今日は「マスターピースムービーシリーズ」から「MPM-15 ブロウル」をご紹介!
商品名 | MPM-15 ブロウル |
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シリーズ名 | マスターピースムービーシリーズ |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー/Hasbro |
発売時期 | 2024年11月30日 |
価格 | 24,000円(税抜) |
ということで、マスターピースムービーシリーズから「ブロウル」です!「ブロウル」は2007年に公開された実写映画第1作目『トランスフォーマー』に登場したディセプティコンのひとり。メインに登場するディセプティコン、ひいては『トランスフォーマー』に登場するメインキャラとしては最後のマスターピース化となります。北米ではTarget限定で「MPM-15 Decepticon Brawl」として同仕様で発売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。箱の大きさは「MPM-14 ボーンクラッシャー」と同じ。背面にはビークルモードのライセンスを表すジェネラル・ダイナミクス社のマークが。
【ロボットモード】
ロボットモード。映画の中からそのまま出てきたかのようなリアルさが本当に凄い!劇中のスタイルやデザインをそのまま再現されており、ロボットモードだけ見るとまさかここから変形するとは思えないほど。ボリューム感もMPMだけあって大きく迫力があるし、整形色メインですが迷彩柄はプリントで、さらに各部にウェザリングが施され他のディセプティコンのキャラよりもリアルに感じます。
背面。背中側もしっかり作り込まれています。腕や足の後ろ側は映画のデザインそのままとはいきませんが、それでもパーツが何重にも重なっていることもあり、実写版のキャラの雰囲気がよく出ています。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部も劇中のデザインに正確に作り込まれていて、さらに塗装もかなり細かく施されています。額の銃弾を受けた跡などもプリントで再現されていています。
口は開閉可能。ちょっと可愛い。
上半身。この複雑なパーツ配置を変形で再現しているのがすごい。胸部には金属が擦ったようなウェザリングが施されていてなかなかリアル。特徴的な胸のトゲ?もしっかり再現されています。
指も細かく動きます。親指と人差し指が独立して可動し、残りの2本はまとまって動きます。「ブロウル」こんな指してたんだね、知らなかったよ。
背面。背中側もしっかり変形で再現されています。
下半身前面。グレーの脛部分と、足首部分のタンク部分は金属パーツでできています。また、太ももサイドの上に伸びるトゲ部分は軟質パーツが使われています。
下半身背面。
【武器・付属物】
武器は2種類付属。まずは右腕用の武器。4連の砲で劇中では機関砲のような感じで使われていました。
左腕は爪状の武器。小さいバルカン砲もついています。
背中から左右に伸びるアームには4連のミサイル。ミサイル部分は5mmジョイントで接続されており、取り外しも可能。
武器に取り付けられる専用のエフェクトパーツが付属。機関銃に取り付けられるエフェクトが4つと、背中のミサイル部分に取り付けるためのもの。
さらに胸部部分に取り付けることができる爆発エフェクトも付属。「バンブルビー」がとどめを刺した時にダメージを受けた場所かな?
左腕は肘下から外すことができ、代わりに「ラチェット」に破壊された状態のダメージパーツに付け替えることができます。接続ジョイントはかなりきつめなので、通常の腕が外れやすいなどはありません。
【ビークルモード】
ビークルモード。戦車「M1エイブラムス」に変形。映画用にカスタムされたもので、先端のトゲやミサイルなどは実際の戦車にはないものになっています。キャタピラ部分もとてもリアルに造形されていて、キャタピラ走行できそうに見えるほど。実際は底面の車輪で転がし走行ができます。
背面。リア部分のタンクは金属パーツでできています(脚部に配置されていたもの)。変形はスタジオシリーズ版の変形パターンを継承しつつ、ステップ数はかなり増え、細かい部分も変形で再現するのがすごい。なかなか上級者向けの複雑な変形ではありますが、ビークルモードの意匠を可能な限り活かした変形で、また各部かっちり固定できるし、手順こそ多いけれどストレスのたまらない変形になっていると思います。
前面&背面。
側面。
砲台部分は旋回可能。上部の二連砲の方も独立して旋回できます。
砲部分は根本から上に向けることもできます。
ロボットモードで腕に取り付けていた武器はビークルモード上部に取り付け可能。
エフェクトパーツを砲部分は5mm穴になっているのでエフェクトパーツを取り付け可能。
【比較】
スタジオシリーズ版「ブロウル」と。見た目はかなり違いますが、変形パターンのベースはとても似ているので、スタジシリーズ版になれた人であれば、マスターピース版の変形もすんなりできるんじゃないかな?
