
今日は「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-49 センチネルプライム」をご紹介!
商品名 | SS-49 センチネルプライム |
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シリーズ名 | スタジオシリーズ |
クラス | ボイジャークラス |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2020年4月25日 |
価格 | ¥4,500(税抜) |
ということで、スタジオシリーズ版ボイジャークラス「センチネルプライム」です!「センチネルプライム」は実写映画第3作目『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』に登場した元オートボットのリーダー。オプティマスのかつての師であり、マトリクスの持ち主でしたが、彼が劇中でとった悪行は実写映画の中でもトップクラスで、ファンの中でも好き嫌いの分かれるキャラクターでもあります。玩具としては『ダークサイド・ムーン』公開時にリーダークラスとボイジャークラス(そしてサイバーバースコマンダークラス)が発売されましたが、リメイクとしては今回が初となります。海外ではWave9(2020 Wave2)「61 Sentinel Prime」として発売されています。それではいってみましょー!
【パッケージ】
パッケージ。表面のイラストは既存のもの。背面にはビークルモードの消防車のメーカーであるローゼンバウアーのロゴが掲載されています。
台紙兼ディスプレイスタンドは劇中終盤のシカゴの風景。
【ロボットモード】
ロボットモード。ここ最近のスタジオシリーズの劇中再現度には目を見張るものがありますが、このセンチネルプライムはその中でもさらに一歩前に進んだような圧倒的存在感!「これ本当に変形するの?」と思うくらい実写版特有の複雑なディテールを再現していて、さらに赤い部分は光沢のある塗装のおかげで劇中のギラギラした感じを醸し出してくれています。日本で予約開始時に公開されたものはくすんだピンクのような色味でしたが、実際はこの通り鮮やかな赤になっていて、どうしてわざわざあんな色にしてしまったのか謎(よくあるけど)。
背面。背中には特徴的なマント?も再現されています。
前面&背面。
側面。おそらくなのですが、劇中の雰囲気を出すためにあえてあまり姿勢が良くならないように作られているように思います。
バストアップ。頭部もかなり細かく再現されています。胸部は完全にダミーではありますがアシンメトリーなデザインが忠実に造形されていています。胸のウインドウ部分はクリアで中のメカニック部分もちゃんと作られていてカッコイイ。
武器は「プライマックス・ブレード」。2つのブレードを手の上下から差し込む形で再現します。
分割してそれぞれ持つことも可能。イメージCGでもこの形状で持ってるものがあるし、劇中でもこの状態で使用することもありました。
【ビークルモード】
ビークルモード。航空事故など水では消化できないような火災に対応する化学消防車「ローゼンバウアー・パンサー6×6」に変形。ローゼンバウアーのライセンスを取得しており、「R」のロゴもちゃんと描かれています。フロントの大きなウインドウはスモークのかかったクリアパーツで再現されています。
背面。リアに取り付けられているハシゴた脚立も再現。個人的にはセンチネルはこの後姿で走り去っていくイメージが強い。
変形はあのロボットモードからは想像つかないような箱型になるのが驚きで、かと言ってガワ変形かというとそうも言い切れず、しっかり凝った変形になっています。まあ、ロボットモードではビークルの意匠はほぼ使われてはいないので、もしかすると好みが分かれる部分かも知れませんが、この大きさで両モードをここまで再現してくれるのであれば個人的には大満足。
前面&背面。
側面。
放水塔は上下に可動できます。
武器は左右側面のパネルになります。
【比較】
『ダークサイド・ムーン』時に発売されたボイジャークラス「DA20 カノンセンチネルプライム」と。10年でのトランスフォーマーの進化を感じざるを得ない…!『ダークサイド・ムーン』時はメックテックウェポンという、ギミック付きの武器がメインのギミックになっていて、このセンチネルは武器もすごく面白い作りになっています。ただ、その分今見ると本体が少し物足りないかな…
ビークルモードでも。「DA20」はちょっとずんぐりな感じ。ただ、今回のスタジオシリーズ版も実車と見比べると少し前後に長かったりします。

