今日は「トランスフォーマージェネレーションズ(国内版)」から、「TG-23 メトロプレックス」をご紹介!TF史上最大の大きさ!!
商品名 | TG-23 メトロプレックス |
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シリーズ名 | トランスフォーマージェネレーションズ |
クラス | タイタンクラス |
メーカー | タカラトミー |
価格 | ¥19,950 |
お待たせしました!ジェネレーションズ版メトロプレックス(日本名:メトロフレックス)です!何と言っても今回のウリは大きさ!これまで長年フォートレスマキシマスがトランスフォーマー最大玩具として25年以上その地位を欲しいままにしてきましたが、ついに今回のメトロプレックスがその記録を塗り替えることに!発表されたのは今年2月にニューヨークで開催されたトイフェアで、トランスフォーマー史上最大の大きさとなることが大々的にアナウンスされ、トランスフォーマーファンの間で話題となりました。その後日本でも発売されることが6月のおもちゃショーで公開。海外では一般販売に先駆けサンディエゴコミコン2013他で限定仕様版が発売され、そして海外、日本の順でようやくの発売となりました。
メトロプレックスは「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」に登場した要塞都市スクランブルシティが変形して誕生したトランスフォーマー。街からロボットに変形するというコンセプトは当時の管理人には衝撃でしたが、玩具もいわゆる「基地遊び」がとても楽しいものとなっており、トランスフォーマーに限らずいろいろな玩具と組み合わせて遊ぶことが出来、管理人のトランスフォーマーメモリー(笑)の中でも印象深いキャラクターです。そのメトロプレックスから27年、今度はトランスフォーマー史上最大の大きさになってリメイク!30周年を目前とし、とんでもない玩具の登場です!早速行ってみましょー!
【パッケージ・内容物】
∞ | 9 | 4 | ∞ | 9 | ∞ | ∞ | 4 |
まずはパッケージ。とにかくデカい!!海外版のパッケージと合わせられたデザインとなっていますが、背面は日本独自のものとなっており実物大サイズの写真が掲載されています。解説文とテックスペックは底面に記載されており、強さ、耐久力、勇気、火力が「∞」というずば抜けたステータス。設定はゲーム「Transformers:Fall of Cybertron」のものを引っ張ってきているようですが、日本国内版、海外版とも「Fall of Cybertron」との直接的な関連は記載されておらず、クラシックから続くジェネレーションズシリーズの中のキャラクターという位置づけとなっています。
ちなみに箱の大きさは今年3月に発売されたアンコール版「フォートレスマキシマス」と同じ大きさとなっています。置き場所がもう限界…
箱の中身はこんな感じの梱包。基本針金での固定となっているので、出してまた元通りにしまうのはなかなか至難の業…
玩具以外の内容物は取扱説明書とシール(といつものアンケート)。シールはかなりの大きさ。シールは銀ホイールとなっており丈夫に出来ています。シールは細かいところや逆に面積が多いところも多く、ピンセットなどがあると比較的失敗せず貼ることが出来ますよ。ちなみに海外版は日本版よりも塗装が少ない分、シールはもっと多いみたい。
ちなみに、今回このメトロプレックスをデザインしたのは海洋堂の原型や、トランスフォーマーでも「キスぷれ」でおなじみの大嶋優木氏。夏に発売された書籍「トランスフォーマージェネレーション2013」にその大嶋氏と開発を担当した幸日佐志氏の対談が掲載されています。今回のレビューはそこからの情報も多分に盛り込んでおります。
こちらが「トランスフォーマージェネレーション2013」に掲載されているデザイン画。
そしてこれがゲーム「Transformers:Fall of Cybertron」のデザイン。見ていただければ分かる通り今回のメトロプレックスはゲームのデザインではなく、完全に大嶋氏独自のデザインとなっているのが分かると思います。商品開発時もまずはハズブロからのラフ案があり、それを元に大嶋氏が自由にデザインしたものとなっているとのこと。
【ロボットモード】
まずはシールを貼っていない状態から。今回のシールは塗装の不足分を再現するものではなく、カスタマイズ的な意味合いが強く、シールを貼らずとも大丈夫なようになっています。
シールを貼ってロボットモード。でかい!!かっこいい!!もうそれにつきる!!写真からは伝わりにくいのが残念ですが、ほんとうにでかい!!巨大ながらにもプロポーションの破綻もなく、G1のメトロプレックスのスタイルをそのままにディテール感は現代風にアレンジされています。
背面。背面もディテールがしっかりと作り込まれており、どこを見ても飽きない!
