商品名 | MP-17 プロール |
---|---|
シリーズ名 | マスターピース |
クラス | – |
メーカー | タカラトミー |
価格 | 6,090円(税込) |
ということで、マスターピース版プロールです!「MP-10コンボイver.2.0」から始まった新生マスターピースシリーズ(勝手に命名)開始から早2年。コンボイを基準としたサイズでのロボットモードと、コンボイのコンテナに入るビークルモードの再現を掲げた小型マスターピースの最新作がこの「MP-17プロール」となります。昨年「MP-13ランボル」、「MP-14アラート」が超絶クオリティでトランスフォーマーファンの度肝を抜いたのは記憶にまだ新しく、その期待を一身に背負っての発売となった今回のプロールですが、今回は日産の往年の名車「フェアレディ280Z-T」の正式ライセンスを取得。ランボルに続き初代アニメ時(というかダイアクロン時)にイメージされた車種をしっかりと再現できるようになっています。それではいってみましょー。
【パッケージ&内容物】
まずはパッケージ。表面の真ん中に輝く日産のマークがいいですね。箱の大きさなどはランボルと同じかなり小振りなサイズ。デザインなどはこれまでと変わらず裏面にはぎっしり解説が。ちなみに管理人の箱はテープが3度張りされてました…検品されたのか…!?
箱の中身はこんな感じ。今回本体と銃のみというシンプルな内容物。
7 | 9 | 7 | 9 | 9 | 9 | 4 | 9 |
紙もの。説明書とカード、そしていつものアンケート。取説には「フェアレディ280Z-T」とプロールの人となりが詳しく解説されており、読み物としても面白いものに。プロールのテックスペックを改めて見ると、火力以外はかなり優秀。地位も9あって、サイバトロンの中ではマイスターの次くらいの偉さ。
【ロボットモード】
ロボットモード。もうなにも言葉はいらないほどのかっこよさ!これまで何度も宣材画像やイベントで実物も見てきましたが、実際に手にとってみると更にその良さを実感。サイズ感はランボル達と同じような感じですが、非常に手にしっくりくる大きさで、ディテールも派手すぎず地味すぎず、更には塗装によって質感もよく出ており、感動すら覚える出来映えとなっています。
背面。背中もすっきり。唯一足の裏面がちょっとスカスカな感じがありますが、変形過程やロボットモードでのプロポーションのよさを考えるとほんの些細なことに思えます。
3面。まっすぐ立たせるとロボットらしい直線的なスタイルなのが分かります。横から見るとボディ部分の出っ張りや、足のボリュームが分かり、厚みも十分感じる作りとなっています。
バストアップ。どこか優しさも感じるような表情でとてもいい!マスクや目もしっかり塗装されておりキレイ。
ボディ。特徴的ないかにも車から変形しましたと言わんばかりの胸部。
プロールの特徴でもある、ドアの羽の裏側もしっかり造形されています。
下半身。どっしりとした脚部がかっこいい。スネのクリアパーツの奥もしっかりディテールが作り込まれています。
下半身後ろ。膝下が結構スカスカですが、その内部にもちゃんとモールドがあり驚かされます。このスカスカ感はこの身長を出すために生じたもので、実際変形させてみると分かりますが、よくままあこんな構造が思いつくねという感じで、その過程を経てみると全く気にならなくなります。
下半身の可動もかなり優秀。立ち膝も余裕。また、腰の横部分のプレートも可動式となっており、足を横に大きく拡げても問題なし。
続いて武器「セミオートマチックライフル」。武器自体にこれといったギミックはありませんが、持ち手部分に突起がありそれを手のひらのくぼみに差し込むことでしっかりと保持することが出来ます。
ショルダーキャノンは差し替えなしで背中のパネルを一度開き、肩から引き出すことで再現出来ます。
もうひとつ、Amazon先行予約特典の「ミサイルランチャー」。これは旧玩具でプロールとストリークが両肩に付けていた武器を再現出来るというもので、プロールに1つ、ストリークにひとつ付属してきます。
プロールのショルダーキャノンにはめ込むような形で装着します。両肩につけられるのは来月のストリークまでお預け。
【変形】
続いて変形。取扱説明書ではビークル→ロボットで説明していますが、ここではロボット→ビークルの順で解説します。
①まずは、腰部分から下半身を一回転させます。
②背中のパネルのジョイントを外し、内側の細長いパネルを開きます。
③膝を織り込んで脚全体を短くし、足の内側のパネルと、サイドウインドウ部分を起こします。
④足部分を外側に引き出したら腰側に向かって折り込みジョイントを固定します。折り込んだら足の内側のパネルと、かかと部分を移動させます。この足部分の移動が今回のプロールの変形での一番のキモ。
⑥続いて上半身のフロント部分のジョイントをはずし(結構固め)、腕を肩部分から倒し、腕も回転させいます。
⑧頭を収納し、フロントウインドウを倒し、細長いパネル部分を固定します。
⑨腕を折り込んで左右を固定し、ボディ側に倒して固定すればビークルモードの出来上がり!