『ダークサイド・ムーン』時に発売されたリーダークラス「DA02 センチネルプライム」と。リーダークラスは今見ても圧倒的な出来で、ちゃんと変形で再現している胸部とかやっぱりスゴイ(けど、足首はフラフラなので後ろで支えてます…)。

ビークルモードでも。

スタジオシリーズ版ボイジャークラス「SS-39 ジェットウイングオプティマスプライム」と。今回のセンチネルは塗装がかなりプラスに働いてる感じ。

ビークルモードでも。

ついでにスタジオシリーズリーダークラス「メガトロン」と。『ダークサイド・ムーン』の悪者たちはほぼスタジオシリーズ化された感じかな?あとは月から転送されたディセプティコンたちくらい…?

ビークルモードでも。
【可動・アクション】
可動は腰が可動せず、足首の可動もないので最近のジェネレーションズのような足を広げての接地はできませんが(つま先だけは可動します)、各部の可動域は広くよく動いてくれます。再現度の高さもあって映画を見ながら遊ぶと楽しさ倍増です!以下、写真続きまーす。
拳も大きく、更に手首が動くのがいいですね!マントも大きく広げることもでき、前後に角度も付けられます。
実写映画イチヘイトを溜め込んだと言っても過言ではなく、好き嫌いの分かれるキャラですがデザインはやっぱりめちゃくちゃカッコイイ。ちなみにキャラクター的にはショーン・コネリーがモデルになっているとのことで、その辺りもあって貴族っぽいデザインになってるのかな?
お尻にフィギュアスタンド用の穴があるのでそれを使って。
以上、「トランスフォーマースタジオシリーズ(国内版)」から「SS-49 センチネルプライム」でしたー!ここ最近のスタジオシリーズはさらに1段シフトアップした感じがあり、このセンチネルプライムも驚きの再現度になっています。赤い塗装も艶があって劇中のギラギラした感じを再現してくれていてすごくカッコイイ。しかも変形もしっかり凝ったものになっていて、ビークルの意匠はロボットモードにはほとんど反映はされないのは好みはありそうですが、ちゃんとそのパーツが来るべきところに収まるように気遣われていているのはさすがの一言。国内では数が少なかったのか若干入手しにくいようにも感じますが、それほど変わらない価格で海外版という選択肢もありますので(2020年5月現在)、気になる方は是非手に取ってみて下さい!
この記事へのコメント
過去のアイテムと比べた時の造顔技術の進歩の凄まじさよ…
ハチェットはまだだった気がする
ビークル形態のガワを極限まで目立たなくしつつロボ形態専用のパーツを引っ張り出して変形させていく方向性、アニメ系のシンプルなTFでやられると正直少し違和感を覚えるんですが、変形の完全再現がそもそも不可能な実写映画版TFにおいては一つの最適解なのかなと。
レビュー見るまでは当時品では持っていたシールド等の武器の不足面ばかりが気になっていましたが、
やはり本体の劇中再現度に関しては当時品より遥かに上回っているのがいいですね。
個人的にビークルモードで梯子とか小物類がちゃんと造形されているのが見てて楽しいです。
武装面でも何気にブレードを分割して持たせられるのはこれが初ですよね。
『ダークサイド・ムーン』の名有りの敵キャラではドレッズのハチェットがまだ出ていないですよね。
SSクランクケースのような手抜きはしないで欲しい物です。
レビューありがとうございます。
アイアンハイドのこともあるので、正直好きになれないキャラなんですよねぇ。
例えるなら、過去の繁栄にこだわる限界集落の元村長、という感じで・・・。
寝返るタイミングも最悪だし、オプティマスからの決別の台詞も、「その通りだ!」と思いました。
でも本作の劇中再現度は高く、変形方法もお気に入りの1体です。・・・複雑だなぁ(^_^;)
あとはディーノ、ハチェットあたりが出れば、スタジオシリーズのDOTMキャラは大体揃うのかな。