ビークルモードでも。
2007年にトイザらス限定で発売されたリーダークラス「ブロウル」と。意外と大きさは似たような感じで、また当時のリーダークラスも再現度高く作られていたことが分かります。
ビークルモードでも。ビークルモードでも大体似たボリューム感。
マスターピースムービーシリーズで発売されたディセプティコンのメンバーと。MPMが再スタートした時にはまさかディセプティコン側まで全員揃うとは思っていなかった…!このゲテゲテしたメンバーをこうして全員並べられるのはすごく嬉しい!
【可動・アクション】
可動はこんな見た目ですが、想像以上にしっかり動いてくれます。足首も大きく動かせるので接地もバッチリ。肩、股間、膝はクリック関節になっていて、かっちりポーズを決めることができます。以下、写真続きまーす。
『トランスフォーマー』のディセプティコンはそれぞれ見せ場があってどのキャラも印象に残ったし、ちゃんとそれぞれの個性や強キャラ感が出てたのがすごく良かった。ちなみに映画の中では「デバステーター」と呼ばれていて(自称していて)、けど玩具は「ブロウル」名義だったので、映画公開当時は「どっち?」となった人も多いと思います…
映画の中では早々にラチェットに左腕を切られてほぼ片腕の状態での活躍だったので、今回のダメージパーツが付属したのはすごくいい!「ジャズ」の胴体真っ二つパーツや、「ボーンクラッシャー」の目ん玉飛び出しパーツなど、ダメージ部分がアイデンティティになって、それがちゃんと玩具で再現できるのはとても楽しい。
今回この「ブロウル」を手掛けたのはタカラトミーの梅津周平氏。スタジオシリーズ版「オプティマスプライマル」や、新しいところではAge of The Primesの「スターオプティマスプライム」を担当しています。「ブラックアウト」や「ボーンクラッシャー」の巽智輝氏といい、新しい世代の開発マンが続々と大物を手掛けるようになり、しかもがっちりファンの心を掴んでくれるものを作ってくれるのがとても嬉しいですね!
ビークルモードでも。
ハイウェイでのシーンをイメージして。ビークルモードだと「ブロウル」はちょっと小さめかも。
MPM版「ジャズ」と絡めて。
以上、「マスターピースムービーシリーズ」から「MPM-15 ブロウル」でしたー!2007年に公開された『トランスフォーマー』に登場するキャラクターの最後のMPM化ということで、まずはこうして全員が揃ったことがとても嬉しい!ロボットモードのかっこよさ、リアルさは過去のMPMと比べても際立って見えるし、変形もステップ数は多いですが、可能な限り意匠を活かした変形になっているし、どんどん形が変わっていく過程が楽しいです。ディセプティコン側まで完走できるとは思っていなかったので、こうやってしっかりクオリティと遊びやすさを高めながら、やられちゃう敵キャラだけど「かっこいい!ほしい!」と思わせてくれるものを出し続けてくれたのは本当にすごいし、それを新しい開発マンが手掛けているのも嬉しい。MPMは近年の国内で展開されているマスターピースとは明らかに違ったベクトルで進化しているので、この流れを途切れさせずにマスターピースムービーシリーズが続いていってくれると嬉しい!
おぉ、めっちゃかっこいい!
これは欲しくなる…悩む!
そしてこれを買うと、アワードの送り直しになりそうなのが写真からだけでもビシビシ伝わってきます!