ちなみにタカラトミーの蓮井氏のツイッターでも紹介されていた「手をついて変形するシーン」の再現も可能。
【ビークルモード】
ビークルモード。「フェアレディZ・ハイウェイパトロールカー」に変形。1978年に登場したフェアレディZの2代目モデルS130型のひとつであるフェアレディ280Z-Tをベースとしたパトカーとなり、初代アニメの姿を忠実に再現した姿となっています。あのロボットモードからは想像がつかないほどのコンパクトさにまとまっており、分割線もそれほど気にならず、全面塗装なので見栄えも非常に良い!さすが公式にライセンスを獲得していることもありその辺は並々ならぬ苦労があったに違いありません。
背面。大きなリアウィンドウもクリアパーツでしっかり再現。ちなみにタイヤはゴム製ではなくプラスチック製となっています。
フェアレディZは警察車両としての認知度も高く、実際にS130型のパトカーも実在します。また、「西部警察」に登場する「スーパーZ」もこのフェアレディ280Z-Tがモチーフになっているようで、プロールのビークルモードとしてこの車両が選ばれたのは時代的にも必然だったのかもですね。
武器の「セミオートマチックライフル」をパトランプ部分に装着出来ます。
Amazon先行予約特典の「ミサイルランチャー」も装着可能。
【比較】
ユニバース版(日本では変形ヘンケイ)プロールと比較。ユニバース版は最近のアメコミデザインを踏襲したものとなっていますが、各部の配置などはかなり似た感じになっています。
ビークルでも。ユニバース版はフェアレディZ33型あたりがモデルになってるのかな?
残念ながら、管理人は旧玩具を持っていないので比較出来ないのですが、代わりに画像で…今回のマスターピース版と比較すると、モールドはほとんど同じような感じになっているのが分かると思います。ランボルの時もそうでしたが、極力旧玩具のパーツ配置を忠実に再現していますね。
アニメでの姿はこんな感じ。MP版の下腹部あたりはアニメのデザインが再現されている感じですね。
ちなみに近年のアメコミ版プロールのデザインはこんな感じ(画像は「All Hail Megatron」より )。ユニバース版はこの姿を元にしているのが分かると思います。ちなみにアメコミではプロールは重要な役どころで登場することが多い印象。
続いて「MP-13 ランボル」と比較。大きさはかなり似たような感じで、この調子でたくさんキャラが増えてゆくと思うとワクワクしますね!
ビークルでも。この2台の実際の大きさ比は分かりませんが、タイヤの大きさなどから判断するに大体リアルでも似た感じになるのかな?しかし、ぱっと見これが変形するとは思わないよなあ。
「MP-10 コンボイver.2.0」とも比較。コンボイでかい!けど、アニメでも大体こんな大きさ差なんだよね。
コンボイのコンテナにも収納可能。というか、このコンテナに収納出来るビークルとして設計されているので当然なのですが、ちゃんと中に入れて扉を閉めることが出来ます。
【可動・アクション】
可動はかなり良好。思うように動いてくれるので、いろいろなポーズを付けることが出来ます。
脚をここまで拡げても、ちゃんと足を接地出来るのがいいですね!
以上、マスターピースから「MP-17プロール」でしたー!ここまで見てきていただければ分かる通り、もう非の打ち所のない完璧さ!マスターピースの名にふさわしい出来になっています。ロボットモードのプロポーションはもちろん、ビークルモードの再現度、そして変形もすごくやり易いし、なにより変形してて楽しい!ビークルモードからロボットモードへの膨張感は感動もの。遊び易さや可動など全体的に1年前に発売されたランボルよりも進化しているのを実感出来ます!今後このプロールと同じフェアレディ280Z-T型として「MP-18 ストリーク」、「Mp-19 スモークスクリーン」が発売されますが、このプロール型ならいくら来ても全く問題ない…!
プロール好きな人はもちろんのこと、車→ロボットという代表的なトランスフォーマーとしての楽しみが凝縮されているので、トランスフォーマーに興味があるすべての人に触ってほしい逸品です。とどまることを知らないマスターピースの進化。今後のラインナップにも期待が高まります!
いいですねープロール!再現度、プロポーション、変形機構と、どこをとっても非の打ち所が無いですね
メトロプレックスを買うことで精一杯でプロールは買えないなーと諦めていたのですが無理してでも買ってしまいそうです
でもMPはわりと再版に恵まれているのでなかなか踏み切れずにいます…