3面。ロボットモードではあまりシール部分はなく、ぱっと見はどこがシールなのかわからないかも。
バストアップ。顔はG1玩具の仕様を受け継ぎ、銀メッキとなっています。デザインも巨大なデザインに合わせてゴツめの表情となっておりカッコいい!
首もと(メインブリッジ)がスイッチとなっており、押すと音声が流れ、目と胸が光るギミックが発動。音声は以下の7通りのボイスが入っています。ちなみにこの音声は「Fall of Cybertron」からの使い回し。
・These Decepticons scatter like cowards.
・Til all are one.
・Metroplex heeds the call of the last Prime.
・Foolish Decepticons.
・Decepticon deactivation commencing.
・Target synchronizing initiating.
・Target obliterated.
電池パックは背中の中心部に。単3電池2本が必要。ちなみに、各所で音声の不具合を見かけましたが、管理人のもあまり調子が良いわけではありませんでした。ただ、遊んでるうちに普通になるように。ただ、しばらく放置しているとまた調子悪くなる…
後頭部のカバーを開け、つまみを動かすことでなんと目線を変えることが出来ます。これは「2010」中のエピソード第16話「スタースクリームの復活」を元にしたギミック。
ちょっと分かりにくいですが、写真(左)が左向きの目、写真(右)が右向きの目になります(メトロプレックスから見て)。
また、向かって右側の角を下げると、それに合わせて内部からバイザーが下がります。戻すときはバイザーを直接戻す必要があります。
バイザーを下げて正面から。なかなかかっこいい!「2010」の劇中では2つの目ではなく、こんな感じのバイザーチックな見た目で描かれることもあり、そのオマージュとなっています。
左肩には「電磁砲」があり、展開することでG1玩具っぽい感じに。
左胸の黒いパネルを開けると「反物質ミサイル発射管」が。これもG1玩具からおなじみの武装。その上のシルバーの部分は「亜空間振動装置」、まあ、どっちもどういうときに使うかは不明だけど、基本デストロンやっつけるとき使うんだろうね。
腹部。胸の発行部分は「トランスフォーマーコグ」。「2010」ではこのメトロプレックスの「トランスフォーマーコグ」を巡って冒頭の物語が展開しました。くびれ部分のディテールがとても細かく作り込まれているのもカッコいい。ちなみに黒い帯部分は窓のような造形となっており、「マルチデッキ」と名称づけられています。
肩部分。オレンジ部分は「トラクタービーム発生装置」。またグレー部分の「全方位アンテナ」は開発当初は別パーツで、ソーラーパネルのような感じで展開出来るようになっていましたが、残念ながら製品版ではオミットされてしまっています。
下腕部。円形の部分は「素粒子コンバーター」。若干白くて分かりにくいですが、それ以外の部分もこまかくディテールが刻まれています。
右の下腕部分は開いて「スレマーキャノン」を展開することが可能。「スレマー」はG1時にメトロフレックスに付属した戦車の名前ですね。
手の指はすべて独立して可動。サイコガンダムチックなデザイン。
背中。背中のブースター部分のシールがいい感じ。その下にもオートボットマークが入ったパネルなどもシールとなっています。
下半身。太もも部分はシルバーの塗装が施されています。ちなみにSDCC版では太もも部分がメッキとなっており、海外版G1玩具(アンコール版でもその仕様)の仕様が再現されていてちょっとうらやましい。
脚部。膝の円形部分は「アンチソニックシールド」。また、スネ部分は「リニアエレベーター」となっており、トラス構造部分はちゃんと穴があり、その奥が見えることでより立体感を感じることが出来ます。この奥をエレベーターが上っていくんでしょうね。
続いて武器。まずは「バトルガンシップタイプ6」。海外版では1つしか付属していないのですが、日本国内版ではめでたく2つ付属。ただ、もともとの「シックスガン」はロボットになるギミックがあり、企画当初はこのジェネレーションズでも2つが合体してロボになる予定だったようですが、海外版では銃が1つしかつかないため断念した模様。