・・・あ、クランクケースはリメイク希望で(゚Д゚;)
出来が良い分やっぱり劇中で印象的だった盾も欲しくなりますね 余剰でもいいから
何か流用できればいいんだけど
銃があれば残酷ですが、アイアンハイドを殺したシーンを再現できますね。聞いたところによると、あのシーンって、ザ・ムービーで最後まで抵抗するアイアンハイドをメガトロン様がとどめを刺すシーンのオマージュらしいですが。
確かこのセンチネル、背中のフロントガラスのガワを伸ばすんじゃなくて丸めてあげると腰が少しだけ可動しますよー
トレーラーオプのシールドが代わりになるかと思ってたけど
微妙に小さいんだよな
リーダークラスの持ち手付近のシールドのウケと、今回のセンチネルさんの左腕の凸がちょうどハマって装備できますよ〜。
放水塔も取り外して、若干干渉しますが銃のように持たせられますね
パケのエンブレムはディセップなんですね
そういえば当時 リーダーセンチネルの少し後に出たボイジャーセンチネルはオートボットエンブレムが擦られたようにプリントされていましたね
付属している武器がアイアンハイドに不意打ちを喰らわせた腐食銃なのも相まって劇中の立ち回りを意識したような商品で個人的にはなかなか面白いと思いました
「オプティマス、私が願っていたのは、わが種族の存続だけだ・・・
どうか分かってくれ・・なぜ私がお前を裏切ったか。」
「私を裏切ったのではない。貴方は自分を裏切ったのだ・・・!」
後ろのガワ部分を丸めて保持するためのジョイントもありますよね。僕は説明書見ないで遊んでたので、いつの間にか腰可動ありがデフォと思いこんでました。
レビューいつもお疲れ様です。やっぱレビューとか見てるとこのセンチネル欲しくなります(敵キャラポジションとして)。けどウチの地元のトイザらスでは、オフロードバンブルビーと同じくに入荷してませんでした…(血涙)他の日に訪れても入荷してません。例のアレが流行ってるのが原因でしょうか?それともウチの地元のトイザらスではスタジオシリーズの売り上げが他のメーカーの商品に比べて低いからでしょうか?これからスタジオシリーズをあそこは売ってくれるのか個人的に心配です…。
※6
おまけに武装がコズミックスルトガンというのがかなりニクいところですよねアレって…
造形に関してはほぼ完ぺき(脚部折り畳みにちょっと不満が残るくらい)な分、やっぱり個人的にはシールドがないのがもったいなく感じますね…。DOTMサイバーバースのコマンダーと同等処理で、それっぽいものをつけられたんじゃないかなと(そうした方がマントも劇中みたいなシルエットにできるし)
自分はもう仕方ないので昔壊れたプラモのパーツ使って盾自作しました。
使ったのは旧100分の1のV2アサルトの盾と天鎧王の前掛けパーツ
手の穴に対して大分持ち手が細いけど出っ張りが引っかかって丁度いい角度で止まってくれる
レビュー見てるとやはり欲しくなりますね!
贅沢なのは重々承知ですが、やっぱり盾と腐食銃が欲しい…
あとはハチェットとデフコン、変形するレーザービークなんかが出てくれれば(あとクランクケースのリメイク)敵陣営はほぼ揃いますね。
版権の都合上難しいでしょうけど、レッドフットとディーノも早く欲しいです。
塗装が鮮やかで試作品画像より段違いにカッコイイですね!
ビークルで後部のガワがうまくはまらないときは、腰を内側に押し込むと手ごたえがあってきれいにタイヤが設置し、がわもはまります。すごいですね、これは…。マスターピースどうするんだろう。
ジェットウィングオプが武器詰め合わせな分盾や銃が無いのがなおさら悔やまれますね、、、
値段上がってもいいからつけて欲しかった、、、
マーベルのホワット・イフみたいにもしもセンチネルプライムが最後まで裏切らないのと前作ヒロインのミカエラが最後まで登場しショックウェーブが真のラスボスとして登場するIF展開も見たいです