今日は「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-50 ロードバスター」をご紹介!
商品名 | SS-50 ロードバスター |
---|---|
シリーズ名 | スタジオシリーズ |
クラス | デラックスクラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2020年5月30日 |
価格 | ¥2,800(税抜) |
ということで、スタジオシリーズ版デラックスクラス「ロードバスター」です!「ロードバスター」は実写映画第3作目『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』に登場したオートボットの特殊部隊「レッカーズ」の一員で、武装した半変形のストックカーからロボットに変形します。玩具としては公開当時デラックスクラスとヒューマンアライアンス版(とサイバーバースリージョンクラス)が発売されていますが、リメイクは今回が始めて。海外ではWave9(2020 Wave2)「58 Roadbuster」として同じ仕様で発売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。イラストは描き下ろしかな…?背面にはライセンス商品であることを表すゼネラルモーターズのロゴと、アメリカの自動車レース「ナスカー」のシールが貼られています。
台紙兼ディスプレイスタンドは『ダークサイド・ムーン』終盤の破壊されたシカゴのシーン。
【ロボットモード】
ロボットモード。劇中の複雑な形状と体型をしっかり再現してくれており、見た目的な密度がとても高い仕上がりになっていてカッコイイ!さすがに塗装が足りない感じはありますが、映像と見比べるとかなり正確に各部造形されています。ただ、肩のミサイルポッド脇のウイング?がないのが個人的にはちょっと残念。『ダークサイド・ムーン』時のデラックスクラスでもそこは再現していた箇所だったから、そこは欲しかったなあ。
背面。背中はだいぶ割り切られた作りで結構ガワ大きめ。
前面&背面。
側面。
バストアップ。頭部も細かく再現されています。この辺りは映画のCGデータを元に作られているスタジオシリーズだからこそ。ただ、せっかく造形は細かいのですが塗装のシルバーが明るくてあまりそれがわからないのがもったいないかな。
続いて武器。脱着可能な武器としてガトリングガンが一つ付属しています。劇中では肩ついていたり(5月新製品プレビューでコメントでのご指摘ありがとうございます!)、腕に付いてたりしたもの。肩には左右に5mm穴があるのでそこに取り付け可能。
前腕部分に5mm穴があるのでそこに付けたり、もちろん手に持たせることもできます。
【ビークルモード】
ビークルモード。武装された「シボレー・インパラ」のストックカーに変形。ストックカーとは乗用車の形状のままレース用に改造されたレーシングカーで、このカラーリングのシボレー・インパラはドライバー「デイル・アーンハートJr.」が2011年のレースで使用したもので、緑と白のカラーはペプシのエナジードリンク「ampエナジー」をイメージしています。この武装モードは車を武装した車というよりは、トランスフォーマーの能力で変形途中に武器を表に出したような感じなのですが、それをしっかり再現してくれています。塗装も最小最小限ではありますが、レーシングカーっぽさをプリントで再現してくれています。
背面。ロボットモード同様、ビークルモードも細かく造形されているし、緑とガンメタリックのパーツの使い分けもいい感じ。タイヤのプリントも雰囲気出してくれています。
ちなみに変形はここ見た通りロボットモード、ビークルモードとも複雑な形状をしていることもあって、ほとんどそれぞれの意匠は活かされない感じで(タイヤと肩のミサイルポッドくらい)、特に変形で際立ったところはない感じ。
前面&背面。
側面。
先端のガトリングは手持ちの武器を取り付けたもの。
【比較】
『ダークサイド・ムーン』時に発売されたメックテックシリーズデラックスクラス「DA09 ロードバスター」と。「DA09」はビークルモードが武装モードじゃないしポロリもあって、正直イマイチな感じでした…なので、今回のスタジオシリーズ版はたくさんの人が待ってたんじゃないでしょうか!
ビークルモードでも。「DA09」は「ampエナジー」のロゴもしっかり載ってるのがポイント。こうして並べると武装&半変形具合が分かって面白いですね。
ヒューマンアライアンス版「DA29 ロードバスター&リーコン軍曹」の「ロードバスター」と。ヒューマンアライアンス版はビークルモードも武装ストックカーから変形します。ボットモードの形状の再現度こそ高いですが、スタイルは今見るとちょっと物足りないかな。
ビークルモードでも。ヒューマンアライアンス版のビークルモードの再現度はかなり高め。久々に触ったんだけど、めちゃくちゃ変形に時間かかった…
『ダークサイド・ムーン』時に発売されたレッカーズメンバーと。左が「DA34 レッドフット」、右が「DA10 オートボットトップスピン」。念願の武装ストックカー形態で3体が揃った!すでに「トップスピン」のスタジオシリーズ化が決まってますが、レッドフットも期待して良いんだよね…!?
武装ストックカーで!これがやりたかった人はたくさんいるはず!そして久々に出してみたらトップスピンの武器が1つなくなってた…
大きさ比較ということで、スタジオシリーズ版「オSS-39 ジェットウイングオプティマスプライム」のオプティマスプライムと。劇中では荒くれ者っぽいレッカーズもオプティマスにはしっかり従う感じが良かった。
ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動はそこそこ。足底の面積が大きめなので接地性はいい感じですが、干渉する部分もあり各部の可動域はそこまで高くありません。ただ、あまり大きなポーズは取れないけど圧倒的な造形のおかげもあって存在感は抜群です。以下、写真続きまーす。
肩のメッシュ部分やミサイルポッドはロボットモードではカッチリ固定できるわけではないので気がつくとあらぬ方向を向いていることが。後で映像を見て思ったのですが、両肩のミサイルポッドは方の添わせるんじゃなくて、外側に配置してあげたほうが劇中っぽくなりますね。
お尻にフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って。劇中ではビークルモードで戦っている描写が多かったですが、ロボットモードでも大写しで戦ってるところがもっと見たかったなあ。
以上、「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-50 ロードバスター」でしたー!ここまでも書いてきましたが、まずやっぱりロボットモードとビークルモードの再現度が半端ない!色こそ少ないですが、各部のディテールはかなり正確に劇中を再現してくれています(ミサイルポッドのウイングだけちょっと残念だけど)。その代わり変形は少し物足りなさがある感じで、ほとんどビークルの意匠を使わない変形や、大きな背中のガワなど少々気になる感じになっています。
スタジオシリーズは作る開発者によってなのか、モチーフによってなのか、触り心地が大きく違うと思っていて、特にデラックスクラスでは大きさの制限がある分それが顕著に出ます。管理人的には「ある程度見た目を犠牲にして変形を楽しませるもの」と「見た目重視で変形はそこそこのもの」に別れてるような印象があるのですが、それは実際に触ってみるまで分からず、どちらも良し悪しがあってキャラと作りの組み合わせで満足度が左右します(過去そのキャラでどんな玩具が出ていたかも大きな要因かとも思いますが)。今回のロードバスターはそれがうまく合致してとてもいいバランスで仕上がっていると思うので、スタジオシリーズでレッカーズを待っていた方は是非手に取ってみてください!他の2体が揃うのが楽しみだなあ…
色も相まってガワがまるで亀の甲羅だな
忍者タートルズとコラボしたほうがよさそう