よく見ると艦橋のような造形があり、これ単体で宇宙船のような役割を果たすのかもしれません。
また、スプリングギミック付きでミサイルを飛ばすことも可能。ミサイルは至って普通の大きさ。
もうひとつ取り外しが出来る武器として「イオンパルスライフル」が3つ2つ付属。ロボット時には肩に装着します。
【移動要塞モード】
続いてビークルモードである「移動要塞モード」。空母をイメージしたようなデッキが印象的な作りとなっています。
背面。変形は至って簡単というか、G1玩具とほぼ同じ変形機構となっています。
ロボットで頭部部分だったところは操縦桿に。付属のスキャンパーを立たせることが出来ます。
搭乗部分は結構深めに作られており、レジェンドクラスの足くらいならすっぽり入ります。
デッキ部分はこの通りツライチでかなりの広さ。エアーボットとか並べて遊びたい…アンコールで出してくれないかなあ。
左肩部分はヘリポートっぽいデザインとなっています。ちょうどいい飛行機系が手元になかったので、ムービー版のサイバーバースパワーグライドで…
【スクランブルシティモード】
続いて「スクランブルシティモード」。ものすごい面積をとる!!背後にそびえるビル群がいいですね。こちらもほぼG1玩具と同じ変形パターンですが、デザインはより「要塞都市」を意識したものとなっており、特に脚部はより基地らしく見えるよう工夫されています。
背面。銃を背中部分に4つ装着することが出来ます。高層ビルが建ち並んでいるように見えますね。
腕部分のスレマーキャノン部分にはレジェンドクラスの玩具を搭乗させることが可能。
左胸部分もG1玩具同様展開し、「スクランブルボート」に。向かって左側の赤い棒は「地対空レーダー」で、右側はヘリポートになっています。
右胸は「スクランブルボット」。レジェンドクラス〜小さめのデラックスクラスを収納出来ます。ただ引き出した通路が中途半端な長さなのがちょっと残念。
右足「フュージョナルベイ」。同時に発売されたメトロマスタークラスや、レジェンドクラスが組み合わせて遊ぶにはちょうどいい感じ。
デラックスクラスも小振りのものならば普通に格納できます。各部に5mm径の穴や3mm径の穴があいているので、通常のトランスフォーマーからレジェンドまでの武器を差すことも。
ハンガークレーンを持ってきて取り付けることも可能。モニターにはスキャンパーの状態を表した画像が。
シールは面積が大きいものはまっすぐ貼るのが難しい…上側のふちに合わせればよかったかな…
通路は奥までまっすぐ貫通。ここは大嶋氏のこだわりのポイントで、G1玩具時に通れないのが気になって今回はちゃんと通路として通れるようにしたとのこと。
【スキャンパー】
付属の「スキャンパー」。メトロフレックスが人間や他のトランスフォーマーと交流際に使用される分身的存在。大きさはレジェンドクラス相当で、メトロプレックスと絡めて遊べる「メトロマスタークラス」と呼ばれる大きさとなります。
ビークルモード。6輪のバギー的な車に。赤い武器は取り外し可能。
アンコール版「メトロフレックス」付属のスキャンパーと比較。旧スキャンパーは真っ黒でしたが、微妙にそれを引き継ぎつつジェネレーションズオリジナルのデザインとなっています。
発売済みの「メトロマスタークラス」の2人と(写真は海外版)。これからもこの大きさのシリーズ続いてくれたらいいなあ。
メトロプレックスと。今回スキャンパー以外の乗組員はオミットされてしまったのは残念。
【比較】
アンコール版「メトロフレックス」と比較。そもそもオリジナルのメトロフレックスってこんなに小さかったっけ!?と思わずにはいられないサイズ比。まあ、なんだかんだで意外と旧メトロフレックスはそれほど大きくはなかったりするのですが、それでも今回のメトロプレックスがどれだけ巨大か分かっていただけると思います。
移動要塞モード。形状はほぼ同じですが、デッキ部分が今回フラットに作られていることもあり空母に近いイメージになっています。
スクランブルシティモード。こちらもかなり似た形状ですが、旧玩具のほうが横に広いイメージ。変形はほぼ同じなので、旧玩具触ったことのある人であればジェネレーションズ版は説明書なしでも変形できるはず!デカすぎて大変だけど!
