー&バルカンモード」。音声は「ブルーボルトセットオン!ゴッドファイヤー!(炸裂音)」となります。
続いて最終決戦で使用した武器「スーパーゴッドソード」。もとは「フォートレスマキシマス」に付属していた「マスターソード」のリカラーで、それに専用のグリップを取り付けて持たせます(特にジョイント等はなし)。先端部分がクリアパープルでキレイ(当時のトイザラス限定クリアバージョンに付属していたものは不透明なブルー)。ちなみに専用のグリップはかなりガッチリはめ込まれるので、一度付けると取り外すのになかなか苦労します…というか、壊れそうになって怖い!
「ブレイブマキシマス」用のグリップも付属。これは「フォートレスマキシマス」のものと同じ。説明書には当時のまま「ブレイブマキシマスに持たせることができます」と書かれています。なかなか難儀なことをサラッと言う…
【比較】
大きさはだいたいユナイトウォリアーズ系の合体した姿と似たような感じ。画像は「UW-01 スぺリオン」と。
【可動・アクション】
可動は基本的に「スーパーファイヤーコンボイ」と同じパーツ構成なので可動範囲も似たような感じ。足首に可動があるので接地性はあるのですが、やはり上半身に単4電池4本を背負っており、背中側に重心が傾いたりでポーズを取らせるのが結構大変。まあ、大きさ的にも立っているだけでめちゃめちゃカッコイイです!以下写真続きまーす。
装備によってちゃんと音声が変わるギミックが楽しい!
両手でも持たせられますが、雰囲気的にドラゴン殺しみたいな感じになるな…
以上、「トランスフォーマーアンコール」から「ゴッドファイヤーコンボイ」でしたー!感想的には「その1」のときに書いたことがほとんどではありますが、子どもたちの夢である巨大ロボ同士の合体を見事に具現化してくれているのは素晴らしい!「ゴッドマグナス」ついては、きっと体型については当時から言われてきたことでしょうし、メインの目的は「ファイヤーコンボイ」との合体で、その迫力あるカッコイイ姿を見ればそこはそれほど問題ではないような気もします。また、「ゴッドマグナス」はビークルモードがとても良く出来ていて、当時品を所持していない身としてはカーロボ3兄弟をちゃんと集めたくなってしまいます。
「ゴッドファイヤーコンボイ」は主人公がアーマーをまといパワーアップして、さらに巨大な剣までついているという、まさに「男の子の玩具」感全開で、当時これを持っていた子どもたちのワクワク感や充実感は想像に難くありません。そして、今回の復刻はそれを当時持っていた人、欲しかったけど買えなかった人にとってはとても大切なコレクションになるはずでした。しかし、結果は回収、返金というとても悲しい結果となってしまいました。
何故こんなことになったのか?きっと色々な原因があるのでしょうし、根も葉もない憶測も流れています。「スーパーファイヤーコンボイ」、「ゴッドマグナス」の品質の悪さは作った工場の品質管理の問題でしょう。パッケージの下らないミスは商品担当者の最終的なチェックミスでしょう…社会人であれば、どちらもなんとなく想像できますし、自分がもしその立場だったら…と考えるととても怖いです。ただ、買う側としてみればそんな売る側の事情は知ったことではないというのも事実。この企画自体は歓迎されるものだし、元々の「ゴッドファイヤーコンボイ」は夢の詰まった素晴らしい玩具で、価格についてはコストカット対策の工夫が進んだ今とは作りが違いますし、2体ともライト&サウンドギミックがあり、さらに出荷数がそれほど多くないと想像すれば仕方ないことだと思います。言いたいのは「今出す必要はあったのか?」ということ。2018年3月に発売されたトランスフォーマーは、この「ゴッドファイヤーコンボイ」の他に、「ムービー ザ ベスト」シリーズが5種類(うち3つがリーダークラス)、レジェンズシリーズが3種類、「スター・ウォーズ」コラボが1種類、さらにタカラトミーモール限定で「グランドマキシマス」と「グレートショット」が発売され、トランスフォーマーとしては12個発売されました。しかもいずれもどちらかと言えばコアファン向けの商品ですが、あまりに数が多く(というか価格的に)管理人もすべて購入はできませんでした。購入したうちの高額商品である「グランドマキシマス」と、この「ゴッドファイヤーコンボイ」の2つで不具合に遭遇しました(「グランドマキシマス」の不具合はコチラ)。こうなると数が多くて品質管理しきれていないと思わざるを得ません。買う側としてはもっと分散させくれたら嬉しいし、放送から18年という中途半端な時期ではなく、あと2年待って「カーロボ20周年」として出してくれたほうがお祭り感が出たんじゃないかと思います。まあ、個人がそんなことを言っても仕方はないですが、ただ今回は回収、返金という結果となり、メーカー側も重く受け止めたということがわかっています。今は憶測で話すことはせずとにかくお詫び文にあるように「品質管理体制の一層の強化」の言葉を信じるしかないと思います。気になるのはこの「ゴッドファイヤーコンボイ」が今後どうなるのか。発売中止でなかったことになるのはあまりにも寂しいですし、落ち着いたら普通に出荷してくれることを願います。また、アンコールシリーズもゆっくりでいいから引き続き継続していってくれるといいなあ…
初めて書き込みします。自分は当時の品もあり、資金が厳しいので後にと考えてましたがとても残念です。玩具としてよく出来ていて重量もありながらガシガシ遊べる、クオリティも高いと思います。当時から社会人ですが買って良かったと思い今回剣も付属していたのですが残念です。普通は回収にだされるて思いますが玩具に罪は無いので胸が詰まります。どうされるかは購入者によって変わると思います。タカラトミー(ハスプロも)は今後製品管理及び出荷前チェックをしっかりとしてほしいです。玩具に対して思い出やワクワク感を持っているのは子供も大人も同じです。長文駄文失礼しました。