今日はマスターピースから「MP-23 エグゾースト」をご紹介!
商品名 | MP-23 エグゾースト |
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シリーズ名 | マスターピース |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
発売時期 | 2015年3月21日 |
価格 | ¥6,500(税抜) |
ということで、マスターピースから「エグゾースト」です!「エグゾースト」って誰やねん!という方も多いと思いますが、玩具的な元ネタはかつてダイアクロンで発売されていた「ランチア・ストラトス ターボ」から変形するホイルジャックと同型のロボットとなり、それに今回デストロンとして新たに設定付けがされたキャラクターです。玩具は「MP-20 ホイルジャック」の頭部替え&リカラーとなり、おまけとして「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」で登場したホイルジャックの発明した「イモビライザー」が付属します。ちなみにこの「エグゾースト」はそもそも日本向けの商品ではあるのですが、アメリカでの販売は「マルボロ」をイメージさせるカラーリングが喫煙とつながるということと、「マルボロカラー」自体が、アメリカでの商標とトレードドレス(商品の全体的なイメージ)を侵害するということで、通常のショップでは発売できなくなったという経緯があります。その情報の後、日本国内の通販サイトでは一気に在庫がなくなり、発売後もプレミアが付くという少々不本意な売れ方をしたアイテムとなってしまいました。それではさくっといてみましょー。
【パッケージ・内容物】
まずはパッケージ。いつものマスターピースのカーロボット系と同じ大きさ&レイアウト。ランチアのロゴが映えます。ちなみにエグゾーストの設定としては、サウンドウェーブの部下となり、様々な企業に潜り込み情報やテクノロジーを盗み出す産業スパイらしい…
箱の中身はこんな感じ。「イモビライザー」のパーツ数が意外と多いです。
8 | 8 | 7 | 10 | 7 | 7 | 7 | 8 |
紙もの。取扱説明書とキャラクターカードといつものアンケート。キャラクターカードはイラストが描き起こしとなっています。また、サイドミラーは取り付け式になっており、スペア含め2対付属します。テックスペックは忍耐力が10ということで、スパイらしいステータスになってますね。
【ロボットモード】
ロボットモード。まず目が行くのは新規で作られた頭部。トランスフォーマーらしくない感じもしますがなかなかかっこいい。その他は基本的にホイルジャックと同じですが、立ち方のせいか大分イメージが違って見えます。カラーリングに関してはデストロっぽさはだいぶ薄い感じがしますね。
3面。まっすぐ立たせると、かなり直線的なフォルムなのがわかります。全体的なバランスもよく、蓮井章悟氏設計のマスターピースにハズレなし!
バストアップ。目の部分にマスクをしたような独特な形状。これはダイアクロンのデザインを忠実に再現したものになります。目がないと一見モブっぽい感じもするけど、ランチア・ストラトスから変形することと、カラーリングのお陰でかなりキャラの立った見た目になっていると思います。
上半身。ウインドウ部分はクリアブルーとなっており、赤い部分も塗装なのでボディは見栄えが良いです。ただ、なんとなくデストロンのエンブレムが取ってつけた感じがしないでもない。
背中。ホイルジャックと比べると、背中の赤と黒のプレートの固定がちょっとゆるい感じがしますが、個体差かもしれないしそれほど気にはならないかな。
下半身。脚部のカラーリングがカラフル。つま先部分にクリアブルーが使われているのも注目。ホイルジャックはただの黒いパーツでした。
【武器・付属品】
まず1つ目の武器「ガジェットガン」。設定としてはニードルガンで、その他にも暗号解読や、鍵を開けたりもできるらしい。
つづいて「ドローン・ランチャー」。ホイルジャックでは片肩だけでしたが、今回のエグゾーストは両肩分付属。ドローン・ランチャーに取り付けられる「スマート・シェル」も2つ付属します。
スプリングギミックは付いていませんが、スマート・シェルは脱着可能。
そして今回ある意味こっちが本体と言う人もいるかも…?瞬間凍結装置「イモビライザー」です!「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」第15話「イモビライザー」に登場したアイテムとなります。4つのパーツからなり、組み替えることで「アクティブ・モード」と「ディアクティブ・モード」にすることができます。これは「アクティブ・モード」。
組み替えて「ディアクティブ・モード」。手に持たせることができます。
【ビークルモード】
ビークルモード。「ランチア・ストラトス ターボ」に変形。ランチア・ストラトスのレース仕様といえば、ホイルジャックのアリタリアカラーとこのマルボロカラーが代表的なものとなり、ダイアクロン時代も当時人気だったその2種類が商品化された形となります。残念ながらまんまマルボロカラーではなく、「マルボロ」の文字もありませんが、その雰囲気は感じることができます。マルボロとのライセンスが難しかったのかな…?