これまで「最大のトランスフォーマー」として長年君臨してきたフォートレスマキシマスと。メトロプレックスのプロポーションが今風で頭も小さく、手足もすらっとしています。ただ、今回メトロプレックスが超えたのは「全高」で、重量感や密度感は圧倒的にフォートレスマキシマスが上。メトロプレックスは大人であれば片手で余裕で持ち上げられますが、フォートレスは相当重たい!おそらく今後もこの重量感みたいなものを超えるトランスフォーマーは出ないんじゃないかなあ…あと、フォートレスマキシマスはロボットモードだけの比較で許してください…
ぱっとすぐ出すことが出来た大きめのトランスフォーマーと。マスターピースコンボイなんかと比べてもこの大きさ!
【可動・アクション】
可動はこの巨大さにしてはかなり優秀。ただ、可動させても大きさ故バランスがとりにくかったりはします。まあ、キャラ的にそんなに動き回る感じではないので、それを考えれば十分な可動範囲だと思います。以下写真続きまーす。
こんなにデカくてここまでかっこいい感じに出来るんだから十分!
以上、「トランスフォーマージェネレーションズ(国内版)」から、「TG-23 メトロプレックス」でしたー!まずはこの大きさは是非みなさんに味わっていただきたい!これまで一番大きかったフォートレスマキシマスは日本ではバブル絶頂の時期で、あの時期だからこそ出せた玩具だと思います。その後25年以上それを超えるような大きさのものは発売されず、さらに最近は原料費の高騰からくるコストダウンが目に見えて分かるようになり、もうあのときのような感動と興奮は味わえないかと思っていました。もちろん大きさだけがすべてではないし、毎年すばらしいトランスフォーマーがどんどん増えていっているのは間違いないですが、こうして「大きさ」という一点のみを追求した玩具が今この時期に発売されたのは本当に嬉しい!これを実現させたタカラトミー、ハズブロのチャレンジ精神には頭が上がりません。しかもこのメトロプレックスは大きさだけではなく、コストの中で最大限のギミックとかっこよさを兼ね備えており、「記念」とかそういうのを無視しても玩具としてしっかり遊べるし、かつての旧玩具へのリスペクトが凝縮されたものになっています。想像以上にかなりデカいし、値段も決して安くはないので(けど最近のトランスフォーマーの値段を考えるとむしろ安く感じてしまう…)万人にはお勧め出来るものではないのですが、まさにこれは“50年後に後悔したくなければ”買うべきトランスフォーマーではないでしょうか。おそらくこの大きさを超えるトランスフォーマーは常識的に考えてないような気もしますし、トランスフォーマー30周年という記念すべき年に向けてテンションを上げておくにもオススメな玩具です!
こんばんはでございます。
おおッ!ついにメトロプレックスのレビュー(★≧д≦)ノ*☆*―キターーーーーーー!!―*☆*
やはり大きさも可動範囲もギミックもかっこ良さも超ド級ですよね♪(我が家にメトロプレックスやって来た時あまりの箱のデカさに変な笑がこみ上げてきたものです)
・・・でも小型のTF、付属のスキャンパーだけだとちょっとさみしい・・・(オプティマス&バンブルビーも買っておけばよかった)○0o。(´・ω・`)