今日は「トランスフォーマー/ロストエイジ(Transformers: Age of Extinction)」から「ファーストエディション オプティマスプライム」をご紹介!
商品名 | First Edition Optimus Prime (ファーストエディションオプティマスプライム) |
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シリーズ名 | Transformers: Age of Extinction |
クラス | リーダークラス相当 |
メーカー | Hasbro |
価格 | $59.99(輸入ショップ参考価格:¥10,000~) |
ということで、実写映画第4弾「トランスフォーマー/ロストエイジ」版「ファーストエディションオプティマスプライム」です!これまで「ロストエイジ」版のオプティマス玩具として明確に判明しているのが昨年10月のニューヨークコミコンで公開されたリーダークラス相当のものと、今回の「ファーストエディション」の2つ。今回の「ファーストエディション」は名前の通り、スーパーボウルでのトレーラー公開に合わせたプレビュー版のような位置づけとなり、「トランスフォーマー/ロストエイジ」の新しいオプティマスプライムを印象付けるための役割を果たすものとなっています。今回ご紹介するのは海外版ではありますが、日本でも同仕様で「プレミアムエディション」として2月22日に発売することが決まっており、また2月6日から行われている「第55回旭川冬まつり」では先行販売が開始されています。それでは行ってみましょー。
パッケージ。めちゃめちゃかっこいい新しく生まれ変わったオプティマスが描かれています。この「ロストエイジ」からトランスフォーマーのパッケージはこのデザインがベースになるようで、赤い「TRANSFORMERS」の文字が目立つ形で、一目で「トランスフォーマー商品」ということを分かるようにしていく模様。背面は必要最低限の情報のみで、テックスペックはありません。
フタを開くと中が見えるように。フタ側には大きく「ロストエイジ」のロゴが描かれています。ちなみに箱は直方体ではなく、正面のブリスター部分と右の「TRANSFORMERS」のところに角度がついており、真上から見ると五角形の箱になっています。
説明書は両面カラーで、大きさはB5程度の小さいものに。箱裏にもありますが「15ステップ」で変形が出来るようになっています。
ロボットモード。結構でかい!普通にリーダークラスの大きさがあり、武器とシールドもボリュームがあるのでなかなかの迫力。そして目につくのがシルバーめっきのボディ。上半身はすべてメッキ塗装で、その上から赤や青の色が塗られています。
背面。なかなかの背負モノをしていますが、そもそもスカスカなので重さはそれほどなく、自立には影響はありません。
3面。かなり直線的なポロポーション。しかし、ボディのメッキ部分がだいぶ浮いて見える…
バストアップ。顔はマスクオフ状態。顔のイメージはこれまでの3部作のオプティマスから大きく変わった印象はなく、「またムービーが戻ってきた」という実感が沸きます。ボディのメッキはいいのですが、塗装箇所は最小限となっており、更にそれほどちゃんと色が乗っていないので安っぽく見えるのは残念…
目は集光ギミック付きですが、背負いモノのせいで光がさえぎられているのであまり機能していません…
武器「ソードオブジャッジメント」。王道な剣となっており、大きさも結構あるのでなかなかかっこいい。写真では写っていないのですが、逆側のつば部分に突起があってどこかに刺せるようなんですが、オプティマス側にその穴は見つけられなかった…どこにつけるんだ…?
「センチネルシールド」。あのセンチネルかどうかは不明ですが、こちらも剣と同じクリアパーツで出来ており、結構な大きさ。手に直接持たせたり、腕部分の穴にとりつけることができます。
ビークルモード。今回オプティマスが新たにスキャンし直すことになるであろうトラックに変形。ロボットに比べこちらの再現度はなかなかのもので、グリル部分がメッキということもありかなりリアルに見えますね。また、ちょっと驚いたのがタイヤがゴム素材でできていること。切れるから嫌だ、という声もありますが、個人的には質感が出ていてなかなかよいと思います。
武器を外して。ビークルは文句なくかっこいいのですが、変形はいわゆる「ガワ変形」の最たるレベル。ロボット⇔ビークルでのパーツの移動であるとかの楽しみはほとんどなく、ただビークルの皮の中にオプティマスがいるだけ、というような作りになっています。
実写映画第1作目のオプティマスプライムと比較。大きさは今回のオプティマスの方が大きいですが、いかんせん密度感というものが欠けている…この第1作目のオプティマスはリベンジオプに隠れがちですが、個人的には「フィギュアではないおもちゃらしさ」がかなり好きな玩具です。
ビークルでも。今回のオプティマスはビークルでもかなりの大きさがあるのが分かると思います。
そして「リベンジ」版のオプティマス、いわゆる「リベンジオプ」と比較。このリベンジオプはある意味トランスフォーマーの変形としては究極ではないかと個人的には思っているのですが、並べるのがかわいそうなくらい今回のオプティマスの変形は簡略化されたものとなっていますね…
ビークルでも。ちなみに今回のオプティマスはこの大きさながら、ライトギミックもサウンドギミックも付いていないのが逆にすごい…メッキのボディの中とか空っぽなんだよね…
可動は一見動かなそうに見えるのですが、何気に結構動いてくれます。あと、全体的にかなり関節が固め。メッキパーツがみしみし言うのがちょっと不安…あとは、全体的に軽いので倒れやすいとかがないのが不幸中の幸いか…以下、写真続きまーす。
ポーズをつけるとなかなかカッコイイ!手首はまわりませんが、特に不便と感じることはありません。
果たしてこの剣と盾でどんな戦いをするのか…これまでみたいに一瞬だけ使って投げ捨てるとかありそうで困る。
以上、「トランスフォーマー/ロストエイジ(Transformers: Age of Extinction)」から「ファーストエディション オプティマスプライム」でしたー!発売前から様々な不安の声があったこのオプティマスですが、その不安は大きく外れることはなく「超絶ガワ変形」であることは間違いありません。パタパタとガワをかぶせるだけの変形はトランスフォーマーの「変形」という楽しさは正直言ってほとんど感じることができず、さらにはこれまでのリーダーサイズのオプティマスプライムのクオリティを考えれば悲しさすら感じる変形となっています。ただ、今回のものはあくまで「ロストエイジ」の存在を世に知らしめるプロモーション的な役割をこの玩具は担っていると思っており、確かにこれまでの熱心なファンから見えれば物足りないように感じるかもしれませんが、今後また別のオプティマス(NYCCで発表されたもの)が控えていると考えれば、「ロストエイジ」の映画自体を楽しみにさせてくれるのは間違いありません。また、変形部分以外で見れば、ロボットモード、ビークルモードどちらも決して悪いものではなく、メッキが若干扱いにくいですがボリュームもあるし、ポーズつけるとなかなかカッコイイです!
最近のコストダウンの影響と、「難しくなりすぎたトランスフォーマーを元に戻そう」というハズブロの思惑は我々トランスフォーマーファンをしばしば不安にさせてくれます。今回のオプティマスはそれを具現化したような玩具ではありますが、確かにブランドがコア化してゆくのはあまりよろしくないことも理解できますし、変形を簡単にすることでより多くの人たちにトランスフォーマーの楽しさを知ってほしいといちファンとして思います。ただ、その楽しさをこのオプティマスが感じさせてくれるものかは正直分かりません…果たしてこの「トランスフォーマー/ロストエイジ」で「トランスフォーマー」がどう変わってゆくのか、不安と期待を感じさせてくれるのがこの「ファーストエディションオプティマスプライム」ですね…