背面。ホイルジャック同様、白い部分は成型色のままとなっています。
3面。各面のプリントはGOODYEARがGOODFLAVORになってたり、実車のイメージを出すべく努力しているのがかいま見えます。
ドローン・ランチャーは2つを組み合わせてルーフ部分の取り付けることが可能。
ガジェットガンは底面に取り付け、まさにエグゾーストな感じに!
【比較】
「MP-20 ホイルジャック」と比較。立ち方のせいもあってか大分イメージが異なって見えますね。
正面。本体のパーツとして異なるのは頭部のみ。ちなみにホイルジャックは頭部パーツをはずすと、中にダンディな顔が隠されていましたが、エグゾーストは特にこれといった隠し要素はありませんでした。
ビークルでも。この2台を並べるとよりお互いのカラーリングの特徴が際立ちますね。
サウンドウェーブのブかということで、「MP-13 サウンドウェーブ」と。
【アクション】
可動はホイルジャック同様申し分ない感じ。足の接地面も広く非常に遊びやすいです。以下写真続きまーす。
イモビライザーと。設定ではエグゾーストがサイバトロン基地から盗み出したらしい…
以上、マスターピースから「MP-23 エグゾースト」でしたー!元のホイルジャックが非常に良い出来なので、変形、可動、再現度どれをとっても非常に満足度の高い玩具となっています。頭部も元ネタがダイアクロンというのも昔からのファンには嬉しいですね。キャラ付けはだいぶ無理矢理な感じがしますが、マスターピースでは久々のデストロンにしてくれたのも面白い。カラーリングもランチア・ストラトスの代表的なマルボロカラーとなり、ある意味ダイアクロン世代や、その前のスーパーカー世代にも向けた商品ともなっていると思います。出来が良いのとは別な理由ですぐ売り切れてしまったのは残念ですが、再販もなかなかむずかしそうな感じもしますね…欲しい人は早めに確保しておいたほうがいいかも…?
こんにちは
MP-23 エグゾーストのレビューお疲れ様です。
ダイアクロン時代のランチアストラトスターボ型の赤い方がまさかここで、しかもデストロンとなってリメイクもしくはリファインされて商品化されるとは思いもよりませんでした。
設定は個人的にこれでいいと思っています。無理に参謀やら兵士やら定番の役職をつけるよりも、あえて個性が際立つような感じが良いと思うからですね。しかし、産業スパイなサラリーマン(?)であるにもかかわらず、格闘戦もサイバトロン戦士が一目置くほど強いっていうのもなんだか…その…強すぎじゃありません?機械をハッキングも出来るし格闘に持ち込まれても追い込まれることはないなんて、ダイアクロン時代出身とはいえちょっと羨ましいです…。
元々ダイアクロン時代では、ホイルジャックと同じランチアストラトスターボ型でしたので可動範囲は保証されていますね。ただ、ホイルジャックにも言えることなんですが、少し腕が短く見えてしまうのが難点です。どうにかして脚部を少しばかり短くしてバランスをとれないものか…と思います。
最後に余談ですが、今日からQトランスフォーマーのイベント始まりましたね!本当は予定では今日開催前から行こうとは考えてたんですが、友人が前々から予定があることを忘れていて急遽キャンセルをせざるをえない状態になってしまいました。平日は学校があるので難しいのですが、予定では土曜日に行きたいと思います。